令和4年度地域づくり県土警察常任委員会議事録

令和5年1月20日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
川部  洋
安田 由毅
坂野 経三郎
伊藤  保
内田 隆嗣
広谷 直樹
島谷 龍司
銀杏 泰利


欠席者
(なし)


説明のため出席した者
   半田警察本部長、木本地域づくり推進部長、水中危機管理局長兼原子力安全対策監、蒲原県土整備部長、中原交流人口拡大本部長ほか

職務のため出席した事務局職員
   澤田課長補佐、船石係長、前田係長


 1 開会 午前10時00分

 2 休憩 午前10時04分 / 午前10時15分 / 午前10時33分 / 午前11時00分 

 3 再開 午前10時05分 / 午前10時16分 / 午前10時34分 / 午前11時03分 

 4 閉会 午前11時22分

 5 司会 川部委員長

 6 会議録署名委員  内田委員  坂野委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前10時00分 開会

◎川部委員長
 ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程はお手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 今回の常任委員会は、警察本部、地域づくり推進部、危機管理局、県土整備部、交流人口拡大本部の順で執行部の入替えを行います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、内田委員と坂野委員にお願いいたします。
 それでは、報告事項に移ります。
 初めに、警察本部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
 質疑等については、説明終了後一括して行います。
 報告1、令和4年中の交通事故発生状況について、岩城交通企画課長の説明を求めます。

●岩城交通企画課長
 資料2ページをお願いします。令和4年中の交通事故発生状況について御報告いたします。
 1の交通事故発生状況について、まず過去10年間の交通事故の推移について御説明いたします。
 県下の交通事故件数や負傷者数は平成17年から18年連続で減少し、死者数につきましては増減があるものの令和4年は14人と前年の19人から5人減少しております。これは統計を取り始めた昭和23年以降で最も少なかった昭和24年の9人に次ぐ数となり、全国でも最少となります。
 昨年の交通事故発生件数は598件で前年よりさらに減少し、昭和33年の581件以来64年ぶりに600件を下回る結果となりました。しかしながら、高齢化の進展に伴い65歳以上の高齢者が第一当事者となる事故が162件、27.1%、また高齢者の死者数は6人、42.9%と高齢者の加害・被害事故の割合が高止まりで推移しております。このような状況から高齢者対策を最重要課題と位置づけ、加害・被害事故両面からの総合的な抑止対策を継続して実施することが重要であると考えております。
 2の交通死亡事故の発生状況について、昨年は13件の交通死亡事故が発生し、14人の方が亡くなられております。年ごとの死者数の推移や月別の発生件数、年齢層別の死者数などにつきましては、資料のグラフのとおりでございます。
 特徴といたしましては、状態別では歩行中の死者が2人と前年の9人から減少していることや、路線別では自動車専用道路の事故が5件発生し、前年の1件から増加していることなどが上げられます。
 本年は新型コロナウイルス感染症の行動制限が解除されるなど、人や車の動きが昨年以上に活発化することが考えられます。それらの状況も踏まえ、関係機関、団体と連携し各種広報媒体を利用した広報活動、高齢者に対する交通安全指導や講習、自転車の安全利用など工夫を凝らした交通事故抑止対策を推進してまいります。

◎川部委員長
 ただいまの説明について、質疑等はありませんか。
 次にその他ですが、警察本部について執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、警察本部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時04分 休憩
午前10時05分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き地域づくり推進部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告2、令和新時代とっとり元気フェス・とっとり研志塾フォーラムの開催結果について、賴田県民参画協働課長の説明を求めます。

●賴田県民参画協働課長
 資料の2ページをお願いいたします。地域づくり活動の取組発信などを目的に、1月15日にとっとり元気フェスなどのイベントを無観客、オンライン方式で開催いたしましたので、その概要について御報告いたします。
 2を御覧ください。優れた地域づくり団体を表彰する県民運動活動表彰を実施し、最優秀賞としてコロナ禍で困っている鳥取大学生に向けて企業から提供された食品の無料配布やアルバイト情報等の周知活動を行った鳥大の学生団体が受賞されたほか、第三の居場所づくりや高齢者の生きがいづくりなどを行った記載の7団体が受賞されました。
 3ページの(3)を御覧ください。鳥取銀行などと連携いたしまして昨年度創設しましたとっとりSDGsアワードでは、応募のあったSDGsの視点に基づく地域づくりのアイデア、プランの中から記載の小・中学生や若者グループ、合わせて11団体等が受賞されました。応募件数が昨年度と比較いたしまして61件も増えており、自分たちの地域や環境への関心の高まりを感じています。
 なお、受賞されたプランは関係機関とともに活動の拡大、実現に向けた支援を行っていきます。
 4ページを御覧ください。日本財団との協働プロジェクトのレガシー事業として、とっとり研志塾フォーラムを初開催いたしました。地元で活躍されているパネリストと高校生、大学生が仲間づくりをテーマに対話集会を行いました。その中では、仲間づくりには共通体験や共通ビジョンなどが大切といった意見が交わされたところです。
 また(5)、昨年度に引き続きまして日本海テレビの番組とタイアップし、校歌をアレンジしたパフォーマンスを行うイベントを開催しました。
 3の開催結果を御覧ください。今年度も新型コロナの感染状況を踏まえましてオンライン開催としましたが、会場では表彰された活動団体同士が交流する姿や、高校生が地域づくり活動者と積極的に意見交換し、刺激を受けている姿も見られました。またYou Tube配信を御覧になった方のアンケートでは、コロナ禍で活動に行き詰まりつつあり、この状況を打破したいと考えていたが、仲間づくりを進めるに当たっての様々なヒントを得ることができとても有意義なひとときとなったなどの意見をいただいており、地域づくり活動の拡大などにつながったと感じております。

