令和4年度地域づくり県土警察常任委員会議事録

令和4年10月12日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
川部  洋
安田 由毅
坂野 経三郎
伊藤  保
内田 隆嗣
広谷 直樹
島谷 龍司
銀杏 泰利


欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   半田警察本部長、蒲原県土整備部長、水中危機管理局長兼原子力安全対策監、
   木本地域づくり推進部長、中原交流人口拡大本部長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   澤田課長補佐、船石係長、前田係長

 

 1 開会   午前10時00分

 2 休憩   午前10時05分 / 午前10時11分 / 午前10時39分 /
        午前10時56分 / 午前11時12分  

 3 再開   午前10時06分 / 午前10時17分 / 午前10時42分 /
        午前10時58分 / 午前11時15分  

 4  閉会      午前11時27分

 5 司会   川部委員長

 6 会議録署名委員  島谷委員  伊藤委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎川部委員長
 ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めていきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、島谷委員と伊藤委員にお願いいたします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の7議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いいたします。
 質疑のある方は挙手をお願いいたします。
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論がないようですので、これより採決に入ります。
 採決については、一括して採決するのがよろしいかお諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、御異議がないようですので、付託議案を一括して採決いたします。
 なお、本委員会に付託された議案は、議案第2号、議案第6号、議案第8号、議案第9号、議案第10号、議案第12号及び議案第18号であります。
 それでは、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 続いて、請願・陳情の審査を行います。
 今回は、新規分の陳情1件の審査を行います。
 それでは、陳情4年地域づくり第20号、県民の声に係る回答の基準についての審査を行います。
 御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○安田委員
 不採択を主張いたします。
 理由といたしましては、県民の声の取扱いについて、従来から匿名での意見等に対しては回答できない旨が周知されているにもかかわらず、匿名で寄せられた意見等は回答や受信報告を求めていないものと区分して差し支えないと考えられること。一方で、寄せられた県民の声に対しては、記名、匿名にかかわらず、執行部が内容を逐一確認の上、県政の参考とされているほか、県民の生活、安全を脅かすおそれのあるものや緊急に対応を要するものについては、個別案件として処理するなど必要な対応が図られていること。以上から、本件陳情は不採択とすることが妥当と考えております。

◎川部委員長
 ほかに御意見はございませんか。

○銀杏委員
 メール等による意見について、基本的にメールについては受信報告、確かに頂戴いたしましたとか受け取りましたという返信をするのが常識でありまして、届いていない可能性もあるわけでございますので、世間の常識として受信報告はすべきという意味で、採択を求めます。

◎川部委員長
 ほかに御意見はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、採択と不採択でございます。
 初めに、採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、陳情4年地域づくり第20号については、不採択と決定いたしました。
 以上で付託議案の審査は終了いたしました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、報告事項に移りますが、ここで執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時05分 休憩
午前10時06分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 報告事項は、警察本部、県土整備部、危機管理局、地域づくり推進部、交流人口拡大本部の順で執行部の入替えを行います。
 初めに、警察本部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告1、「鳥取県被害者支援フォーラム」の開催について、田川広報県民課長の説明を求めます。

●田川広報県民課長
 資料2ページを御覧ください。「鳥取県被害者支援フォーラム」の開催について御報告いたします。
 このフォーラムは、犯罪被害者等が再び平穏な生活を営むことができるよう社会全体で支援するとともに、安全で安心して暮らせる社会の実現を目指すため、犯罪被害者御遺族等の講演等を通じて、社会全体による被害者支援の必要性について県民の理解を深めることを目的に、平成20年から毎年開催しているものです。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大のため中止となりましたので、今年で14回目の開催となります。
 開催場所につきましては、県下全体への幅広い浸透及びセンターの存在を広くお知らせすることを目的に、平成27年から東・中・西部地区と場所を変えて順次開催しております。今回は11月22日火曜日、午後1時30分から、鳥取市のとりぎん文化会館小ホールにおいて開催いたします。
 主催は公益社団法人とっとり被害者支援センター、共催は鳥取県と鳥取県警察でございます。また、犯罪被害者支援の取組に賛同する医師会、弁護士会などの関係機関や報道機関に後援を依頼する予定でございます。
 参加者につきましては、広く県民に広報するほか、鳥取県犯罪被害者支援連絡協議会の会員や各警察署に参加を呼びかけることにしており、新型コロナウイルス感染防止対策として、収容人員500席のところを200席程度としております。
 主な開催内容といたしましては、長年にわたり被害者支援センターが行う支援活動に携わられたボランティアの方々や団体に対する表彰、平成13年に発生した大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件で、当時小学校2年生であったまな娘を亡くされた本郷由美子氏による講演を予定しております。講演の後には警察音楽隊による演奏を予定しており、とっとり被害者支援センターが作成し、昨年完成しました犯罪被害者支援テーマソング「涙のち晴れ」も演奏予定であります。
 また、会場ロビーにおいて、犯罪被害者自助グループ「なごみの会」による「いのちのパネル展」も同時開催することとしております。

