令和2年度地域づくり県土警察常任委員会議事録

令和2年8月21日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
中島 規夫
山口 雅志
森  雅幹
松田  正
藤井 一博
興治 英夫
斉木 正一
銀杏 泰利
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
  津田警察本部長、西尾危機管理局長、門脇交流人口拡大本部長、
広瀬地域づくり推進部長、草野県土整備部長外

職務のため出席した事務局職員
 尾﨑課長補佐  田中係長  有間係長

 


 1 開  会   午前10時00分

 2 休  憩   午前10時37分、午前11時27分

 3 再  開   午前10時42分、午前11時29分

 4  閉  会      午後0時07分

 5 司  会   中島委員長

 6 会議録署名委員  松田委員  興治委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり


会議の概要

午前10時00分 開会

◎中島委員長
 ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会します。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりですので、この順序に従って議事を進めます。
 今回の常任委員会は執行部の入替えを行うこととし、最初に警察本部及び危機管理局、次に地域づくり推進部及び交流人口拡大本部、最後に県土整備部の順番に行います。
 初めに、会議録署名委員を指名します。
 本日の会議録署名委員は、松田委員と興治委員にお願いします。
 それでは、報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 まず、警察本部から、報告1、令和2年上半期における交通事故発生状況について、青木交通企画課長の説明を求めます。

●青木交通企画課長
 交通部から、令和2年上半期の交通事故発生状況について報告します。警察資料を御覧いただきたいと思います。
 まず、過去10年間の交通事故の発生の推移等について御説明します。なお、この1に記載の表の数字は、全て1月から6月末までの上半期のもので、今回からは表の中に75歳以上の高齢者の第1当事者事故件数、死者数、負傷者数及び高齢者免許人口の割合の数値を入れ込んだ表にしています。
 過去10年間の上半期の特徴としては、丸で記載したとおり、交通事故件数は過去10年で大幅に減少しており、本年上半期の交通事故の発生件数は、表の右端上の記載の309件で、平成23年と比較しますとマイナス490件、減少率は61.3%と大幅に減少しています。また、高齢者が第1当事者となる交通事故の割合は年々増加傾向にあり、本年上半期の割合は27.5%と、平成23年から9.4ポイント増加しています。他方、免許人口に占める割合は27.4%であり、平成23年と比べて9.3ポイント増加しており、先ほど申した高齢者が第1当事者となる事故の割合の9.4ポイントとは0.1ポイントだけの違いで、ほぼ同じ増加状況を示しています。
 なお、その他の特徴としては、本年上半期の死者数は7人で、過去10年で最少であり、負傷者数についても367人、前年比マイナス76人で、これも過去10年で最少の数値でありました。
 次に、2に死亡事故の発生状況を記載しており、本年上半期は7件の交通死亡事故が発生し、7人の方が亡くなられています。月別の発生件数、年齢層別の死者数などについては、資料のグラフのとおりです。特徴として、本年は全ての交通死亡事故が日中の時間帯に発生していることが上げられます。全国的にも本年は前年比大幅に死者数が減少していますので、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言に伴う外出自粛などが一つの要因として考えられているところです。
 最後に、下半期に向けた交通事故抑止対策についてです。
 その1点目は、交通事故情勢を踏まえた効果的な交通事故防止対策の推進についてです。先ほど御説明したとおり、高齢者の第1当事者事故の割合や高齢者免許人口の割合も増加中であるので、高齢者の被害、加害両面からの抑止対策の推進及び9月と12月の年末に実施される交通安全運動などの機会を通じての各種広報活動や飲酒運転の根絶などの取組を推進していきます。
 その2点目は、道路交通法の一部改正を踏まえた交通指導取締りの推進についてです。道路交通法の一部改正により、いわゆるあおり運転に対する罰則、妨害運転罪が創設され、本年6月30日に施行されています。これら妨害運転等の交通事故に直結する悪質で危険性の高い違反、迷惑性の高い違反に重点を置いた交通指導取締りを実施するほか、妨害運転については、各種媒体やあらゆる機会を通じた広報、啓発活動の推進、妨害運転等に対する厳正な指導取締りの徹底、妨害運転等を行う悪質、危険な運転者に対する行政処分の実施を推進してまいります。
 最後は、年間を通じた交通事故抑止対策の推進についてです。警察OBであるシルバー・セイフティ・インストラクター及び警察官による高齢者訪問活動、また、一定期間に複数回交通事故を起こした当事者に対する個別指導等を推進してまいります。
 以上の点を踏まえ、下半期も各種広報媒体を利用した広報活動等、様々な工夫を凝らした方法により、交通事故抑止対策を推進してまいる予定です。

◎中島委員長
 次に、危機管理局から、報告2、特定非営利活動法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークとの災害時における避難所用間仕切りシステム等の供給に関する協定の締結について、報告3、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会との災害時の応援協定の締結について、報告4、新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養の開始について及び報告5、令和2年度「鳥取県防災力強化推進期間」に実施する行事等について、林危機管理局副局長兼危機管理政策課長の説明を求めます。

●林危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 危機管理局の資料をお開きいただければと思います。1ページです。特定非営利活動法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークとの災害時における避難所用間仕切りシステム等の協定の締結を行いましたので、概要を報告します。
 この内容について、いわゆる間仕切りシステムは、段ボールベッドに類するもので、ハニカム製簡易ベッド、またそれを囲うもので、世界的に有名な坂茂先生のところと今回7月20日に協定を調印しました。主な協定内容は、1の(3)に書いている間仕切りシステムと簡易ベッドの供給に関するもの、また使用後の回収、また訓練等におけるイベント等への支援を内容としています。
 この間仕切りシステムの特徴としては、簡易ベッドの間仕切りのところ、少し見にくいのですが、3番の右側の写真です。筒の形の段ボールで、部屋をつくるような形のものも提供されました。そこを布で仕切ることによって、飛沫の防止とか、プライバシーの保護ができる形のものになっています。
 今回の協定の効果としては、避難所運営が長期化した場合に、やはりプライバシーの保護なり、今回の感染症等の飛沫防止対策として有効であると考えていまして、今後、災害時における活用等を行っていきたいと考えているものです。
 続いて、2ページをお願いします。一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会との災害時の応援協定の締結についてです。
 こちらについては、8月3日に協定を締結しています。内容としては、大規模災害時における遺体の収容、安置等に係る部分を一括して提供いただくというもの、また、1の(3)のオに書いていますが、それに加え、今回の新型コロナウイルスだけではありませんが、感染症等にかかられた方の御遺体を収容するに当たって、それに係る納体袋等、また、葬儀のときの御家族等の防護服等の急な調達が難しいですので、この辺りの物資等も御提供いただける形での協定の締結となりました。
 協定締結の当日は会長が所用で御出席が難しかったもので、協会の事務局長の児玉様においでいただいて、また、地元企業のぎしき様、ピアベール様等の方々に立ち会いいただいて協定を結んでいます。
 効果としては、大規模災害時における葬儀の窓口や対応の一本化、それに伴う資機材等を一括して提供いただけるということで、災害時の葬儀等の混乱を回避できると考えています。
 続いて、3ページをお願いします。新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養の開始についてです。
 こちらには、7月の終わりから8月の頭にかけて第二波的に少し新型コロナウイルス感染症の感染者が増えてきているところ等もあり、東部地区で軽症者受入れ用の宿泊施設を立ち上げたものです。立ち上げた施設はホテルレッシュ鳥取駅前で、8月13日から受入れが可能な状況にしています。現状としては、受入れ者は実際にはまだいません。施設の受入れ可能な部屋数としては66室ということで借り上げています。宿泊施設の運営については、対策本部の実施部隊として、宿泊療養施設運営チーム本部を立ち上げました。危機管理局長を本部長として、関係課で連携して対応することとしています。宿泊施設運営に当たっては、医師会等の御協力で、医師の方に毎日往診をしていただいたり、看護師については常駐する形、また、県職員が施設運営の補助をする形で対応することとしています。患者の皆さんについては、基本的には患者になられた方は病院等で入院治療を行い、その後、軽快して、いわゆる陰性化までの間の安定した方にこちらのほうに移行していただきます。今後患者数が増えた場合に医療機関が対応できるようにということで考えているものです。
 引き続き、4ページを御覧ください。令和2年度鳥取県防災力強化推進期間に実施する行事等についてです。
 全国的には9月1日を防災の日、また、11月5日を津波防災の日とされていること、また、本県における鳥取地震や西部地震、鳥取県中部地震等の発生を踏まえ、鳥取県としては、9月から11月を鳥取県防災力強化推進月間と定めて、各種行事等を行ってきています。今年度は、新型コロナウイルス感染症の対策を講じることとなり、この関係で啓発事業等が少なくなっているのですが、必要な措置を講じながら実施したいと考えています。
 1に各種訓練を上げています。大体8月30日から秋頃にかけて、8市町村等と県とで原子力防災訓練等々11の訓練を開催することを予定しています。
 5ページの2では啓発活動等の事業です。既に中止を決めているものもあり、昨年度よりは少し減っていますが、12の会場で同様の研修会、講演会等を開催する予定としています。
 1点訂正をお願いします。6ページ、下から3番目、10月17日の中部消防局の中部防災フェアですが、開催を予定していましたが、昨今のコロナの感染状況等を踏まえて中止することを本日の段階でお聞きしています。これについては削除をお願いします。
 啓発活動についてもコロナ感染症の対策を十分講じた中でということで、いわゆる講演会等もインターネットを活用した講演会にするなど、開催場所の三密を避け、防災力に係る訓練や啓発を行っていきたいと考えているものです。