◎川部委員長
 続いて、報告3、青谷かみじち史跡公園の指定管理者募集要項の概要について、中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長の説明を求めます。

●中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長
 同じ資料の5ページを御覧ください。令和5年度の開園に向けて現在整備を進めております青谷かみじち史跡公園の管理運営を行う指定管理者について、次のとおり募集することといたしますので御報告いたします。
 今週月曜日、1月16日に開催しました鳥取県地域づくり推進部指定管理候補者審査・指定管理施設運営評価委員会におきまして、要項に関する審査をしていただきました。それに基づき、募集要項を決定いたします。
 1番、指定管理者が行う業務の内容といたしまして、史跡公園の施設整備の維持管理、管理運営、また普及啓発、活用及び情報発信、受入事業・主催事業実施に関する業務等を考えております。管理の基準については記載しておりますので御覧ください。
 2番、指定期間でございますが、令和5年11月1日から令和11年3月31日までの5年5か月としております。
 3番、指定管理料の総額は3億6,230万1,000円を上限と考えておりまして、各年度の支払額は、5年度につきましては2,800万円ほど、令和6年度以降は6,600万円ほどを上限とすると定めております。
 4番、応募資格でございます。鳥取県内に主たる事務所を置き、または置こうとする法人であることとしております。
 募集のスケジュールでございます。募集開始を今月下旬からと考えておりまして、締切りを3月初旬、審査委員会を3月中旬に設置、そして審査結果の通知、公表を経て指定管理者の指定は令和5年6月議会の議決を経て行うというふうに考えております。
 選定方法は、先ほど申し上げた評価委員会で、以下の選定基準に基づいて各委員が審査した評点の合計点によって指定管理者の候補者の選定を行います。
 審査委員会の委員は計6名を選任しております。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○広谷委員
 ちょっと1点お尋ねします。1の(2)のアの基本方針のところに「所長その他職員と密接に連携を図りながら」と書いてあるのですけれども、この所長というのは指定管理者から出す所長なのか、それとも自治体から出す所長なのか。どうなのですか。

●中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長
 県の職員のほうから出すこととしております。

○広谷委員
 その所長の選任はいつになるのですか。スタートしてからですか。もう決まっているのですか。(中森文化財局副局長兼とっとり弥生の王国推進課長「来年度」と呼ぶ)来年度のスタートから。(「はい」と呼ぶ者あり)

◎川部委員長
 よろしいですか。ほかにありませんか。

○島谷委員
 6ページ、応募資格に「主たる事務所を置き」と、この主たる事務所とはどういうものを想定というか、予定しているのか。(「本社」と呼ぶ者あり)本社と支社では違う。

◎川部委員長
 一般的に。

○島谷委員
 これは商工にも言っているのだけれども、補助金なり県のお金を使う企業については県内に税金を落とすような事務所を持っているところにしろという話をして、そうしますよという話なのだから、応募されたときにそこをしっかりと確認できるようにしなければいけないと思うので、留意しておいてください。答えはもういいですから。

◎川部委員長
 よろしくお願いします。
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次にその他ですが、地域づくり推進部について執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、地域づくり推進部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時15分 休憩
午前10時16分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き危機管理局について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
 質疑等については、説明終了後一括して行います。
 それでは、報告4、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第10報)、及び報告5、原子力防災支援基地の運用開始について、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官
 危機管理局資料の2ページ、島根原発の安全対策の状況について御報告いたします。
 現在、島根原発2号機は、設計及び工事計画認可申請の審査が行われています。昨年12月23日に7回目の補正書を提出しており、前段の設置変更許可の審査結果を反映した最終補正となります。
 保安規定の変更認可申請の審査についてはまだ審査は行われていない状況です。
 安全対策工事につきましては、中国電力は令和5年度内のできるだけ早期としていた工事完了予定時期を、今回、令和5年11月と見直しています。
 なお、昨年10月28日に2号機と3号機の安全対策費が6,000億円から6,800億円になるという見込みを公表しております。
 テロ対策施設となります特重施設等に関する審査ですけれども、前回の常任委員会報告から特に動きはありません。
 あと、その他のところで、中国電力は昨年11月25日に家庭向けの規制料金の値上げを国に申請しました。このとき原価算定の条件として、2号機の再稼働を令和6年1月と想定しております。ただし、これはあくまで原価算定上の仮定で、再稼働時期は依然として見通せない状況でございます。
 最後に3号機ですけれども、こちらも前回の報告から動きはない状況でございます。
 続きまして3ページ、原子力防災支援基地の運用開始について御報告いたします。
 鳥取市松原地区の原子力防災支援基地が完成しまして、12月23日に運用開始式を開催し運用を開始しております。運用開始式に御参加いただいた委員におかれましては、御多忙の中御出席いただきましてありがとうございました。
 なお、2か所目の江府町の原子力防災支援基地につきましても、現在整備を進めているところでございます。
 運用開始式では、下の写真にもありますように主催者挨拶、テープカットや原子力防災資機材を収納したコンテナの搬出訓練などが行われました。
 支援基地の概要で、構造は鉄骨の平屋建ての保管倉庫に、2つの検査会場分のコンテナ18基を保管しています。整備目的は、避難の円滑な実施を実現するための後方支援基地として、3つ目のポチのところ、避難退域時検査会場に必要な資機材を標準化した上でコンテナに一括収納しまして、緊急時にコンテナごと輸送することで迅速な検査会場の設置を可能としております。また、支援基地は、ほかの道府県の原子力発電所の災害時にも該当地域へコンテナを迅速に輸送するといった、他県との資機材の融通としても活用することができます。
 特徴として、全国初の原子力防災支援基地であること、また島根原発から100キロメートル以上離れているため複合災害に影響を受けないことですとか、吉岡温泉インターチェンジ近くにあって輸送が迅速にできること、人的・物的支援の集積拠点としても活用できることが上げられております。

