令和4年度地域づくり県土警察常任委員会議事録

令和4年6月1日会議録(予備調査(先議分以外))(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
川部 洋
安田 由毅
坂野 経三郎
広谷 直樹
伊藤 保
内田 隆嗣
島谷 龍司
銀杏 泰利
 欠席者
(なし)
   

説明のため出席した者
 服部警察本部長、中原交流人口拡大本部長、木本地域づくり推進部長、
 蒲原県土整備部長、水中危機管理局長兼原子力安全対策監ほか

職務のため出席した事務局職員
 澤田課長補佐、船石係長、前田係長


1 開会 午前11時39分

2 休憩 午前11時52分/午後0時02分/午後1時29分/午後2時02分/午後2時34分

3 再開 午前11時54分/午後1時00分/午後1時33分/午後2時05分/午後2時37分

4  閉会 午後 3時04分

5 司会 川部委員長

6 会議録署名委員 島谷委員 伊藤委員

7 付議案件及びその結果
 別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前11時39分 開会

◎川部委員長
 ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 今回の常任委員会は、警察本部、交流人口拡大本部、地域づくり推進部、県土整備部、危機管理局の順で執行部の入替えを行います。
 それでは、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は島谷委員と伊藤委員にお願いいたします。
 最初に、警察本部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切替えの際は、委員のタブレット端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて説明を開始していただきますようお願いいたします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 初めに、服部警察本部長の総括説明を求めます。

●服部警察本部長
 警察本部が本議会に御審議をお願いしておりますのは、予算関係の議案1件と予算関係以外の報告1件についてであります。
 各件名につきましては、議案説明資料、予算に関する説明書(令和4年度5月補正予算等関係)2ページの令和4年5月定例会議案説明資料目次を御覧ください。
 予算関係として、議案第2号、令和4年度鳥取県一般会計補正予算(第2号)、予算関係以外として報告第1号、議会の委任による専決処分の報告についての計2件でございます。
 詳細につきましては、関係課長に説明させますので、よろしくお願い申し上げます。

◎川部委員長
 それでは、関係課長から説明を求めます。
 前田会計課長の説明を求めます。

●前田会計課長
 それでは、議案第2号、令和4年度鳥取県一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。
 議案説明資料、予算に関する説明書(令和4年度5月補正予算等関係)の3ページ、議案説明資料総括表を御覧ください。
 遺失物取扱費として323万円をお願いしております。この内容につきましては、4ページ、令和4年度一般会計補正予算説明資料を御覧ください。
 現在、遺失物管理業務につきましては各都道府県で個別に整備したシステムにより運用しているところでございますが、これらシステムを整理統合し、警察庁が整備した基盤システムによる新遺失物管理システムが運用されることとなり、令和4年度末から順次移行、運用を開始する予定となっております。この共通基盤システムへの移行作業委託料につきましては、今年度当初予算において1,194万9,000円を御承認いただきましたが、今般、当初予算要求時に明らかとされておりませんでした仕様案の詳細が警察庁から示され、移行作業委託料の不足分が明らかとなりましたので、補正額として323万円をお願いするものです。
 次に、資料の7ページを御覧ください。報告第1号、議会の委任による専決処分の報告についてにつきまして、令和4年5月2日に専決処分がございました。
 (7)損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について報告いたします。
 和解の相手方は岩美郡岩美町の個人2人で、和解の要旨は県側の過失割合を10割とし、県は損害賠償金8万8,660円を甲に、4万9,500円を乙にそれぞれ支払うものです。
 事故の概要としましては、令和4年3月26日、岩美郡岩美町岩井地内所在の鳥取警察署岩井駐在所駐車場におきまして、強風により駐在所の屋根瓦の一部が飛散し、駐車場に駐車中の和解の相手方双方車両のボディーが損傷したものです。軽自動車1台、普通自動車1台にそれぞれ当たり、損傷しました。
 事故発生日は前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を東北東に進み、山陰では朝から夕方にかけて南風が非常に強く吹き、県内各地で人的・物的被害が発生しました。本県では人的被害こそございませんでしたが、関係者また県民の皆様には御心配と御迷惑をかけましたことをおわびいたします。
 以上、よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 次に、渡邊監察課長の説明を求めます。

●渡邊監察課長
 それでは、引き続き(12)職員の公務運転中の交通事故による損害賠償に係る和解及び損害賠償額の決定について、令和4年5月18日に専決がなされた1件を御報告いたします。8ページをお願いいたします。
 和解の相手方は米子市内の個人で、和解の要旨は県側の過失割合を2割とし、県は損害賠償金2万1,450円を支払うというものでございます。
 事故概要につきましては、令和4年2月12日午前11時20分頃、米子市錦町三丁目地内において米子警察署所属の職員が公務のため普通特殊自動車、パトカーでありますが、これを緊急自動車として運転中、前方を走行中の和解の相手方所有の軽乗用自動車を追い越すため対向車線に進入した際、路外駐車場に進行しようと右折した当該軽乗用自動車と衝突し、双方の車両が破損したものであります。
 以上、御報告させていただきましたが、相手方に御迷惑をおかけし、また県有車両に損害を与えたことをおわびいたします。
 今後も指導・教養内容の見直しを図りながら、公用車交通事故防止を推進してまいります。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、報告事項に入ります。
 報告1、子どもの歩行中の交通事故発生状況について、岩城交通企画課長の説明を求めます。

●岩城交通企画課長
 警察本部資料の2ページをお願いいたします。子どもの歩行中の交通事故発生状況について御報告いたします。
 1の全年代の歩行中の死傷者数の推移について御説明いたします。
 過去10年間の全死者数に占める歩行中の死者数の割合は増減を繰り返しておりますが、昨年、令和3年の歩行中の死者は9人と、前年の2人から7人増加するという極めて厳しい状況であり、全死者数の47.4%を占めております。また、令和3年中の歩行中の負傷者数は103人で前年の85人から18人増加しており、全負傷者数に占める割合の14.8%を占め、過去10年間で最も高くなっております。
 警察としましては、令和3年度に信号機のないところで横断しようとする場合に歩行者は手を挙げるなどして運転者に対して横断する意思を明確に伝えるよう、交通の方法に関する教則や交通安全指針が改正されたことなどを踏まえ、関係機関などと連携して啓発活動を展開することとしております。
 次に、2の過去10年間の子どもの歩行中の交通事故発生状況についてですが、学齢別死傷者数、月別死傷者数などにつきましては資料のとおりでございます。
 特徴としましては、特に幼児から小学3年生までの死傷者が多い、新年度が始まったばかりの4月から6月と日没が早くなる10月から12月が多い、下校時間帯となる14時から18時、小学生の低学年ほど自宅から比較的近い距離である500メートル以内の被害が多いなどが上げられます。
 3の子どもの歩行中の交通事故抑止対策ですが、警察といたしましては分析を踏まえ児童などに対して交通ルールを浸透させるために、道路を横断する前は横断歩道を利用し手を挙げて横断中も左右の安全確認をしながら横断することや、飛び出しなどによる交通事故を発生させないよう、幼稚園、小学校などと連携して交通安全教室などにおいて横断の仕方の教育を重点的に実施。自動車運転者に対する対策のうち、特に重大事故につながるおそれのある横断歩行者等妨害等違反に対する指導取締りの強化などに取り組み、引き続き子どもが被害者となる悲惨な交通事故を1件でも抑止できるよう対策を推進してまいります。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○銀杏委員
 子どもの歩行中の交通事故発生状況ですが、1番は全歩行中の死者と負傷者の数で、10年間のトータルが合わせて1,160件ぐらいになるのですかね。そのうち子どもの分が2番の(2)の男児、女児で合わせて150人ぐらいということでよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)となると、大体12~13%ということですかね。分かりました。
 子どもの中では幼児、小学校1~3年生が多いというのですけれども、これまで歩行中の死傷者というと老人の方、高齢者の方が多いと思っていたのですが、高齢者はどれくらいなのですかね。

●岩城交通企画課長
 昨年は、死者数で高齢者が8人で88.1%、子どもが1人ということになっております。
 負傷者は、65歳以上が42人で40.8%、子どもは16人で15.5%でございます。

○銀杏委員
 分かりました。やはり高齢者が率としては高いということですね。
 それで今、交通安全ということもあって、通学路の点検と改修等を、安全化を進めているわけですけれども、効果があると見ておられますか。なければいけないのだけれども。

●岩城交通企画課長
 効果はあります。

○銀杏委員
 ぜひ対策を打って、しっかり減らしてもらうようにお願いいたします。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次にその他ですが、警察本部について執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前11時52分 休憩
午前11時54分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き交流人口拡大本部に係る付議案の予備調査を行います。
 なお、今回交流人口拡大本部に係る付議案は報告第2号、長期継続契約の締結状況の1件のみであります。これについては議案説明資料のとおりであり、特に説明は要しないものとしますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 続いて、請願・陳情の予備調査を行います。
 今回の予備調査は新規分の陳情1件についてであります。
 初めに、担当課長から現状と県の取組状況について聞き取りを行った上で、陳情者の願意の聞き取りや現地調査を行うかどうか検討したいと思いますがいかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、陳情4年交流人口第16号、羽田-鳥取路線の運航航空会社についてを行います。
 本件の陳情事項は、全日本空輸株式会社、ANAが羽田-鳥取路線の運航サービスを独占販売していることは不当である。鳥取県議会は、日本航空株式会社、JALやLCCなど他航空会社誘致をし、ANAに競争させることを求めるものであります。
 それでは、担当課長から説明を求めます。
 濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長の説明を求めます。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 現在、羽田-鳥取路線を運航している航空会社は皆様御存じのとおりANA、全日本空輸株式会社のみでございます。
 航空法では、航空運送事業者は運賃及び料金を定め、国土交通大臣に届出しなければいけないと規定されています。運賃については、原則航空会社の経営判断に委ねられております。
 また、航空法では、その運賃等が社会的経済事情に照らして著しく不適切であり、お客様等が利用することが著しく困難になるおそれがあるときなどは国土交通大臣が変更を命令することができるものとされているところです。
 また、これも航空法でございますが、国内定期航空運送事業を経営しようとする航空運送事業者は運航計画を定め、あらかじめ国土交通大臣に届けなければならないとされており、路線の設定は原則航空会社の経営判断に委ねるものとされています。
 現在、県の取組は運賃は航空会社が定めておりますが、地元経済団体とともに低廉化について働きかけを行っています。また、他の航空会社に対して、新規路線の開設について働きかけを行っています。

◎川部委員長
 ただいまの説明について、質疑等はありませんか。

○銀杏委員
 取組状況のところですが、県としては国等への要望等は書いていないですよね。路線数にしても羽田発着の地方便の路線数、便数の割当てというのがあるでしょうから、多分こちらが幾ら頑張ってもできないこともあって。他の航空会社とANAに対しての要請は行っているけれども、国に対しては行っていないですか。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 今おっしゃったように、羽田発着枠というのが非常にいっぱいになっているところでございます。鳥取空港については政策コンテストで今1便増えているところでございまして、その継続について、国等にも、またコンテストの継続もありますので、そこで頑張っているところでございます。