◎川部委員長
 続いて、報告2、「第30回暴力追放鳥取県民大会」の開催について、宮田捜査第二課長の説明を求めます。

●宮田捜査第二課長
 警察本部資料3ページを御覧ください。「第30回暴力追放鳥取県民大会」の開催について御報告いたします。当該第30回大会は、本来であれば昨年倉吉市において開催の予定でありましたが、新型コロナウイルス感染防止のため、昨年の開催を中止とし、本年に延期いたしました。
 暴力追放鳥取県民大会は、暴力団のない安全で住みよい鳥取県の実現のため、県民一人一人による暴力団排除意識の高揚を図ることを目的とし、平成4年から開催しており、本年は節目の第30回の大会でもあります。
 第30回大会は、令和4年11月9日水曜日、午後1時30分から午後4時までの間、鳥取県立倉吉未来中心小ホールにおいて開催することとしており、大会を盛り上げるべく、警察密着番組等への出演やユーチューバーとして活躍されており、犯罪コメンテーターでもある元徳島県警察本部捜査第一課警部、リーゼント刑事こと秋山博康氏の記念講演と、鳥取県警察音楽隊による演奏を予定しております。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、警察本部について、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、警察本部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時11分 休憩
午前10時17分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き、県土整備部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行います。
 それでは、報告3、令和3年度国土交通省所管補助金の受入手続の不備に係る再発防止策について、山本県土整備部次長兼県土総務課長の説明を求めます。

●山本県土整備部次長兼県土総務課長
 資料の2ページをお願いいたします。令和3年度国土交通省所管の道路補助金約24.8億円が県の受入手続の不備により未収となっていることを受けて、再発防止策を取りまとめましたので、御報告します。
 1の問題点のところに掲載してございますけれども、今回のミスは支出決定決議書の作成遅延でございますとか支払確認の漏れなど、業務の組織的な執行管理体制の不備が主な原因となって発生したものでございます。
 具体的には、今回の補助金は3月31日までに支払いを受ける必要がございましたけれども、補助金請求額の精査でございますとか、システム関係のトラブルもあって処理が遅れまして、県土整備部での支出決定決議書の起案作成が最終支払日前日の30日までずれ込んでしまったこと、その後、会計管理局で31日に支出決定されましたけれども、いわゆる入金指示に当たる支払確認の入力が実施されず、支払いされたかどうかの事後チェックもされていなかったというものでございます。
 2に、再発防止策を5点上げております。1つ目と2つ目につきましては、現在県土整備部で実施しているものでございます。
 (1)の補助事業等に係る予算・決算管理体制の強化でございます。国費の請求を正確かつ迅速に進めるためには、実際に事業を実施しております地方機関等から執行額を正確に報告する必要がございますけれども、報告漏れとか報告誤りといったことが見られるということで、決算誤り等の防止に向けた連携強化を図るための担当者会議の定期開催でございますとか、上がってきました決算見込額を組織的に精査を行うことで早期に額の確定を図りたいと思っております。
 また、(2)の国費事務の組織的な調整でございます。年度末の繁忙期においては、担当者任せにするのではなくて、複数の職員が協力して国費事務が行えるように、業務の調整でございますとか研修等による職員の育成を図ってまいります。
 (3)から(5)につきましては、会計管理局で実施されたもので、全庁的な取組でございます。
 (3)の国費事務データベース(新規)による支払事務の管理でございます。会計管理局が新しくデータベースを作成して9月27日に運用開始となっております。このデータベースで国費支出事務の進捗管理や未執行の国費額が見える化されまして、私ども事業部局と会計管理局、双方で支払いの遅延や支払い漏れのチェックが可能となっております。
 また、(4)、(5)の研修会でございますとか手引の改正につきましては、国と県の出納閉鎖時期の違いとか国費の支払方法に関する認識など、国費事務に対する職員の理解が不足していたということも問題点として上げられておりますので、それに対応したものでございます。
 現在未収となっている補助金につきましては、委員の皆様にも大変御心配をおかけしているところでございます。対応について国に御相談しているところでございますが、引き続き相談、お願いをしていくとともに、このようなミスを二度と起こさないように、再発防止に真摯に取り組んでまいります。

◎川部委員長
 続いて、報告4、測量等義務に係る県土整備部優良業務表彰等について、西村県土総務課建設業・入札制度室長の説明を求めます。

●西村県土総務課建設業・入札制度室長
 資料につきましては、3ページをお願いいたします。県土整備部では測量等業務に従事する技術者のモチベーションのアップと業務の品質の向上を目指しまして、成果品の品質が特に優れた業務の表彰を毎年行っております。平成27年度から今年で7回目の開催となります。
 まず、1に記載しております優良業務の概要でございます。今回の対象は全体で318件ございまして、このうち難易度が高いもの等について16件、業者数でいきますと14社を表彰することにしております。
 次に、2の若手優良技術者実施業務でございます。40歳未満の技術者が従事した業務を表彰の対象としておりまして、今回は4件、業者数でいきますと4社表彰することとしております。
 日程につきましては、3に記載しております。今月28日に県立図書館で行う予定としております。
 優良業務の詳細につきましては、4の優良業務一覧に記載しておりますので、御覧いただければと思います。

◎川部委員長
 続いて、報告5、令和4年鳥取県地価調査の結果及び地価動向について、藤井技術企画課長の説明を求めます。

●藤井技術企画課長
 資料の5ページをお願いいたします。令和4年の鳥取県地価調査の結果及び地価動向について御報告いたします。
 地価調査は、都道府県が年に1回調査し公表するものでございまして、7月1日時点の地価を9月に公表するものでございます。資料の第1表にありますとおり、今年は県内の住宅地、商業地、工業地及び全用途において下落しておりますが、下落率は昨年度よりも縮小しているということでございます。また、県内で価格が上昇した地点でございますが、第3表の計のとおり、昨年の11地点から20地点と好転しております。そのうち住宅地が17地点を占めてございまして、他の用途に比べて新型コロナウイルス感染症に伴う影響が少なくなってきているものと見られます。
 詳細につきましては記載のとおりでございます。今後も引き続き県内の地価の動向について注視してまいりたいと思っております。