◎川部委員長
 報告6、令和4年鳥取県消防防災航空隊の活動状況について、谷本消防防災課長の説明を求めます。

●谷本消防防災課長
 資料の4ページ、5ページをお願いいたします。令和4年鳥取県消防防災航空隊の活動状況について報告させていただきます。
 鳥取県では、消防防災ヘリコプター「だいせん」を運航しておりまして、救急、救助、消火活動等を行っております。
 令和4年の状況、まず1番でございます。隊員は各消防局から消防士を派遣していただき、8名体制で運航しておりまして、運航自体は民間企業へ委託しております。令和4年4月までは操縦士1人でヘリに乗っていたのですけれども、事故等ないようにということで今年度から2人操縦士を乗せての運航に移行しております。
 また、航空隊の特徴は(3)のアからオまで書いておりますとおりで、工夫しながら活動しております。
 昨年の状況、2番の表でございます。緊急運航としまして火災とか救急、救助という関係で、前年の88件から増えて115件出動しております。救助では、令和4年は34件とございますが、そのうち大山とか氷ノ山の山岳救助が14件ということで、鳥取県の特徴として登山者の救助件数が大きな割合を占めている状況でございます。
 5ページに移っていただきまして、令和4年につきましては車の車検のような定期的な耐空検査とか整備の関係で123日の運航休止がございました。前年は77日ですので、ちょっと増えております。その間は、他県と防災ヘリの協定を結んでおりまして、出動要請があればそちらのヘリにお願いするということで、島根県に11回、広島県に3回お願いしております。また、4ページにありますけれども、鳥取県からも他県には17回応援に行っております。
 過去11年間の出動状況につきましては、3の表を見ていただければと思います。
 あと、航空隊の活動状況の写真を載せております。こういう形で県民の安全安心を守っており、引き続き安全な運航を行っていきたいと思います。

◎川部委員長
 なお、報告7、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については資料に記載のとおりでありますので、説明は省略します。
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○伊藤委員
 原子力防災支援基地の運用が始まったが、これを見るとコンテナを運搬車、トレーラーに積み込むように、クレーン車を持ってきているのだけれども、本当に緊急のときにできるのかどうか。基地をつくるときに、電動ウィンチか何かでつってウィンチのローラーを移動させて台車、トレーラーに積み込めるようにしておけば、一々クレーンにしなくてもよかったのにと思って。今これを見て、わざわざクレーンでやるのかと思ったのだけれども、そこのところはどうなの。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長兼原子力モニタリング専門官
 複合災害を想定していまして、東部の運送業者に関しては災害には巻き込まれないということで、クレーンを持っている業者の方に応援してもらって、このようなコンテナ搬送ということは十分可能であると思っているところです。

●水中危機管理局長兼原子力安全対策監
 コスト面それから運用面をいろいろ検討しまして、運用面におきましては、コンテナに全ての物資を入れておいたほうが非常にコンパクトに速やかに運べる。現地にコンテナごと置いておいても、その現地でコンテナの中からすぐ出せるというメリットもあるので、コンテナに入れなければいけない。それを運ぶのでしたら、やはり現地でもクレーンで降ろさなければいけないということで、トラックとクレーンがペアで動くことを想定しまして、今回このような形で、その分基地の高さを高くしてある。
 さっきありましたように複合災害ということを考えれば、東部地域はインフラ関係は生きて混乱も起きていないだろうという想定がありました。
 あと、委員のおっしゃった天井クレーンも検討しましたが、コスト面が非常に高くて、何回使うか分からないと言ったら叱られるのですけれども、クレーンが速やかに手に入る、あるいはフォークリフトもすぐ手に入るということを考えまして、今回はコスト面それから運用面といろいろ検討した結果、このようにさせていただいたところでございます。

○伊藤委員
 了解。
 それでその運搬するトレーラーとクレーン、ペアで業者との協定か何か結んでいるわけか。

●水中危機管理局長兼原子力安全対策監
 今のところ訓練1回分ということで年間契約を結んでいますが、今この基地ができましたので、今後はトータル的に災害時も出ていただけるような契約も考えていこうとしているところで、今の御意見を参考にさせていただきます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○坂野委員
 4ページ、この「だいせん」の活動に対して本当に敬意を表したいと思っております。
 ちょっとお尋ねしたいのが、「だいせん」は365日体制ということですけれども、昨年で言うと稼働した日数が174日で123日が運休だったと。昨年174日稼働していて緊急運航が115回あったということは、1日当たり0.66回という計算になると思うのです。通常運航していた場合の1日当たり0.66回を運休していた123日に掛けると合計で81回の出動件数になるのですが、実際に他県が出動された回数が14回ということで、運航中の実績と比較すると67回少ないのかなという気がしているのですね。
 他県に要請して出動していただいたことは本当にありがたいのですが、運休中の出動要請が14回だったのかそれより多かったのか。何かもっと出動できるような体制があったほうがいいのかどうかという点について伺いたいと思います。

