会議の概要
午前10時00分 開会
◎安田委員長
ただいまから地域県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
今回の常任委員会は、最初に警察本部、県土整備部、輝く鳥取創造本部、危機管理部、地域社会振興部の順で執行部の入替えを行います。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、川部委員と伊藤委員にお願いします。
次に、執行部職員の紹介であります。
このたび、1月23日付で人事異動がございました。各部局の職員につきましては、お手元に配付しております幹部名簿をもって紹介に代えさせていただきますので、皆様、御承知おきください。
それでは、報告事項に移ります。
初めに、警察本部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
また、このたび、委員会室の音響設備等の更新に伴い、執行部のマイクがワイヤレスの赤外線ハンドマイクに更新されておりますが、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発言しないときは必ず電源をお切りいただくようお願いいたします。
それでは、報告1、令和6年中の交通事故発生状況について、渡邊交通企画課長の説明を求めます。
●渡邊交通企画課長
県警本部資料2ページをお願いいたします。令和6年中の交通事故発生状況について御報告いたします。
まず、過去10年間の交通事故の推移等でありますが、県下の交通事故発生件数及び負傷者数は、平成17年以降減少傾向で推移していたところ、令和5年は19年ぶりに増加いたしましたが、令和6年につきましては、発生件数、負傷者数は減少いたしました。
死者については、過去10年間で最多となった平成27年の38人以降、おおむね減少傾向で推移しており、令和6年の死者は、過去10年間で最少であった令和4年及び令和5年の14人に続く15人となりました。全国で最少となった島根県の9人に続いて少ない数となっております。
高齢者の事故に目を向けますと、高齢化の進展に伴い、高齢者が第1次当事者となる事故の割合が増加傾向で推移しており、令和6年は29.9%で、過去10年間で最も割合が高い令和元年の30.1%に続く値となっております。また、全死者数に占める高齢者の割合では、最も低い平成30年の40%から最も高い昨年の80%の間で増減を繰り返して推移しており、本年も高齢者対策を最重点課題と位置づけ、加害、被害者事故の両面から、総合的な抑止対策を推進しているところであります。
次に、昨年の交通死亡事故の発生状況等について御説明いたします。
死者数の推移及び月別死者数件数は資料のとおりでございます。
死亡事故の特徴につきまして、何点か申し上げます。まず、年齢別死者数につきましては、高齢者が12人で、前年から3人増加しております。状態別死者数では、自動車運転中が6人で前年から4人増加しております。事故類型別の件数では、車両単独事故が6件で、前年から3件増加しておりました。最後に、第1当事者の年齢別件数では、高齢者が8件で、前年から1件増加、全死亡事故に占める割合は61.5%となっております。
これらの状況も踏まえまして、高齢者に対する交通安全指導や講習、自転車の安全利用、各種広報媒体を活用した広報活動など、様々な交通事故抑止対策を推進してまいります。
◎安田委員長
ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。
次にその他ですが、執行部、委員の方で何かございませんか。
意見がないようですので、警察本部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行います。暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時05分 休憩
午前10時07分 再開
◎安田委員長
それでは再開いたします。
引き続き、県土整備部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
また、このたび、委員会室の音響設備等の更新に伴い、執行部のマイクがワイヤレスの赤外線ハンドマイクに更新されておりますが、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発言しないときは必ず電源をお切りいただくようお願いいたします。
それでは、報告2、内閣府技術開発プロジェクトの幹部知事面談結果について及び報告3、鳥取県土木防災・砂防ボランティア協会員の災害復旧技術専門家への登録について、藤井技術企画課長の説明を求めます。
●藤井技術企画課長
それでは、資料の2ページをお願いいたします。