◎川部委員長
 続いて、報告6、米子駅南北自由通路の通称名の決定について、永田道路建設課長の説明を求めます。

●永田道路建設課長
 県土整備部資料6ページをお願いいたします。米子駅南北自由通路の通称名の決定について御報告いたします。
 県が事業費の一部を支援し、米子市が整備を進めております米子駅南北自由通路について、米子市が通称名を公募し、「がいなロード」に決定されました。米子市民がなれ親しんだ「がいな」というフレーズで、また、米子駅というランドマークに位置する通路として末永く親しまれる名称であることが決定理由でございます。
 通称名の選定及び決定に至る経緯でございますが、今年6月1日に米子市が名称募集を開始いたしまして、1か月間の募集期間を経て、応募されました作品の中から通称名を選定、決定し、10月7日に米子市が発表したものでございます。
 選定及び決定の方法でございますが、全国各地から集まった457件の応募作品の中から、通称名選定の事務局であります米子市が候補を一次選定いたしまして、資料中段にお示ししております選定委員4名による最優秀候補作品の選定を経て、最終的に米子市長が決定されたものでございます。
 その他として記載しておりますとおり、米子駅南北自由通路につきましては令和5年8月頃の供用開始を予定しております。引き続き事業進捗を含めまして、米子市と連携を図ってまいりたいと考えております。

◎川部委員長
 報告7、鳥取港へのクルーズ船寄港について、清水空港港湾課長の説明を求めます。

●清水空港港湾課長
 資料の7ページをお願いします。来週17日月曜日にクルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」が鳥取港に寄港しますので、御報告します。
 鳥取港へのクルーズ客船の寄港は、平成30年の「ぱしふぃっくびいなす」以来4年ぶりとなります。このたびのクルーズは昨日神戸港を出発し日本一周する11日間のツアーでありまして、約140名が乗船されております。当日は新型コロナウイルス感染症の対策を徹底しながら、入港時には逢鷲太鼓連による和太鼓や地元賀露町の伝承芸能保存会によります賀露元唄貝殻節などによる歓迎イベント、出港時には鳥取市観光協会連によりますしゃんしゃん傘踊りによりお見送りをしたいと考えております。
 また、来年4月にはフランスのポナン社の「ル・ソレアル」が寄港することが発表されておりまして、昨日、日本国際クルーズ協議会が知事を訪問され、ポナンクルーズとコスタクルーズの日本・韓国支社長が知事に国際クルーズ再開の協力を要望されたところでございます。引き続き県、市、鳥取港振興会が連携しまして、クルーズ客船の誘致に取り組んでまいりたいと考えております。
 また、前日の16日日曜日には境港に「飛鳥2.」が寄港する予定でございますので、併せて御報告します。

◎川部委員長
 報告8、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略します。
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○銀杏委員
 2ページですけれども、システム的な障害というか遅延というか、当初の説明でそういうこともあったのですが、それはあまり大きな要因ではなかったのですか。

●山本県土整備部次長兼県土総務課長
 システム的な遅延につきましては、担当者のパソコンで会計システムが立ち上がらなかったということで、国の会計システムが入っているほかの職員のパソコンであれば立ち上がったと。そういった職員が代わりにすることができた状況ではございました。ただ、ちょうどそのときにシステムが入っている同じ課の職員は県庁ではなくてコロナによる在宅勤務とかをしておりましたので、その日は協力できなくて、翌日にサテライト勤務していた職員に頼んで起案してもらったということです。職員個人のパソコンでシステムが立ち上がらなかったという状況ですので、それが大きな要因かと言われますと、やはり課として、あるいは県土整備部全体としてシステムを打てる職員はおりましたので、協力体制ができていれば防げたのではないかと思っております。

○銀杏委員
 体制をしっかり整備されていくことは大事だと思いますが、電子機器や通信環境というのは過信しないように、本当にくれぐれも余裕を持って使っていただくように、これはお願いしておきたいと思います。
 地価です。5ページの表1で10年間の対前年変動率の推移が出ています。大体毎年、前年度に比べてというのが出るのですけれども、ピーク時から比べると今どのくらいの割合、価格になっているのでしょうか。10年以上前がピークだったと思うのですけれども。

●藤井技術企画課長 
連続で下落している状況の中で、ピーク時の価格というところまでの押さえをしていないので、今は御報告できません。

○銀杏委員
 毎年売買をしていけば、1%、2%の下落だとそれほどでもないのですけれども、ずっと持っている土地が感覚的には半値ぐらいになっているのではないかなと思っていまして、これは不動産業界とかいろんな分野で影響が大きいと思うのですね。その点はどのように考えておられますか。

●藤井技術企画課長
 これは地価の標準的な取引のための基礎調査ということで、あくまで今の市場の売買の状況、市場の取引の状態に応じた価格の状況を調査しているので、その要因については、今もコロナの話はさしあげたところではありますけれども、その時期によってそれぞれ変動、幅がありますので、それに応じた流れになるのかなということであります。具体にどう対策するかという感じにはなかなかならないかと思っています。

○銀杏委員
 業界全体に関わることでもありますので注意深く見ていただきまして、もし必要ならば支援策等を取っていただければと思っております。特に声が上がっていなければいいですが。

○伊藤委員
 2ページ、再発防止対策は当然のことなのだけれども、この未収金の見通しについては、未収金はもう入ったのですか。

●山本県土整備部次長兼県土総務課長
 先ほど申し上げたように、まだ、国に御相談をかけているところで、見通しについてお伝えできるような段階とはなっておりません。

○伊藤委員
 これは今年度内にある程度方向を出さないと、翌年度になると行政的にはますます難しい話になってくるのではないかと思うのだけれども。いつまでたっても話せる状況ではないでは、もしこの24億8,000万円などという大きな金額の穴が開くと、小さい県の予算からすると大変な金額であって、それこそ公共事業に対する批判を浴びる可能性が出てくると私は危惧しているのですよね。ちょっと部長、その辺は。