●谷本消防防災課長
 運航休止中の出動要請の回数は、この他県に頼んだ14回……。

○坂野委員
 運休中に他県に頼まれたのは14回だと思うのですが、実際に出動要請があったけれども出動できなかった要因があるのかなと思ったのです。と申しますのが、最初の前提が違うのであれば納得できるのですが、その174日運航……。違うのか、290……。あれ、おかしいな。

◎川部委員長
 谷本課長、数字の説明をもう一回、休止中の運航と、それから応援に行った分それぞれあると思うので。

●谷本消防防災課長
 (3)の稼働率のところの説明をさせていただきます。
 まず、365引く123が242になりますけれども、この242日というのがヘリが飛べる、実質動ける日数。そのうち174日が実際に緊急運航と通常運航、合わせて出動した日数となります。それで242分の174で、この1年間の稼働率を71.9%とお示ししているところです。

○坂野委員
 ちょっと理解力が足りなくて申し訳ないです。
 要するに、運休中に出動要請があったものは全て他県から出たということでよろしいですか。

●谷本消防防災課長
 結構でございます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。
 では次にその他ですが、危機管理局について執行部、委員の方で何かありませんか。
 意見がないようですので、危機管理局については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前10時33分 休憩
午前10時34分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き県土整備部について行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 報告8、「第22回住みよい県土づくり表彰式」について、西村県土総務課建設業・入札制度室長の説明を求めます。

●西村県土総務課建設業・入札制度室長
 資料については2ページをお願いいたします。「第22回住みよい県土づくり表彰式」の開催について御報告いたします。
 令和3年度に県が発注した工事に係る優良建設工事の施工者及び技術者並びに土木施設の清掃等について、ボランティアとして活動していただいた団体等の表彰を行います。
 まず、1の概要について、表彰式は2月9日にとりぎん文化会館小ホールで開催を予定しており、表彰といたしましては、鳥取県知事表彰が優良建設工事等に係るもの、それから若手の技術者に対するもの等として県土整備部長の表彰、最後に国土交通省から表彰していただいておりますので、それを披露したいと考えております。
 次に、2に記載しております知事表彰の内容でございます。本年度優良建設工事の施工者として44社、優良技術者として56名、土木施設愛護ボランティアについて8団体、建設雇用改善優良事業所として1社の表彰を予定しております。
 次に、3の広報についてでございます。県内3か所で優良工事に係るパネル展を実施したいと考えております。県民の皆様に幅広く情報発信する予定としております。
 各表彰の詳細につきましては4以降に載せておりますので、御覧いただければと思います。

◎川部委員長
 報告9、一般国道178号「岩美道路」の全線開通について、永田道路建設課長の説明を求めます。

●永田道路建設課長
 資料の6ページをお願いいたします。山陰近畿自動車道一般国道178号「岩美道路」の全線開通について御報告いたします。
 このたび山陰近畿自動車道の一部を構成いたします一般国道178号「岩美道路」のうち、浦富インターチェンジから東浜インターチェンジまでの区間が3月12日に供用開始いたします。当該区間の供用開始により、平成28年3月に供用いたしました岩美インターチェンジから浦富インターチェンジまでの区間と合わせまして、岩美道路は全線5.7キロメートルが開通することとなることから、鳥取県と兵庫県、京都府とのアクセスが向上するとともに山陰海岸ジオパーク各観光施設の連携強化による観光振興など地域の活性化に寄与することが期待されております。
 供用開始の日時は3月12日日曜日の午後3時を予定しており、当日午前10時から岩美町内にて開通式典を行う予定としております。式典には本常任委員会の委員の皆様にも御出席いただきたいと考えておりますので、御多忙のところではございますがよろしくお願いいたします。
 また、開通1週間前の3月5日日曜日には、このたび供用する浦富インターチェンジから東浜インターチェンジの区間において、開通記念イベントとして山陰海岸ジオパーク関連の各種PRイベントも予定しております。
 なお、このたびの開通によりまして、浦富インターチェンジから東浜インターチェンジの所要時間が約4分短縮し利便性が向上するほか、災害に強い道路ネットワークの形成、山陰海岸ジオパークエリアの観光振興に資することとなります。