本県は、内閣府の技術開発のプロジェクトにつきまして、平成30年度に江島大橋におきますロボット技術による共同点検技術開発に鳥取大学と共に参画をしまして、産官学連携の体制をつくってきたところでございます。その実績を受けまして、昨年度に本県を導入先にしました技術開発が再開されまして、国内で最先端のメンテナンス技術の導入と人材育成の計画につきまして、知事面談により説明がありました。
内閣府の技術開発のプロジェクトにつきましては、戦略的イノベーションプログラム(SIP)ということで称しております。
2番目のプロジェクトでございますが、令和5年から9年の計画期間とするものでございまして、橋梁の維持管理を効率化しますシステム構築、資格創設によるインフラ維持管理を担う人材育成、インフラ点検の省力化等開発をする予定でございます。
3番目の発言要旨でございますが、プログラムディレクターの東北大学の久田教授からは、県、鳥取大学、地元企業の支援によって、インフラ維持管理技術の導入に向けた産官学連携の活動拠点、プラットフォームが形成されつつあると。今後とも支援を賜りたいとの発言をいただきました。また、平井知事からは、未来の当たり前を支えていくようなプロジェクトとなるように、全面的に支援・協力する。浜坂に鳥取大学と一緒になって作った建設技術実証フィールドを実証サイトとして活用いただきながら、砂丘イノベーションを進めてほしいという発言をいただきました。
3ページをお願いいたします。その他としまして、鳥取県のインフラメンテナンス効率化の経緯、それから今回の面談の出席者を表として記載しております。また、SIPサイトビジットという丸書きのところは、今回の面談に合わせて、プロジェクトの幹部が研究開発をしている現場を訪問されて、進捗状況や研究開発に関する意見交換を行いました。
4ページをお願いいたします。この資料は、今回のプロジェクトを構成するメンバーと開発のテーマ、それから産官学の連携による成果のイメージを示しているものでございます。今後とも鳥取大学と連携をいたしまして、このプロジェクトに参画をしながら、新技術の導入と人材育成を通じて、本県のインフラ維持管理の効率化を進めていきたいと思っております。
続きまして、5ページをお願いいたします。このたび、公益社団法人全国防災協会が県の土木職員OBで組織されます鳥取県土木防災・砂防ボランティアの協会から新たに3名を災害復旧技術専門家として登録をされましたので、登録証を伝達いたしました。
1番目のとおり、登録証の伝達は、昨年の12月に行いました。
5番のその他としまして、令和5年台風7号の被災時に災害調査から復旧工法の選定に助言をいただきましたボランティア協会が同協会のほうから功労者の団体表彰を受賞されたところでございます。
今後の取組ですが、新たな登録者を含めまして、本県で6名の専門家が登録済みになったわけですが、引き続きボランティア協会の中から専門家を育成、登録して、技術力向上を進めていくこととしております。
また、災害発生時には、災害調査から復旧方針及び工法選定までを専門家とボランティア協会の支援を受けるということにしており、平時には、講師として参加をいただきまして、県職員の技術力向上と技術の伝承に携わっていただくことにしております。
◎安田委員長
続いて、報告4、若桜下三河線バイク転倒事故損害賠償請求事件の控訴について、西村道路企画課長の説明を求めます。
●西村道路企画課長
資料は6ページをお願いいたします。若桜下三河線バイク転倒事故損害賠償請求事件の控訴について御報告をいたします。
本事件につきましては、一審において県の過失9割とされ、敗訴したことについて、昨年12月の常任委員会でも報告をさせていただきました。その後、内容を精査いたしまして、事実認定等に誤りがある不当なものであるという判断をいたしましたので、12月23日に控訴を提起したものでございます。
なお、本件控訴は、県議会の議決をお願いするべき案件ではございますけれども、控訴の期限が12月25日であったことから、知事の専決により処理をさせていただいております。
まず、判決理由を改めて御説明をいたします。本事故は、道路のくぼみから発生した砂利等によりバイクが転倒したと原告が主張するものでございます。
今回の控訴に関連する判決理由のポイントは主に3点ございます。1点目は、事故の原因とされる砂利の発生源が不明であるというふうに整理しながらも、道路のくぼみを介して下り方面に砂利が広がったということを認めていること、2点目は、くぼみを介した砂利の広がり等くぼみに起因する危険性について予見の可能性があったということを認めていること、最後に、くぼみの補修を行っていれば、事故の回避が可能であったということを認めていること、以上の3点でございます。
判決理由を踏まえた控訴の理由でございますけれども、主に2点ございます。まず1点目でございますが、砂利等の発生原因等と事故との因果関係については、本来、原告が立証すべきものでございます。しかしながら、本件では、砂利等の発生源が不明とされており、くぼみの存在と砂利等の関係性など、瑕疵の存在の立証等がなされていないということから、本来、請求は棄却されるべきものというふうに考えております。
