令和6年度決算審査特別委員会議事録

令和6年12月18日会議録(確定版)

 
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出席者
(31名)
委員長
副委員長
委員
尾崎 薫
入江 誠
村上 泰二朗        玉木 裕一
前住 孝行         西村 弥子
山川 智帆         松田 正
福浜 隆宏         市谷 知子
東田 義博         河上 定弘
鳥羽 喜一         山本 暁子
前田 伸一         前原 茂
坂野 経三郎        浜田 妙子
興治 英夫         伊藤 保
中島 規夫         広谷 直樹
島谷 龍司         斉木 正一
福田 俊史         内田 博長
浜田 一哉         鹿島 功
安田 由毅         語堂 正範
銀杏 泰利

説明のため出席した者
 なし

職務のため出席した事務局職員
 村上事務局長 村中調査課長外関係職員

1 開会   午前10時00分

2 閉会   午前10時10分

3 司会   尾崎委員長   

4 会議録署名委員   浜田(妙)委員  中島委員  

5  付議事件
      別紙日程記載のとおり

会議の概要

午前10時00分 開会

◎尾崎委員長
 ただいまから決算審査特別委員会を開会いたします。 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 最初に、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、浜田妙子委員と中島規夫委員にお願いいたします。
 それでは、議題に入ります。
 まず、議題1、令和5年度決算議案の可否及び認否についてです。
 天神川流域下水道事業、県営企業、県営病院事業、一般会計等の4つの決算に関する議案が当委員会に付託されております。
 つきましては、議案ごとに御意見を伺い、採決をいたしたいと思います。
 まず、9月定例会から継続審査となっております議案についてです。
 初めに、議案第8号、令和5年度鳥取県天神川流域下水道事業会計決算の認定についてですが、御意見はありますでしょうか。

○市谷委員
 令和5年度においては、特段大きな運営上の問題はないと考えますから、認定に賛成いたします。

◎尾崎委員長
 ほかにありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、御意見がないようですので、採決に移りたいと思います。
 議案第8号、令和5年度鳥取県天神川流域下水道事業会計決算の認定についてを原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成が全員であります。9月定例会議案第8号については、原案のとおり認定すべきものと決定いたします。
 次に、同じく継続審査となっております議案第9号、令和5年度鳥取県営企業決算の認定についてですが、御意見はありますでしょうか。

○市谷委員
 先ほどと同様なのですけれども、令和5年度においては、特段大きな運営上の問題はないと考えることから、認定に賛成です。

◎尾崎委員長
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 御意見がないようですので、採決いたします。
 議案第9号、令和5年度鳥取県営企業決算の認定についてを原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員でございますので、9月定例会議案第9号については、原案のとおり認定するものと決定いたしました。
 次に、同じく継続審査となっております議案第10号、令和5年度鳥取県営病院事業決算の認定についてですが、御意見はございますでしょうか。

○市谷委員
 県立中央病院におきまして、救命救急センター長が救急救命士からの指示要請の不応諾、それからハラスメント問題があり降格人事ということになりましたけれども、結局、当該医師の反省の言葉が一切ありません。こういう状況ですから、今年度に入っても救急のPHS、ホットラインを切断していたという事態まで発生しています。反省なくして東部消防との関係改善は望めません。よって、決算認定に反対をいたします。

◎尾崎委員長
 ほかにありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、御意見がないようですので、採決をしたいと思います。
 議案第10号、令和5年度鳥取県営病院事業決算の認定についてを原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数でございますので、9月定例議会議案第10号については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 次に、今定例会で付託されました一般会計並びに企業会計を除く特別会計に係る議案第20号、令和5年度決算の認定についてですが、御意見ございますでしょうか。