◎川部委員長
 続いて、報告10、鳥取砂丘コナン空港の今期コンセッション変更実施契約に向けた対応状況について、清水空港港湾課長の説明を求めます。

●清水空港港湾課長
 資料の7ページをお願いします。鳥取砂丘コナン空港の今期コンセッションにつきましては、現契約の期間延長と一部内容改善を行うこととしておりまして、変更実施契約に向けた対応状況について御報告します。
 国内線、国際線の航空需要の回復を見据え、次期コンセッションの事業開始時期を3年延期したことに伴い、今期コンセッションの事業期間を3年間延長し、終期を令和9年3月までとするものであります。このため、変更実施契約に当たりましては、令和3年に行いました中間評価結果の提言内容等を反映し改善を加えた内容とすることについて、運営権者の鳥取空港ビル株式会社と協議を重ね、おおむね了解が得られたところでございます。
 変更実施契約に盛り込む主な内容は2に記載のとおりでございますが、更新投資の実施主体・費用負担の見直しにつきましては、運営権者が自らの創意工夫によって重要な更新投資を優先して実施できる仕組みとするため、国庫補助事業など一部を除いては運営権者が主体となって実施するものとしております。また、運営権者がコスト削減に取り組むインセンティブを醸成するため、県が費用負担する範囲を一部の更新投資や運営交付金額に限定する一方、交付金の余剰分については、現契約では実績精算としております大規模修繕分なども含めて運営権者が自由に使用できる仕組みとしております。
 具体的な費用負担の内容は、資料8ページに記載しております。左が現在の費用負担で右がこれから変更する費用負担を比較したものでございます。例えば更新・拡張につきましては、国庫補助事業に該当するものや予定価格7,000万円以上の不動産、動産の買入れに該当するものにつきましては県が全額負担し、予定価格3,500万円以上の不動産、動産や1,000万円以上の営繕工事につきましては県が2分の1を負担することとしております。このことについては、下の米印の2に記載している内容でございます。
 また、修繕につきましては、運営交付金額の範囲を250万円以上の大規模修繕分として運営権者が負担することとしております。
 7ページに戻っていただきまして、セルフモニタリングの充実・強化につきましては、従来の運営権者自身によるセルフモニタリングに加えまして第三者による定期的なモニタリングの実施など、また空港運営等計画の作成につきましては、空港を拠点としたにぎわいづくりや組織、体制、雇用、人材育成、空港の維持管理に関する事項が含まれた空港運営等計画となるよう、運営権者に求めているところでございます。
 今後速やかに運営権の延長設定及び追加の債務負担行為の議会議決を得た上で、変更実施契約を締結していきたいと思います。

◎川部委員長
 報告11、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については資料に記載のとおりでありますので、説明は省略します。
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○内田(隆)委員
 コンセッションについてこの厚い資料ありがとうございます。
 57ページを開いてもらっていいですか。これは令和4年3月、約1年前に3年間の延長が必要だよということでお示しいただいて、令和4年度の可能な限り早期に変更契約をしたいということで、ここに明記してある以下のものを準備しますよということだったと思うのです。今示したのは多分変更契約の方針くらいの話で、契約書もないのだなという感覚があります。1の契約延長に当たり県が作業を行うものの中で、変更要求水準書と収支計画、VFMの再設定というのがまだ出てきていないと思います。その下、常任委員会の報告内容で変更実施契約の具体的な内容等、金額等の概要を報告しますということなので、今後あると思うのですけれども、それでいいですか。

●清水空港港湾課長
 現在、運営権者とはこの変更契約の方針についておおむね了解を得たというところで、変更実施契約の条文も含め、変更要求水準書等の内容について最終の確認をしているところでございます。

○内田(隆)委員
 分かりました。
 ということは、ちょっと急がないといけないのではないかと思うのですよと。これを提出してから議決を求めますよと書いてしまっていますからね。そうしないと、なかなか行政の手続上難しいことになると思うのです。時間がないのと事務量がすごくあるのはよく分かるのですけれども、少なくともこの資料でVFMが載っているのはどこといったら、初期契約に書かれていた29ページ。収支のイメージとかVFMとかというのは説明されているので、こういった種のものを出して、委員会で説明した後に議案として上がってくるということだと思うのです。要求水準書とか計画書もきちんとありましたから。それについて可能なのかどうなのかというのをまず議論したほうがいいのではと思うのです。できないのであれば無理されないほうがいいと思う。令和4年と書いてあるけれども、ちゃんとしたものが出せない状態で議決を諮りますと言われると、やはりちょっとしんどいです。令和6年3月まで一応期間があるわけで、あくまでも変更契約を求めていくわけだから。新たな契約を設定したり次期コンセッションで公募して違う業者に入ってくださいというわけではないのだから、丁寧な説明をされたほうが僕はいいと思います。すごく頑張って資料を作っていただいて本当に御苦労をかけているところなのですけれども、その辺りしっかりと説明をされるようにしたほうが個人的にいいと思います。

◎川部委員長
 結局、この57ページの内容が令和4年度中にできるのかという話ですよね。

○内田(隆)委員
 そうそう。ここまで来て、もちろんやれるということであったらぜひ頑張っていただきたいと思うのですけれども、私どもも議決する側として、この4年3月の時点で資料は見て、こういう説明をしますという前提でお話をいただいて、それを判断して議決しなくてはいけないというのは、議会の手続としても必要なことだと思うのですよ。ちゃんと資料が整って説明ができるということで、収支計画の策定とかVFMとか出していただければ幾らでも議論します。全然それは問題ないのですけれども、今まさに方針をやっと合意した段階で、心配して発言させていただいたところ。今日答弁を求めるものではないのですけれども、一応そういう懸念をしておりますということで、委員長よろしいですか。

●清水空港港湾課長
 資料等、改めて調整といいますか、説明の時期についてはまた御相談させていただきたいと思います。

◎川部委員長
 すみません、今の答弁、ちょっとよく分からなかったのですけれども、4年度中に可能なのか。57ページに書いてあることがきちっと今年度中にできるのか。もう2月議会は間もないので、それが間に合うのかどうかというあたりで、できないのであれば延長も含めてきちっと説明してくださいということだと思います。

●蒲原県土整備部長
 一応、年度内に議決をいただくという段取りで進めております。VFM等の計算したものも我々の手の中にはございまして、どういった御説明が必要なのかは先ほどの内田委員の意見を十分踏まえまして、委員長にお諮りして進めさせていただきたいと思います。