2点目として、砂利等の発生源は不明とされていることから、砂利等が道路上に発生するということも予見することは不可能であり、予見性を認定した判決は不当という判断をしたものでございます。
控訴の理由は以上でございますが、今回の控訴に係る専決処分については、次回の県議会に付議をさせていただく予定としております。
◎安田委員長
続いて、報告5、米子・境港間の高規格道路に係る国土交通省への要望活動について、井上道路企画課高速道路推進室長の説明を求めます。
●井上道路企画課高速道路推進室長
資料の7ページをお願いします。米子・境港間の高規格道路につきましては、昨年3月から国交省、県、米子市、境港市、日吉津村で道路整備勉強会を行っております。11月22日に開催した第2回勉強会で、地域の将来像を実現するためには、米子・境港間の高規格道路が必要であると整理しております。
また、国交省から、12月23日になりますけれども、社会資本整備審議会道路分科会中国地方小委員会で中海・宍道湖圏域の道路ネットワークの必要について説明がありました。これに伴いまして、委員会としては、米子・境港間の高規格道路については、計画段階評価に着手し、検討を進めることが必要であると意見集約されました。
このことから、12月25日に国土交通省の高橋副大臣と面会しまして、早期に計画段階評価に着手していただくよう要望活動を行いました。高橋副大臣からは、平成18年に米子ICから米子北間が事業凍結されて以降、地域の状況は大きく変化し、人流、物流が増えている。事業に前向きなことは事実であり、国交省としてしっかりやっていきたいと御発言をいただいたところです。
引き続き、来年度から計画段階調査に着手していただけるよう、国に働きかけていきたいと考えているところです。
◎安田委員長
続いて、報告6、一般国道313号北条倉吉道路(倉吉西IC~倉吉南IC)の開通について、西土井道路建設課長の説明を求めます。
●西土井道路建設課長
8ページをお願いします。開通の見通しを今年の3月としておりました北条倉吉道路の倉吉西ICから倉吉南ICまでの3.8キロ区間につきましては、3月22日土曜日の午後3時に供用を開始する運びとなりましたので、報告します。
開通に当たりましては、当日10時より、エースパック未来中心にて開通式典を行い、その後、倉吉市福光の倉吉西ICに場所を移しまして、テープカットとくす玉開披を行った後、倉吉市福山の倉吉南ICに向けて走り初めを行っていただくこととしております。常任委員会の皆様方には、本委員会終了後に開通式典の招待状を配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。
また、その1週間前となります3月15日土曜日には、開通プレイベントとして、自由参加のウオーキングや県立美術館のPRなどを行うこととしております。
当該区間の開通によりまして、北栄ICから倉吉南ICまでの11.5kmの一連区間が自動車専用道路でつながり、地域の安全性、利便性の向上、倉吉市中心部の渋滞緩和、観光や経済活動の活性化等の整備、効果が期待されるところです。
◎安田委員長
続いて、報告7、クルーズ客船の寄港について及び報告8、鳥取港千代地区に造成した土地の公募結果について、藤本港湾課長の説明を求めます。
●藤本港湾課長
9ページ、御確認をお願いいたします。県内に今年寄港いたしますクルーズ船の予定に関して御報告申し上げます。
鳥取港でございますが、今年は2回の寄港を予定してございます。1回がル・ソレアル、これは3年連続になります。欧米の船でございまして、お客様も欧米を中心に来県いただくものでございます。もう一回がにっぽん丸、これは日本の船でございまして、ほぼ日本人のお客様だと思いますが、6月20日金曜日でございますが、寄港いただきます。
また、境港でございますが、境港管理組合のほうでこれまでも発表させていただいておりますが、今年は40回、15隻の船で寄港を予定してございます。15隻のうち7隻が初寄港ということで、欧米の船中心に日本への配船が増えているというところが確認できるところでございます。
いずれにいたしましても、このクルーズ船の寄港に伴います観光産業はじめ、いろいろな地域振興につながっていくように努めてまいりたいと考えているところでございます。
続きまして、10ページをお願いいたします。10月にも御報告申し上げましたけれども、鳥取港の千代地区に造成いたしました土地の分譲についてでございます。
分譲を開始いたしましたところ、1社から応募がございました。記載の4名の評価委員によって評価をさせていただいたところ、適正であるという評価をいただきましたので、この1社と契約をしたところでございます。会社につきましては、日中東北物産有限会社ということで、これまでも鳥取港で融雪剤を取り扱っておられまして、この鳥取港の分譲により鳥取港へ本格的に進出し拠点化をしたいという意向をお持ちで、さらなる鳥取港の利用促進につながるものとして期待をしているところでございます。