○市谷委員
 ちょっと長いですけれども、反対の討論を行います。
 令和5年度は知事選、県議選があり、骨格予算でスタートしましたが、物価高騰が続き、また、新型コロナが5類化した以降も警戒レベルの感染拡大があり、こうした物価高やコロナから県民を守るということが問われました。しかし、新型コロナ対策は、5類化に伴い、予算も大きく減額され、病床は一定数確保されましたが、無料検査は終了、医療費の自己負担も増え、県、市町村ともに保健師が減らされました。
 また、医療介護では、国保料が10の市町村で値上がりし、保険料が上がった後期高齢者医療保険は滞納者も滞納額も増え、介護保険料は介護保険発足時より約2倍の6,000円台と非常に高く、県民の負担となっています。また、訪問介護事業所がさらに減り、特別養護老人ホームの待機者は1,839人と介護資源が全く足りず、賃金が安く、ケア労働者が増えません。
 また、経済対策では、コロナゼロゼロ融資などが返済できない業者が増え、保証協会の立替え代位弁済は10億円も超え、県の損失補塡の支援額が倍増されています。ただ、一方で、賃上げ支援は8億円のうち6億円を使い残すなど、ほとんど使われておらず、中小業者の廃業が懸念されます。
 また、子どもと教育では、子どもの貧困、就学援助率が15%と、県内の子どもの7人に一人が貧困状態で、生活保護世帯の高校進学率や大学進学率は県の平均以下となっています。また、学校では、いじめ、不登校、子どもの暴力行為が増加し、暴力行為の出現率は全国の2倍です。こうした目の前の子どもに寄り添うことが一番求められているのに、教育に関する大綱には全国学力・学習状況調査が全国平均を上回るとあり、来年度からテストがパソコン入力となるために、子どもの操作スキルを上げたり、そのテストの成績を上げるために県教委からも学校に指導が入って、実際に子どもが抱えている悩み、実態に寄り添い難い、今、そういう学校になっています。教員はメンタル不調のお休みが年々増えて、小中学校では時間外勤務、年360時間超えの先生が半分、教員採用試験は辞退者が53%、定数内講師が約1割、教員を抜本的に増やして、本来のやりがいが感じられる学校を取り戻すことが必要です。
 また、生活環境では、県営住宅が減らされています。それから、上水道の耐震化は27%、下水道は48%と、いずれも全国平均以下で、対策が急がれています。また、淀江産廃処分場は、軟弱地盤のため、設計変更をされ、PFAS対策は追記されましたけれども、具体策は全くありません。地下水が心配で、このまま進めることに反対です。
 また、エネルギーでは、島根原発2号機の再稼働を知事が事実上容認しました。また、島根原発1号機の廃炉は、危険で進まない。使用済核燃料の再処理を当てにしているため、廃炉期間が延長され、出口が見えません。原発は住民説明会も少なく、議員全員協議会も開かれず、民意の反映が不十分です。
 そして、最後に、議会です。知事とともに、知事給与とともに議員報酬を引き上げ、また、議会の海外視察、台湾とベトナム、合わせて約550万円もかけています。県民が物価高で苦しんでいるのに、その配慮も全くなく、生活感覚から全くずれているというふうに思います。
 以上の理由から、決算の認定に反対です。

◎尾崎委員長
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、御意見がないようですので、採決いたします。
 議案第20号、令和5年度決算の認定について、原案のとおり認定することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数でございます。11月定例会議案第20号については、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 次に、議題2、決算審査特別委員会委員長報告及び口頭指摘事項についてでございます。
 委員長報告(案)及び口頭指摘事項(案)は、お手元に配付させていただいております。あらかじめ各委員に意見照会をさせていただいたところ、特に御意見はございませんでしたが、皆様に意見照会をさせていただいた時点から趣旨が変わらない範囲で一部語句を修正しておりますので、御承知ください。
 この場で特に発言をしておかれたい御意見はありますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、なしということですので、委員長報告及び口頭指摘事項は、原案のとおりとすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員でございます。そのように決定いたしたいと思います。
 次に、議題3、指摘の方法についてでございます。
 1、文書指摘については、12月19日の本会議で委員長報告を行い、議決の後、知事に文書で通知すること。本会議での委員長報告は、指摘事項の全文を配付し、概要を朗読すること。
 2、口頭指摘については、本委員会終了後、各分科会主査から関係部局長に申し渡しをすること。
 以上の方法により指摘を行うとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議ないということですので、そのようにさせていただきます。
 なお、指摘事項に対する対応状況並びに来年度予算への反映状況については、今後も継続して調査をすることとしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 最後に、その他の事項で、皆さんから何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 御意見がないようですので、決算審査特別委員会は、これをもって閉会いたします。お疲れさまでございました。

午前10時10分 閉会

 
 
 

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