○銀杏委員
 この陳情は鳥取県議会が実施してくださいということで、実は県については特に言っていないのですよね。ということで県議会として動くかどうかという話だと思うのですけれども、一応私の会派は前国土交通大臣に要望はしてきまして、一応やったという実績はあるというところです。

◎川部委員長
 ほかの委員から何かありませんか。

○伊藤委員
 現実、今の便の乗客数ですね。これまでも1日5往復のときでも結局利用者が少なくて補助金など出して利用促進をやってきたわけだな。そうした中で、競合路線になって価格が下がるにしても、本当にやっていけるのかどうなのか。その辺のバランスも含めたところでの総合的判断について、県としての認識はどの程度。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 これといって決まったものがあるわけではないのですけれども、ダブルトラックと言われている空港でどの程度の利用者があるかというのを見ますと、ダブルトラックには年間80万人以上が必要ではないかと。ダブルトラックのところと1本のところを比べると、そこに大きな線が一つあります。
 鳥取、米子を見ますと大体60万弱とか40万弱で今のところ推移しておりますので、80万と比べると現在少し離れているところでございます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、委員のほうで陳情者からの願意の聞き取りあるいは現地調査の必要性について御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。
 特にないということでよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、今回につきましては聞き取り及び現地調査は行わないことといたします。
 暫時休憩します。再開は1時とします。

午後0時02分 休憩
午後1時00分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 交流人口拡大本部の報告事項に入ります。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行うこととします。
 それでは、報告2、「#WeLove山陰キャンペーン」及び「スペシャル・ウェルカニキャンペーン」の事業期間延長・対象拡大について、及び報告3、第2回鳥取県サイクルツーリズム推進・連携会議の開催結果について、濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長の説明を求めます。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 資料の2ページをお願いいたします。「#WeLove山陰キャンペーン」と「スペシャル・ウェルカニキャンペーン」の事業期間の延長と、対象を拡大しましたので御報告いたします。
 両キャンペーンとも5月31日までとなっておりましたが、6月30日まで延長いたしました。クーポンの利用期間を7月1日まで延長しております。
 隣接県は兵庫、島根、岡山県、広島県の4県、それから地域ブロック内県は四国と山口県の合計9県でございます。再開または拡大の開始日は表のとおりでございます。
 概要については、今までと変わっておりません。
 ワクチンの接種証明についても変わっておりません。
 実績につきましては、現在参加施設数1,618、それから補助金で34億3,000万円を支払っているところでございます。
 3ページをお願いいたします。第2回鳥取県サイクルツーリズム推進・連携会議を4月27日に開催しました。この会議は官民が協働して県内サイクルツーリズムを推進する会議でございまして、出席者の皆さんは3番に記載しております。
 この会議の概要ですが、決定事項といたしましてナショナルサイクルルートの指定に向けた県内候補ルートは鳥取うみなみロードを基軸ルートとするということを決定されました。それから、ナショナルサイクルルートに向けて走行環境、受入環境の両面を取り組んでいくこと。この議論の中で大山周遊ルート、仮称でございますが、これについては引き続き県内候補ルートに加えるかどうか検討を継続していくこととされました。
 この中で主な意見は、官民の役割分担があるという認識を持って今後取り組んでいくことが必要ですとか、走行環境を整えることが大事というような御意見をいただいております。
 今後ですが、ナショナルサイクルルートの指定に向けて、この連携会議のメンバーが参画するワーキンググループにおいて、うみなみロードを基軸としたルートの整備計画の検討を進めていくこと、また、年内をめどに整備計画を策定し、国や市町村等と連携して路面標示や案内看板など走行環境の整備を進めるとともに、受入環境の充実を図っていくこととしたいと思います。

◎川部委員長
 続いて報告4、2025大阪・関西万博鳥取県準備推進PT会議について、矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長の説明を求めます。

●矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 資料の4ページをお開きください。2025年の関西万博の開催の準備を進めるということで、副知事をトップとしましたプロジェクトチームを発足いたしました。
 第1回目の会議におきまして、関西広域連合のパビリオンの中に鳥取県としてスペース出展を予定しておりますが、その展示内容ですとか、これを契機とした国内外からの本県への誘客を進めていくことを確認いたしました。
 今後としましては、夏までに関係課等で構成するワーキンググループを複数回開催いたしまして、県民の皆さんからの意見も聞きながら今年度中に万博の出展基本計画を進めてまいるところでございます。

◎川部委員長
 続いて報告5、公立鳥取環境大学におけるウクライナ避難民の受入及び第2回ウクライナ避難民受入支援ワーキンググループ会議の開催結果について、米山交流推進課長の説明を求めます。

●米山交流推進課長
 5ページお願いいたします。このたび公立鳥取環境大学でウクライナからの避難民の方を研究者として受け入れることとなり、第2回ウクライナ避難民受入支援ワーキンググループ会議を開催いたしましたので御報告いたします。
 まず、受入れを予定している方ですが、ウクライナ東部在住の研究者お一人でございます。現在、経由国のポーランドにおいて来日の準備をされているところで、手続等が順調に進めば6月中に来県される御予定です。公立鳥取環境大学で外国人研究者として研究を継続されることになっております。
 また、ワーキング会議につきましては5月30日に開催いたしまして、県の関係部局のほか環境大学、鳥取市、鳥取県国際交流財団が出席いたしまして避難民に関する情報を共有し、今後具体的な受入準備を進めることを確認するとともに、まずは本人の御意向を尊重して引き続き情報共有しながら準備を進めていくことを確認いたしました。
 なお、資料の一番下に記載させていただいておりますが、御本人はまだ来日されておりません関係で、御本人の安全のため個人が特定されないようということで、現時点で報告できる情報としましては本資料記載の情報となりますことを御了承いただきますようお願いいたします。

◎川部委員長
 報告6、第51回日本漫画家協会賞「まんが王国とっとり賞」受賞作品決定について、岡山まんが王国官房長の説明を求めます。

●岡山まんが王国官房長
 6ページをお開きください。まんが王国とっとり賞につきましては、漫画文化の発展に積極的に取り組んでいる鳥取県、高知県に対しまして日本漫画家協会から提案され、昨年第50回の節目に創設されたものでございます。
 里中満智子先生を委員長とする選考委員会で選考が行われました結果、まんが王国とっとり賞はタイザン5さんの「タコピーの原罪」に決まっております。
 私どもとしては、このようないささかでも漫画界の発展に貢献する取組を通じまして、やっていきたいと考えております。

◎川部委員長
 報告7、みなとさかい交流館2階展示ホール利活用事業者の決定については、この後、県土整備部から説明がありますので、まんが王国官房からの説明は省略します。
 続いて報告8、首都圏における情報発信等について、及び報告9、首都圏アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の運営状況(令和3年度実績等)について、堀田東京本部長の説明を求めます。

●堀田東京本部長
 資料の8ページをお願いいたします。首都圏における交流人口の拡大、観光誘客及び販路開拓等に係る情報発信等の取組について御報告いたします。
 まず1番目、交流人口拡大及び移住定住促進に向けた取組でございます。
 大手転職サイトの主催する転職フェアに出展、また2番目、鳥取県出身及び鳥取県に興味、関心のある首都圏の学生対象のとっとりワクワク飛行機ツアー、また3番目、首都圏学生就職セミナーの開催、そして次ページに移りますけれども、4番目です、鳥取県学生寮におけるUターン就職出張相談会を開催いたしました。それぞれ実績は記載のとおりでございます。
 2つ目、観光と物産が連携した情報発信の取組でございます。
 昨年度末には、鳥取県とゆかりのある八芳園と連携し鳥取県食材や特産品、観光等をPRするイベント、また2番目、NHK「みんなのきょうの料理」とタイアップしたインスタライブを実施し、10ページでございます、春休みの牛乳消費減による牛乳ロスを食い止めるため、とっとり・おかやま新橋館で両県産牛乳の飲み比べセットを提供いたしました。
 また(4)ですが、今年度に入りまして先週には東京シティアイでの鳥取県観光PRイベントを実施しております。
 (5)ですが、メディアを活用した鳥取県情報の発信としては表に記載のとおりでございます。
 次のページに移っていただきまして、3番、県産品の販路拡大に係る取組としましてカニや鳥取和牛、星空舞、ジビエ等を使ったメニューを提供する「鳥取ごっつぉ!!郷土料理フェア」を開催、また、スーパーマーケット等での県産品PRを実施しております。
 今後ですが、新型コロナウイルス感染症の動向や国、関係自治体等の対策等に注視しながら、記載のイベント等に取り組んでまいります。
 続いて、12ページを御覧ください。首都圏アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の令和3年度の運営状況について御報告いたします。
 まず、来館者数、売上金額です。それぞれ前年度より持ち直していますが、コロナ前と比較しますと依然厳しい状況が続いていますので、集客のためのキャンペーン等を実施し、売上げの回復に努めたところでございます。
 (2)催事スペース等の利用日数、また(3)相談・情報コーナー利用件数も前年度より増加してはおりますが、(4)のコワーキングスペース利用登録数状況は依然として県内企業の方が上京を控えておられるようでして、登録数は前年度3件から2件の増となっております。
 (5)メディアの露出につきましては、ネット配信を中心に積極的に取り組んでいるところでございます。
 次のページに移りまして、コロナ禍における販売促進の主な取組ですが、オンラインショップの利用促進は、オンラインショップ商品の割引クーポンを提供するキャンペーンを実施し、月平均の売上げは昨年度比で約13%増加しております。
 丸の3つ目の物販・飲食両店舗での売上強化としまして、頑張ろう!鳥取・岡山「県産品販売促進」キャンペーンの実施により、キャンペーン期間中の売上げはコロナ前の平成30年度の同時期と比べ1階物販店舗は106.9%、2階飲食店舗は86.2%まで回復しております。