◎安田委員長
なお、報告9、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
ただいままでの説明について、質疑等はございますか。
○川部委員
8ページ、北条倉吉道路の倉吉南ICなのですけれども、ちょっと今工事中なので、出来上がりが分かりにくいかなと思うのですけれども、今のところを通っても、旧道のほうに行くのに、結構段差というか、アップしてダウンするみたいな、走っていて危ないなと自分自身も思いますし、あそこは危ないという声もちらほら聞くのですが、接続の辺りがどういう形状になっているか、後ほどで構わないので、教えてもらえないでしょうか。お願いします。
◎安田委員長
では、後ほどということでよろしいですか。
ほかにございますか。
○東田委員
鳥取港の千代地区の関係でございます。実は、この日中東北物産有限会社はうちの地元の企業でございまして、この間ちょっと御挨拶に行かせていただいたら、賀露のほうにいよいよ土地を求めて出るという話がありまして、会社自体の移転がたしか3月末とか言っておられたと思うのですが、いつ頃になるのですか。
●藤本港湾課長
移転は、まだ分譲といいますか契約して売り払ったところでございまして、土地はまだ更地で、これから建てていくというところですので、そこまでの詳細なスケジュールはうちのほうには報告は上がってございません。
○東田委員
そうですか。分かりました。また教えてください。
●藤本港湾課長
はい。では、また入り次第御報告いたします。
○斉木委員
7ページ、米子・境港間の高規格道路について、高橋副大臣が事業に対して前向きなことは事実であり、国交省のほうも前向きな発言がよくあります。陳情に行くたびにその話は聞きまして、早期に計画段階評価に着手することを強く要望するということでしたが、まず計画段階評価というのはどういうことをするということですか。
●井上道路企画課高速道路推進室長
計画段階評価では、まず地域の抱える課題等、交通の課題とかいろいろあるのですが、そういった課題を整理して、その課題を解決するための方策として道路の整備が必要であるということを確認し整理します。そして、どういう道路を整備するかというルートを複数計画して、地域の皆様からもいろいろと意見を賜りながら、一本のルートに絞っていくというところが計画段階評価になります。
○斉木委員
要するに、具体的な計画段階ということになると、具体的な場所、位置、それから道路の構造等を地元と詰めていくと。すなわち、事業化になることが前提で計画するということでしょうか。要するに、事業化にまだなっていないわけだから、事業化する。それから、事業化になるためにはまずは場所が決まらないといけないでしょうから、計画段階評価というのは、その辺りを地元として協力してくれということですか。もっと分かりやすく教えてください。
●井上道路企画課高速道路推進室長
そうですね、もちろん地元も、市町村と、あと住民の皆様といろいろと意見をいただいた中で調整していって、ルートは決まっていきます。
○斉木委員
何だか余計に分からないようになった。
◎安田委員長
米田局長、分かりやすくお願いします。
●米田道路局長
実際には、事業化するためには具体的にどこのルートかを決めていく必要があるのですけれども、それを絞り込む前にまず今ある課題を解決するためにどういう方策が必要か整理して、いろんなパターンを2~3案程度複数案提示して、メリットやデメリットを確認する。その提示する中で、いろんな一般の皆様の情報をお出しして、意見を聞いたりする場を設けたり、あとは専門家の意見等聴取する委員会を中国地区のほうで設けたりすることを、計画段階評価といいまして、中国地方の小委員会というものを複数回開きますので、1~2年要するような形になります。段階に応じて絞り込んでいき、最終的にどのルート帯が望ましいかという結論を絞り込んでいく手続になりますので、事業化を前提としております。
○斉木委員
分かりました。県も地元市町村も関係市町村ももちろん一生懸命協議しないといけないのですけれども、結局、中心になってやるのは県のほうでしょうね。国はもちろん国交省がやらなければいけないのですけれども、地元を取りまとめてやるというのは、やはり県の仕事が一番多いのではないかなと思うのですけれども、その辺りどうなのですか。
●米田道路局長
もちろん、地元の沿線の自治体の皆様の合意というものが大前提になりますけれども、その役割として県が国と一緒になって、地元の自治体とも一緒になって役割を果たしていくということには間違いございませんので、県としても一生懸命中心的に取り組んでいきたいと考えております。
○斉木委員
