概要・目次(4巻)

書名

鳥取県史ブックレット第4巻『尼子氏と戦国時代の鳥取』


概要

 戦国時代の因幡・伯耆は、尼子・毛利・織田といった周辺の戦国大名たちの対立の狭間に置かれ、数多くの戦いに見舞われました。なかでも、最も長期間にわたって両国に関わったのが出雲尼子氏であり、その活動は因幡・伯耆の人々に大きな影響を与えました。

 本書は、これまで「大永の五月崩れ」など後世の軍記物を中心に語られてきた尼子氏と因幡・伯耆の関わりを、県内外の一次史料をもとに描き直すとともに、主に国人と呼ばれる戦国武将たちの活動にスポットを当て、新たな視点から因幡・伯耆の戦国社会の実像に迫ったものです。


目次

はじめに

1 戦国時代の幕開け(1470年代~)

応仁の乱と伯耆・出雲/山名豊之の殺害/伯耆山名家の分裂と国内の動乱/私部毛利氏と因幡の動乱

2 尼子経久の侵攻―西伯耆へ―(1510年代~)

尼子経久の登場/「大永の五月崩れ」の問題点/一次史料にみる経久の伯耆侵攻/経久の日野郡支配/伯耆国人たちの選択

3 尼子晴久の侵攻―東伯耆へ―(1530年代~)

尼子詮久、美作・播磨へ/東伯耆国人の動き/安芸郡山城合戦と伯耆国人/大内氏の富田城攻めと南条氏/南条国清の動き/南条氏の因幡・美作在国/尼子晴久の伯耆支配

4 尼子・山名の対立(1540年代~)

尼子氏の因幡進出/山名祐豊の布施天神山城攻撃/柳原資定の和平工作/尼子氏の因幡・伯耆進出の特質

5 尼子・毛利の対立(1550年代~)

大内・尼子家中の動き/毛利元就の台頭/永禄五年の伯耆の動き/伯耆国人の帰国/西伯耆は富田城攻めの重要地/北部平野地域の動き/尾高・河岡両城をめぐる攻防/雲伯国境付近の攻防/兵糧をめぐる動きと村上氏/日野郡をめぐる動き/富田城落城/武田高信の挙兵と鹿野城合戦/但馬山名氏の反撃/武田・山名の和睦

6 尼子再興の動きと因伯(1567年~)

尼子勝久の伯耆侵攻/伯耆国内の動き/毛利軍の反撃と尼子軍の伯耆退去/毛利氏包囲網の形成と尼子氏/武田高信の美作進軍/武田高信の死去/山中幸盛の因幡進攻/鳥取城をめぐる攻防/芸但和睦/尼子氏の因幡退去/織田・毛利戦争と尼子氏/上月城落城/因幡・伯耆の国人たちのその後

おわりに

参考文献/引用史料出典/調査協力者・写真提供者

  

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000