◎中島委員長
 報告6、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について(第67報)、報告7、島根原子力発電所1号機第3回定期事業者検査の実施に係る申入れについて及び報告8、鳥取県原子力防災訓練に係る船舶を活用した住民避難訓練等の実施結果について、木本原子力安全対策課長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 危機管理局資料7ページです。2号機の審査状況について御報告します。
 前回の常任委員会から1回ですけれども審査会合が行われ、大規模な自然災害とか航空機衝突などのテロによって原子炉施設が大規模損壊したときの備えについて審議しています。中国電力は、被害状況の想定が難しいということで、新たに大規模損壊への対策設備ということは設けずに、既存の可搬型設備、高圧発電機車や大量の送水車、そういったものを用いて、これらの設備や手順書、あと教育訓練等で要員の多様化を図るといった体制を最大限に活用して柔軟に対応する方針ということを説明しています。大規模損壊の審査は、テロ対策関係ということで、今回、基本方針のみを公開しており、今後の詳細な具体的な内容については、非公開で審査が行われることとなっています。
 原子力規制委員会からは、2号機が大規模損壊したときに3号機の運転員が2号機の応援に入るという手順、体制となっていることに対して、2号機と3号機が同時被災した場合でも対策が成立することを説明するよう求められていまして、引き続き審査継続となっています。ただし、先ほども説明したとおり、今後のテロ対策等の具体的な対策についての審議は非公開となっている状況です。
 続いて、10ページになります。島根原発1号機第3回定期事業者検査実施に係る中国電力への申入れについて御報告します。
 7月9日に中国電力から県に対して、安全協定に基づいた1号機の廃止措置計画に係る定期事業者検査計画、これは8月14日から来年1月19日までを予定しているのですけれども、そういった計画に関する連絡がありました。これを受け、11ページに掲載していますけれども、7月30日に鳥取県、米子市、境港市が申入れを行っています。後日、中国電力から申入れ事項に対する回答をいただいたというものです。
 1号機の今の状況を、下の括弧の参考に記載しています。現在、第1段階の廃止措置を実施中でして、これまでに新燃料92体の譲渡し等は終了しています。約30年かけ、工程を4段階に分けて解体撤去作業を行い、施設のあった敷地を更地にしていくという作業です。第3回定期事業者検査は既に8月14日から開始していて、来年1月19日まで実施する予定となっており、過去2回の検査においても申入れを行っています。
 この定期事業者検査ですけれども、原子炉施設が技術基準に適合しているかどうかということを定期的に確認する検査でして、今回の1号機については、廃止措置中ではありますけれども、廃止措置期間中も性能を維持しなければならない設備がありますので、それらの設備の機能検査や性能検査などを行うこととなっています。
 4の申入事項ですけれども、県から中国電力に対して、住民の安全確保、環境の保全を図ることを最優先に定期事業者検査を実施することや、作業従事者の被曝低減に万全を期すことなど、5つの項目について申入れを行っており、中国電力からは、これらの申入れ事項に対して必要な措置を講じるといった回答を得ているところです。
 続いて、危機管理局資料の12ページになります。鳥取県防災訓練に係る船舶を活用した住民避難訓練等の実施結果について御報告します。
 今年度秋に予定している鳥取県原子力防災訓練の一環として、8月9日に船舶による避難訓練を海上自衛隊、海上保安庁の全面的な協力を得て先立って実施しています。船舶による避難は天候や波の高さといった海象の影響を受けやすいため、県の広域住民避難計画では、乗用車、バスによる避難を中心としながら、船舶による避難を補完的手段として位置づけています。
 なお、今回の避難訓練は、新型コロナウイルスの感染防止対策に万全を期して実施しているところです。
 目的ですけれども、関係機関との連携や船舶への乗降船手順の確認、港湾使用に関する関係機関との調整方法などの検証を行うことで、万が一の原子力災害が発生したときの円滑な避難に資することを目的としています。
 船舶は、海上自衛隊のミサイル艇「はやぶさ」と海上保安庁の巡視船「おき」を使用しています。5の主要訓練項目のところですけれども、「はやぶさ」については境港竹内岸壁から鳥取港までを航行し、「おき」については美保湾内を航行して、避難者の健康管理等の確認や課題の抽出、あと、「おき」については、避難中に急病人が発生したという想定で、県消防防災ヘリを使用し、「おき」に着船して急病人を搬送するという手順の確認などを行っています。
 訓練の流れですけれども、原発事故が発生して避難指示が発令され、境港に停泊中の船舶によって避難するという想定です。「はやぶさ」に7名、「おき」に5名の自治体職員が乗船し、コロナの影響で今回住民参加はしていませんが、自治体職員を住民に見立てた訓練を実施しています。
 最後、訓練の成果ですけれども、防災ヘリの着艦訓練による関係機関との連携の確認やコロナ感染症流行下における船舶避難の留意点の確認、その他保健師、海上自衛隊との実動組織からの専門的な知見、助言などを受けているところです。

◎中島委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございますか。

○森委員
 交通事故状況です。高齢者免許人口の割合を入れていただいてありがとうございました。よく分かるようになりました。
 その中でもやはり気になるのは、75歳以上の高齢者が第1当事者になる数が思うほど減っていない、割合的にはどんどん上がっているというところが気になるところです。新聞等にいろいろ情報を出していただくときに、この結果を出していただくのですけれども、ここに丸で書いてあるところに、高齢者が第1当事者になる交通事故の割合が年々増加してこうなってくる、これは間違いない事実なのですけれども、ただ、実数は下がっていますので、数的にも減っているということもやはりマスコミに出す場合には気をつけていただきたいなと。高齢者が免許を持っているのですけれども、全体としては事故の数も減っていて、安全運転している人が増えているという現実もあるのだということに気をつけて報道に発表していただけないかを申し上げて、終わります。ありがとうございます。

◎中島委員長
 要望でよろしいですか。

○森委員
 はい、結構です。

◎中島委員長
 お願いしますね。(「はい」と呼ぶ者あり)
 そのほか。

○銀杏委員
 危機管理局資料の最後12ページの住民避難訓練等の実施結果で、これまでも訓練があったと思うのですが、毎回そうなのか記憶にないのですけれども、今回、参加機関で、海上自衛隊のミサイル艦の「はやぶさ」と巡視船「おき」、これは海上保安部ということなのですが、この訓練では海上自衛隊は舞鶴の海上自衛隊から船舶を派遣してもらっているらしいのです。実際に事故が起きて避難が必要になった場合もそういう格好になるのでしょうか。現実に、どの程度の規模で来てもらう格好になるのかというのは分かりますか。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 今、海上自衛隊の件について御質問をいただきました。
 今回は舞鶴から来ていただいたということですが、実際の場面になりますと、全国の海上自衛隊から来ることも想定されるということです。実際、災害派遣等を要請するのは、例えば米子の自衛隊とか、いろんなところがありますが、福島の事例でいきますと、全国展開のいわゆる統合部隊みたいなものが編成され、全国の部隊が動員されたということです。今回についても、どのように船を運用するかということで、海上自衛隊と御相談し、例えば大きな船が沖合に来て、いわゆるミサイル艇とか小さな船で港から運ぶとか、海上に泊めた海上自衛隊の船からヘリで運ぶとか、いろいろなパターンを相談しています。そういう点で大変成果があったと考えています。

◎中島委員長
 そのほか。

○山口委員
 警察本部の事故対策についてです。前回、鳥取県の事故の特徴的な現状ということで、高齢者の単独事故が多いのではないかというお話をいただきました。まさにそれがよく分かって、対策ができる状況になっていると思います。これはすごく評価させていただきたいのですが、これができたらその次というのも大事です。セカンドターゲットといいますか、サードターゲットといいますか、高齢者への対応と並行して今後対策が必要な部分、この分析に基づいてどうお考えでしょうか。

●青木交通企画課長
 今、御質問にありましたセカンドターゲットとか次のサードみたいなお話です。
 今のところセカンドターゲットというものを内部でそこまではっきり示してやっているということはなく、全体的にいろんな年齢層の方がいろいろ事故を起こすことはよくある話です。また、今年そうなったとしても、では来年また同じ傾向があるのかと言われても、なかなかそういう分析も上がってこない。でも私どもとしては、小学校、中学校、高校生の通学路対策みたいないわゆる子供さんへの対策も当然重点に置いてやっているというところです。全般的には遵法意識の高揚、交通違反しないように、法を守って適正に運転していただくことをできるだけ広報、啓発していきながら、全体的に事故防止、事故を1件でもなくすことをしていきたいと考えているところです。

◎中島委員長
 よろしいですね。

○山口委員
 よろしくお願いします。

◎中島委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですけれども、執行部、委員の方で何かございますか。