御案内のとおり、石破総理になりましてから、かなり国交省のほうも前向きに進んでいるようでございますので、県土整備部長を中心として、皆さま方に英知を出していただいて、地元の調整役をしていただきたいと思います。
国のほうもいよいよ計画段階に入ったのだから、あとは地元の皆さん方の協力が一番ですよということはよく分かります。あちらこちらでけんかするなと。すなわち、道路の位置を決めるにしても、合理的なところをきちんと出していただくということだろうと思います。それにはやはり県の役割が一番だと思いますので、部長、意気込みのほどを。
●吉野県土整備部長
計画段階評価自体は国がやることになっているものですけれども、その段階に入った暁には、地元一丸となって県が率先して、国とも調整して、評価がきちんと進むように対応していきたいと思っております。
○斉木委員
地元の県のほうが地域の実情は一番お分かりでございますので、境港の道路がいかに必要なのかということはもう国も認めてくれたものですから、ぜひ早いうちに次々協議をしていただいて、協議を長引かせないように、いい案を出していただきますようにお願い申し上げます。
◎安田委員長
よろしいですか。
ほかにございますか。
なければ、今の斉木委員に関連してなのですけれども、いわゆる米子から米子北間の凍結解除というのは、このお話と一緒に並行して動くものなのでしょうか。
●米田道路局長
凍結解除につきましては、現時点で明確にどの段階でどのような手続でというふうにはまだ国のほうから伺っておりませんので、いずれはというふうには考えておりますが、その辺り、情報収集に努めたいと思います。
◎安田委員長
分かりました。
ほかにございませんか。
次に、その他ですが、県土整備部について、執行部、委員の方で何かございませんか。
○銀杏委員
ちょうど西のほうの境港・米子間の道路のことが出たのですが、今日は報告がないのですけれども、山陰近畿自動車道の総決起大会がありまして、大変盛り上がった会合になったのですが、その中の南北線について鳥取県内の残った道路区間がありまして、大分前に一応ルート案が提示されているわけでありますけれども、今後の見通しについてお聞かせいただきたいのですが。
●米田道路局長
ただいまお尋ねのあった南北線の関係ですが、令和2年8月からパブリックコメントを実施して、都市計画素案というものをお示しして、公聴会等進めたうえで都市計画決定に向けた手続に着手という形で進めております。その中で、都市計画決定には、関係者の皆様のルートへの御理解が不可欠だと考えておりますので、沿線の地域の皆様や関係者の皆様から複数の御意見をいただいているところで、手続がなかなか表向きには進んでいないようにお見受けされることかと思いますが、個別に丁寧に説明して対応させていただいているところでございます。
その辺りで、見通しというのがなかなか現時点でお示しすることができないのですけれども、国や市とも一緒になって、そういった説明に努めているというところが現状でございます。
○銀杏委員
ルート案が国交省を中心に出されているわけですけれども、具体的にこれから意見をお聞きしたりして調整を進めるのは、役目は基本的には県がやるということでよろしいですか。
●米田道路局長
都市計画決定の手続自体、県の役割となっておりますので、そういった調整は県のほうで対応させていただいております。
○銀杏委員
令和2年から始まってということですので、もう大分たっておりまして、何か先ほどもちょっと触れられましたけれども、見えないものですから、非常にやきもきしておりまして、何かこの出口という期日的なものはないのですか。
●米田道路局長
私どももどこかのタイミングでお伝えできることを、非常に願って進めているところです。個別の関係者の内容に関することでございますので、ここでは詳細は差し控えさせていただきたいのですが、何とか、県の中でも県土整備部だけではなくて、いろいろ関係者で一丸となって説明に努めておりますので、現時点ではこの内容で御理解いただきたいと思います。
○銀杏委員
頑張ってください。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○東田委員
今月に入りまして鳥取市と岩美町を対象とした自民党要望の会がありまして、この南北線につきましては重要要望事項で上がっておりまして、状況については中島県議が状況報告をされたところでございます。
その中で、やはり鳥取市長と議長とから最後に念押しの強い要望がありましたので、御苦労しておられるのはもう重々存じ上げておりますけれども、何とか頑張っていただきたいと思います。重ねて報告しておきます。よろしくお願いします。
●米田道路局長
引き続き頑張ってまいりますので、御理解いただきますようよろしくお願いします。
◎安田委員長
ほかにございますか。
意見が尽きたようですので、県土整備部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩をいたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時36分 休憩
