第72号 かいせい~子ども達の未来を創造する皆成学園を目指して~ 令和3年(2021年)12月 鳥取県立皆成学園 〒682-0854 倉吉市みどり町3564-1 TEL 0858-22-7188 FAX 0858-22-7189 〔メールアドレス〕 kaisei@pref.tottori.lg.jp 〔公式ホームページ〕https://www.pref.tottori.lg.jp/kaisei/ 1ページ目 みんなの文化祭 写真  11月24日、コロナ禍で中止となった交流文化祭の代わりに、発表の場や楽しみが得られる場を設けた、「みんなの文化祭」を行いました。 子ども達が活躍する姿や、たくさんの笑顔を見ることができました!!  (養護課 王島) おばけやしき 写真 8月20日、今年もおばけ屋敷を開きました。おばけの迫力にドキドキハラハラした様子の子ども達でした。 おばけに連れ去られないよう、それぞれのポイントに置かれたお札をゲットしながらゴールしました。 暑い夏、ひんやりする行事となりました。 (養護課 遠藤) 芋ほり 写真 11月10日、畑に植えたサツマイモの収穫をしました。この冬、焼き芋にして食べるのを子ども達は楽しみにしています! (養護課 中田) 2ページ目 2号棟 みらい  みらい作業所を頑張った後には…! 写真 学校の長期休暇期間中、毎日メリハリのある生活を送るため、2号棟ではみらい作業所を開きます。 今年の夏休みも子ども達全員で取り組みました。 みらい作業所では、着席して行うワーク、体を動かすサーキット、好きな遊びをして一人で過ごす休憩の時間があり、スケジュールに沿って活動します。 ワークは、一人ひとりの得意なことや今頑張っていることを中心に、パズル、マッチング、ブロック組立などに取り組みます。 サーキットでは、トランポリンや平均台などがあるコースを周回します。 暑い中、最後まで元気に頑張りました。 夏休み最終日には、お疲れ様会をして労をねぎらいました。プールや花火など、楽しいこと盛りだくさんで笑顔多く、夏休みを締めくくりました。 作業には、もちろん報酬があります。もらったお金で、後日ジュースを買いに行き、美味しくいただきました。 頑張った後に自分へのご褒美があると、次もまた頑張るぞという気持ちになりますよね。その気持ちを大切に、これからも様々なこと挑んでほしいと思います。 (養護課 村田)  3号棟 このみ 生活の中で、楽しく覚える 写真 現在、3号棟には5歳から18歳までの15名の子ども達が生活しています。 自立した生活に向かって、着替えやごはんの準備、掃除、洗濯等、覚えることが多くありますが、子ども達は、いつも職員と楽しく取り組んでいます。 特に「買い物」は、子ども達にとって楽しみな活動で、大人の生活にも欠かせません。 初めて買い物をする子は、どんなお店があって、どんな商品を売っているかを知ることから始まります。 お店のことがわかってきたら、どんな種類のお金で、どんな物を買うことができるかや、レジでの支払いを体験していきます。 また、お店で困ったときに店員さんに助けを求めることも覚えていきます。 困ったことを誰かに伝えて解決できるようになると、一人で買い物ができるようになっていきます。 繰り返し経験する中で、多くの子ども達が事前に行くお店や買う物を職員と相談して計画を立てる習慣ができてきます。 更にステップアップすると、一人でお店へ行き、予算内で商品を買うことや、自分で出納簿をつけて管理することに取り組む子ども達もいます。 生活の中のワクワクするような楽しい活動が、子ども達の生きる力につながっています。 (養護課 中田) 3ページ目 特集 子どもたちの社会自立を目指して 令和3年度園内作業競技大会を開催しました 写真 当園では、毎年、「園内作業競技大会」を開催しています。 この大会は、子ども達が日々の作業練習の成果を発揮することで、集中力や作業能力をさらに高めること、働く意欲と自覚を引き出すこと、評価を受けることで自信をつけてもらうことを主な目的としています。 自立を目指す子ども達のための、当園の大事な支援の一つです。 今年も、中高生年齢の子ども達が、ボールペン組立て、パッキングサービスA~Cの各部門、喫茶サービスの5種目に挑戦しました。 職員の想像を超えるスピードで組み立てた人、一歩及ばなかった人、丁寧に取り組んだ人、残念ながら手順を間違えて点数が伸びなかった人、喜びを全身で表現しながら表彰状を受け取った人・・・。 競技中に子ども達が見せた真剣なまなざしは、日常的に見せる表情とは全く違っていて、頼もしさと成長を感じた一日でした。 この頑張りが希望の進路につながるよう、引き続き職員全員で支援していきます。                  (育成課 伊藤) デートDV予防学習 いい関係のつきあいとは 写真 9月19日、講師をお招きして、「デートDV予防学習会」を開きました。 デートDVは、交際中に起こる暴力のことです。 学園の子ども達も、中学生、高校生の年齢になると、好きな人ができて、「あの人と付き合いたいな」「自分だけを見ていてほしいな」という気持ちになることがあります。 今回の学習会では、“いい関係”のためには、自分の思いばかりを通すのではなく、お互いが相手を思いやって尊重することが大切であると勉強しました。 難しい内容もありましたが、繰り返し勉強することで、交際関係だけでなく友人関係においても“いい関係”を作ることができるステキな大人になってほしいと願っています。 子ども達の感想 初めて知った。 いろんな種類の暴力があることがわかった。 嫌なときは、「やめて」と言うようにがんばりたいです。 人の行動を制限するのは、いけないことだと思いました。 断っても無視されたら、どうしたらいいですか。 断る力が大事だと思いました (育成課 伊藤) 4ページ目 栄養ケア・マネジメントの話 子ども達のリクエストを実現するために 栄養ケア・マネジメントとは、子ども達一人ひとりの健康・栄養状態に着目し、最適な栄養ケアのための計画・実施・評価を、チームで行うことです。 この取り組みは、障害福祉サービス報酬の栄養マネジメント加算(1日12単位)として評価されています。 今まで、学園全体の栄養管理を中心に行ってきましたが、個人の栄養管理をもっときめ細やかに行う必要があると考えていました。 しかし個人ごととなると、関連職種と連携し、チームとして取り組む体制を整える必要があります。           そこで、令和4年4月から栄養ケア・マネジメントを実施することとしました。これにより、子ども達の体格、食事摂取量、嗜好、偏食等を把握した上で、課題を抽出し、目標に向けてチームで取り組むことができるようになります。 課題解決のヒントは、子ども達が握っていると考え、要望を可能な限り実現していくことで、最善な栄養ケアとなっていくのではと考えています。 (管理栄養士 鈴木) 子どもの笑顔発見プロジェクト2021 歌子さん オンラインコンサート 写真 10月30日、NPO法人こども未来ネットワーク主催のオンラインコンサートに参加しました。 スクリーンの歌子さん達と一体となって、歌って踊って大笑いして…。会場いっぱいに楽しさがあふれました。  コロナ禍の新しい楽しみ方を発見した貴重なひとときでした。  (養護課 森脇) 保育士・保育士補助募集中 あなたの知識・経験・技能を活かして一緒に楽しく働きませんか! 募集内容・応募方法等は、皆成学園HPの募集案内をご確認ください。ハローワーク求人情報からもご覧いただけます。 問い合わせ先:0858-22-7188 総務課 石河(いしこ)