◎川部委員長
 続いて報告10、関西圏における情報発信等について、高務関西本部長の説明を求めます。

●高務関西本部長
 前回の常任委員会2月25日に御報告させていただいたもの以降の情報発信と、それから6月末までの予定を含めて、主なものだけかいつまんで御報告させていただきたいと思います。
 まず、14ページ目を御覧ください。大阪の有名な観光名所でございます通天閣とコラボして、本年度は星空舞のPRをJAとっとりと一緒に進めてまいりたいと思います。
 まず、ビリケンさんに奉納して豊作祈願を行った星空舞の種もみを、倉吉市関金町で農家の御協力をいただきまして大体1反の田んぼに植えさせていただきまして、秋に収穫したものをまたビリケンさんに奉納させていただいて、大阪の百貨店やレストランでビリケンさん米としてPRやフェアに活用していきたいと考えております。
 15ページ目を御覧ください。関西圏でいろいろイベントをしておりますけれども、主なものだけ御報告させていただきたいと思います。2の5番、鳥取すいか初販売セレモニーの参加でございます。いよいよ鳥取すいかの季節になりまして、6月上旬と書いてございますけれども、日にちが決定いたしまして来週月曜日に関西のセレモニーを行うことになります。いまだコロナの状況がございまして一部人数制限がございますけれども、3年ぶりに生産者の方も来てくださるということで、しっかりPRを進めてまいりたいと思います。
 それを受けまして、続きましてこの6番、星空舞と鳥取すいかのPRということで、JA全農とっとりが大阪駅のステーションシティで星空舞とスイカの全面的な販売とPRを行われますので、我々も一緒に観光PRも含めて行いたいと考えております。
 続きまして、16ページ目を御覧ください。8番、食のみやこ鳥取県のPRでございます。スイカの時期、ラッキョウの時期、それから昨日マグロの初販のPRとしましてマグロの解体ショーを梅田の阪神百貨店と、それからあべのハルカスの近鉄で急遽行うことになりました。昨日はテレビも来てくださいまして、夕方5時の放映では一番最初のトップニュースにも上げていただきました。これもしっかりPRを進めていきたいと思います。
 それを受けまして、関西一円のKOHYOという量販店がございますけれども、59か所でスイカ、ラッキョウ、マグロなどの鳥取のフェアをしたいと考えております。あわせまして高島屋の7店舗、あとミートモリタという、大阪の京都に近い高槻にありますけれども、そういった量販店でやはりスイカ、マグロのフェアをしたいと思っておりますし、七夕をひっかけまして星空舞のPRも注力したいと思っております。高島屋の店舗に御協力いただきまして、冷めてもおいしいおにぎりとしまして星空舞のおにぎりもしっかりPRをしていきたいと考えております。
 最後に、この16ページの3番、メディア媒体を活用した情報発信でございます。今までイベントとフェアを中心にお話しさせていただきましたけれども、このほか雑誌やフリーペーパー、新聞、それからテレビ、いろいろなものを時期に応じて情報発信に努めております。

◎川部委員長
 続いて報告11、中京圏における情報発信等について、森田名古屋代表部長の説明を求めます。

●森田名古屋代表部長
 中京圏における情報発信について報告させていただきます。毎年ラッキョウの漬け方講習会を実施してきておりまして、ファンの方もたくさん増えてきて定着しておりますが、今年もラッキョウの漬け方講習会は中止させていただきまして、代わりに新聞にラッキョウの宣伝をさせていただきましたところ、新聞掲載をきっかけに毎年楽しみしているなどの問合せなどもいただいております。
 2番目、夏山フェスタでございます。こちらは大山や氷ノ山、三朝町三徳山も一緒にPRする予定にしております。
 続きまして3番、Travel Land、こちらは申し訳ございません、日付を間違えておりまして6月17日、18日ではなく6月18日、19日です。訂正させていただきます。こちらは中京テレビが初めて開催するイベントで、70ぐらいのブースが出る予定で、にぎやかに5万人の来場を見込んでPRさせていただきます。
 あと2番、販路拡大ですが、ジェイアール名古屋タカシマヤ、駅のところでクロマグロやスイカなどPRしてまいります。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○島谷委員
 ちょっと安田委員のお得意なところを取るみたいだけれども、東京本部の分で、大阪と名古屋はマグロをやっている。マグロはすごいキラーコンテンツになるわね。首都圏など特に大間のマグロとか東京の辺りでやっているのだけれども、鳥取もマグロがあるよというのをやはり東京でもやるべきではないかと思う。その点どうなのですか。

●堀田東京本部長
 ぜひ取り組んでいきたいと思います。

○島谷委員
 やってください。

●堀田東京本部長
 はい。よく研究したいと思います。ありがとうございます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○内田(隆)委員
 提案です。1個は学生と対面であることの重要性というのがここに書いてあったと思うし、それはやっていけばいいと思うのですけれども、最近Meetyというカジュアル面談が増えているのですよ。Meetにyで、見てみてください。カジュアル面談といって実際に体験したりその会社の人たちと30分くらいZoomみたいな形でこんな感じだよという話をするのが学生でも転職サイトでも結構はやっていて、企業の採用コンテンツとしても出てきています。コストがそんなにかかるものではないので、例えば就職コーディネーターが紹介したって鳥取県の就職はこんな感じです、30分気軽にミーティングを申し出てください、で向こうからアクセスしてこれるみたいなことができるようになっているので、これは使いやすいのかなと思うので研究してみていただきたい。
もう1点は、よくこちらの求人を御紹介するではないですか。ではなくて、東京の求人でフルリモートオーケーの求人を開拓してみてはと思うのですよ。結構大手はフルリモートが大丈夫で鳥取に住んでいる人はIターンとかUターンで結構増えてきていて、だから逆に鳥取県の職である必要はなくて、せっかく東京、関西も事務所があるのだから、向こうの求人を取ってきて、移住定住者に紹介していってフルリモートオーケーですというのだったら移住の対象になるし所得も増えるわけです。その辺りを取り組んでいる県はまだ少ないので、逆にそういった求人開拓というのを東京本部なり関西本部は活動するべきだと思っていて、それがあればどんどん紹介していけるという形になるし、マッチングもすごくしやすいのではないかと思うので、ぜひお願いしたいと思います。

●中原交流人口拡大本部長
 御提案ありがとうございます。Meetyについて、カジュアル面談という新しい手法ということなので、ハローワークとか各県外本部と一緒に活用できるかどうか研究してみたいと思います。
 フルリモートオーケーの求人案件についても、今までそういった視点で見たことがなかったものですから、御提案を生かしてちょっと研究してみたいと思います。ありがとうございます。

○安田委員
 2点あります。
 まず、サイクルツーリズムですけれども、これは高橋さんにいろいろお願いしている部分があって、高橋さんとお話ししていて、走行する際に国道ももちろんなのですけれども県道を通ることがあって、やはりナショナルサイクルルート選定の際はその県道がいかに舗装されているとか、自転車等が快適に走れるかという部分がかなり重視されると聞いているのです。その辺りの御対応は、今回は国道のほうでは入っていたのですけれどもどう考えておられるのか、どういう体制で取り組まれるのか教えてください。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 うみなみロードは45%国道で、45%が県道でございます。全体的に計画をつくるのですけれども、この計画は県土整備部と、もちろん国交省ともやっていますので、一緒に取り組んでいきたいと思っております。

○安田委員
 しっかりとよろしくお願いしたいと思います。
 アンテナショップで聞かせてください。今までコロナ前には店頭に入ったところの左手とかで地元の企業とか学生とかがトライアル販売をやられていたではないですか。ああいったことは最近はどういう状況になっているのでしょうか。

●堀田東京本部長
 店頭に入って左のスペースですね、こちらも変わらず両県が交互で、今は鳥取県のラッキョウをやっておりまして、店頭販売というか試食などもやっておりますので、状況を見ながらどんどん推進していきたいと思っております。

○安田委員
 分かりました。
 境総合高校は今年は挑戦したいと新校長がおっしゃっていました。御相談があると思いますのでよろしくお願いいたします。

●堀田東京本部長
 承知しました。ありがとうございます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○内田(隆)委員
 提案で。東京本部の使い方というか、関西本部もですけれども、特に東京本部のアンテナ。使い方なのですけれども、鳥取県のことをPRするというのはもちろん100%重要なのですけれども、たまに催事スペースとかが空いている日とかあると思うのですよ。それでポップアップストア的な使い方、何でもいいのだけれども、有名な誰かがそこでポップアップをやるとめちゃくちゃ人が来るみたいな、ブランドの何とか、プチプラコスメの誰々とか、誰でもいいのだけれども、コンテンツは例えば伊藤園とか何でもいいのだけれども、それで集客すれば必然的に人が来て鳥取のものを見てもらう、ということも含めて考えたほうがいいと思うのです。せっかくあれだけ立地がいいのだから、ほとんどただで、インスタベースで2万人、4万人集客できる人たちもいるので、そういうイベントの見せ方で結果鳥取のものを見てもらうということができれば、そことのコラボもあるみたいな目線にもなるし、もちろん重要なのは鳥取県のもので鳥取県の予算を使っているからそれは当然だけれども、頭を柔らかくして使ってほしいなと思いますので、それもぜひ検討してみてください。
 例えば何でもいいですよね、星空舞で来ている篠原さんとかが何かされるならちょっとやってみてくださいということだけでも集客できるだろうし、そういう使い方もありかと思います。

●堀田東京本部長
 ぜひ検討させていただきます。ありがとうございます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○島谷委員
 確認です。2ページの#WeLove山陰キャンペーンの関係で、これは6月30日までになっているのだけれども、この後、それこそ国のやつがまだその後になるのであればこれを延長するという考えはあるのだろうか。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 観光庁が一旦公表している観光事業喚起策というのは地域観光事業支援の後に国のGoToトラベルの再開、それから県版GoToトラベルとなっています。今委員おっしゃったように、国の様子がまだよく分からないのですけれども、国のGoToトラベルなどの再開が遅れましたら、県のこのキャンペーンを延長していきたいと思います。

○島谷委員
 分かりました。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○内田(隆)委員
 2ページ目、昨日話があって、日帰り入浴施設などでゼロ歳から12歳は基本要らない。12歳から18歳までの親御さんとか含めて、どうやったら大丈夫ですよというメッセージをその施設側に伝えておいていただきたいと思います。米子の入浴施設なのだけれども、実際に行ってみてうまく説明ができなかったと。この年齢はこれだけ求めますよというのを使っておられるところにちゃんと伝えていただいて、説明ができるようにしておいてほしいというのが1点。
あと4ページ目、関西国際博覧会の概要について、大阪に来てもらった人を鳥取に来てもらおうという誘客もすごく重要でパビリオンとか出すのだと思うのですけれども、もっと言ったら米子インで米子アウトだとか米子インで関空アウトなどという需要の開拓をするのもありだと思う。そこについて早めに、今それこそ海外の代理店とかいっぱい来てもらっている中で、もちろん関西インの関西を誘導していくのと並行して、ダイレクトに米子空港を使ってもらう、かつそれで定期便の維持につながるような、復活につながるようなところも含めて、これを使って路線を維持、発展させていくという目線のものがあまり見えてこないから、そこはちゃんとこうやっていますよというのを我々に伝えていただければと思うので、よろしくお願いします。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは次にその他ですが、交流人口拡大本部について執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第といたします。

午後1時29分 休憩
午後1時33分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き地域づくり推進部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 初めに、木本地域づくり推進部長の総括説明を求めます。

●木本地域づくり推進部長
 地域づくり推進部議案説明資料の3ページをお願いいたします。予算につきましては、公共交通が持続可能な形となるように県民の皆様と一緒に公共交通の利用促進に取り組むための予算600万円をお願いしております。
 また、予算関係以外といたしまして、県議選、知事選に必要な費用の県費負担の基準額を引き上げるための条例改正もお願いしております。
 詳細につきましては、担当課長から御説明させていただきます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 それでは、関係課長から説明を求めます。
 野坂地域交通政策課長の説明を求めます。