●蒲原県土整備部長
 伊藤委員が言われたように、かなり金額が大きいということで、執行部として深刻に、重大なものだと受け止めております。先月中旬にも会計管理者部局と国交省に出向きまして、本省の官房の会計部局と、それから道路局の関係者に対して御相談をしております。御相談の際には、私どもの再発防止の方向性とか今後の対応のことを非常に丁寧に聞いていただいているという印象を持っております。
 見通しにつきましては、先ほど次長が御説明しましたように、御相談、協議を申し上げているというところで、粘り強くその辺の事情の御説明なりを関係の方面とかに繰り返しながら、早期の対応についてしっかり前に進めていきたいなと思っております。

○伊藤委員
 やはり日参するぐらいのつもりで、再発防止を含めた鳥取県の誠意を、本当に国に理解してもらうというか、その辺をしっかりやって、早期に皆さんの不安を解消してほしいということをお願いしておきたいと思います。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、県土整備部について、執行部、委員の方で何かありませんか。

○銀杏委員
 今の時期、この秋の公共事業の発注が少ないのではないかという話を聞くのですね。この時期は通例、結構出てくる時期なのですけれども、減っているということはないですか。

●前田県土整備部次長
 毎年度、一番の目標は上半期発注で大体9月末までに7割とか8割とかという目標を立てており、業界からもとにかく早期発注をかなり要請されてそこを一つのめどとしてやりますので、逆にその反動といいますか、やはり10月は例年少なくなるのは通年の実態でございます。

○銀杏委員
 この夏から秋にかけてはどうですか、出ていましたか。

●前田県土整備部次長
 夏から秋にかけて、9月まで。(銀杏委員「はい」と呼ぶ)今ちょうど上半期の集計中でございまして、ちょっとまだ結果が入ってきていないのですけれども、例年並みかそれぐらいは少なくとも出ていると聞いているところでございます。

○銀杏委員
 近年、繰越しが多いもので、しっかり出していただきたいということでございます。

◎川部委員長
 では、よろしくお願いします。

○広谷委員
 今思い出したのですけれども、山陰道のトンネルの明るさがトンネルによって物すごく違うような感じがするのですよね。僕は鳥取から米子間というのはあまり走らないのだけれども、いつだったか吉岡の辺のトンネルだったと思うのだが、そのときはかなり暗くて。トンネルの明るさというのは基準があるのかないのか。その辺りについてどうなのですか。

●前田県土整備部次長
 古いトンネルは置いておきまして、最近のトンネルは少なくとも基準がございます。トンネルの明るさの基準は道路の設計速度で決まりますので、基本的に山陰道は同じ基準でつくっていると認識しております。ただ、明るいところから暗いところに入りますので、トンネルの中が真っ暗ですと視覚的にちょっと明るく感じたり暗く感じたり、トンネルの長さによって感じ方が変わってくるような場合がひょっとしたらあるのかもしれませんけれども、基本的に基準は同じです。(広谷委員「物すごく違うような感じがするのだけれども、わかりました」と呼ぶ)

◎川部委員長
 ほかにありませんか。
 意見が尽きたようですので、県土整備部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時39分 休憩
午前10時42分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き、危機管理局について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
 なお、質疑等については、説明終了後に行います。
 それでは、報告9、日吉津村における医療的ケア児等避難訓練の実施について、福田危機管理政策課長の説明を求めます。

●福田危機管理政策課長
 危機管理局資料の2ページをお願いいたします。10月2日に日吉津村におきまして医療的ケア児等の避難訓練を県内で初めて実施いたしました。こちらは鳥大医学部附属病院の協力の下、日吉津村の総合防災訓練の一環として行ったものでございます。
 訓練の内容で5番の訓練項目のところですが、福祉避難所の開設、災対本部との通信訓練、医療的ケア児等の受入手順の確認等を行うということで、具体的には6番の訓練内容にございますように、障がい者役の住民1名と、それから医療的ケア児1名は人形でございまして、人工呼吸器を使っておられるという想定でございます。このお二人が支援者と共に自宅から福祉避難所である村の社会福祉センターへ避難を行いました。
 訓練の成果でございますけれども、参加した医師、看護師からは、避難所のレイアウトを検討しておく必要があると。これは想定よりも1人当たりのスペースが必要ということが分かりましたので、その辺りのレイアウトの検討、また、感染症対策のための細かいルールを検討しておく必要があるだろうといった指摘があったところでございます。
 今後改めて訓練の振り返り、検証を行いまして、マニュアルの見直し等を行うなど、受入れ体制の強化を図るとともに、この訓練の成果や知見を県内市町村と共有し、横展開を図ることとしております。