◎川部委員長
 内田委員、いかがですか。

○内田(隆)委員
 それではよろしくお願いします。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○銀杏委員
 7ページ、このコナン空港の件ですけれども、第三者機関の中間評価委員会の提言を受けて改善を加えた変更実施契約内容について、運営権者と協議を重ねた結果、おおむね了承を得たということで、まだ一部合意に至っていない、了承になっていない、まだ協議中のものがあるということだろうと思います。
 それで変更内容、改善内容で、表の(2)のところですけれども、運営交付金の余剰分については大規模修繕も含めて運営権者が自由に使用できるものとしたと書かれていて、一見いいように見えるのですけれども、コロナ禍の中で搭乗客も大幅に減少して、県が不足分を支援したような経緯がある中で、余剰分が出たのかという疑問がありまして、余剰分がどれだけ見込まれるのかということと、これまでそうした大規模修繕等のハード的な内容については、県の所有物ですので県が対応することになっていたのに、もう運営権者にお願いするということになると、なかなか修繕が進まなくて老朽化していくとか不十分な部分が出てくるのではないかという心配もあるのです。その辺は運営権者のほうも了解されているのか。また、見込みはどうなのか教えてください。

●清水空港港湾課長
 まず、現段階でこの2番に書いてあるような変更内容についてはおおむね了解をいただいております。現在、変更契約等の最終的な詰めを行っているという状況でございます。
 その中で、費用負担の見直しにつきましては、大規模修繕は5,780万円なのですけれども、今の契約では実績精算としております。実際はほぼ使い切っておりますので余剰分というのはございませんが、今後そのコスト縮減を図ることによってここが削減される場合には、そういったところは別途使うことができるということで見直しをしているものでございます。

○銀杏委員
 何か変な議論だと思って聞いていたのですが、どうやって縮減するのですか。というのは、一応県でやる仕事なのだけれども、その分を運営権者に委託するような格好で実施してもらって、運営権者がその工事自体のコストを縮減して、余剰金が出ればという話なのですか。

●清水空港港湾課長
 そこで余剰金が出た場合には、これまでですと精算して差し引いたところで県に返還するということになっておりますけれども、そこは返還を伴わずに運営権者のほうで使用できるということにしております。

○銀杏委員
 ということは、余剰金等があまり出なかった場合は、運営権者でするものとした大規模修繕、中規模も入るかもしれませんけれども、そういうのはどこがするとか、または修繕しないという格好になるのですか、どうなのでしょう。

●清水空港港湾課長
 基本的には運営権者のほうで修繕を行っていただきます。今年度、維持管理計画を策定する予算を計上して、20年間の更新計画を策定いたしました。その中で順次更新の必要なものからやっていくという中で、この大規模修繕費の予算を使いながら計画的にやっていくということになります。

○銀杏委員
 ということは、そうした修繕費用も含めた、これまでとは違った契約金額の変更があるということですね。これまで県がやっていたような修繕についても運営権者がやるということで、その金額を想定して契約金額の上乗せがあると考えていいのですか。

●清水空港港湾課長
 上乗せといいますか、それも含めて運営交付金をお渡しするということになりますので、その内容によって交付金の金額を変えるというものではございません。(「変わらないということでしょうか」「運営交付金は変わらないと、それをはっきり言ったほうがいいのではないですか」と呼ぶ者あり)運営交付金は変わりません。

○銀杏委員
 だから、言っているように、余剰金が出なければその修繕はできないということですよね。そういう話ではないのですか、違うの。

◎川部委員長
 要は、この期間なかなか売上げが上がっていない中で補塡しないといけないような状況で、余剰金が出ないと修繕に回らないのではないかという心配だと思うのです。

●蒲原県土整備部長
 維持管理計画を十分に練って、余剰金が出なくてもできる範囲で7,000万円ですとか、3,500万円から7,000万円の間は2分の1ですとか、詰めて議論しましたので、基本的にはこれでできるという合意に至れそうだと。向こうもそれでオーケーということでこの数字ができています。今、銀杏委員が指摘されている、さらに不測の事態が出たような場合にどうするのかというのは議論としてはあろうかと思いますが、それはちょっと契約の変更を適宜協議するというようなことで、合意に至ったレベルとしてはこれでうまく回りますというところで合意されています。

○内田(隆)委員
 多分それは、長寿命化計画を策定すると書いてあるのを見せていただいていないから分からない、判断のしようがないというところもあるのですよ。長寿命化計画がこうなっていて、大体これくらい直すよというのがあって、その上でこの変更収支計画があって、余剰が出るからこれを充てられるよね、その中身の数字がここの負担割合だよねという説明があれば、ああそうかとなるのですけれども、そういう資料が一切頂けていないから多分こういう議論になってしまうのかと思うのです。その辺りもまた説明いただけますか。

●蒲原県土整備部長
 その辺の仕組みが十分な説明になっていないという御指摘だと思いますので、今の御指摘を踏まえて今後必要な部分をまた準備したいと思います。

◎川部委員長
 よろしくお願いします。
 ほかにありませんか。

○広谷委員
 岩美道路の全線開通、地元の者として大変喜んでおります。私が町議をしていた頃に国交省から岩美町内のルートを示されて、それが25~26年前だったと思うのですけれども、やっとこれで全線開通したなと思って本当に喜んでおります。感謝申し上げたいと思う。
インターチェンジの周辺の県道の整備が今もずっと続いておりますけれども、インターチェンジに乗る車両が結構増えてくると思いますので、そういう部分を含めてしっかり周辺の道路も進捗を高めて、整備を進めていただきたいと思っております。質疑ではないですけれども。

●蒲原県土整備部長
 当然事業を進めるに当たっては、地元の地権者の皆様の土地のことも含めて多大な御協力をいただいていることと、地元の建設業の皆さんの頑張りがあったたまものだろうと思っております。道路ができましたらそれを使って地域がよくなるということが最終的には我々の目標ですので、今、委員が御指摘されたような周辺のネットワークも含めた整備について邁進してまいりたいと思います。