●野坂地域交通政策課長
 4ページ目を御覧ください。みんなでエンジョイ!!JR等公共交通利用促進事業でございます。補正予算額600万円、コロナの臨時交付金を充当して行うものでございます。
 コロナの影響で、JRをはじめといたしまして公共交通の利用者が大幅に減少しております。こうした中、JR西日本では路線の減便や一部路線の収支状況等の公表が行われております。
 将来にわたって公共交通の維持、促進を図っていくために、これまでもJR西日本への要望ですとか、後ほど報告事項で報告させていただきますけれども国等に対しての働きかけなども行っております。一方で、事業者の方に単に残してほしいと要望するだけではなく、地域としても利用者を増やしていくことが必要と考えております。
 3の取組状況のところにも記載しておりますけれども、5月16日に官民連携の「みんなで乗りたくなる公共交通利用促進協議会」を開催して公共交通を利用促進する乗ってecoh(行こう)!県民運動というものを開始したところでございます。今回の補正予算でございますが、この県民運動に加えましてさらなる利用促進を進めるために観光客や子どもなどターゲットを定めて、夏休みを活用して利用促進のキャンペーンを実施して利用者を増やしていこうというものでございます。
 1の鉄道の観光利用に合わせたキャンペーンでございますが、岡山県で7月から9月にデスティネーションキャンペーンを予定されております。これに合わせて、JRとともに本県に観光客を呼び込む仕掛けの検討を進めております。実際に内容が決まりましたら、速やかに対応できるように記念品や沿線イベント等に関する経費をお願いするものでございます。
 また、2番目のJR等をはじめとする公共交通利用促進ですけれども、子どもの頃から公共交通に親しむということで小学生に対する自由研究募集ですとか、県民や観光客の方がSNSを発信して公共交通に乗っていただくような魅力を発信するキャンペーンを実施するものでございます。
 後で報告事項でも触れさせていただきますけれども、利用促進だけではなくて公共交通の利便性を高める鳥取型MaaSも協議会を立ち上げておりまして、今回の補正予算ですとか県民運動の利用促進に加えて利便性を高める取組の両輪で地域公共交通の維持、確保を図ってまいるものでございます。

◎川部委員長
 続いて、野口市町村課長の説明を求めます。

●野口市町村課長
 同じ資料の8ページ、議案第4号、条例関係でございます。鳥取県議会議員及び鳥取県知事の選挙における選挙運動用自動車の使用等について、県費負担に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提出理由、その概要について御説明させていただきます。
 まず1番、提出理由でございますが、これは参院選のたびに見直しが行われております公職選挙法施行令の改正に伴う選挙運動用自動車の使用等に関する基準額の引上げに連動いたしまして、県議会議員選挙及び知事選挙における県費負担に係る基準額を引き上げるものとなっております。
 2番、概要でございますが、(1)の自動車の使用、(2)のビラ作成、(3)のポスター作成につきまして、いずれも増額するものとなっております。
 3番、施行期日につきましては、(1)にありますとおり公布の日としております。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、次に報告事項に移ります。
 なお、質疑等については説明終了後に一括して行うこととします。
 改めてお願い申し上げます。説明は簡潔にお願いいたします。
 それでは、報告12、アートピアとっとり行動指針の中間評価について、村上文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。

●村上文化振興監兼文化政策課長
 2ページを御覧ください。アートピアとっとり行動指針の中間評価について、概要を御報告いたします。
 平成31年3月に策定いたしましたアートピアとっとりの行動指針でございますけれども、このたびこの指針の中で設定しました数値目標について、鳥取県芸術文化振興審議会において達成状況を点検評価するということを定められておりますことから、対象期間5年の中間年に評価を実施したものでございます。
 評価につきましては2点について行っておりまして、1点目が数値目標の達成度評価でございます。これは四角に記載しております4項目につきまして、県政参画電子アンケートの結果を基に行っております。
 また、2番目の施策の方向性の取組評価でございますが、3ページを御覧ください。3ページの左の欄の2に基本方針及び施策の方向性を記載しております。この3つの基本方針に係る7つの方向性につきまして、県政参画電子アンケートで県民の評価を把握するとともに、関連する10課の65事業につきまして、取組状況でありますとか課題等につきまして総合的に評価等をいただいたものでございます。
 まず、数値目標の達成度評価でございますが、表に記載しております。鑑賞したことがある、活動したことがあるといったデータで、1番から3番につきましてはいずれも策定時を下回っております。このアンケートではしなかった理由も把握しておりまして、理由の7割がコロナ感染予防のため外出を控えた、あるいは催事が中止となったということを挙げておられました。
 以上のことから、審議会におきましても1から3の項目について割合が減少しているのはやむを得ない結果のため評価が難しいという声がございました。また、コロナ禍においても新たな工夫をお願いしたいという意見もございました。
 次に、施策の方向性の取組評価でございますが、7つの方向性に係る審議会の主な評価、意見を記載しております。例えばアートに親しむ機会の充実と環境整備につきましては、コロナ禍で制約が多い中、公演や催事のライブや録画での配信、また博物館等では講座内容をウェブを活用したおうちで観察会といったようなものに変更されております。創意工夫をして取り組んだことを評価する声が多くございました。また、各種情報の集約、発信や活動者の支援、ネットワークづくりなど具体な事業がなく、取組が不十分であるという御意見もございました。
 今後の対応でございますが、コロナの影響もありまして実態把握が難しい状況ではありましたが、目標値が大きく下回っておりましたので、今後コロナが収束した後に向けまして活動や鑑賞の回復、増加に向けて催事内容でありますとか情報発信について工夫していきたいと考えております。
 また、このたび推進が不十分であることが浮き彫りとなりました広報活動の強化、人材の育成、県立美術館開館に向けた機運の醸成などにつきましては、関係各課、団体等と連携しながら重点的に取り組んでいきたいと考えています。

◎川部委員長
 報告13、第24回デフリンピック卓球競技に出場した井藤博和選手の結果について小林スポーツ課長の説明を求めます。

●小林スポーツ課長
 4ページをお願いいたします。オリンピック・パラリンピックと並びます、4年に一度の聴覚障がいのある方の世界大会、デフリンピックがブラジルで開催されまして、鳥取県日吉津村出身、井藤博和選手、現在は千葉県浦安市に在住でございますけれども、卓球の男子チームの主将として出場されまして、男子団体では21年ぶりの銅メダルを獲得されるなど非常に好成績を収められましたので御報告させていただくものでございます。
 戦績、それから井藤選手のプロフィールにつきましては、簡単に概要として書いてございますので御覧いただけたらと思います。
 今回のブラジルのデフリンピックにおきましては、日本チーム全体としてもメダルが史上最多になるなど大変好成績を収められたと聞いております。引き続き鳥取県としましても聴覚障がいのある方の選手強化に努めてまいりたいと思います。

◎川部委員長
 報告14、中山間地域等サポートチームの設置及びキックオフ会議の開催結果について、齋藤中山間地域政策課長の説明を求めます。

●齋藤中山間地域政策課長
 新たに中山間地域等サポートチームを東部、中部、西部、日野地区に設置し、そのキックオフ会議を5月20日に開催しましたので、その結果概要について報告いたします。
 サポートチームは、昨年度実施しました中山間集落実態調査の結果、今住む土地にそのまま住み続けたい方の割合が86.4%と大変高い割合であったのに対しまして、少子高齢化、集落の小規模化の一層の進展を背景といたしまして買物や移動など地域の課題がより深刻化している実態が浮かび上がったことから、これを行政課題として重く受け止める一方で、地域住民の地域課題解決に向けた取組をこれまで以上にきめ細かく支援して掘り起こし守り立てていく必要があるため、立ち上げることとした組織であります。
 このたび、前回2月定例会でも御議論を頂戴したところでございます。各種研修会など様々なきっかけで地域課題に気づきを得た住民がその解決に向けた取組を具体的に行うようになるまでには、仲間づくりですとか地域での話合いの場づくりですとか体制づくりなど様々な段階というかハードルがありまして、途中で挫折しないように寄り添いながら課題抽出ですとか助言、事例紹介などの支援をしていくことが効果的でもあり不可欠でもあると存じております。サポートチームはこの伴走支援を各地域において行うものでございます。
 地域住民の取組に対する支援を、これまでも市町村は無論のこと県も総合事務所ごとに専属の職員を充てた中山間地域振興チームですとかを設置して対応してきたところでありますし、公益財団法人鳥取県民活動活性化センターが東中西にそれぞれ拠点を設けて対応されてきたところでございます。
 新たに立ち上げましたサポートチームは、県の中山間地域振興チーム、県民活動活性化センター、市町村を中心にほかにも地域のNPOや外部の専門家などにも適宜加わっていただきながら構成される連携協働組織であります。その概要は資料の6に参考として記載のとおりでございます。
 サポートチームの立ち上げによりまして、これら関係機関が情報共有や支援方針の確認を行うことにより同じ方向を向いて支援できる体制を整えるとともに、ある機関が受けた地域住民の相談を別の機関の支援につなげるなど総合的な支援の実を上げ、またサポートチームの活動を適宜PRして県民に御承知いただいて、取りあえずここに相談すれば何かの支援につながるといった取り組みやすさですとか安心感を醸成する効果を目指したいと考えております。
 5月20日に行いましたキックオフ会議では、早速各サポートチームが今後継続的に支援していく対象地域とその支援方針が報告されました。資料4、概要とありますけれども、そちらにその事例を抜粋して記載させていただいております。
 なお、各サポートチームの支援対象地域はこのキックオフ会議以降も随時追加や入替えなどは行うつもりでございます。
 今後、サポートチームごとに支援対象地域の支援を継続的に行うとともに、今回のキックオフ会議のような合同会議を定期的に開催いたしまして支援の進捗状況ですとか優良事例、課題などを共有する場を持つこととしております。
 今後とも地域住民による地域づくり、地域活性化の取組が一つでも多く掘り起こされて実行されて、拡大、発展し持続するように、このサポートチームの活動を通じまして関係機関一丸となって支援に努めていく所存であります。

◎川部委員長
 続いて報告15、JRローカル線問題に対する国土交通省などへの働きかけについて、及び報告16、コロナ後を見据えた公共交通利用促進の取組について、野坂地域交通政策課長、簡潔に説明をお願いいたします。