◎川部委員長
 報告10、北朝鮮による弾道ミサイル発射に係る県の対応について、灘尾危機対策・情報課長の説明を求めます。

●灘尾危機対策・情報課長
 3ページを御覧ください。北朝鮮による弾道ミサイル発射に係る県の対応についてでございます。10月4日に日本の上空を通過する弾道ミサイル発射がありましたが、最近、北朝鮮からミサイル発射が頻発しておりますので、そのときの県の対応について御報告いたします。
 最近のミサイル発射状況について、1番にありますように、今年度は10月9日深夜に発射されたものを含めまして23回発射されております。かつてない頻度でミサイル発射を繰り返しているという状況でございます。9月25日から10月9日にかけましても7回、12発のミサイルが発射されております。幸い、国内、県内において被害の情報は報告されておりません。
 県としての対応でございますが、発射の際には、国等からのミサイル発射情報を覚知いたしましたら、職員が緊急参集いたしまして、情報収集、県内関係の船舶の安否確認、県民や市町村、関係機関への情報提供、注意喚起、知事コメントの公表等を行う対応を取っております。特に10月4日の弾道ミサイルにつきましては日本上空を通過するものでありました。対象地域は北海道、青森で、J-ALERTが鳴動しましたけれども、そうした状況を踏まえまして、鳥取県におきましても自衛隊、警察にも参集いただきまして、県庁において警戒会議を開催いたしまして、経過と現状、県の対応等を共有いたしました。また、北朝鮮が核実験を行う可能性もありますので、放射性物質のモニタリング体制を強化することといたしました。
 今後の対応方針につきましては、各種ミサイル発射、核実験実施といったことが想定されておりますので、引き続き北朝鮮の動向を注視いたしまして、即応体制を維持し、県民の皆様への注意喚起、情報提供を行ってまいりたいと思っております。

◎川部委員長
 続いて、報告11、島根原子力発電所の安全対策等の状況について、及び報告12、原子力災害時に備えた避難先及び避難経路確認訓練の実施について、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官
 危機管理局資料4ページ、島根原発の安全対策等の状況について御報告いたします。
 島根原発2号機と3号機の状況で、2号機は現在、設計及び工事計画認可申請の審査が行われています。なお、もう一つの後段規制となる保安規定の認可申請については、まだ審査が行われていない状況でございます。安全対策工事についてですけれども、令和4年度内の工事完了を公表しております。現在は防波壁の補強工事やアクセスルートの改良工事を行っております。あと、テロ対策施設となる特重施設等の審査は6回目の審査会合が9月27日に非公開で行われております。
 続いて3号機について、4年ぶりに2回目の審査会合が開催されています。3号機の原子炉内に装着されている燃料集合体は、チャンネルボックスという金属製の四角い筒状板で覆われています。3号機は地震によるチャンネルボックスの揺れを抑えるために、そのチャンネルボックスの板厚を厚くしておりまして、これによる安全性への影響を精度よく評価するために最新の解析コードを使用していまして、この解析コードの妥当性についてこの審査会合で説明しております。規制委員会からは、解析コードに関する質問のほか、2号機と3号機の中国電力の審査対応の体制について質問がありまして、中国電力は審査対応要員を2号機と3号機に分けて、2号機の審査を優先しながら3号機についても順次説明していく旨を説明しております。
 続きまして5ページ、原子力災害時に備えた避難先と避難経路の確認訓練についてです。
 今回は米子市富益地区の住民10名に参加いただきましたが、この訓練の目的は、避難元である米子市、境港市の住民に計画している避難経路、避難退域時検査会場、避難先施設を実際に確認していただいて、避難計画に対する理解の促進と不安の軽減、避難者を受け入れる側の理解促進につなげることとしております。
 4の訓練行程のところです。米子市富益地区を出発しまして、左下の写真ですけれども、避難退域時検査会場である名和農業者トレーニングセンターにて会場の視察とサーベイメーターを用いて放射性物質の付着を調べる検査を行っております。その後、湯梨浜町役場に行って概況説明を受けまして、避難先である湯梨浜町の東郷湖羽合臨海公園あやめ池スポーツセンターにて避難先施設の視察を行っております。また、右下の写真ですけれども、米子市の別地区の避難先である鳥取中央育英高等学校にて県の避難所開設訓練に参加し、段ボールを使った区画作成を体験していただいております。
 参加者からは、検査の目的、内容がよく分かったとか、啓発活動に力を入れてほしい、定期的な訓練が必要、といった御意見があったところです。
 最後に備考のところ、来月11月27日、今度は境港市余子地区の住民を対象に本訓練を実施する予定としております。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○伊藤委員
 3ページ、この前の10月4日の中距離弾道ミサイルの横断のとき、鳥取県ではないのですけれども、避難できる地下へとあった。やはり地下なら何でもいいというわけには、いかないのだろうし、県民の皆さんはどこに、県内にないのは分かっているのだけれども、例えば何メートルとかの基準というか、どういうものならいいのか。昔は蔵に芋穴があって、戦争中はそこにも入っていたのだけれども、どうなのか。その辺をもう少し分かりやすく説明する必要があると思うのだよね。それについてちょっと説明をお願いしたい。

●灘尾危機対策・情報課長
 基準はございますけれども、ちょっと今手元にございません。県民に分かりやすく伝えることは重要だと思っておりますので、今後、ホームページ等いろいろな媒体を使いまして、周知したいと思います。こういった状況ですので、県民の皆様にも避難ということを強く意識していただきたいと思っております。

○伊藤委員
 例えば県民の皆さんで、シェルターについても関心があって生活に余裕のある人は考えると思うのだよね。そのシェルターも、どういう基準を満たしたシェルターがいいのか、何ら情報が流れていませんから、それについての話も併せて聞きたいと思います。