○森委員
 もともとは岡山だったかな、米子の暴力団関係の捜査の件はどういったことになっているのかを報告いただきたいのです。かなり厳しく警備をやっておられるし、使用禁止命令とかいろいろ出してやっておられるのですけれども、進展はないのでしょうか。広島かどこかでの銃撃事件に関連したというのですか、そんなことも併せて御報告いただけたらと思います。

●津田警察本部長
 今、委員がお話しになりました暴力団対策については、先ほど御指摘ありましたように、特定抗争指定暴力団等ということで7月7日に指定し、必要な暴力団事務所等の警戒は引き続き行っているところです。
 岡山での事件、それから山口県の岩国での事件、いずれも被害者は山口組に関する者だと聞いていますけれども、それぞれの捜査は岡山県警、それから山口県警がやっていますので、詳細までは承知していないところです。
 いずれにしても、岡山とか山口での発砲事件が県内で起こったら大変なことですので、県警としては所要の警戒を強めていくとともに、潜在する事件等も含めて、法令に違反するものがあれば徹底的に検挙すると、そして県民の皆さんと共に暴力団排除活動を一層強化していきたいと考えています。

○森委員
 うちの近所にも施設があって、警察がすごく警備して、いろいろ配慮していただいているのですけれども、時間とともに態勢を緩めるときが来ると思うのですけれども、まだそのときが来ている段階ではないのですか。その辺のことについての見通しみたいなものがあったら教えていただきたい。

●津田警察本部長
 現在のところ県内では発砲事件は発生していませんけれども、先般も岩国でありましたし、こういう暴力団、どこで何をやるか分かりませんので、引き続き所要の態勢で警戒、それから捜査等を行っていきたいと考えています。

◎中島委員長
 よろしいですか。

○森委員
 はい。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○山口委員
 前回ヨウ素剤の配付について質問させていただいたら、丁寧に回答いただきありがとうございました。
 その中で、まず確認ですけれども、産婦及び乳幼児に対するヨウ素剤の配布というか、取得についてです。基本的には積極的に、網羅的に、義務的に配布するものではなくて、情報を流して取得を促すという格好だと思うのです。その中で、広報とか母子手帳の発行時を起点にして情報を提供するという文章もあったのですけれども、逆に不安に思ったのが、僕の家内は兵庫県出身なのですけれども、出産するときは田舎に帰るのですよね。皆さんのところも地域が違えば大体そうだと思うのですけれども、成人の7割が県外に出る現状で、5割ぐらい地元に帰ってきて出産するのではないかと思うのです。そのタイミングというのは母子手帳発行ではなくて、短期間かもしれないけれども、例えば産院に通うとかで、そういった情報がもしかしたら伝わりにくいのではないかと思います。逆に言うと、そういった地元に住んでおらずに帰郷されて出産される方に対してどういう対策があるのかなと不安に思ったので、そこについてぜひコメントいただければと思います。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 今、安定ヨウ素剤に関する御質問をいただきました。
 住んでいる方については、委員おっしゃったように母子手帳の関連を通じてお伝えしているところなのですけれども、帰ってこられる人の関係については、まだそこまでの体制ができていません。ほかでもいわゆる滞在された方にもそのような問題点があるかと思いますので、今後、考えてみたいと思います。

○山口委員
 例えば産院とかに分かりやすく表示するとか、出産後であれば小児科的なところがあると思います。そういうところを通じてアナウンスすることも結構有効ではないかと思いました。これは提案ですけれども、ぜひ対応をお願いしたいと思います。

◎中島委員長
 今の意見を考慮しながら対応を考えてください。
 そのほかございますか。
 意見が尽きたようですので、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は10時45分とします。
(執行部入れ替わり)

午前10時37分 休憩
午前10時42分 再開

◎中島委員長
 再開します。
 それでは、報告事項に入ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 まず、交流人口拡大本部から、報告9、株式会社日本能率協会マネジメントセンターとの包括連携協定の締結について及び報告10、就実大学・就実短期大学及び佛教大学との就職支援に関する連携協定の締結について、岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長の説明を求めます。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 交流人口拡大本部の資料1ページを御覧ください。8月4日に鳥取県と株式会社日本能率協会マネジメントセンターとの間で鳥取県におけるワーケーション事業の実施に向けた包括連携協定を締結しましたので報告します。
 調印は8月4日に行いました。日本能率協会マネジメントセンターからは代表取締役会長の長谷川隆氏、鳥取県からは平井知事等が出席して締結しています。
 協定の概要としては、首都圏の主要企業等の研修の実施を通じ、企業の人材育成に強みを持つ日本能率協会マネジメントセンターと本県が連携して、企業研修を組み込んだワーケーションを実施することで、首都圏等の企業人材と鳥取県との関係人口形成を図るものです。
 協定に基づく主な取組ですが、この協定を受けて、現在、鳥取砂丘を舞台として、本県が持っている自然との共存等の経験や地域課題に取り組む企業等を題材とした学びのプログラムを中心としたワーケーションプログラムの造成に、鳥取大学及び地域の企業、団体等と協働して早速かかっています。9月24日から3日間は、首都圏の企業の皆様、主に人事や研修担当者の皆様を対象としましたモニターツアーを早速実施し、来年春には鳥取県で、「鳥取砂丘でサスティナビリティを考える」という形の、掲載しているようなプログラムの実施を予定しています。
 続いて、資料2ページを御覧ください。7月21日に岡山県の就実大学、就実短期大学及び6月17日に京都府の佛教大学と就職支援協定を締結しましたので報告します。
 協定の概要ですが、就実大学、就実短期大学については、就実大学が持っている薬学部からは、未来人材育成奨学金支援制度を利用して、現在11人の薬剤師の方が鳥取県で活躍していますが、こういった薬剤師の人材確保に期待できる。また、就実大学、佛教大学とも本県出身学生のUターン率が結構高く、この連携により、この流れを維持、さらに拡大していくことを目的としたものです。
 主な連携・協力事項については、2に上げていますが、鳥取県内の企業情報、各種就職イベント等の周知や学内での就職相談会等の開催を通じ、学生のIJUターンを進めていくものです。
 この大学等との協定締結に伴い、包括協定の学校は6校、就職支援協定の学校は25校に2校加えまして合計27校となります。現在も中国地方等の大学と連携協定の締結について準備を進めています。今後とも拡大に努めていきたいと思います。

◎中島委員長
 報告11、2020国際声優コンテスト「声優魂」inまんが王国とっとりの開催について、森田まんが王国官房長の説明を求めます。

●森田まんが王国官房長
 国際声優コンテストについて報告します。
 毎年この時期に国際声優コンテスト「声優魂」inまんが王国とっとりを開催していまして、本年度は9回目となります。平成29年度及び令和元年度の鳥取大会最優秀賞の受賞者は全国大会でも最優秀賞に輝いており、鳥取大会はレベルが高いと全国からも注目されています。コロナウイルス感染の影響により、今年度は全国大会が開催されないことになってしまいましたが、鳥取大会は開催することにしました
 資料3ページの一番下に、鳥取のほかに中部大会(長野)、近畿大会(京都)と書いているのですけれども、先ほど確認したところ、いずれも開催されない方向になったということです。今回、鳥取大会の参加者からは、今年はないと思っていたのに、鳥取大会だけでもあってうれしいといった声が多数寄せられています。
 例年はステージ上で審査するところなのですけれども、今年は一次選考も決勝大会も動画
データで審査することにしました一次選考には県内38名、県外43名が応募、県内、県外とも去年より参加者が増えていまして、北海道、青森、福岡、東京などからも応募がありました。8月23日に決勝審査で入賞者を決定し、8月24日に公表する予定としています。

◎中島委員長
 次に、地域づくり推進部から、報告12、令和2年度普通交付税(市町村分)の交付額について、森田市町村課長の説明を求めます。

●森田市町村課長
 地域づくり推進部の資料1ページ目をおはぐりください。去る7月31日に令和2年度の普通交付税の交付額が決定しましたので、その概要について御報告します。
 令和2年度普通交付税の市町村分ですけれども、臨時財政対策債を含めた実質的な普通交付税は、884億円となり、前年度と比べ約11億6,000万円の増となっているところです。全国と比較した場合、全国が0.1%の増ですが、本県においては1.3%増となっているところです。
 3ページに市町村別の内訳等を示していますので、また後ほど御確認いただければと思います。
 主な増減の理由について説明します。
 まず、需要面の増加要因ですが、地域社会再生事業費というのが新設されています。これは、法人地方税の偏在を是正するという目的で今年度新設されたものですが、全体で4,200億円が計上されています。地域社会の維持、再生に向けた幅広く施策に取り組むということで、これが財政的に不利な団体に重点的に配分されているものです。
 また、社会福祉費の増ですが、こちらについては、幼児保育の無償化に伴う地方負担に対する措置が増加しているものです。
 また、減少要因ですが、合併算定替の終了と掲げています。詳細については、枠囲みの中に書かせていただいていますが、合併時に、合併したことで財政的な需要を一気に減らすと財政的負担が大きいということで、激変緩和措置的に行われていたものが終了したことに伴うものです。
 一方で、収入面ですが、地方消費税交付金が増となっています。これについては、消費税が10%に増税になったことに伴い、その分配額が増えたものです。
 (2)として、増減率の大きい団体ということで、4つ掲げていますが、いずれも、社会福祉費の増とか地域社会再生事業費の新設、そういったことが影響しているものです。
 今後の地方交付税の確保というのは地方団体の喫緊の課題となっています。今回のコロナの影響について、来年度以降、見通しが立たない部分もありますけれども、安定した財源が確保できるように、引き続き要望活動等をしてまいりたいと思っています。