午前10時38分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、輝く鳥取創造本部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告10、鳥取砂丘コナン空港第2期コンセッションの募集要項等の公表等について及び報告11、鳥取砂丘コナン空港と周辺観光地等を結ぶ二次交通改善活動プラットフォーム(共創モデル実証運行事業)の結果について、安本交通政策課空港振興室長の説明を求めます。
●安本交通政策課空港振興室長
それでは、お手元の資料の2ページをお開きください。鳥取砂丘コナン空港第2期コンセッションの募集要項等の公表についてでございます。前回、11月29日にこの進捗状況を御報告させていただきましたが、その続きでございます。
現在、鳥取空港におきましては、第2期事業につきましてPFI法に基づきます特定事業の選定、それから民間事業者の選定(募集要項の公表)に向けた手続を進めておりますので、その概要を報告させていただきます。また、第2期コンセッション事業に関する情報につきましては、県のホームページでも公開しているところでございます。
1番、特定事業の選定(VFMの試算を含む)でございます。8月1日に公表いたしました実施方針に基づきまして、事業内容に従って、定量的な評価、それから定性的な評価を行いまして、特定事業を選定するとともに、このことにつきまして、来月2月3日にその結果を公表いたします。定量的評価につきましては、前回11月29日に御報告させていただきました内容から精査と、それから直近の物価変動を加味した形で算定をいたしまして、結果は表のとおりでございまして、従来型(県直営)で実施した場合の費用としましては125億円、それからコンセッションで実施した場合については120.6億円、そしてVFMといたしましては、県の財政負担の軽減額は4.4億円ということで試算結果を公表させていただきたいと思います。
次に、定性的な評価でございまして、PFI事業として実施することによって、空港全体として一体的、機動的な運営を実現し、にぎわいの創出、それから航空サービスの充実、二次交通の充実、それからDX、それから空港脱炭素化を推進する定性的な効果が期待されるところでございます。
次に、募集要項等の公表でございます。同日でございますけれども、令和7年2月3日に公表し、公募を開始させていただきたいと思います。これにつきましては、応募者の参加資格要件、公募の手続、それから審査に関する事項を定めた募集要項等を公表し、さらにその中で、実施契約書の案、要求水準書の案等も同時に公表し、公募を開始するというものでございます。
そして、説明会を2月18日、とりぎん文化会館において開催をしたいというところでございます。
3番目、選定、公表までの流れというところでございまして、表にありますとおり、時期と主な内容を書かせていただいております。2月3日に公表いたしまして、2月18日に説明会、4月25日に一次審査資料の提出期限、8月に二次審査資料の提出期限、そして10月頃になりますけれども、優先交渉権者の選定・公表という形になろうかと思います。また、2月18日の説明会につきましては、公開という形でやらせていただきます。
4番の全体的なスケジュールのところでございますけれども、2期事業開始までのスケジュールは、これまでの報告のとおりで変更はございません。
続きまして、資料の3ページ、鳥取砂丘コナン空港と周辺観光地等を結ぶ二次交通改善活動プラットフォーム(共創モデル実証運行事業)の結果について御報告させていただきます。これにつきましては、前回10月8日に御報告させていただいておりまして、その後の実施結果の報告でございます。
国庫補助事業の採択を受けまして、民間事業者を主体とし、ヒトとモノを運ぶ共創モデル実証運行事業を実施しましたので、その結果につきまして御報告させていただきます。
1番の実施結果のところでございます。この事業の目的といたしまして、鳥取砂丘コナン空港と鳥取港との間のツインポートの人の移動手段の確保と、港で販売している特産品を空港に運搬をして、空港で物販をするというものをセットで取り組むものとして実施いたしました。
時期は、11月2日から12月15日までの金、土、日、祝日の20日間実施しました。
場所は、物販としましては、空港の1階のロビー、それからバスの運行は、空港とわったいな・かろいちの間を30分間隔で運行いたしました。
5番が結果の概要でございますけれども、売上金額としましては61万円、1日当たり大体3万円強というところでございます。そして、乗車人数は458人、1日平均23人でございました。このシャトルバスにおいては、人と同時に商品の運搬も行いました。
