山陰海岸ジオパークのテーマと特徴

概要

 山陰海岸ジオパークは、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)にまたがる広大なエリアを有しています。山陰海岸国立公園を中心に、京都府の経ヶ岬から鳥取県の井手ヶ浜にかけての東西約120km、南北最大30kmに及び、面積は2458.44㎢で、東京都よりもひとまわり大きい広さになります。日本海形成から現在に至る様々な地形や地質が存在し、それらを背景とした生き物や人々の暮らし、文化・歴史に触れることができる地域です。

 山陰海岸ジオパークの最大の特徴は、「地形・地質の博物館」と呼ばれる変化に富んだ地形や地質です。ここでは約2500万年前にさかのぼる日本海形成に関わる火成岩類や地層、日本海の海面変動や地殻変動によって形成されたリアス式海岸や砂丘をはじめとする多彩な海岸地形など、貴重な地形・地質遺産を数多く観察することができます。

 
 ジオパークのエリア内は、古くから人々の生活の場となっていて、多彩な自然を背景とした人々の文化・歴史を学ぶこともできます。山陰海岸ジオパークでは、このような特徴を活かし、地域のジオツーリズムを通じた自然遺産の保全と地域活性化につながる活動を展開しています。


ジオパークテーマ

~日本海形成に伴う多様な地形・地質・人々の風土と暮らし~

 山陰海岸ジオパークには、日本列島がアジア大陸の一部であった頃から現在までの、多様な地形や地質が存在しています。そして、それらがもたらす多彩な自然を背景にした人々の文化や歴史があります。

特徴

(1)日本海形成に関わる多様な火成岩・堆積岩層の分布とそれらの岩石海岸での露出
(2)日本海沿岸の多様な海岸地形
(3)日本海形成後も引き続く火成活動による火山噴出物・火山地形
(4)第四紀における地磁気逆転期の発見サイト(玄武洞玄武岩)
(5)火成活動の影響を受けた豊富な温泉資源
(6)日本海沿岸で生じる第四紀地殻変動を示す活断層・海岸段丘


3つの時代に分けられる山陰海岸の大地の歴史

山陰海岸ジオパークの大地のできる過程は、大きく「日本がまだ大陸の一部だった時代」「大陸から分かれ、日本海ができる時代」「日本列島ができてから現在までの時代」に分けられます。
  

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