◎中島委員長
 続いて、報告13、県政モニタリング事業の実施について及び報告14、宛先(ファクシミリ番号)を誤記入したことによる個人情報を含む書類の流出について、西尾県民参画協働課長の説明を求めます。

●西尾県民参画協働課長
 まず、県政モニタリング事業の実施について御報告します。
 毎年、特定の県政テーマを設けて、公募による県政モニターの方から県民目線、県民感覚の意見を頂戴し、政策の提案について県政に反映させていく県政モニタリング事業を開催しています。今年度第1回のモニター会議を実施しましたので、その概要を報告します。
 今年度の対象テーマは「空き家の利活用の推進について」です。このテーマで公募したところ、14名の方から応募があり、応募動機の作文審査をさせていただき、7名の方にモニターをお願いすることとなりました。
 また、意見をまとめていく際のコーディネーターは、鳥取大学地域学部の多田教授にお願いしています。空き家に関して関係課である中山間地域政策課の担当者にも取りまとめの際、ずっとお付き合いしてもらうことになっています。
 今後、11月に意見、改善提案、施策の提案をまとめていただき、報告していただく予定としています。
 第1回の意見交換の概要としては、8月1日に倉吉未来中心の会議室にて、中山間地域政策課の空き家の担当者から現状について説明を聞き、モニターの皆さんから自由にアイデアを出していただいて、コーディネーターの多田先生に意見をグループ化していただいたり、今後の検討の視点を示唆していただいたりということがございました。
 2の(3)にモニターの皆さんから自由に出された意見、グループ化されたものについて記載しています。既存事業については、補助金に関する御意見、現状の課題については、大規模開発や新築の際には50年後を見据えたことをあらかじめ考えるのがよいのではないかという御意見、新規政策に関するアイデアについては、空き家予備軍の見える化をしてはどうかという御意見をいただいています。
 今後、新型コロナウイルス感染症の拡大の状況を見ながら、開催方法、開催時期をよく検討し、モニターの皆さんに検討を進めていただきたいと思っています。
 続いて、宛先のファクシミリ番号を誤記入した書類を出してしまったことによる個人情報流出事案について御報告します。
 9月12日は県民の日ですが、それに併せて実施予定の特産品の販売、とっとり県民の日フェアの出品申込みを事業者の方、200社ほどに行ったところ、その書類の申込先、ファクシミリ番号を1か所誤記入してしまい、出品を希望する事業者の方が無関係の第三者の個人のお宅に申込書を送信してしまうという事案が発生しました。関係者の皆様には大変御迷惑をおかけしました。今後、このようなことがないよう、再発防止に努めてまいりたいと思います。大変申し訳ありませんでした。
 概要についてですが、発覚したのが8月12日の午後1時45分頃です。発覚の経緯としては、これまでも出品の実績のある事業者さんからお申込みがないことに気がついた担当者が当該事業者に連絡を取ったところ、既に申し込んでいるというお返事がありました。書類をもう一度確認したところ、ファクシミリ番号に誤記入があり、その番号にかけたところ、実際にある番号で、そのお宅に申込書が届いていることが分かりました。
 流出した情報としては、事業者の方の個人情報を含む内容で、3に書いていますように、個人事業主の方の住所、会社電話番号などです。個人事業主の方になるのですが、この場合、個人事業主の情報は個人情報保護条例上、個人情報に含まれる取扱いとなっています。流出したのは1社のみでした。
 原因としては、出品申込書類を作成するときに確認が不十分で、ファクシミリ番号の誤記入が1か所あることに気がつきませんでした。
 対応状況としては、誤送信してしまった個人宅には、直ちにおわびをし、経緯を説明し、当該書類を回収させていただき、御理解をいただくことができました。また、これ以外の事業者からの流出はないことも確認できました。また、情報を流出させてしまった個人事業主の方にも同様におわびをし、経緯を説明し、回収したことを報告して御理解をいただきました。これ以外、初めに出品の依頼をした各社には、誤記入があったことに関するおわび、正しい番号、もし送ってしまっているということがあれば御一報いただきたいという旨を直ちに連絡しています。各社からは、誤送信したという御連絡はありませんでした。
 今後の再発防止策としては、一つ一つ手打ちで電話番号やファクシミリ番号などを直すのではなくて、公式の出典からコピー・アンド・ペーストで貼り付けるようにしていくということ、あと、同じような情報が複数出てくる文書であっても、必ず全部の箇所を確認していくことを行っていきたいと思います。その他、職員には、朝礼などのときに注意喚起をし、確認の徹底、再発防止策の提案を求めるなどしています。提案のあったものについては、これから集めて精査し、効果のありそうなものから試していきたいと思っています。大変申し訳ありませんでした。

◎中島委員長
 なお、報告15、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、地域づくり推進部資料6ページのとおりですので、説明は省略します。
 ただいままでの説明で質疑等はございますか。

○銀杏委員
 すみません。2点。
 交流人口拡大本部の1ページです。協定に基づく主な取組の2番目ですが、今回、「鳥取砂丘でサスティナビリティを考える」ということをされるということでした。話題性はあると思うのですが、何だか実効性に乏しいというような気がしないでもないのです。なぜこういうふうに砂丘を題材にされて、まず取り組んでみようかということになったのか、教えていただけたらと思います。
 地域づくり推進部の4ページの県政モニタリング事業の実施についてですけれども、2の事業説明・意見交換会の概要の最後に、アイデアについての2番目のポツ、空き家の固定資産税優遇を廃止したりというアイデアが出ているのです。書いてあるということは、これは実現可能と考えていいのですか。教えてください。

◎中島委員長
 では、まず、砂丘のほう。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 鳥取砂丘を選定した理由ですけれども、まず、日本能率協会様から、いろんな企業のニーズとして、やはりSDGsやサステーナビリティーについての関心が高いということ、中でも先方からは、鳥取県における乾燥地研究などのテーマには非常に関心を持っていただけるのではないかということで選定されたのが一つです。あわせて、鳥取商工会議所等もSDGs等の取組をしておられますので、そういった企業さんとの意見交換も含め、実効性が高まるよう工夫をしていきたいと考えています。

◎中島委員長
 2点目。

●西尾県民参画協働課長
 モニターの方から出た新規施策に関するアイデア、固定資産税の優遇について、廃止等できるのか、実現可能性があると考えているのかというお尋ねであったと思います。
 これについては、まだ第1回で、担当者の説明を聞いた後に自由な意見として出たもので、実現可能性だとか、そういったことは度外視して提案していただいたものです。今後、2回、3回と議論を深めていく中でブラッシュアップされていくと、どう変わってくるかというのはまだ分かりません。そういう状況です。

○銀杏委員
 日本能率協会マネジメントセンターとの包括連携協定の件ですけれども、字が小さく、見えづらくてよく分からないところがあるのですけれども、テレワークとか、いろいろあったりして、どうやるのかなというのが想像しにくくて、乾地研の中で何かを使っていろいろするのかなとか、ビジターセンターの会議室でも使うのかなとか、具体的にどうやるのかが見えないというか、想像し難いのです。教えてください。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 すみません。字が小さくて見にくい点については、次回以降また考えます。
 実際のやり方なのですけれども、まず、実際に鳥取砂丘を歩いていただいたり、乾地研では、乾地研の取組ですね、いわゆる乾燥地等に関する世界的な研究の成果などの講義を受けていただいた後、実際の圃場などを見ていただく。もしくは乾燥地対策として廃ガラスを利用して再資源化等を行っている企業が鳥取県にあります。そういった再資源を利用した乾燥地等の課題解決の取組について、実際にお話を聞いていただいたり、実物に触れていただいたりということも行う予定です。あと、ビジターセンターに御案内いただき、砂丘の成り立ちですとか、これまでの自然保護の取組、砂丘と人との共生の取組等についても学んでいただき、併せて鳥取商工会議所ではSDGs等の展示及び鳥取県の企業のSDGsへの取組等を聞いていただきます。また意見交換を行い、理解を深めていただくプログラムを考えています。まだ検討中ですので、詳細は日本能率協会と今後また詰めていきます。