●野坂地域交通政策課長
 6ページ目を御覧ください。JRローカル線問題に対する国土交通省などへの働きかけについてでございます。
 国土交通省において鉄道の見直しに関する検討会ですとか、JR西日本が輸送密度2,000人未満の区間の収支率を公表されたことを受けまして、鉄道ネットワークの維持、確保に向けて5月11日に国土交通省などに要請を行っております。
 1つ目で、(1)の全国知事会、(2)の広島県を中心としました有志の28道府県による要請活動を国土交通省の山田事務次官に対して行っております。あと、中ほどの米印にありますけれども自民党の議連に対する要請活動を行いますとともに、中国地方や近畿地方と連携した提言を取りまとめるなど機会を捉えた要請・提言活動を行っております。
 2の今後の取組に記載しておりますが、利用促進や利便性に向けた取組を実施するとしております。
 続いて、関連して7ページ目、コロナ後を見据えた公共交通利用促進の取組について説明させていただきます。公共交通を取り巻く環境が一層厳しいものになっていることから、官民連携した県民運動による利用促進やMaaSの展開による公共交通の利便性向上を図る協議会、セミナーを開始しております。
 1番目、公共交通利用促進県民運動でございます。5月16日に協議会を開催いたしまして公共交通乗ってecoh(行こう)!県民運動を推進することを決定いたしました。内容は概要欄に記載しておりますが、利用促進を宣言する企業を募集しまして、団体ごとに利用促進の取組を行っていただく、駅前などを中心に展開しまして全県的な運動として実施していくということを考えております。
 主な意見でございますが、市町村や商工団体からはできることは協力していきたいというような発言をいただいております。本日現在で5団体から申込みを受けておりますし、幾つか問合せも入ってきております。協議会の後に開かれました麒麟のまち圏域の会議でも県民運動を協力してやっていくということですとか、そういった反響も出てきております。一層の県民運動の展開を図るとともに、先ほど補正予算でも説明させていただいた夏休みを利用した取組などを民間の皆様と連携して精力的に行っていきたいと考えております。
 2番目の鳥取型MaaSの推進でございますが、公共交通の利便性を高めるために5月19日に交通の統合や他の産業と垣根を越えた共創によるサービス開発を行うような官民連携のコンソーシアムを設立して、同時に記念セミナーを開始しております。
 8ページ目の上段でございますが、この交通だけではなく観光、福祉などの各分野から52団体・名で設立しております。
 R4年度の実証実験の主な取組を記載しておりますが、(1)のJR、若桜鉄道、路線バス等の共通チケットの実証実験や、(2)のY-MaaS、西部圏域での共通パスなどの実証運行を行っていくというような、本県に適した鳥取型MaaSを展開していくという方向性を確認しております。
 あと(5)にございますけれども、記念セミナーでは「移動サービス供給力の確保」をテーマに、例えば福祉と移動の連携ですとかタクシーのDXなどの講演をいただきました。主な内容にございますけれども、失敗を恐れず実証実験をやって早くPDCAを回すといったような御意見もいただいております。今後はこうしたMaaSの実証実験を進めて、交通の利便性を高めてまいりたいと考えております。

◎川部委員長
 報告17、とっとり弥生の王国青谷弥生人そっくりさんグランプリの決定について、中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長の説明を求めます。

●中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長
 9ページを御覧ください。とっとり弥生の王国青谷弥生人そっくりさんグランプリの結果について御報告させていただきます。
 今年1月に実施いたしました青谷弥生人そっくりさんコンテストの入賞者、特別賞受賞者を鳥取県に御招待いたしまして、そっくりさん入賞者10名の中からそっくりさんナンバーワンを決定する青谷弥生人そっくりさんグランプリを、先週の土曜日、5月28日に青谷町の農林漁業者トレーニングセンターで開催いたしました。会場に80名の参加をいただきまして、またYouTubeで同時配信いたしました。御参加の会場参加者、それから審査員、そしてYouTubeの視聴者の方々に採点をいただきまして、それらの合計点でグランプリを決定し、大阪府在住の吉田昌弘さんが選ばれたところでございます。
 また、この日から翌日にかけてそっくりさんの皆さんにツアーをお楽しみいただきまして、当日は三朝温泉に御宿泊いただき、翌日大山観光とともにむきばんだ史跡公園で様々な体験をしていただきました。
 こうしたところを報道機関にも提供し取材していただいたところですが、大変多くの反響がございまして、例えば青谷上寺朗の公式ツイッターでは結果発表時には2,000を超えるぐらいの「いいね!」をいただくとか、様々な反響をいただいたところでございます。
 今後につきまして、青谷上寺地史跡公園のオープン1年前のイベントをこの秋に企画しておりますが、そうした様々なイベントに御協力いただこうと考えております。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○広谷委員
 7ページのコロナ後を見据えた公共交通利用ということで、利用促進を展開するのに当たって協議会を立ち上げたということですけれども、その中で(6)にも書いてある麒麟のまちの圏域でも県民運動を推進してというような格好で、公表された区間が浜坂-鳥取間かな。それと智頭と津山の間ですので、この麒麟のまち圏域もこの協議会で一緒に協議するという、協議会の中に加わってもらって協議するということが必要ではないかと思うのだけれども、岡山にしろ新温泉町にしろその辺りについてはどんなだろう。別々にやっていてもいけないと思うのだけれども、その辺りどうなのですか。

●野坂地域交通政策課長
 利用促進の取組につきましては委員おっしゃるとおりですけれども、まずはこの協議会につきまして、麒麟のまち圏域の鳥取県内の市町村は構成員に入っていただいております。JRが公表されてすぐ、麒麟の圏域から平井知事に要望活動に来て、そのときにもJRへの働きかけ、国への働きかけ、あともう一つが利用促進を一緒にやっていきましょうと、協議会からも県に要請がありまして、県もやっていくのですけれども麒麟のまちも県に要望された上で自分たちもやっていこうというようなことを取り決められたのだと思っております。そこは連携してやっていこうと思います。
 あとここには書いておりませんけれども、委員おっしゃるとおり兵庫県、岡山県とまたがっておりますので、そちらは個別に県同士でも意見交換をしたり市町村と情報共有をして、どういうことをやっていけるかという話合いをこれとは別の場面で始めているところです。

○広谷委員
 ばらばらで取り組むより、やはり一緒にやったほうが効果もあると思うので、その辺りはしっかりとやっていただきたいと思います。

●野坂地域交通政策課長
 どういった連携ができるのか、この協議会の中ですとか別の場面も含めてどういったことができるか、相談してやっていきたいと思います。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○島谷委員
 公共交通の関係でこれに直接ではないのだけれども、JRの利用促進で、今まで関西に行くときにあったトクトク切符というのが廃止になって、インターネットで2週間前までにということで割引があるのだけれども、やはりそれでもトクトク切符よりは高い。あとトクトク切符の場合は予約したその列車に乗れなくても別の列車に乗れたのだけれども、インターネットでやるのはそれしか乗れないというような、本当に利用がかなり難しくなっている。これ自体がもう利用するなという感じになってしまう。利用料金も高くなるということは、関西圏に行くならJRではなくてバスにしようかとか、同じ公共交通でいいのだろうけれども、鳥取県としても智頭急行なり株式を持ってやっている以上、そういうことの利便性の確保はどう考えている。そのままにしてしまうの。

●野坂地域交通政策課長
 JRの往復割引切符がなくなって、インターネットで別の形での割引切符といいますか、そういったものに替わったというのは承知しております。基本的には智頭急行もですけれども、JRでどういうサービスを提供していくのかという方針が主になるとは思います。我々も話をする機会があったものですから、ネットを使えない方もいらっしゃるのでどうなのでしょうかという話は申し上げているのですけれども、それに対しては今のいろいろなサービスがネットで通信販売とかも安くなっているというようなところで、そういうサービスにJRも遅まきながら入ってきたのだということと、鳥取県から行かれる方にとっては往復の割引切符がなくなってしまったように感じるのですけれども、関西から来る方が安い金額で来ていただける、そちらの面でのサービスが向上しているというようなお話も聞いております。御意見があったことは改めてJRには伝えてはみたいと思います。

○島谷委員
 いや、金額もそうなのだけれども、利便性だよね。その列車しか乗れないというような硬直化したような利便性であれば使いにくいのではないかと思う。前みたいに座席が取れなくても自由席とか別の列車に乗れるようにしないとますます利用しづらいということで離れていくのではないかと思うので、しっかりそこはJRに対しても言ってほしいし、県としてもできることはやってほしい。

◎川部委員長
 しっかりと対応をお願いします。
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次にその他ですが、地域づくり推進部について執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午後2時02分 休憩
午後2時05分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き県土整備部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行うこととします。
 初めに、蒲原県土整備部長の総括説明を求めます。

●蒲原県土整備部長
 資料の2ページを御覧ください。平成4年5月定例会の予算関係の議案としては議案第2号を27ページまで、それから予算関係以外の報告としては報告第1号と報告第2号、公共事業実施地区につきまして37ページ以降で御説明させていただきます。
 3ページが補正予算説明資料の総括表になります。補正前484億900万円余でありますところを今回の補正で37億1,200万円余の審議をお願いするというものでございます。
 詳細につきましては、関係課から御説明させていただきます。
 ここで1点、資料の41ページにつきまして修正をお願いしたいと思います。机上で正誤表をつけさせていただいておりますように、2行目にございます水貫川の事業概要が「JR橋梁上下部工」となってございますのが、正しくは「排水機場土木工事」となります。間違いの記述でございまして、大変失礼いたしました。

◎川部委員長
 続きまして、関係課長から説明を求めます。
 なお、報告第2号、長期継続契約の締結状況については議案説明資料のとおりですので、特に説明は要しないこととします。
 山本県土整備部次長兼県土総務課長の説明を求めます。

●山本県土整備部次長兼県土総務課長
 資料15ページをお願いいたします。公共事業補正予算総括表でございます。
 今回、公共事業の県土整備部補正額36億9,700万円余の増額をお願いしております。補正後の事業費は478億800万円余でございます。
 続きまして、31ページをお願いいたします。報告第1号、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定についてということで2件御報告させていただきたいと思います。いずれも公用車事故による損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について専決処分したものでございます。
 1件目、31ページが4月20日に専決処分したものでございまして、相手方は八頭町の個人の方でございます。県の過失割合が10割、損害賠償金1万6,901円を支払うものでございます。
 事故の概要は、記載のとおり1月19日に八頭町の大江地内で八頭県土整備事務所の職員が除雪用務でロータリー除雪車で除雪作業をしておりましたところ、レバー操作を誤りまして排雪が民家の敷地内に駐車していた相手方の自動車に当たりまして、サイドミラー等が破損したものでございます。
 2件目は33ページでございます。5月7日に専決処分いたしました。相手方は米子市の博愛病院で、県側の過失割合を10割として損害賠償金13万4,200円を相手方に支払うものでございます。
 事故の概要につきましては、令和4年1月6日、博愛病院の敷地内で西部総合事務所米子県土整備局の職員が米子保健所の応援業務で患者搬送のために輸送車を運転中に、方向転換をするために後進した際、安全確認が不十分であったために相手方のフェンスに衝突し、フェンスを破損させたものでございます。
 このたびは職員の公用車使用中の不注意によりまして相手方に多大な御迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げたいと思います。引き続き職員に対しましては安全運転を徹底するよう指導してまいります。