●水中危機管理局長兼原子力安全対策監
 シェルターについては、国から県に基準というものは来ていないのですけれども、今後、沖縄の南西諸島に住民避難用のシェルターを造っていくという報道がございます。
 県については、シェルターではなく、まず地下施設ということで指定を進めております。その理由につきましては、弾道ミサイル等のミサイル攻撃については、非常に可能性は低いですが直撃等についてはどれぐらい耐えられるかということが大事だと思うのですけれども、爆風とか破片をいかに避けるかというのが非常に大事で、イスラエル等でもそのようなことを国民に周知しているということです。まずは県民の皆さんには爆風とか破片を避けられるように、物、壁に隠れる、あるいは地下施設に入るということの普及啓発をきちんとしていきたいと考えております。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○安田委員
 物騒な世の中ですけれども、5ページの避難訓練の件です。この間、私も質問で取り上げさせていただいたのですけれども、やはりこの繰り返しでどれだけ参加した人数を延べで増やしていくかというのが本当に重要だと思うのです。今回は日曜日ですけれども、特に平日にやると自治会の役員とかを中心として出てこられるので、参加者が割と高齢な方が多い。何とか子どもたちとか若い親御さんとかも巻き込んでやっていただくのが一番いいのではないか。この間も地元で、たまたま質問を見ておられた方によく言ってくれたと言っていただきました。やはり皆さん共通しているのだなと私も感じたので、予算に限りはあるとは思うのですけれども、とにかく繰り返してなるべくやっていただきたいと思います。応援もしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 では、よろしくお願いいたします。
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、危機管理局について、執行部、委員の皆様、何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、危機管理局については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時56分 休憩
午前10時58分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き、地域づくり推進部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告13、鳥取県の政策に関する県民意識調査の結果について、賴田県民参画協働課長の説明を求めます。

●賴田県民参画協働課長
 地域づくり推進部常任委員会資料の2ページをお願いいたします。このたび、県民意識調査の結果がまとまりましたので、その概要について御報告いたします。
 この調査は平成28年度から無作為抽出した県民の方3,000名を対象に実施しているものでございます。
 2の結果概要を御覧ください。1.、鳥取県に対して愛着や誇りを感じている方や住みやすいと回答した方が6~7割おられまして、また、幸福度についても、「普通」の5以上が全体の9割を占め、引き続き高い割合を維持しております。
 2.、鳥取県の施策の満足度と今後の優先度ですが、令和新時代創生戦略に基づいて県が実施している各種施策について質問したところ、農林水産・畜産業の担い手育成の取組、結婚・出産・子育ての希望をかなえる取組などが、今後最も優先すべき項目との結果が出ました。
 3ページ目をお願いいたします。3.、重要施策への関心・認識については、毎年度テーマを変えて調査しており、今年度は脱炭素社会をテーマに調査を行いました。(1)の脱炭素社会を目指す取組は生活を豊かにするかという質問に、約半数が「そう思う」と回答し、(5)のとっとり健康省エネ住宅の認知度についてはまだ認知度が低いという結果が出ております。担当課ではとっとりエコライフキャンペーンや今後開催予定のフォーラムなどを通じまして、エコライフ構想や健康省エネ住宅の認知度、関心度を高める取組を行っていくと聞いております。
 調査結果は関係課と共有いたしまして、今後の施策の立案等に活用していきます。
 なお、詳細の調査結果については、お配りしております調査報告書を御覧いただけたらと思います。

◎川部委員長
 それでは、報告14、「とっとり県民の日(9月12日)」に係る各種取組の実施について、澤米県民参画協働課ボランティア社会推進室長の説明を求めます。

●澤米県民参画協働課ボランティア社会推進室長
 4ページ目を御覧ください。9月12日の「とっとり県民の日」に合わせまして、県民の皆様が鳥取県について学び、愛着を深めていただくために、民間事業者の皆様や市町村と連携した各種取組を行いましたので、その概要を、主に鳥取県が直接取り組んだものを中心に報告させていただきます。
 1としております、イオンと連携した「とっとり県民の日」PRイベントの実施でございます。イオン鳥取北店、イオン日吉津店でイベントを行いました。イベントは特に鳥取北店のほうを中心に、モール棟のセンターコートにおきまして、9月10日、11日と、ステージイベントを行いました。特に10日におきましては、チアダンスチームによるパフォーマンスの披露、あるいはフラダンスチームによる踊りの披露などのほか、下に丸で囲みをしておりますけれども、本年から取組を進めております、ふるさと納税を活用して地域づくり団体を支援する、通称ギフ鳥事業の、ふるさと納税の募集開始イベントを知事出席で行いました。イベントの後に、このギフ鳥に参加していらっしゃる県内の12の活動団体の皆様が、自ら取り組んでいらっしゃる取組の内容をその場で披露していただきまして、イオンに来店されたお客様にその内容を御覧いただいたところです。
 次に、2、県内スーパーマーケットと連携した「とっとり県民の日」フェアでございます。毎年行っておりますけれども、今回は参加店舗数が2社増え、取組の店舗数も昨年の56店舗から91店舗と大分増えました。
 このほか項目の3から6まで掲げております様々な取組によりまして、県民の皆様に「とっとり県民の日」を知り、楽しんでいただく取組を行いました。

◎川部委員長
 続いて、報告15、第77回国民体育大会における鳥取県選手団の結果について、小林スポーツ課長の説明を求めます。

●小林スポーツ課長
 3年ぶりの国体ということで、昨日、11日に閉会式も無事に終わりました。まず、選手やスタッフの皆様をはじめ、国体に関わられました全ての方に厚く御礼を申し上げたいのと、議会の皆様をはじめ、応援いただいた県民の皆様にも感謝申し上げたいと思います。
 6ページを御覧いただきたいと思います。結果につきましては、概要及び総括のところに簡単に書いてございますが、男女総合成績、天皇杯につきましては、目標の30位台には届かず44位ということで、前回の茨城国体43位から1つ順位を下げたところでございます。残念ながら全体として得点は伸びなかったのですが、報道されておりますとおり8種目で優勝者が出るなど、各競技の皆さんの頑張りは目立ったものと理解しておりまして、得意種目でよく頑張られたのかなと認識しております。
 どうしても国体のルール上、個人よりも団体の得点が高いということがありまして、今後につきましては団体種目の強化が必要なのかなと、課題として認識しております。各競技団体、それからスポーツ協会の皆さんと共に十分に結果を分析して、戦略を立てて、強化策を検討していければと考えております。
 ちなみに今回、少年で入賞された方のうち、小学生から重点的に一部の競技に集中して取り組んでおりますジュニアアスリート事業で育成された出身者の方が複数高校生として入賞されまして、このような皆様については、今後、成年で活躍されることも期待しておりますし、着実に芽が出てきているのかなと考えております。
 以上のようなことも踏まえまして、11年後の2033年には国民スポーツ大会が鳥取県で開かれますので、それに向けて強化策を検討してまいりたいなと思います。