○銀杏委員
 分かりました。

◎中島委員長
 よろしいですか。
 そのほかございますか。

○山口委員
 失礼します。たくさん……。

◎中島委員長
 たくさんあるの。

○山口委員
 たくさん。

◎中島委員長
 では、一つずついこう。

○山口委員
 今のマネジメントセンターの包括連携協定ですけれども、これはこれとしていいのですけれども、この前提条件として、例えばどこをターゲットにしていて、ターゲットというのは東京近郊とか大阪近郊でしょうか。今、東京、大阪などでは自動車で1時間半ぐらいで通える土地、千葉とか、あとどこだったか、神奈川県の大和市であるとか、埼玉なども近郊としてターゲットになっていて、ここは競合になると思うのです。この競合に勝ち抜かないと駄目なのですよ。そのために今回は多分砂丘をテーマにして個別にブラッシュアップするというスキームをつくられるということでいいのですけれども、さっき言ったように1時間半の圏内ということは、交通手段もいわゆる一つのインセンティブになっているというのは間違いないのですよ。
 長くて申し訳ないです。和歌山県の白浜に去年行ってきました。白浜町はリゾート地なので、自分たちのすごい自然とか環境は誰もが認めるいいものだから、場所さえ設けたら人は来るだろうと同じようなことを思っていたら、大失敗した。ですけれども、そこで対策としたのは東京、大阪をターゲットとして交通費の補助。多分一月に1回ぐらいは東京、大阪の本社に行かなくてはいけないということから補助したということ。あと、くっついてくる子どもさん、奥さんに対するアプローチというか、いわゆる生活支援。これをセットにしたら一気にラボが埋まって、今、どこだったかな、有田などにも増え過ぎて増設している状態なのです。
 何が言いたいかというと、ブラッシュアップは今回のテーマでいいのですけれども、それと抱き合わせて、さっき言ったように交通手段に対するインセンティブは物すごく大事なのです。近郊で今増えているというのはそういうところなのです。そこに対する考えをお聞きしたいのですが、いかがでしょうか。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 御指摘いただきましたとおり、現在、まずワーケーションが、今、下田ですとか、千葉県の海岸部であるとか、車で2時間圏内ぐらいのところで行われているという傾向は私どもも承知しています。それと、移動費とか移動時間がネックということもいろんな企業から聞き取りをする中で課題だと思っています。今回の日本能率協会マネジメントセンターとのプログラム形成等を通じて、ANA様、麒麟のまち観光局様と連携して、その辺りの検討を今後進めていきたいと考えています。例えばANAさんが今行っているサブスクリプションサービス、月額幾らを払えば4往復まで決まった額で往復できるものとか、そういったものを鳥取県に導入できないかとか、あと、御指摘いただいたとおり、家族の理解という点では、子どもさんなどと鳥取県に一緒に来ていただくことも重要と考えています。今年度当初予算で、ワーケーションに併せて、地域と交流していただいた場合はお子さんの宿泊費も補助するという補助制度も設けています。こちらはコロナで活用実績がまだなかなか上がっていないところではあるのですけれども、こういったところもしっかりとPRして、鳥取県へのワーケーション誘致を進めていきたいと考えています。

○山口委員
 結局そこが聞きたいのです。何でマネジメントセンターと提携したかというところのコメントがすごく欠落しているのではないか。外部機関と連携する。先ほどの西尾課長の話ではないですけれども、地域だけではなくて、外部機関と提携して、いわゆる外部の情報、希望、インセンティブになるものを聞くためにここと提携したということが実は一番大事なところだと思ったのです。すみません。老婆心ながら、一番大事なところが欠けていると言ったらきついのですけれども、しっかり掘り下げていただきたいと思います。
 続けて、県政モニタリングの実施についてです。関連になるのですが、今は土台となる県域レベルのテーマの掘り下げといいますか、意見交換なのですけれども、来られるのはやはり外部からなので、まだ始まったばかりなのですが、今後、ぜひ外部の意見もしっかりと取り込んでいって、来たいなという環境づくりを具体的にしていただくのも一つの手ではないのかなと思うのです。そこについて、今後どうされるのか。外部意見の聴取について、どういうお考えをお持ちでしょうか。

◎中島委員長
 山口委員、外部というのは県外……。

○山口委員
 県外。

◎中島委員長
 県外からこちらに来て意見を言う場合を聞いているわけね。

○山口委員
 今後ですね。そういう意見も大事ではないかと思うのです。
 では、分かりやすく。いわゆる空き家対策としての利活用におけるターゲットはまずどなたかといったことからはっきりさせてください。はっきりしなかったら意見が食い違うので、まずそこを教えてください。

●西尾県民参画協働課長
 県政モニタリング事業というのは、大本は県民参画基本条例に基づく事業だと整理しています。県の施策を考えていったり新しいことを考えていくときに、県民の皆様の意見をなるべくたくさん聞かせていただく機会を持つという趣旨で行っているものです。この事業についていいますと、県民の方が対象ですので、県外の方からということは考えていません。県民の方の自由な御意見、県民の目線での御意見をいただく機会ということです。また今後、利活用の
ターゲットがどうかということも出てくるかもしれませんが、現時点ではそこまで明確な議論とはなっていない状況です。

○山口委員
 マーケットというのはマーケットアウトとマーケットインと両方あって、いわゆる中に行って売る側の意見だけ聞いてもなかなか充足できないという部分がやはりあります。ここの部署ではないかもしれませんけれども、ターゲットをしっかり決めて、そこに対する意見と連携させる方策を今後ぜひ取っていただければ確実なものとなると思いますので、よろしくお願いします。これは要望です。

◎中島委員長
 要望ですね。

○山口委員
 はい。
 情報漏えいに関してです。今回は過去使用した様式をコピーして、それが流出したということです。ほかの部署ですけれども、前回以降も同じような事象が起こっていますよね。何を言いたいかといいますと、地域づくり推進部だけの対策ではなくて、例えば県庁レベルでコピーの使用について気をつけるというアナウンスメントが、注意喚起が必要だと思うのですけれども、この対応策は部署限りなのでしょうか。それとも鳥取県庁レベルなのでしょうか。やっておられるかもしれませんけれども、そこについて少し聞かせてください。

●西尾県民参画協働課長
 ファクシミリの誤送信を招いてしまった文書事務のミスについて、担当の政策法務課が毎年丁寧に研修しており、こういう誤りの例があるとか、こういうふうにやると失敗するとか、そういったことについては毎年、全職員に行き渡るように伝達研修を行ったりしているところです。最後の再発防止策に書いていますのは、当面、私どもの所属で徹底していこうと思っているところです。また今後、全庁的に研修や注意喚起する機会があるときには提案したりしていきます。活用していただけるいいものが出てくる可能性もありますので、そういうことを伝えていきたいと思っています。

○山口委員
 当該部署について徹底するのはしごく当たり前で、ぜひともお願いしたいのですけれども、コピーに対するリスクというのは全県庁レベルの問題です。もしさっき言われたように職員を対象にしたこの情報漏えいに関する研修等があるのでしたら、ぜひともそちらでもそのリスクについて促していただきたいと思うのですけれども……。

◎中島委員長
 副委員長、書いてある意図と副委員長の言われていることにそごがないですか。手打ちとか手書きとかすると誤りがあるから、原本をコピーして、そこの箇所だけをちゃんと貼りますという、課長の説明はそう。

○山口委員
 そうなのです。だからコピーするとそういうことが起こるという……。

◎中島委員長
 そのことに対して、コピーもよくないと。

○山口委員
 コピーするときの注意を徹底していただきたいという、そういう意味合いです。注意喚起については県庁レベルでぜひ対応いただければと思いますので、よろしくお願いします。これは要望で。

◎中島委員長
 よろしいですか。

○山口委員
 はい。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○斉木委員
 交流人口拡大本部の2ページ、大学との連携協定について、今回も2校です。今回のは特に薬剤師とか、そういう資格で、県内で非常に必要なところとピンポイントで協定されています。これが何とか50%が70%、80%と行くように努力してもらいたいと思いますけれども、今回までの8つの大学の状況はどんな具合ですか。少し教えてもらいたい。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 すみません。これまでの協定締結大学から県内へのUターン状況かと思うのですけれども、今、手元に資料がありませんので、後ほど改めて資料を出させていただくということでよろしいでしょうか。

○斉木委員
 資料は後からもらってもいいですけれども、担当の人たちも毎年多少はチェックしておかないといけないわけですので、数字を見て言われるのではなくて、できたら今、感覚ほど話してもらえばいいのです。間違っていましたねと言いはしませんから。分かりませんか。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 一般の大学などですと大体3割ぐらいで、それより高いはずだと承知していますけれども、具体的な数については、やはり資料でお答えしたいと思います。すみません。

○斉木委員
 今回の就実大学と就実短期大学、佛教大学に関して、先ほど言いましたように、特別の資格を取られる学生は多分目的を持って来ておられますし、確実に50%が帰ってくるというのですが、本当はもっと、7割ぐらいか8割ぐらい帰ってもらいたいという気はあるのです。けれども、親御さんなりおじいさん、おうちの方からよく話を聞くのは、やはりこちらに就職先がないというのが一番で、戻れ戻れと言って、戻したいのだけれども勤めるところがない。いろいろあるのでしょうけれども、都会と比べて安定度が違うという話をよく聞くのです。ですから協定してきちんと戻ってもらう雰囲気はいいのですけれども、その辺りを相手の学生に細かく情報が行くように、やはり親御さんにも情報を流して、親御さんと一緒になってこちらへU
ターンをしてもらうことが必要だろうと思います。よく相談を受けるのはそういうことが一番多くて。時々はずれるのがありますけれどもね。おじいさんは一生懸命思っているけれども、本人は帰りたくないということも中にはあるのだけれども、そうでなくて、鳥取県に人が帰ってきて活躍してもらうということは、やはりしっかりと情報を取ることが必要だろうと思うので、ぜひとも今後とも力を込めていただきたい。鳥取県の人口が毎年5,000人ずつ減っているので、いよいよ本当に人がいなくなりますので、ぜひ御努力をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 もう1点、よろしいでしょうか。