◎川部委員長
 米増道路企画課長の説明を求めます。

●米増道路企画課長
 資料の4ページをお願いいたします。道路橋りょう維持費のうち、一般公共事業について国認証に伴う補正等をお願いするものでございます。
 まず中段ですが、防災・安全交付金の災害防除につきましては、国の認証減がありましたので3億3,800万円余の減額補正をするものでございます。
 次に、通学路安全対策でございます。国認証に伴う増額補正をお願いするものでございまして、詳細は次の5ページをお願いいたします。通学路の安全対策事業について、3億4,300万円余の増額をお願いするものでございます。平成24年度以降、教育委員会、PTA、警察、道路管理者が連携して通学路点検を行っております。それに基づく安全対策を行っております。また令和3年、千葉県八街市で発生しました死亡事故を踏まえ、これまでの視点に加え新たな視点を加えて対策を実施しております。このたびの補正により新規に2か所、継続箇所14か所に充当し、新たな観点で抽出した箇所の全ての対策に着手するものでございます。引き続き早期の完了に取り組んでまいりたいと思っております。
 続きまして、4ページに戻っていただきまして中段の表の3段目でございます。市町村代行事業でしております町道中山インター線について、将来的にこの路線が通学路になるということで、社会資本整備交付金から防災・安全交付金の通学路安全対策に振り替えるということで防災・安全交付金に新規に1億8,500万円余をお願いするものでございます。
 次に、社会資本整備交付金(広域連携)の修繕事業でございます。観光周遊ルート上のアクセス道路を対象に修繕事業を行うものでありまして、ジオパーク周遊ルート等の路線において国認証の増に伴い1億7,000万円余の増額補正をお願いするものでございます。
 以上、道路企画課合計として1億9,100万円余の増額をお願いし、補正後合計147億6,700万円余とするものでございます。
 続きまして、資料の34ページをお願いいたします。道路瑕疵に伴う損害賠償に係る和解及び損害賠償額の決定について、令和4年5月23日に2件の知事専決処分を行いましたので報告いたします。
 1件目でございますが、令和2年2月5日、三朝町木地山地内においてトンネル上部から垂れ下がったケーブルに衝突し車両が破損したものであります。県の過失割合を10割とし、和解の相手方に34万3,585円を支払うものでございます。
 続きまして、35ページをお願いします。令和4年1月21日、北栄町亀谷地内において県道倉吉東伯線を走行中、路面の陥没した部分にはまり車両が破損したものでございます。県の過失割合を8割とし、和解の相手方に対し11万2,983円を支払うものでございます。
 このたびの事象におきまして、多くの方々に御迷惑をおかけしました。一層道路パトロールや施設点検に留意し、このような事案が発生しないよう努めてまいりたいと思います。申し訳ございませんでした。

◎川部委員長
 永田道路建設課長の説明を求めます。

●永田道路建設課長
 県土整備部資料の6ページをお願いいたします。一般公共事業といたしまして、地域高規格道路整備事業、社会資本整備総合交付金の広域連携事業、防災・安全交付金の道路改築事業について国の認証増、その他の事業については国の認証減ということで、これらに伴いまして差引き補正額8億9,400万円余について増額補正をお願いするものでございます。
 説明欄に記載の事業のうち増額補正分のみ説明させていただきますけれども、まずは1段目にあります地域高規格道路整備事業といたしまして国道181号江府道路ほか2か所に補正額13億5,500万円余をお願いするものでございます。この内容につきましては次の7ページをお願いいたします。7ページ中段に県内で実施中の高規格道路5か所をお示ししております。今回増額補正をお願いいたします3か所のみ御説明させていただきますが、国道313号線の倉吉道路について6,500万円、倉吉関金道路について5億9,000万円、国道181号江府道路について7億円の補正をお願いするもので、これらをもって地域高規格道路の整備を推進してまいります。
 6ページにお戻りいただきまして、資料欄4段目の社会資本整備総合交付金(広域連携(道路))といたしまして岩美停車場河崎線ほか5か所に補正額3億600万円余、5段目の防災・安全交付金(国道改築)といたしまして国道181号に2,300万円余をそれぞれ国の認証増に伴う増額補正をさせていただき、その他は国の認証減に伴い減額補正をお願いするものでございます。
 次に、6ページ下段に記載しております街路事業についてですが、補正額6億500万円余について増額補正をお願いするものでございます。内容といたしましては、防災・安全交付金の上井羽合線に補正額2億1,000万円、都市計画事業立川甑山線ほか3か所に補正額3億9,500万円余をそれぞれ国の認証増に伴い増額補正をお願いするものでございます。
 道路建設課合計といたしまして15億円余の増額補正をお願いするもので、補正後合計113億8,800万円余とするものでございます。
 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。
 引き続きまして、資料の28ページをお願いいたします。報告第1号、議会の委任による専決処分を行いましたので御報告いたします。
 なお、28ページから30ページは令和4年4月18日専決分3件、1ページ飛びまして32ページは4月26日専決分1件でございますが、いずれも工事請負契約の変更に関するものでございますので一括して御報告させていただきます。
 まず28ページ、国道178号岩美道路のトンネル工事(牧谷トンネル)の変更についてでございます。
 変更理由といたしましては、週休2日モデル工事の実施による経費補正を行ったことにより請負代金額の増額を行い、また新型コロナウイルス感染の発生に伴い工事を一時中止したことに伴い工事完成期限を延長したもので、金額は記載のとおりでございます。
 次に、29ページをお願いいたします。国道178号岩美道路の橋梁上部工(浦富高架橋)3工区の変更でございます。
 変更理由といたしましては、工事現場に近接する鉄道事業者との協議の結果、上部工の架設工法が変更になったことに伴い増額変更を行うもので、金額は記載のとおりでございます。
 次に、30ページをお願いいたします。国道178号岩美道路の橋梁上部工事(浦富高架橋)4工区の変更でございます。
 変更理由といたしましては、週休2日モデルの実施による経費補正を行ったことにより増額補正を行うもので、金額は記載のとおりでございます。
 次に、1ページ飛びますが32ページをお願いいたします。国道313号(倉吉関金道路)の橋梁上部工事(上古川橋A1~P4)の変更についてでございます。
 変更理由といたしましては、週休2日モデル工事の実施による経費補正及び熱中症対策に資する現場管理費補正を行ったことにより増額変更を行うものです。金額は記載のとおりでございます。

◎川部委員長
 岩下河川課長の説明を求めます。

●岩下河川課長
 資料8ページをお願いします。いずれも国認証の増額に伴い予算の増額をお願いするものでございます。
 まず、河川改良費の大規模特定河川事業につきまして3か所、補正額2億3,600万円の増額。続きまして直轄河川事業費負担金につきまして、補正額6,300万円余の増額でございます。
 以上、河川課合計として2億9,900万円余の増額により、合計84億8,800万円余をお願いするものでございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 山根治山砂防課長の説明を求めます。

●山根治山砂防課長兼淀江産業廃棄物処理施設計画審査室参事
 資料の9ページをお願いします。上段、治山費、治山事業の補助事業及び交付金事業でございます。いずれも国の認証増に伴うものであり、合わせて2億6,500万円余の増でございます。
 中段は砂防費、砂防関係の補助及び交付金の各種事業でございます。10事業ございますが、このうち1行目、2行目の交付金事業の減額は3行目、4行目の補助事業へ移行したことによるものの減額、また下から2行目、3行目の大規模更新事業の減額は最下段に砂防メンテナンス事業が新設されたことに伴って移行したものでございます。その他は国認証に伴うものでございまして、合わせて2億4,500万円余の増額でございます。
 続きまして、10ページをお願いします。直轄砂防事業負担金でございます。大山山系の直轄砂防事業の促進に要する県の負担金でございまして、4,400万円余の増でございます。
 以上、治山砂防課といたしまして総額5億5,500万円余の増額補正をお願いし、補正後合計75億8,500万円余とするものでございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 清水空港港湾課長の説明を求めます。

●清水空港港湾課長
 資料11ページをお願いします。上の段、漁港建設費のうち漁港事業(一般公共)について1億円の補正をお願いするものであります。これは泊漁港においてサンドポケットの整備や第3防波堤の補修設計を行うものであり、国認証増に伴う補正であります。
 次に下の段ですが、港湾建設費のうち港湾事業(一般公共)について10億500万円余の補正をお願いするものであります。
 各事業の内訳につきましては下の表に記載しておりますけれども、このうち港湾補助事業につきましては次の12ページで御説明いたします。
 その他の事業につきましては、社会資本整備総合交付金では鳥取港の第2防波堤延伸など、防災・安全交付金事業では米子港のマイナス4.5メートル岸壁の補修など、港整備交付金事業では田後港の波除堤整備など、海岸メンテナンス事業及び港湾メンテナンス事業では石脇港海岸や鳥取港などの各施設の補修を実施するものであり、いずれも国認証増に伴う補正でございます。
 続きまして、12ページをお願いいたします。先ほどの港湾建設費のうち、港湾補助事業につきまして8,000万円の補正をお願いするものであります。
 1つ目は鳥取港の第2防波堤のかさ上げについてでございます。過年度の豪雨によりまして防波堤を越波して流木が港内に越流したことから、かさ上げによる対策を継続して実施しているものであり、国認証増に伴う補正でございます。
 2つ目はカーボンニュートラルポート形成計画の策定に係る費用でございます。2050年カーボンニュートラルの実現を目指して、脱炭素化に向けた港湾機能の高度化や臨海部の産業と連携した温室効果ガス排出削減を図るため、国におきまして策定マニュアルが作成されたところであります。全国の重要港湾以上の港湾が計画策定の対象となりますことから、鳥取港におきましても脱炭素化の検討を行うこととしまして、国の新規配分に伴う補正をお願いするものでございます。
 次に、13ページをお願いいたします。境港管理組合負担金について、1,500万円の補正をお願いするものであります。これは境港公共マリーナの航路の堆砂対策としまして、定期的に航路に隣接するポケット部をしゅんせつするところでございますが、そのポケット部の堆砂が進行し航路への異常堆砂が起きやすい状態となっておりますことから、ポケット部のしゅんせつ1万9,000立米を行うものであり、起債分を除きました一般財源の費用を負担するものでございます。
 次に、14ページをお願いいたします。上段より、空港費のうち空港事業(一般公共)について70万円の補正をお願いするものでございます。これは鳥取空港の滑走路安全区域整備の調査設計を行うものでありまして、国認証増に伴う補正でございます。
 次に、直轄港湾事業負担金について1,900万円余の補正をお願いするものであります。これは鳥取港の第1防波堤延伸の国認証増に伴う補正であります。
 次に、直轄空港事業費負担金について2,500万円余の補正をお願いするものであります。これは米子空港のエプロン舗装改修、電源設備の更新の国認証増に伴う補正であります。
 以上、空港港湾課合計として11億6,600万円余の増額補正をお願いするものであり、補正後合計60億1,600万円余とするものであります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行うこととします。
 執行部の皆さん、説明は簡潔にお願いいたします。
 それでは報告18、令和4年GW期間中における鳥取砂丘周辺の道路の渋滞状況について、米増道路企画課長の説明を求めます。

●米増道路企画課長
 資料2ページをお願いいたします。ゴールデンウイーク中における鳥取砂丘周辺の道路の渋滞状況について御報告いたします。
 コロナ感染拡大対策に伴う行動制限が解除されたところでございますが、そのゴールデンウイーク中の鳥取砂丘の周辺の入込客は約14万6,000人となり、昨年に比べ約2.45倍となったところでございます。それに伴い、周辺道路では5月3日午後3時頃、砂丘入口交差点から砂丘トンネル付近に一時的に渋滞が発生しましたが間もなく解消し、その後目立った渋滞は発生しておりませんでした。原因としましては、曜日の編成や比較的天候に恵まれたことなどから入込客が分散したことや、後段に記載しております臨時バス、誘導看板、ホームページ等に掲載とか渋滞対策を講じた結果と考えております。引き続き国土交通省、鳥取市、警察と連携し、鳥取砂丘周辺の渋滞対策に取り組んでいくところでございます。