◎川部委員長
 よろしくお願いします。
 ほかにありませんか。
 次にその他ですが、県土整備部について執行部、委員の方で何かありませんか。
 意見がないようですので、県土整備部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午前11時00分 休憩
午前11時03分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 引き続き交流人口拡大本部について行います。
 なお、本日は堀田東京本部長がオンラインで参加しております。堀田東京本部長のオンライン参加につきましては、あらかじめこれを許可しておりますので御承知ください。
 堀田さん、聞こえますか。

●堀田東京本部長
 聞こえますが、そちらはいかがでしょうか。

◎川部委員長
 しっかり聞こえております。

●堀田東京本部長
 ありがとうございます。よろしくお願いします。

◎川部委員長
 堀田東京本部長の映像と音声が確認できましたので、オンライン出席と認めます。
 それでは、執行部の説明に移ります。執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 報告12、うさぎ年戦略会議「白うさぎ年!ウサミットinとっとり」の開催結果について、及び報告13、全日本空輸株式会社東京便の夏ダイヤについて、濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長の説明を求めます。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
資料は2ページをお願いいたします。令和5年のえとが「うさぎ」であることにちなんで、うさぎにまつわる神話、伝説を含めた我が県を内外にアピールするため、県内のうさぎの関係者による戦略会議を開催しました。1月13日にオンラインの形式で17団体の皆さんに御参加いただいております。白兎神社さんなど、3番のところの出席者の皆さんに参加いただきました。
 会議は、うさぎ年が鳥取県の年であることの説明、うさぎにまつわる伝説、神話等を紹介したり、神話だけではなくてその他の取組に活用していることを紹介すると同時に、皆さんから今年の取組などを御紹介いただいて、(4)に書いてあります、鳥取県は「うさぎの聖地」!、うさぎ年は鳥取県を愛していただく年!、LOVE Tottori、皆で力を合わせて、県内外に広くPRしていきましょう!!、という共同宣言を行いました。
 5のところに、先ほど申し上げた皆さんからの取組が書いてありますが、主には因幡の白うさぎ、または大国主命にまつわる取組をしていらっしゃる方、それから白うさぎ伝説は八頭または大山町の中山にもありますので、その取組、またはそれをつなごうとする取組などを発表していただきました。
 鳥取県のイベント事業案というところに書いてあるのですが、うさぎやうさぎ愛好家が集うイベント、例えば県内のうさぎに関係する場所で全国からうさぎまたはうさぎの愛好家が集う、コンテスト形式で共に楽しめるイベントの実施、また、昨年きつねダンスが流行しましたので、「うさぎダンス」と題してダンスを募集して優秀なチームを選定、表彰する。それからホームページやSNSでの情報発信、うさぎ伝説、神話にちなんだスポットを巡る旅行商品、それから島根県と連携した取組などをしてはどうかと思っています。
 今後は関係団体の皆さんと協力しながら、先ほど申し上げた伝説、グッズ、土産物、こういうものを絡めながら情報発信と旅行商品の造成を働きかけて、1年間通じて盛り上げていきたいと思っております。
 3ページをお願いいたします。1月17日に全日本空輸、ANAさんが東京便の夏ダイヤを発表されました。1番のほうに鳥取空港、2番のほうに米子空港のことが書いてあるのですけれども、鳥取-羽田便については5往復が継続されることを発表されました。これは現在の羽田発着枠政策コンテストを活用した便も含んだものでございます。
 (2)は直近の利用状況でございます。2022年は4月から12月で前年比プラス10万人程度、2倍に伸びておりますが、コロナ前と比べるとまだまだ65%ぐらいまでの回復ということでございます。
 米子鬼太郎空港は、6月-9月が1往復増便されて、通年で6往復となることが発表されました。7月-9月の一部はボーイング767の270席の運航となり、合計しますと夏の座席が5万席ほど増えることになります。通年とともに夏の観光シーズンが6往復になり、利便性の向上と観光客の増加が期待できますので、利用促進の動きを加速したいと思います。
 (2)に直近の利用状況を書いております。前年比では増えておりますけれども、コロナ前と比べるとやはり6割程度の回復状況ということになります。
 3番に書いておりますのが、今日関係者の皆様に御出席いただいて、この促進のための戦略会議を開催することにしております。

◎川部委員長
 報告14、第11回国際マンガコンテスト実施結果及び表彰式の開催について、岡山まんが王国官房長の説明を求めます。

●岡山まんが王国官房長
 4ページを御覧ください。第11回国際マンガコンテスト実施結果及び表彰式の開催について報告いたします。
 国際マンガコンテストは、第1回目を平成24年、建国の年度に行いまして、これまでに第10回を数えております。受賞作品は、最優秀賞にアロエしげみさんの「ほくろ職人」、その他全部で9名の方が受賞しております。
 この表彰式につきましては、「マンガアワードSHOW」と名づけまして2月11日にとりぎん文化会館の小ホールで行います。その日に作品集の発行を行いまして、現場で800円で販売するほか、受賞者の方々、審査員の皆様方には配付する予定にしております。また、「声優魂」で優秀賞を取られた方々に運営の面で参加していただこうと考えております。
 ちなみにこのコンテストですけれども、実際にプロになって活動していらっしゃる方もちらほら出てまいりました。アンギャマンさんの「ラーメン赤猫」というのが実際の単行本で2巻出ておりますので、参考までに御報告いたします。
 このマンガアワードSHOWについてはチラシをつけておりますので、後ほど御覧ください。