◎中島委員長
 どうぞ。

○斉木委員
 地域づくり推進部、資料4ページの県政モニタリング事業について、今回が最初だという話ですけれども、ただ空き家があるのだ、空き家をどうしましょうかというのではなくて、前にも言いましたように、本当は所有権をどうするかと国のほうに言うのが私は一番だろうと思うのです。登記簿上持ち主はあるのだけれども、誰か分からない、あるいはあってもとてもできない、自分はもう空き家には帰らないということがあるのです。この地域をよくしますという話は分かるのだけれども、そうではなくて、個々の空き家を解決するためにはその所有権をどうするかということを併せて、このモニタリング事業で研究されるなら、国のほうへ。所有権をどうするかという話は難しいことなのです。失踪宣告ではないのだけれども、相続の場合は7年間不在だと、失踪宣告すると亡くなったというぐらいに見直すなどというのがあります。そういうことを含めて、所有者が放棄したものなら、何年かたったらもう所有権がなくなるというぐらいのものを何かやってもらわないと。とてもではないが、今の状態では、空き家ができたから何とかしよう、何とかしようとただ言ってもできません。ぜひその辺りをモニターの人たち、あるいはその関係の人たちにしっかりと相談を投げかけてくださいませ。どうでしょうか。

●広瀬地域づくり推進部長
 今、斉木委員からの空き家の話でございました。直接の担当は中山間地域政策課ですが、私からお答えしたいと思います。
 今、委員もおっしゃいました。これまでも個別の具体的な解決方法といいますか、そういう御提言もいただいたりしていたところです。今回のアイデアについても、今御覧になられたとおり、最初の打合せ、ミーティングではありますけれども、所有者が現れない空き家の所有権云々という問題意識を持って参加をいただいている委員もいらっしゃるということです。
 今、御提案もありましたが、どういう意見がこれから出て、それをどう消化していくのか。今もおっしゃった法律レベルというようなことに関わることも課題意識の解決策としてあろうかと思います。本県独特の事情のものがもしもあれば、可能なものはできるだけ速やか、あるいはそういう国全体で解決しなければいけない、特区的に特別にここだけというものでもないかもしれません。スパンをどう捉えるかという、そういう観点も含めてここはしっかり議論をしていただく。担当もここには加わっていますので、そういったことで必要なものは県の施策としても反映していくと。それはこのモニタリング事業の目的でもありますし、そういった意識を持ってこの事業は進めていきたいと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 次に、その他の件ですが、執行部、委員の方で何かございますか。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 お手元にあります「蟹取県ウェルカニキャンペーン」のチラシ、パンフレットについて観光戦略課から御説明します。
 ウェルカニキャンペーンは毎年9月からだったのですが、鳥取県内の宿泊施設に宿泊された方に対して抽せんでカニのプレゼントをするという部分については7月13日から開始しているところです。
 中を御覧ください。このたび、同時にウェルカニフォトチャレンジを9月1日から開始したいと思っています。内容は、鳥取県で飲食したカニ料理、県内で見つけたカニにまつわるものをSNSで投稿していただいた方に抽せんでプレゼントするというものです。
 また、もう一つ、蟹取県クッキングチャレンジと題して、ここに載っているガンバレルーヤのお二人に協力していただき、鳥取県のカニの料理をされる方がこのお二人にカニ料理を伝授します。その動画を見ていただいて、どちらのカニ料理がいいかということを応募していただくということも考えていますので、御報告します。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

●堀田文化振興監兼文化政策課長
 展示等に係る事業3件の御案内です。別添のチラシを御覧ください。
 まず、第64回鳥取県美術展覧会です。9月19日の開幕に向け、9月6日に作品受付、9日に審査会を予定しています。4会場の展示について、会期等は記載のとおりです。
 次に、企画展「生田和孝の手仕事」です。こちらは、北栄みらい伝承館にて、8月8日から、生田和孝に加え、関わりのあった河井寛次郎などの作品展示を開始しています。会期は9月27日までですが、裏面に御案内のとおり、関連事業として、9月6日に講演会、13日と20日に器作りのワークショップを実施します。
 最後に、特別展「吉田璋也の民藝」です。吉田璋也が柳宗悦と出会ってから100年を記念し、開催するものです。期間は9月5日から来年の3月7日までですが、この間に旧吉田医院特別公開などの関連事業も予定しています。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 意見が尽きたようですので、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は11時半とします。
(執行部入れ替わり)

午前11時27分 休憩
午前11時29分 再開

◎中島委員長
 再開します。
 それでは、報告事項に入ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 それでは、県土整備部から、報告16、県土整備部優良業務表彰等について、米田県土総務課建設業・入札制度室長の説明を求めます。

●米田県土総務課建設業・入札制度室長
 県土整備部資料の1ページをお願いします。測量等業務に係る優良業務表彰等について報告します。
 県土整備部では、測量等業務に従事する建設コンサルタント技術者のモチベーションアップと成果品のより一層の品質向上を図るため、成果品の品質が特に優れた優良業務などの表彰を平成27年度から実施しており、今回で6回目となります。
 1に優良業務について記載しています。対象は発注時点の設計金額500万円以上で、昨年度は344件ありました。基準は、こちらに記載のとおりで、難易度が高いものや設計条件が困難なもの、新技術、新工法または独自の提案を積極的に行ったもの、地元調整や事業進捗の促進に貢献したものなどと定めており、表彰件数は17件、会社数としては13社です。
 2に若手優良技術者実施業務について記載しています。これは昨年度から新たな取組として表彰を実施しているもので、建設業界と同様に、県内の建設コンサルタント業界においても将来の担い手確保、育成が課題となっており、この表彰によって若手技術者のモチベーションアップを期待するものです。対象としては、優良業務に準じた成績を収めた者のうち、40歳未満の技術者が従事した業務ということで、今年は3件を表彰します。
 3に日程等を記載しています。表彰式は、県庁で9月16日に行う予定としています。
 4と、次のページ、5には、優良業務と若手優良技術者実施業務の一覧を記載していますので、御確認いただければと思います。
 今後も、こうした表彰等を通じて、県内建設コンサルタント技術者のモチベーションアップ、さらには県土の社会基盤整備に必要な測量等業務の成果品のより一層の品質向上に取り組んでまいりたいと考えています。

◎中島委員長
 続いて、報告17、山陰近畿自動車道(鳥取~覚寺間)の都市計画手続きに係る地元説明状況について、前田技術企画課長の説明を求めます。

●前田技術企画課長兼都市計画室長兼淀江産業廃棄物処理施設計画審査室参事
 資料3ページをお願いします。山陰近畿自動車道(鳥取~覚寺間)の都市計画手続について御説明します。
 山陰近畿自動車道(鳥取~覚寺間)、都市計画名でいいますと南北線ですが、去る6月8日に事業主体の国土交通省から都市計画決定権者である鳥取県に計画の素案が提出され、都市計画の手続がスタートしたところです。
 当初の予定では、8月7日に第1回大規模説明会を開催し、8月17日以降に地区ごとの小規模説明会を開催する予定としていました。県内で新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を踏まえ、8月7日の説明会は中止とし、8月17日以降の小規模説明会は9月以降に延期することとしました
 なお、大規模説明会中止の代替として、県のウェブサイトにおいて、8月8日から都市計画案を公表しているところです。
 次の4ページに都市計画図を掲載しています。
 2の今後の予定ですけれども、今後の予定として、現時点でのスケジュールを記載していますが、コロナの状況によっては、これよりもまた遅れる可能性はあります。引き続き丁寧に手続を進めていきたいと考えています。