◎川部委員長
 報告19、日野川流域の渇水に伴う取水制限開始と今後の対応について、岩下河川課長の説明を求めます。

●岩下河川課長
 資料3ページをお願いします。日野川流域の渇水に伴う取水制限開始と今後の対応について御説明いたします。
 日野川流域では、5月に入ってからまとまった降雨がなく渇水状況が顕著となっております。詳細は資料の1、渇水の状況及び取水制限の開始等(1)から(3)に記載のとおりでございます。
 先月5月25日、車尾堰地点の日平均流量が日野川流域水利用協議会での取水制限開始基準としている1立米毎秒を下回ったため、取決めに基づき翌26日午前9時から一律5%の取水制限が開始されました。取水制限は令和元年6月以来3年ぶりとなります。
 (4)各利水者の状況などに記載のとおり、今のところ各利水者であります関係土地改良区や工業用水利用者など支障は生じてございませんが、今後もまとまった降雨がなく渇水状況が続けばさらに制限率が引き上げられることとなり、その場合は各利水者や漁業関係者などに影響することが想定されます。現在ダムからの直接放流や発電放流を継続するとともに各利水者へも節水をお願いし、利水者への影響を抑えるよう努めております。
 資料には記載してございませんが、昨日の車尾堰地点の流量は約5立米毎秒でありまして、5月中旬以降1から5立米の範囲でほぼ一定となってございます。しかし、5月末時点での日野川流域の月間降水量は平年の約3分の1、また菅沢ダムの貯水量は平年の4分の3程度と厳しい渇水状況であることを併せて御報告いたします。

◎川部委員長
 報告20、みなとさかい交流館2階展示ホール利活用事業者の決定について、清水空港港湾課長の説明を求めます。

●清水空港港湾課長
 資料の4ページをお願いいたします。みなとさかい交流館2階展示ホールでは、現在、水木しげる先生、青山剛昌先生、谷口ジロー先生の作品の展示をしておりますが、設置から8年が経過しましたことから、利活用検討会を設置しまして利活用の方向性について検討してきたところでございます。
 その結果、水木しげるロードとの一体性の観点から、水木しげる作品に特化したもので民間事業者による利活用が望ましいとのことから、これを公募条件として公募し、新たに事業運営する民間事業者を決定しましたので御報告します。
 応募のあった者は、株式会社妖怪企画でございます。選定委員は境港商工会議所、隠岐汽船、境港市、境港管理組合に担っていただきまして、応募者から企画提案のプレゼンをしていただいて評価項目を基に審査し決定したものでございます。
 企画内容は、水木しげるロードのスタート地点をコンセプトとしまして、レイアウトイメージ図の台形の上のほうが入口になっておりまして、青色の点線の順路で進んでいきますと所々に妖怪フィギュアが設置してあったり、入場券の裏面にスタンプが押せるようになっておりまして、スタンプを押して自分の開運の札を作ったりということで、お化け屋敷、迷路、スタンプラリー、宝探しの感覚で楽しめるという企画内容でございます。入場者数は年間4万人を目標としているということでございました。
 今後のスケジュールですが、これまで展示してありました3先生の作品は米子鬼太郎空港などに移設しまして、夏休み前のオープンを目指して改装工事等を行うこととしております。

◎川部委員長
 なお、報告21、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○安田委員
 今の報告の4ページ、レイアウトイメージがあるのですけれども、これは東西南北はどんな感じなのだろう。エレベーターというか……。

●清水空港港湾課長
 この平面図の上が北になります。この図面の左のほうがエレベーターになります。

◎川部委員長
 いいですか。
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次にその他ですが、県土整備部について執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午後2時34分 休憩
午後2時37分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き危機管理局に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行うこととします。
 初めに、水中危機管理局長兼原子力安全対策監の総括説明を求めます。

●水中危機管理局長兼原子力安全対策監
 危機管理局の議案説明資料2ページをお願いいたします。補正予算1件をお願いするものでございます。
 3ページをお願いいたします。補正予算につきましては、原子力安全対策課、消防防災課、合わせまして5,800万円余、補正後の額としては20億8,000万円余でございます。
 詳細につきましては、担当課長より説明させます。

◎川部委員長
 続いて、関係課長からの説明を求めます。
 木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官
 資料の4ページでございます。原子力防災対策事業について2,100万円余の補正をお願いするものでございます。全額国の交付金となっております。
 避難計画の住民への周知においては、原子力防災アプリですとかハンドブックなどで行っているところではございますけれども、昨年度の住民説明会などにおきまして住民の方から十分に周知されていないのではという意見が出されたところでございます。
 そこで、様々な方法で住民への周知を行うことが効果的であるということから、避難計画で定めた地区ごとに避難経路や避難先等、避難元や避難先周辺地図、広域図などで確認できるパンフレットの作成と配布を行うものでございます。

◎川部委員長
 谷本消防防災課長の説明を求めます。

●谷本消防防災課長
 資料5ページをお願いいたします。消防学校費といたしまして、今年度、来年度の2年間で継続費8,600万円余、うち今年度3,600万円余をお願いするものでございます。
 内容としましては、消防学校の冷暖房施設を平成11年に設置してから約23年たっております。もう故障いたしまして修理不能という形になりまして、このたび更新させていただこうとするものでございます。コストを考えまして、今までは中央熱源方式でやっておりましたが個別空調方式、各部屋にエアコンを設置するという形でさせていただこうと思っております。
 スケジュールとしては、予算をお認めいただけましたら設計をさせていただきまして、来年5月ぐらいまでに新しいものを設置して既存の施設を撤去するという形でございます。
 次ページに継続費の調書を載せておりますので、御確認いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、報告事項に移ります。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 改めてお願いします。簡潔に説明をお願いいたします。
 報告22、鳥取県地域防災計画(原子力災害対策編を除く)の修正案に係る意見募集結果について、福田危機管理政策課長の説明を求めます。

●福田危機管理政策課長
 危機管理局報告資料の2ページをお願いいたします。鳥取県地域防災計画の修正につきまして、こちらは4月21日の常任委員会で修正案の概要等について御報告したところでございますが、このたびパブリックコメントを実施しましたので、その結果について御報告するものでございます。
 意見募集は4月26日から5月9日までの2週間実施いたしまして、4件の意見が寄せられたところでございます。
 まず、1件目でございます。津波の監視について、人の目ではなくモニターカメラ等で安全に監視を行うべきとの御意見でございます。こちらにつきましては、モニターカメラの使用等も含めて監視者の安全を確保した上で津波の監視体制を整備するということで、計画に盛り込み済みと整理しております。
 2件目、震災対策としまして被害想定対象地震に山崎断層帯、那岐山断層帯も加えてほしいとの御意見でございます。地震の想定につきましては平成30年に実施しました被害想定調査の結果に基づきまして、本県に特に大きな影響を与える可能性のある地震を対象としているところでございます。今後の震災対策の見直しの際に、専門家の御意見を伺いながら検討してまいりたいと思います。
 3件目でございます。地区防災計画の作成を働きかけてほしいとの御意見でございます。こちらにつきましては、地域住民によります地区防災計画の提案も含めまして地域住民による自発的な防災活動の推進について計画に記載しているところでございます。引き続き市町村と連携して啓発等に努めたいと思います。
 3ページをお願いします。4件目は地域防災計画に対するものではございませんが、消防団の操法大会について団員の負担となっており出場を取りやめてはどうかという御意見でございます。県といたしましては、操法大会とその訓練につきましては現場での安全な消防活動のために重要と考えておりますので、大会の在り方の点検等も行いながら適切な大会運営に努めたいと考えているところでございます。
 最後に、今後の予定でございます。6月下旬頃に鳥取県防災会議を開催し、地域防災計画の修正について審議、決定する予定でございます。

