令和4年度福祉生活病院常任委員会議事録

令和4年9月22日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
尾崎  薫
鹿島  功
市谷 知子
濵辺 義孝
浜田 一哉
内田 博長
福間 裕隆
野坂 道明
欠席者
(1名)

藤縄 喜和

説明のため出席した者
   西尾新型コロナウイルス感染症対策本部事務局長、中西福祉保健部長兼ささえあい福祉局長兼新型コロナウイルス感染症対策本部事務局副局長ほか関係職員

職務のため出席した事務局職員
  藤田課長補佐、田中係長、山田係長


1 開会   午前10時26分

2 閉会   午前10時32分

3 司会   尾崎委員長

4  会議録署名委員  野坂委員、市谷委員

5  付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前10時26分 開会

◎尾崎委員長
 ただいまから、福祉生活病院常任委員会を開会します。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりです。この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。本日の会議録署名委員は、野坂委員と市谷委員にお願いします。
 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の1議案でございます。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきます。委員の皆様におかれましては、簡潔に、そしてマイクのスイッチを入れて発言いただきたいと思います。
 質疑のある方はおられますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないようですので、次に進みます。
 それでは、付託議案に対する討論を行っていただきます。

○市谷委員
 議案第1号、令和4年度鳥取県一般会計補正予算(第3号)の反対討論を行います。
 今回の補正予算のBA.5等対策強化事業は、感染爆発させた行政の責任を曖昧にしたまま、病院や保健所の業務が逼迫したとして、陽性者の全数把握をやめてしまいました。保健所が把握するのは重症化リスク4要件に当てはまる方だけで、それ以外の方は、陽性者コンタクトセンターに陽性者自らが登録しなければ健康を管理してもらえない、陽性者の自己責任にされてしまいました。知事は、誰一人取り残さないと言いましたが、陽性者コンタクトセンターの登録率は100%ではありません。登録されていない方が急変した場合、必ず医療につながる保証はありません。また、保健所は業務逼迫から、業務の外部委託が検討されましたが、保健師の増員が検討されなかったことも問題だと考えます。
 私は今回、陽性者全員に責任を負うよう踏ん張れるかどうか、行政の姿勢が問われたと思っています。岩手県では、陽性者情報の入力項目を少なくし、負担軽減を図りながら、全数把握を継続しています。こうして全数把握を継続しながら、次に備えて保健所体制を強化していく、それが必要だったと思いますし、今からでも取り組むべきだと思います。
 今回の補正予算のBA.5等対策強化事業は、全数把握の取りやめに伴う事業だけでなく、新型コロナから回復しつつある方を受け入れる病院や介護施設を支援する制度の創設、また、行政検査、無料PCR検査、社会福祉施設の職員や家族のPCR検査、在宅療養者の健康サポート体制、陽性者の家族への抗原検査キットの配付、病院の非接触型の面会室の整備、こうした事業が継続されます。これらは本当に必要な事業だと思います。
 ただしかし、最初にも述べたように、全数把握を取りやめ、陽性者全員の健康管理や医療提供が全うできない仕組みが前提となっていることから、議案第1号、補正予算(第3号)には反対であることを述べ、私の討論を終わります。

◎尾崎委員長
 ほかにありますか。

○福間委員
 私は、提案の事項に全面的に賛成の意見を申し上げたいと思います。
 そもそも今回のコロナというのは、果たして行政責任ということでの追及ということに私はなじまないと思っています。みんながいろいろなところで力を合わせながら、試行錯誤であることは紛れもない今までの経過だと思っています。うまくいくときもあれば、よかれと思ってやったことがなかなかうまくいかない。しかし、一人一人の健康を、命を大事にするという観点で、その時々で全力投球をするということは非常に大事だと思います。先ほど市谷委員から御指摘がありましたけれども、行政で絵を描いたような格好での病気対応ができれば、ここまでの大きなこういう状況になっていないわけでありますから、御指摘のようなこともあるかもしれない。けれども、試行錯誤で、その時々ででき得ることを最大限にやっていく、行政も、国民も、県民も、全てがいろいろなところで最大の注意を払っていくということは大事なことだと思っていますから、今回の提案の内容については全面的に賛成の意向を表明する。以上であります。

◎尾崎委員長
 そのほかありますか。
 討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 それでは、議案第1号、令和4年度鳥取県一般会計補正予算(第3号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数でございます。したがいまして、議案第1号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で付託議案の審査は終了いたしました。
 なお、委員長報告の作成、内容につきましては、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 以上をもちまして福祉生活病院常任委員会を閉会いたします。

午前10時32分 閉会

 



 

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