◎中島委員長
 続いて、報告18、第11回中海会議の開催結果について及び報告19、一級河川「旧加茂川」等の名称変更について、池田河川課長の説明を求めます。

●池田河川課長
 お手数ですが、別冊資料の1ページを御覧ください。
 8月19日に米子市で開催されました第11回中海会議の開催結果について、概要を報告します。
 資料の中ほど、4の概要を御覧いただきたいと思います。まず、(1)ですが、ラムサール条約登録15周年についてです。今年度、令和2年度に15周年を迎えることから、国、鳥取、島根両県、沿岸4市がワイズユースや保全再生についてさらに連携していくことが確認されました。記念イベントが10月31日に米子市で実施される予定となっています。
 (2)中海及び境水道の堤防、護岸等の整備についてです。これは中国地方整備局出雲河川事務所から報告がありました。概要としては、中海湖岸堤の短期整備箇所については、鳥取県側の全箇所全てが完成、さらには島根県側についても間もなく完成予定ということで、引き続き短・中期整備箇所の進捗を図っていくということ、そのうちかわまちづくり計画、これは米子港の防波堤箇所の一部区間ですが、ここにおいて県や米子市と調整を図りながら、親水護岸の詳細設計を行うということが国から報告されました。鳥取県知事からは、大橋川拡幅に先立ち、中海湖岸堤を先行して整備を進めていくことの確認をお願いされました。
 主な意見としては、米子市長からは、かわまちづくり計画には、地元も大変期待している。予算確保をお願いしたい。島根県知事からは、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策の最終年度になっているが、全国的に大規模な浸水被害が続いているので、次年度以降も継続して予算の総枠確保が必要だという御意見がありました。
 (3)です。中海の水質及び流動について、部会から報告がありました。報告の概要は2
ページにあります。水質については、令和元年度は12地点3項目の36データのうち、35データで目標を達成したということです。残る1データは米子湾のCODなのですが、これについても今後も水質改善の取組を継続していくという報告がなされています。
 主な意見としては、米子市長から、浅場造成や覆砂には期待をしているので、効果検証しながら進めてほしい。鳥取県知事からは、米子湾の地形的な問題など様々な課題があり、これらに対してモニタリング等をしながら水質改善対策を継続してもらいたいとの御意見がありました。
 (4)です。中海の水産資源の現状について、事務局から報告がありました。水産資源の回復や水産業の振興について、次回の中海会議でどのように議論していくか、両県で協議していくことが確認されました。
 (5)です。中海沿岸農地の排水不良について、事務局から、公共残土の受入れを引き続き促進していくことについて確認がなされました。
 最後に、(6)です。中海の利活用について、事務局から報告がされました。主な報告としては、弓ケ浜のサイクリングコースが全面供用され、鳥取県の東西を結ぶコースが利用可能になったこと。水産資源に係る取組を行っていること、今後の取組の重点化や成果目標の設定等について、事務局から報告がありました。
 主な意見としては、米子市長からは、サイクリングコースの設定は集客を期待できるので重点課題として取り組んでほしい。境港市長からは、プラスチックごみの問題について学ぶ機会があってもよいとの御意見がありました。
 中海会議についての報告は以上です。
 続いて、資料本編の5ページをお願いしたいと思います。一級河川「旧加茂川」等の名称変更についてです。
 本件については、昨年度より当常任委員会で節目ごとの報告をしているところです。この件については、既に新聞報道等でアナウンスをされていますが、国の審議会を経て、8月5日に名称変更が正式に決定されました。具体的にどう変わったのかは、下の4に概略図がありますので、これを御覧いただけたらと思います。

◎中島委員長
 続いて、報告20、大呂地すべり検討会の開催結果について、山根治山砂防課長の説明を求めます。

●山根治山砂防課長兼淀江産業廃棄物処理施設計画審査室参事
 別冊資料の3ページをお願いします。智頭町大呂地区の地滑りにおける対応として、第3回大呂地すべり検討会を今週火曜日、18日、水曜日、19日の2日間にわたり開催しましたので、その概要について御報告します。
 まず、この検討会の経緯ですが、昨年2月に地滑りの再活動が確認されたことを受けて設置したものでして、地滑りの専門家及び地元代表で構成しています。本年3月には地滑りの一部、約8,000立方メートルの土砂が崩落して山腹斜面に堆積、4月の豪雨により一部が流れ出し、河川や県道に流出した、さらには交通止めになったということは、4月の当委員会でも報告しています。その後、さらなる土砂流出の対策は林野庁事業で対応することとなりましたが、その工法について、また今後の対策等について、専門家等の御指導をいただくため、今回の会議を開催しました。開催状況は下に添付している写真のとおりです。
 会議の概要ですが、主に2点あります。1点目は、第2回会議においていただいた御意見に対する対応方針、地質調査の結果等3項目について、整理、分類し、議論していただきました。2点目としては、山腹に堆積している土砂の流出対策について、5月15日付で災害関連緊急地すべり防止事業として林野庁事業に採択いただきました。その概要と進捗状況について報告したところです。
 委員からの主な意見としては、専門家委員からは、ボーリングコアを見ていただいている写真等を下につけていますが、ボーリング資料により滑り面と思われるものが数か所確認できたが、観測データ等を解析しなければ正確な判断はできない等の御意見、また、地元代表者からは、実際に土砂崩落した場合、復旧するまでに要する時間等を想定しておく必要がある等の御意見をいただきました。
 今後の予定としては、土砂の流出防止工事は現在設計中でして、秋には発注する予定です。また、地滑りの対策工法は、次回会議において議論し、結論を得る予定としていますが、適切な観測データに基づく必要があり、開催時期は流動的であるという状況です。
 いずれにしても、住民の安心と安全を第一とし、引き続き地元と意見交換しながら対策を進めることとします。

◎中島委員長
 続いて、報告21、淀江産業廃棄物処理施設計画地の地下水等調査(パイロット調査等)の状況について、山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長の説明を求めます。

●山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長
 資料6ページを御覧ください。淀江産廃計画に係る地下水調査の状況について、前回の常任委員会に続いて、途中経過ではありますが、御報告します。
 最初に、1の現在実施中のパイロット調査の状況ですが、次ページにも調査地点を示した位置図を添付していますので、適宜御参照いただければと思います。
 (1)のパイロットボーリング調査ですが、7月から8月末にかけて、3か所で実施しています。状況に記載していますが、8月17日の時点で、各地点、掘削深度がそれぞれナンバー1の計画地の上流の台地では79メートル、ナンバー2の淀江平野で65メートル、ナンバー3の計画地の東側、塩川の谷ですが、こちらで66メートルとなっており、それぞれ想定した深度付近までおおむね達しているというところです。
 また、パイロットの目的でもありますが、地下の水道、帯水層を大まかに二つ三つ、想定できる深度までおおむね掘り進めることができたと考えていまして、今後、調査会の委員さんにも御判断いただきながら、次のステップとなる地下水位の観測のための井戸設置に移っていきたいと考えています。
 また、そこに透水試験のことを書いていますが、これについても各ボーリング地点で3回ずつ、主にボーリング孔内の地下水位が高い箇所であったり、地質の構成物が大きく変化している箇所を中心に実施しています。ただ、まだ足りない部分もありますので、今後の本調査でも行いたいと考えています。
 そこに写真をつけていますが、ボーリングによってこのような地層サンプルが採取されています。コアの一例として掲載しています。ちなみに、このコアは、ナンバー1ボーリング、計画地上流なのですけれども、ここの深度50メートルから55メートル地点のものでして、なかなか画像では分かりにくいのですけれども、比較的水を通しやすい玉石混じりの砂礫ですとか、礫を含む火山灰質の砂、こういったものが見受けられるということです。正式なことは調査会の判断を待たないといけませんが、恐らくは地下水の帯水層、水道の一部を構成する地層かと思われます。
 現在、コアの採取と並行して、地質調査技師の資格を有する方に地質や地層の情報を整理したボーリング柱状図を作成してもらっています。こうした調査資料は調査会の委員さんにもチェックしていただきますし、また、会議の場にも提出して議論いただきながら、慎重に調査、分析を進めていくこととしています。
 補足ですが、先月末、嶋田会長が現場の作業を気にしていただき、コア採取や透水試験の作業状況を御覧になりました。その際、丁寧に作業がなされているという評価をいただいています。
 続いて、(2)河川流量連続観測、(3)地下水位の連続観測ですが、いずれも鋭意準備しており、近々観測を始める予定としています。
 次に、今後取りかかることになる2の本調査です。これは22本のボーリングを行うことになりますので、(1)に記載しているように、速やかに実施するために、3分割して発注しています。これが、8月5日に入札を行い、それぞれ記載の業者が落札しているという状況です。(2)に記載していますが、昨日、これらの業者さんと打合せを行い、9月以降、掘削等に入れるよう準備、手配をお願いしたところです。
 次回、第3回の調査会ですが、こちらは9月下旬を予定していますが、議会中ということもありますので、質問日等は避ける方向で調整していますし、東部会場も設けたいと思っています。内容については、パイロットボーリングの結果の整理並びに本調査の詳細を議論する予定です。
 あと1点、本調査の中に三次元シミュレーションによる解析業務というのがあるのですが、これは第3回の調査会の会議で採用するモデルを検討した上で発注することにしています。

◎中島委員長
 なお、報告22、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料8ページ以降のとおりですので、説明は省略します。
 ただいままでの説明で何かございますか。

○森委員
 中海会議についてです。水質の問題で、これまで森山堤、大海崎堤の開削が必要だという立場を鳥取県側はずっと主張してきていたわけですけれども、それについて水質をモニタリングしながらということになって、現在に至っていると理解しています。今日の報告の中では、36データのうち35が目標を達成したということなのですけれども、水質は順調に改善してきているということなのですか。その内容を教えてください。
 あわせて、しゅんせつくぼ地が大きな問題で、知事も深く湖底を掘削した地域に問題があるのだみたいな発言をしている。しゅんせつくぼ地のことだと思うのですけれども、そのしゅんせつくぼ地の問題が解決しない限り、中海の完璧な水質改善にはつながらないと思っているのですけれども、その辺の話はどうなっているのか教えてください。