◎川部委員長
 続いて報告23、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第2報)、報告24、島根原子力発電所に係る鳥取県民の安全確保等に関する協定に基づく立入調査等運用綱領の締結について、報告25、島根原子力発電所構内での火災に係る報告及び立入調査並びに偽造身分証明書による不正入構について、報告26、鳥取県地域防災計画(原子力災害対策編)及び鳥取県広域住民避難計画(島根原子力発電所事故対応)の修正案に対する意見募集結果について、報告27、令和4年度第1回鳥取県原子力安全顧問会議の開催について、報告28、鳥取県原子力安全顧問の自己申告について、及び報告29、人形峠環境技術センターで発生した火災(焦げ跡)に係る現地確認等について、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官
 資料4ページ、島根原発の安全対策等の状況について御報告いたします。
 2号機の審査、工事計画認可の審査中でございます。5月25日に4回目の補正書を提出しております。
 今回の補正の内容ですけれども、3回目の補正書提出後に取りまとめた設備の耐震計算書ですとか強度計算書を追加したもので、今後7月、9月、12月に補正書を提出する予定となっております。
 保安規定変更認可申請については、平成25年12月25日に設置変更許可、工事計画認可と同時に申請しておりますけれども、現在まで審査は行われておりません。
 安全対策工事について、令和4年度内の工事完了としておりまして、現在は防波壁の補強工事ですとかアクセスルートの改良工事を行っております。
 あとテロ対策施設となる特定重大事故等対処施設及び電源設備についてですけれども、4回目の審査会合が非公開で5月24日に行われたところでございます。
 続きまして5ページ、安全協定に基づく立入調査等運用綱領の締結についてでございます。
 1点、漢字が間違っておりまして、運用綱領の「綱」ですけれども、こちらは「網」という文字になっているのですけれども「綱」ということでいとへんの横は岡という字になります。横綱の綱です。
 4月28日に締結を行いまして、立入調査及び措置要求について適正かつ円滑に行使するための運用上のルールを定めたものでございます。
 6ページに運用綱領を掲載しておりますけれども、主な内容としましては、立入調査では米子市及び境港市が県と同行して立入りできることですとか、米子市及び境港市が中国電力に対して直接意見を提出する場合は事前に県に連絡すること、措置要求では県は米子市及び境港市に意見聴取の上実施することですとか、措置要求の内容については米子市、境港市の意見を踏まえて決定し、三者で意見が異なる場合は協議を行いまして米子市及び境港市の考えをよく理解し、誠意を持って対応することとしております。
 そのほか、県の措置要求に対する中国電力の処置方針については米子市、境港市に連絡するということになっております。
 続きまして、8ページになります。島根原発構内で昨年5月に発生しましたバッテリー火災について県に対して原因と再発防止対策についての報告があったこと、それについて立入調査を行ったこと、また偽造身分証明書による不正入構があったことについて御報告いたします。
 島根原発管理事務所管理区域外で昨年5月に発生したバッテリー火災の原因及び再発防止対策について、中国電力から県に報告がありました。県ではその実施状況を確認するため、安全協定改定後初となる立入調査を5月19日に実施しております。米子市と境港市も先ほど御報告しました運用綱領に基づきまして県に同行しております。
 また、5月10日、中国電力の協力会社から業務の依頼を受けた一時立入者が有効期限を書き換えた公的身分証明書を使用して島根原発の構内に入構するという事象が発生しました。県では5月13日に中国電力から報告を受けまして、原因究明と再発防止対策の取りまとめ等の申入れを行っております。なお、当事案による発電所の安全性に影響はございません。
 まず、1つ目の発電所構内で発生した火災についてでございます。原因と再発防止対策に対する報告がありまして、原因は消防署とメーカーによる調査からバッテリー内部短絡による異常発熱と推定しております。また、経年劣化が確認されたとしております。
 再発防止対策としては、6か月ごとにバッテリーの外観点検、交換周期の設定、バッテリーの経年劣化の程度を判断するため点灯確認試験の点検項目等を追加しております。
 その結果、劣化の兆候が確認されたバッテリーはすぐに使用を停止し、同時期に購入したバッテリーは速やかに点検すること、社員教育を行うことなどを盛り込んでおります。
 立入調査ですけれども、原因及び再発防止対策の根拠となる書類や記録の確認、関係者の聞き取り、現場確認を行いまして、消防署とメーカーの報告に基づいて原因調査が行われていること、あと再発防止対策が策定されていまして、適正に実施されていることを確認しております。
 今後の対応ですけれども、1か月をめどに調査結果を取りまとめまして概要を公開する予定としております。
 続きまして9ページですけれども、偽造身分証明書による不正入構についてでございます。
 聞き取り内容ですけれども、今回の一時立入者については常時立入許可証を交付されておらず、鳥の巣の撤去作業の下見のために入域したと聞いております。入域する際は事前に申請した上で公的身分証明書で本人確認を実施しますが、この公的身分証明書の有効期限を自ら書き換えて入域したというものでございます。別途本人確認については実施しておりまして、構内において不審な行為は確認されていないことから、発電所の安全性には影響はないとのことです。
 申入れ事項として、県からは規制当局の指示に従い核セキュリティ対策の徹底、原因究明、再発防止対策の取りまとめ、住民への説明を尽くすよう申し入れております。
 知事コメントも発出しておりまして、セキュリティ上の不適切事案であり誠に遺憾であるとし、中国電力には規制当局の指示に真摯に従い、原因究明、再発防止対策の徹底、規制庁には中国電力への徹底した検査、指導監督による再発防止対策を求めております。
 県の今後の対応ですけれども、規制庁による検査及び指導監督の状況について確認していくとともに、中国電力による原因究明、再発防止対策の取りまとめ状況、こちらについて確認してまいります。
 続きまして、10ページでございます。鳥取県地域防災計画(原子力災害対策編)及び広域住民避難計画の修正案について、顧問への意見照会と県民へのパブリックコメントを実施した結果、合計6件の意見等がございました。これらの意見に対する県の考え方を示しております。
 原子力安全顧問からの意見ですけれども、1つ目が文言の適正化ということで、計画にそのまま反映させております。
 2つ目、新型コロナ感染症対策の役割分担に関する御意見がございまして、今回新たに新型コロナ感染症対策本部事務局を設置しまして感染症対策全般の業務を行うことを記載しております。
 3つ目の新型コロナ感染症対策として、検査会場での放射性物質の除染作業に併せて避難者の健康チェックについて記載すべきではないかとの御意見がございました。これについては、避難退域時検査会場における健康確認等については避難計画、地域防災計画に既に記載、整理しているところでございます。
 4つ目の災害時の問合せ窓口の開設につきましては、原子力防災アプリ等の多様な手段を用いまして住民へ情報提供を行うことを追記しております。
 5つ目の武力攻撃事態等における対応ですけれども、島根原発と空自の米子鬼太郎空港への同時攻撃を想定した場合、境港からの船による避難も想定すべきではないかというものでございます。これにつきましては、地域防災計画等に船舶による避難を自家用車、バスによる避難の補完的手段として位置づけている旨を記載しております。
 11ページに移りまして6つ目の避難行動要支援者の避難に関する御意見に対しましては、避難計画や避難の意思決定の方法など、市や県の関係部局と連携し引き続き検討を重ねる旨を回答させていただいております。
 なお、県民からの御意見はございませんでした。
 今後の予定ですけれども、地域防災計画、避難計画の修正案、先ほどと同じく6月に開催する鳥取県防災会議にて審議される予定となっております。
 続きまして資料の12ページ、今年度第1回の原子力安全顧問会議を開催し、先ほど報告しました地域防災計画、広域住民避難計画の修正案、放射線モニタリングの実施状況につきまして専門的な観点から審議、確認いただいております。
 議題につきましては、4つの議題について全て了承されております。地域防災計画、避難計画の修正については、一定の実効性が認められるとして了承されております。
 主な意見としては、訓練で得られた教訓や国の指針、安全協定などの改定、新型コロナ対応など現状に即した修正内容となっているという評価がありました。
 また、今後もPDCAサイクルを回して継続的に実効性を高めていくということ、普及啓発、防災訓練への住民参加等により県民理解を進めることといった御意見がございました。
 また、令和3年度の平時モニタリングの測定結果及び令和4年度の測定計画も了承されております。
 あと原子力防災対策、令和3年度結果、令和4年度予定につきましても了承されましたが、主な意見として顧問からは、設備の整備を進めるだけではなくて実践できる人材育成が重要であること、また今後も訓練と検証を繰り返すようにといった御意見がございました。
 報告事項につきましては、2号機の後段規制に関する県の対応方針を説明し、顧問からは各専門分野から助言を行っていくこと。1号機は廃止措置の実施状況については安全性、実効性を確認していくため、中国電力には引き続き適切な説明をお願いしたいとの意見がございました。
 続きまして13ページ、県原子力安全顧問の自己申告についてでございます。
 こちらは毎年度顧問の先生に自己申告書を提出していただいて、顧問の中立性、公平性を確認しているものでございます。確認する内容ですけれども、一つは昨年度における顧問または研究室への原子力事業者からの寄附の状況、もう一つは顧問の研究室を卒業した学生の原子力事業者への就職状況でございます。
 15ページが確認結果となります。上段の欠格要件は委嘱の際に確認しておりますのでここでは対象外となります。下段の情報公開事項のところで、6名の顧問の研究室の卒業生が電力や原子力に関わるメーカーに就職しておりますけれども、過去を遡りましても同じ原子力事業者に継続して就職しているといったことはないことを確認しております。
 続きまして16ページ、人形峠環境技術センターで発生した火災の現地確認と、17ページの前回御報告しました同センターのウラン濃縮施設における査察用封印の破損について御報告いたします。
 昨年11月に発生しました火災、焦げ跡につきましてセンターが原因及び再発防止策を公表したことから、県では5月24日にセンターから報告を受けまして、5月26日に現地確認を三朝町と合同で行っております。
 5月24日、県に火災の原因と再発防止対策に関する報告がありまして、県は防止対策の徹底と三朝町への説明を申し入れております。
 5月26日に現地確認を行いまして、確認内容のところ、報告を受けたとおり現場ではケーブルの保護、カバーが取り付けられていたということで改善が行われているなど、再発防止策が取られていることを確認しております。
 今後の対応で、現地確認の結果について、こちらも1か月をめどに取りまとめまして公開し、引き続き再発防止策の実施状況等について注視してまいります。
 続きまして17ページ、ウラン濃縮施設における査察用封印の毀損に関してです。六フッ化ウランという核燃料物質が充塡されましたシリンダー、鋼鉄製の容器のバルブカバーに取り付けられました原子力規制委員会の査察用の封印のワイヤーが切れていることが国際原子力機関(IAEA)による査察時に確認された事案でございます。
 シリンダーにはIAEAと原子力規制委員会の2つの封印がワイヤーを用いて取り付けられていまして、下に毀損したワイヤーに関する写真と状況図を掲載しておりますけれども、バルブカバーの固定ねじを抜くにはカバーを貫通しているワイヤーを切断する必要がある仕組みとなっております。
 この事案に関する法令報告について、5月25日の原子力規制委員会の定例会合で確認が行われまして、前回の常任委員会で御報告しました原因と再発防止策、原因がニッパ等の切断工具により切断されたこと、再発防止策が切断工具の管理を徹底し封印の交換前後に封印の健全性をIAEA査察官とともに同センターの従業員も確認することなどが確認されまして、この原因と再発防止策、妥当であるとの評価を受けております。
 今後の対応で、査察用封印の検査状況ですとかセンターの再発防止策の実施状況等を注視してまいりたいと思っております。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○銀杏委員
 8ページ、9ページの偽造身分証明書、運転免許証か何かを公的証明書で使っていると聞いたのですけれども、その有効期限を書き換えたというのですが、自分の免許証を見てみるととても書き換えれるようなものではない。書き換えても多分分かるだろうと思うのですけれども、どうなっていたのですか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官
 こちらは核セキュリティ事案ということで、中国電力からはあまり詳細なことは聞かせてもらえていないのですけれども、委員がおっしゃるとおり運転免許証を書き換えた。その情報だけをこちら県としてもいただいているところでございます。

○銀杏委員
 よく分からないところで、なかなか分からないように書き換えるというのはよほど専門的な技術が要ると思う。書き換えるというか作り直したほうが、全体を偽造したほうが早いような気もするのですけれども、有効期限だけ書き直すとなかなか難しい。まあいいです。

◎川部委員長
 よろしいですか。
 そのほかありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次にその他ですが、危機管理局について執行部、委員の方で何かありませんか。

●水中危機管理局長兼原子力安全対策監
 1件だけその他で報告させていただきます。
 島根原発の2号機の今後の状況でございます。島根原発2号機につきましては2月24日の全員協議会における決定を受けまして、中国電力からの安全対策について7項目の条件を前提として了承して、今後は設計及び工事計画認可などの審査について厳しくチェックしていくというところでございます。
 島根県議会におきましては、5月26日の特別委員会において再稼働が容認されまして、明日6月2日、丸山知事が御判断されると聞いております。その後、県におきましては島根県との覚書に基づきまして島根県から説明があるものと考えております。もし説明がございましたら、本県からは2月24日の全員協議会で御決定いただいた中国電力への7項目の要請事項と、それから国への10項目の申入れ事項について改めて島根県に説明し、理解を得たいと思います。結果については、また常任委員会で御報告させていただきたいと思います。

◎川部委員長
 この件について、委員の皆さん何か。

○安田委員
 明日の質問とかぶりますが、島根県に御報告されるということで、やはり避難路の確保、これ私は以前も全協のときも申し上げました。境港から高規格道路及び弓浜半島の肋骨道路が必ず必要となります。それは島根県民が逃げるためでもあるので、そこをしっかり島根県側にも御説明していただきたい、そう考えております。島根県の数万人の方々が逃げる道路であるということで、共に国に対して必要性を訴えていただきたい。これをお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

●水中危機管理局長兼原子力安全対策監
 全員協議会でもその御意見をいただきまして、まだちょっと国交省へは要請できておりませんが、経産省へはしっかり要請しました。島根県にもそのことはしっかりお伝えさせていただきたいと思います。

◎川部委員長
 ほかに、よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見が尽きたようですので、以上で終わります。
 以上をもちまして地域づくり県土警察常任委員会を閉会いたします。

午後3時04分 閉会


 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000