◎川部委員長
 報告16、合同会社ひまわりとの中山間集落見守り活動に関する協定の締結について、齋藤中山間地域政策課長の説明を求めます。

●齋藤中山間地域政策課長
 資料は9ページをお願いいたします。合同会社ひまわりと中山間集落見守り活動に関する協定を締結いたしましたので、その報告を申し上げます。
 リードの部分でも書いてございますけれども、合同会社ひまわりと日野町、そして鳥取県の3者でこの見守り協定を締結いたしました。出席者、日時、場所は記載のとおりでございます。
 協定の内容でございますけれども、対象地域において、社員等が事業活動時に高齢者等の異常を発見した場合に日野町へ連絡するというものでございます。協定の期間は1年間ですけれども、自動更新されて大体は続いていくものになっているところでございます。今回の協定締結で77事業者目になったところでございます。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○安田委員
 6ページの国体、選手は頑張ったという御意見でしたけれども、全体で見るとやはり点数が全然足りないのです。私もセーリングをやっていましたけれども、もうあと一歩で1点稼げたという同点9位とかあって残念だった。この競技得点のところを見ていくと、水泳とかボートとか相撲はずば抜けていますし、スポーツクライミング等も20点以上稼いでいるところが多々あるのですけれども、さっきもおっしゃった団体競技、ボートとかセーリングでいうと2人乗りのほうの得点が高いので、やはりここをしっかり考えていかないと、なかなかこれからも厳しいのではないかと思うのです。競技人口が少なくなっていく中で、単独ではなくて複数でやる競技に本当に力を入れていかないと。力ということは予算も必要です。いきなり次の国体で優勝狙いますなどということにはならないので、やはり今から強化していくことが重要ですし、その競技に関わる人たちの組織づくりというのも重要だと思います。もう本当に力を入れていかなければいけない時期に来ていると思いますが、その辺りをどうお考えか教えてください。

●小林スポーツ課長
 おっしゃるとおり、2人乗りとか複数の選手による競技が非常に重要なのかなと思っておりますし、今回、7位とかそういう入賞でも、ボートなどは着実に得点が稼げたものと理解しております。安田委員御指摘のとおり、団体並びにこういう複数の選手による種目を強化できるように、競技団体の皆さん、それからスポーツ協会ともよく相談して、ジュニアアスリートの育成も含めてその辺りの戦略を考えながら、細かくは今申し上げられないのですが予算の面でも手厚く考えていきたいなと。もう11年後に迫っておりますので、ぜひとも早め早めに、おっしゃるように競技団体の組織体制の強化も含めて考えてまいりたいと思います。

○安田委員
 思いは共有していると思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 本当におっしゃるとおりで、この7ページの表でも、セーリングの真ん中ですね、成年女子のセーリングスピリッツ級などは4位でも15点入るので、その辺を戦略的にしっかり取っていく。スポーツ課の池淵さんは今回が国体デビューでしたけれども、よく頑張られたと。上位はオリンピアンばかりでしたので、そんな中で4位にしっかり着実に入っていったのはすごいなと思って見ておりました。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、地域づくり推進部について、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、地域づくり推進部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前11時12分 休憩
午前11時15分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き、交流人口拡大本部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告17、第2回ポストコロナの人流・物流活性化プロジェクトチーム会議の開催結果について、初めに矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長から、補足があれば濵本副局長からの説明を求めます。

●矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 交流人口拡大本部の資料の2ページを御覧ください。昨日、11日から国内向けに開始されました全国旅行支援、それから訪日外国人向けの水際対策の大幅な緩和に伴いまして、県のほうで今後の展開とか取組を関係者の皆さんと共有するために、知事、副知事も同席の下、プロジェクトチームを開催いたしました。
 結果のほう4点を皆さんと共有させていただきました。
 まず1点目、全国旅行支援「ウェルカニとっとり得々割」の開始でございます。こちら観光施設ですとか体験アクティビティの割引も併せて開始することで県内の需要喚起を図って、切れ目ない事業者支援もやっていく本県独自の支援であります。あわせて、これからしっかり情報の提供とか手続の簡素化といったことにも取り組んでまいりたいということでございます。
 2番目、水際対策の緩和に伴う国際線の再開に向けた取組等でございます。これも同じように、昨日から入国者総数の上限の撤廃、外国人観光客の入国につきましては個人旅行が可能になったこと、そして、観光ビザも不要になったというような緩和がなされました。それに合わせて、定期便の再開ですとかチャーター便の就航に向けて、従来からの働きかけを継続してまいります。受入環境の整備に向けても、現場のCIQとか空港ビルといったところと、開港に向けた準備を加速していくということをお話しさせてもらいました。この9月、県のほうでエアソウル本社を訪問させていただきまして、代表のほうから、米子空港が開港次第必ず定期便を再開したいという発言も頂戴しているところでございます。
 3番目、国際クルーズ船の運航再開に向けた動きでございます。国内クルーズが2021年から再開いたしましたが、国際クルーズのほうはまだガイドラインが未策定で再開できていないという状況でございます。船会社のほうからは寄港の意向も示されてございますので、引き続きクルーズ船の再開に向けて、水際対策といったことの国要望なども継続してまいりたいと思います。
 最後、ワクチン接種と無料検査でございます。冒頭申し上げました全国旅行支援についてはワクチンの3回接種が条件となることを踏まえまして、メディア広報ですとか県営の接種会場の体制強化の促進、あと、無料検査の活用の呼びかけを実施してまいりたいと思います。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 3ページのウェルカニとっとり得々割の概要について御説明させていただきたいと思います。
 全国旅行支援、鳥取県のほうは「ウェルカニとっとり得々割」と題しまして、10月11日から開始しました。現在行っている、毎年の蟹取県ウェルカニキャンペーンと合わせて情報発信していきたいと思います。
 制度の内容で、この前と繰り返しになって恐縮ですが、宿泊旅行代金の割引は40%、上限が2種類ありまして、交通つきの宿泊商品ですと8,000円、その他では5,000円。それから、クーポンを同時に配付することにしております。平日ですと5,000円以上の旅行代金に3,000円分、休日ですと2,000円以上の旅行に1,000円分でございます。
 本県独自の特別支援、上乗せといたしましては、先ほど申し上げましたように観光施設とかアクティビティの料金の割引を行います。割引率4割の上限1,000円、先ほど申し上げました(2)のクーポンとも同時に使うことができます。県内への宿泊旅行者が対象ですが、山陰両県の県民の皆さんは#WeLove山陰キャンペーンと同じように宿泊なしでも使えることにしております。利用条件はワクチン接種3回または陰性結果、陰性証明の提示を求めます。
 停止の要件ですが、3つ書いております。本県が緊急事態宣言区域、まん延防止の重点措置区域となった場合、それから、本県の感染状況が相当程度悪化していると国が判断した場合、それから、感染状況の悪化により本県が停止すべきと判断した場合としております。
 6番のところですが、そのほかにも独自のキャンペーンなどで誘客していきたいと思っております。1つは、ドライブ周遊キャンペーン、マイカーやレンタカーを使って県内にお泊まりいただいた方にガソリンの注油券とか観光施設の入館無料券を配付すること。それから、鉄道、飛行機の利用者の方へレンタカー割引、宿泊券や特産品のプレゼントといったことを通じて誘客を進めていきたいと思っております。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○島谷委員
 参考のほうのウェルカニとっとり得々割の利用条件で、ワクチン接種証明または陰性の検査結果となっているのだけれども、ほかの県に確認したときに住所が分かる証明書も持ってきてくださいというようなのがあった。鳥取県はそういうものは必要としないということでいいのですか。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 免許証とか本人確認ができる証明書の提示を求めることにしております。

○島谷委員
 その場合、これも他県なのだけれども、写真がついている分はそれでいいと。写真がない場合には2つ持ってきてくださいと言われるのだけれども、年寄りで保険証ぐらいしか持っていないとか、そういう人は鳥取県の場合はどうするわけ。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 保険証でオーケーです。2種類は求めておりません。

○島谷委員
 鳥取県は1種類でいいということですね。分かりました。県によって違うのだな。(「はい」と呼ぶ者あり)

◎川部委員長
 ほかに。

○広谷委員
 ちょっと一つ確認です。3ページの分で、期間が、(1)の場合は12月20日までになっているのが、(3)の一番最後の行、21日となっているのだけれども、これは何か意味があるのですか。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 20日のほうは宿泊の割引ですので20日までの宿泊を対象にすると。そこでクーポンとかをもらって翌日使ってもらわないといけませんので、翌日までということに合わせて、独自割引も21日までとしております。

○内田(隆)委員
 日帰り旅行も対象だというのが意外と知られていないのでちょっと質問したいのですけれども、日帰り旅行はたしか割引率とか条件は全部一緒だったと思うのです。その中で、日帰り旅行とはどういう旅行があるのかというと、まず業者が募集する旅行があるのですけれども、例えば個人的にこういう旅行プランをつくってくださいと日ノ丸観光トラベルとか農協観光とかに言った場合は、適用対象になるのですか。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 旅行会社が自主的にというか、自分のところの企画として募集する旅行と、それから、会社とか地域が旅行会社に頼んで、例えば地域の仲間で旅行するというのもあります。そちらの企画型の分も旅行会社で催行してもらって、バスだったら何キロとかそういう条件もあるのですけれども、対象になります。

○内田(隆)委員
 先日頂いています旅行会社向けの資料に載っていた、50キロ以上とかいろんな規制があると思うのですけれども、それも含めて旅行会社に、例えば町内会とか敬老会とか子ども会とかが日帰り旅行でこうしてくださいと言った場合には対象になるのですよね。それは結構皆さんが知らないと思うので、周知したほうがいいかなと思います。どうでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 もちろん旅行会社のほうには、いつも受けていらっしゃる団体からの旅行も割引の対象になりますと。旅行会社も知っておられると思います。
県民のほうに向かっても周知していきたいと思います。

○内田(隆)委員
 お願いします。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る関係人口の拡大、観光振興、中山間地域をはじめとする地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、防災、その他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、委員の皆様に御連絡いたします。
 次回の常任委員会は、11月21日月曜日、午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いいたします。
 以上をもちまして、地域づくり県土警察常任委員会を閉会いたします。

午前11時27分 閉会

 

 


 

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