●池田河川課長
 水質の変化はどうかということでした。水質の経年変化ですが、COD、窒素、あるいはリンについては、改善の傾向にあるという資料もあります。
 もう一つの御質問については……。

○森委員
 堤防開削の問題としゅんせつくぼ地の問題。

●池田河川課長
 しゅんせつ。申し訳ありません。しゅんせつの問題については、今お答えしかねるところがありますので、また……。

●草野県土整備部長
 当日、知事から確かにしゅんせつくぼ地というか、深く掘ったという話が少しありました。今、河川課長から話がありましたけれども、当日、事務局側からは、水質は経年的に徐々にずっとよくなっていると。理由としては、別冊資料2ページの一番上の報告の概要の少し下ぐらいですかね、下水道が整備されているとか、国交省でやってもらっている浅場造成、覆砂の効果が出ているのではないかとか、あと、去年は9月から11月の降水量が少なかったので、陸地からの肥料などがたくさん入っています。水があまり湖に行かなかったのではないかとか、そういうことで去年は水質向上になっているのではないかという報告はあったのですけれども、堤防を造るために過去に1回深く掘ったところについては特段説明をしていません。水質改善はしているという報告はあったのですけれども、そのことと過去の深く掘ったところの因果関係というところは今回の会議では特に話題にはなっていないというところでした。

○森委員
 しゅんせつくぼ地は堤防を造るためだけではなくて、鳥取県側が干拓地をつくるためにいっぱい掘ったのですよね。だからこのしゅんせつくぼ地の多くは鳥取県側にあるのですよ。そのしゅんせつくぼ地の中にいわゆるヘドロがたまっていて、それによって、そこからH2Sが出ていて、結局貧酸素水塊が重たい水としてそこにたまっているわけですよね。例えば大きな風が吹いたりすると、くぼ地にたまっていた貧酸素水塊が出ていって、いわゆる青潮となって、生物を一気に殺してしまうみたいなことが起こってしまうのがこれまでの流れなのですよね。深いところにヘドロがたまってしまうので、しゅんせつくぼ地の問題はヘドロとセットで、そこには貧酸素水塊がセットになっているのです。やはりそこの問題をこの中海会議で話してもらわないと、議題にしてもらわないとどうにもならないみたいなところがあって、ぜひその辺をお願いしたいということ。知事はその意味を持って、深く湖底を掘削した地域等の問題があるのだみたいな言い方をしていると思うのですけれども、その問題意識をぜひお願いしたいということと、やはり大きな中海の潮の流れとしては、大根島を中心に時計回りで潮が流れていたが、大海崎堤と森山堤がそれを止めているわけです。やはりそこを開かないと大きな時計回りの潮の流れが戻らないということがあって、ほんの少し開けただけでは足りないという立場でいたと思うのです。いわゆる水質問題の延長上には堤防問題と今のしゅんせつくぼ地問題があるので、中海会議の場でそのことを何とか議題にしてもらって、そこで自然を取り戻すみたいなところをぜひお願いしたいなと思っておりますけれども。

●草野県土整備部長
 主務課は水・環境保全課になりますので、それはお伝えします。
 一つ思い出した話があります。この間の会議で、雨が少なかったので陸側からの流入量が少なかったというお話をしたのですが、それとの関係で、塩分躍層という海の水の塩分が多く入っている部分と真水に近い部分が分離して、混ざらないから酸素が下に行かないので、下のヘドロのところが改善しにくいということがあるのです。今年は割と上から来る真水が少なかったのです。私もメカニズムはよく分からないのですが、上から来る真水が少ないと下に酸素が行きやすいということがあって、会議の場でも掘削した深い穴の話ではなかったのですけれども、去年は深いところも少し改善したのではないかという紹介はありました。
 いずれにしても、水・環境保全課にお伝えしたいと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございますか。
 意見が尽きたようですので、以上で終わります。
 この後、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、まず、本年度の岡山・鳥取両県議会土木関係常任委員会合同会議についてです。
 例年、両県議会が持ち回りで開催していますが、今年度は岡山県が当番県となっています。現下のコロナ禍の中で、今年度の開催をどうするのか、事務局に事前調整を指示していました。その結果について報告させます。

●尾﨑調査課課長補佐
 中島委員長と相談させていただきました。本年度は岡山県が当番県です。現下の状況を見ると、意見交換会はさすがになかなか難しいでしょうが、対面開催にするのか、あるいはオンライン開催にするのかということを岡山県側と相談しました。8月12日に岡山県で土木常任委員会が開かれ、鳥取県側の委員長の御提案も協議していただきました。その結果ですが、感染拡大がまだまだ続いている中、秋以降も新規陽性者数が増えるのではなかろうかという状況の中で、岡山県議会としては、今年度に限っては書面開催とさせていただけないでしょうかと鳥取県議会の常任委員会にお伝えしてくれということでした。その岡山県側の御意向について、委員の皆様で御協議をいただければと思います。

◎中島委員長
 ただいま尾﨑課長補佐から説明があったとおりです。岡山県議会側としては、今年度は書面開催としたいとのことであり、本県議会側としてもこれを了承したいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)よろしいですね。
 それでは、そのように取り計らいます。
 後日、両県合同の要望書案が作成でき次第、書面開催の手続を取らせていただきます。
 次に、今年度の県内調査についてです。
 8月4日から5日にかけて、県西部エリアでの県内調査を計画していましたが、県東部、中部で新型コロナウイルス陽性者が連続して確認され、県全域に鳥取県版コロナ警報が発令される中、やむを得ず中止にさせていただきました。
 今後の県内調査について、事務局から説明させます。

●尾﨑調査課課長補佐
 8月6日に開催されたコロナウイルス対策に係る代表者会議においては、今後の県内調査、出前県議会は、鳥取県版コロナ警報で県下に一部でも特別警報や警報が発令されている場合は、原則として活動を自粛すると決定されたところです。
 このたび予定していた県内調査もまさにそうだったのですが、計画時点では発令されていなくとも、実施時点では発令されるという事態を見込んでいただくと、相手先への訪問形式での調査活動は、事務方レベルとしてはなかなか組みづらいなと率直に思うところです。
 そういったこともあり、中島委員長と御相談させていただきました。委員の皆様から希望があれば、必ずしも対面ということは前提にせず、相手先でそういう環境ができるのであれば、オンライン形式での県内調査を実施してはどうかというところで委員長と相談をさせていただいたところです。
 つきましては、このたび予定していた温泉組合とか観光協会も含めて、それ以外に具体的な御希望がありましたら、事務局まで御提案いただければ、また調整させていただきたいと思っています。

◎中島委員長
 ただいま尾﨑課長補佐から説明がありました。要点としては、まず、コロナがまだまだ終息しませんので、オンライン形式でやりたいと。まず、これはいかがでしょうか。

○松田委員
 いいです。全く賛同しますけれども、どうやってやるのですか。

●尾﨑調査課課長補佐
 パソコンとカメラをもう準備しています。それほど性能が高いものではないので、皆さんの顔が8分割でばっと出るものではないです。遠くから撮るもので、相手の顔を見ながら話すというよりは、会話ができるというレベルのものではないかと思います。

○松田委員
 テレビ会議みたいなものをするということですか。いわゆるオンライン会議というイメージではなくて、テレビ会議的なものですね。

●尾﨑調査課課長補佐
 パソコンの上に設置しているカメラに向かってしゃべる恰好になります。

○銀杏委員
 すみません。委員はどこに集まるのですか。

●尾﨑調査課課長補佐
 いろいろな方法があると思います。例えば東部の皆さんは隣の第2会議室に集まっていただき、西部の方は、例えば西部総合事務所にもそういう設備があるでしょうから西部総合事務所で、東部と西部に分かれていただいて、そこと関係先という考え方もありましょうし、例えば9月定例会中のどこかでやるということであれば、もう皆さんこちらにおられるでしょうから、皆さんが隣の部屋に集まっていただくと。いろんな形式を想定したいとは思っています。

◎中島委員長
 技術的なことなどは事務局がこれから手配しますので、お任せいただけますでしょうか。

●尾﨑調査課課長補佐
 御希望がございましたら言っていただいても。
 ちなみに、出前県議会は、オンラインではなかなか質問しにくいです。出前県議会については対面のほうがいいのかなということを担当レベルでは感じているところです。

◎中島委員長
 2番目の点は、尾崎課長補佐が説明しましたけれども、8月4日、5日に予定していた西部での県内調査のことが念頭にあるのですけれども、そのほかにも、オンラインですので、何か特別に視察したいというものがあれば、事務局にお申し出ください。調整は事務局がしますので。よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのようにします。
 以上をもちまして……。

○山口委員
 改めて、例えば岡山県との合同会議は書面なのですけれども、それは年度末の要望とか陳情とか、広島、大阪、東京での要望活動になるのですね。したがって、その辺も前提にしながらお話していただけるといかがかなと思いますので、よろしくお願いします。

◎中島委員長
 事務局が手配して、また皆さんに照会しますので、よろしくお願いします。
 以上をもちまして地域づくり県土警察常任委員会を閉会します。

午後0時07分 閉会


 

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