◎川部委員長
 続いて、報告15、首都圏アンテナショップ継続にかかる検討状況について、堀田東京本部長の説明を求めます。

●堀田東京本部長
 資料は最後の6ページをお願いいたします。首都圏アンテナショップ継続にかかる検討状況について御報告いたします。
 現在、首都圏アンテナショップの入居建物は賃貸借契約期間が来年度末となっておりまして、再来年度以降も現在の店舗において令和10年度まで岡山県と共同運営する方向で検討を進めております。
 まず、令和6年度以降の運営に係る検討状況ですが、岡山県との共同運営を5年間継続する理由は、1に記載のとおり両県の旬の商品を切れ目なくアピールできることに加え、両県知事共同での効果的なPRなどにより両県の知名度が相乗的に向上していること、また新橋という良好な立地条件に広い店舗面積を確保し、高い経済効果に結びついていることなどです。
 また、更新の機会に施設改修を想定しておりまして、現在の運営形態や運営方法を基本に機能充実を図るため、物販店舗の販売機能強化、飲食店舗の魅力度向上、そして現在のワーキングスペースにオンライン対応多目的スペース設置、などを柱としております。
 次に、建物所有者との賃貸借契約の交渉についてでございます。次年度契約締結に向けては2に記載のとおり建物所有者への交渉中であり、5年間の賃借料は現在のところ現契約額よりやや低減された額で提示を受けております。
 今後ですが、来月の定例会に当初予算案を提出の上、新年度には次期運営事業者の公募を開始する予定でございます。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○銀杏委員
 東京本部でアンテナショップの検討を進めているということなのですが、2階のスペースの活用で、鳥取県にちなんだ関係のものをいろいろと都心で売り出す意味も含めて、ぜひ検討していただけたらと思っているのです。知事などがこのアンテナショップの催事広場を使っていろいろとPRされるときには、いろんなお笑い芸人などと一緒に出られているわけですけれども、鳥取県出身であったり、鳥取県と何らかの関係のある若手芸人とかまだあまり世に出ていないような方を、催事スペースを使って世間の皆さんにPRできるような場を提供してあげるとか、先ほどもまんが王国でありましたけれども、受賞作品などの販売も置かせてあげるとか、いろいろ考えられると思うのですね。あまり広いわけではないのですけれども、ぜひ検討していただけたらと思っておりますが、どんなでしょうか。

●堀田東京本部長
 今の催事スペースにおきましても、県内の事業者とかいろいろなイベントなどを皆様に利用していただきまして大変感謝しております。今、委員よりありましたとおり、首都圏に在住される県関係者の方、若手の芸人とか、こちらからも積極的に働きかけを行って利用を促進していきたいと思っておりますので、また引き続き御意見をいただけたらと思っております。

○安田委員
 単純に教えていただきたいです。3ページの新しいダイヤ、夏ダイヤなのですけれども、これは1時間20分のフライトとか1時間25分とかがある。これは羽田の混み具合とかそういうことなのか、ルートなのか。毎年こういう形だったのか。その辺を教えてください。

●濵本観光交流局副局長兼サイクルツーリズム振興監兼観光戦略課長
 夏ダイヤについては、左の1088便、右の東京発便の1087のところが増えました。若干の時刻変更は毎年ありますけれども、大体このような時間でございます。(「フライト時間」と呼ぶ者あり)かかる時間。
失礼しました。特に大きな変更はなく、大体このような時間でございます。

●鈴木観光交流局長
 5分10分の誤差が生じますのは、羽田の発着枠の調整で時間の変更がございます。
 例年とどうかというのは、この夏の期間は6往復ではなくて5往復で対応しているのですけれども、それを今年から通年で6往復にしていただいているということでございます。

○安田委員
 分かりました。本当にこの増便の御努力に感謝申し上げたいと思います。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○坂野委員
 6ページをお願いしたい。この5年間で4億円ということで、これまでよりも安い提示を受けているというお話があったのですけれども、この額でいくのか、それとももっと安く交渉するのかとか、どんなお考えなのか教えていただけますか。

●堀田東京本部長
 状況としましては、建物所有者の方はアップを要求されておられました。そこで岡山県と共同で交渉を粘り強く行った結果、最初消費税を8%の計算で契約していたのですけれども、それが10%になるにもかかわらず5年間の金額が収まったというところはある意味成果としておりますので、これ以上というのはちょっと難しいかと思っております。正直なところこれ以上低減していただくようなイメージは今のところ持っておりません。この金額で整えていきたいと考えております。

○坂野委員
 私もこのアンテナショップはもう大賛成ですので、ぜひ進めていただきたいと思うのですけれども、何か鳥取県の感覚で言うとすごく高いなという感じがするので、周辺の1平米は大体どれぐらいの金額で賃貸やっていますよとか、何か周辺情報みたいなのもあったら分かりやすかったなと思いました。これはただの意見ですのでこのまま進めていただければと思います。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次にその他ですが、交流人口拡大本部について執行部、委員の方で何かありませんか。

●岡山まんが王国官房長
 1つイベントを紹介させてください。
 生誕101年水木しげる生誕祭、3月5日にみなとテラスで行います。入場は無料です。ただ、事前の申込みが必要になっておりまして、この申込みは1月29日まで募集中でございます。応募フォームからお申し込みいただければと思います。

◎川部委員長
 今の説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ほかにありませんか、委員の皆さん。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは意見が尽きたようですので、以上をもちまして地域づくり県土警察常任委員会を閉会いたします。

午前11時22分 閉会

 


 

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