販売の傾向といたしましては、梨が一番人気でありまして、売上げの約6割を占めており、つづいて、牛骨ラーメンとかラッキョウとか板ワカメとかカニ関連の商品も販売させていただいて、需要があったというところでございます。
ただ、本当は生のカニを販売したかったのでございますけれども、今回は、保存等の関係で準備等いろいろ調整ができず、実現できなかったというところでございます。
7番の成果でございますが、特産品を中心に一定の需要があったことが確認できました。そして、バスの運行は一定の需要があったものの、やはり周知不足等で航空機の利用者や一般来場者に十分情報が行き届いておらず数字が伸びなかったことは反省点でございます。
そして、下の改善点でございますけれども、物販はテナントとのすみ分けによって、テナントがない1階のロビーで実施しましたが、人通りがなかなか少なかったというところもありますので、今後は2階の搭乗手続の手前のほうで実施できればなということも考えているところでございます。
2番目の今後の予定でございますけれども、今回の実証実験で、空港では特産品の販売とツインポート間の移動について一定程度の需要があることは確認できましたので、わったいな・かろいちの意向も踏まえつつ、今後の対応を検討していきたいというところでございます。
引き続き、安全安心な空港運営と、にぎわいづくりの創出ということを両輪といたしまして、取り組んでまいりたいと思っております。
◎安田委員長
続いて、報告12、タイでの観光物産トッププロモーション等について、谷本国際観光課長の説明を求めます。
●谷本国際観光課長
それでは、4ページのタイでの観光物産トッププロモーション等について御覧ください。1月17日、18日に知事がタイ、バンコクのほうに赴きまして、トッププロモーションを行いました。以下、観光交流局関連の内容を中心に御報告をさせていただきます。
訪問初日は17日でございますけれども、在タイ日本国大使館の大鷹大使様との御面談をさせていただきました。大使のほうからは、鳥取の柿ですとか、あと牛肉、また牛骨ラーメンなど関心を持ってお聞きいただきまして、今後、大使館の公邸を活用させていただいた食や観光などをアピールするイベント等、協力いただけることを確認させていただきました。
また、2日目の18日には、多くが観光関連の内容でございましたけれども、タイ最大の旅行博でございますタイ国際旅行フェア、TITFといいますけれども、こちらの会場内での様々なプロモーションに参加をいただきました。ステージイベントのほうでは、タイで最も有名な日本人と言われております佐野ひろ氏と一緒に、鳥取のカニですとか、鳥取のまんが王国等中心に、コナン君と一緒にPRさせていただきましたし、佐野ひろ氏を「SUGOI
TOTTORI AMBASSADOR」に任命させていただきまして、今後、連携した本県との情報発信に御協力いただけることになりました。
5ページでございますけれども、会場内におきまして、昨年4月に御来県いただきまして、実際に商品の造成を行っていただいておりますタイのクオリティエクスプレス社並びに、誘客に向けて連携協定を締結させていただいておりますエイチ・アイ・エス様との意見交換も行わせていただきました。引き続きの送客について御協力を確認させていただいたところでございます。
さらに、会場内におきまして、タイ旅行業協会役員の方との面談もさせていただく機会も得られまして、平井知事ですとか佐野ひろ様から、鳥取県の観光素材につきまして御紹介をしていただきました。役員の方からは、コナンですとかカニ、また、日本酒といったタイ人が好むものが鳥取に多くあることを知ったというお話ですとか、ぜひとも協会のメンバーで鳥取に視察に行きたいといった前向きな御発言がございまして、具体的な調整に入らせていただく予定でございます。
そのほか、関連するイベントとして、ホテルマンダリンで県産食材を情報発信する鳥取ナイトのトッププロモーションですとか、商工関係団体との意見交換も知事から行っていただきました。
観光交流局につきましては、関係各所との面談で得られました御意見、御助言を踏まえながら、しっかりと誘客増に努めてまいりたいと思っております。
◎安田委員長
続いて、報告13、「『キン肉マン』完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編
Season2」と連携した情報発信について、岩谷まんが王国官房課長補佐の説明を求めます。
●岩谷まんが王国官房課長補佐
まんが王国官房から6ページを御説明させていただきます。
「キン肉マン」の新しいシーズンとして、パーフェクト・オリジン編というものが展開されておりまして、9月頃だったかと思いますが、シーズン1の終わりに鳥取砂丘がこの「キン肉マン」の新しいバトルの舞台になるということが発表されまして、これを聞いたところで、我々も製作委員会のほうに声をかけさせていただいて、何か一緒にできることはないかということを模索した結果以下の2番に記しているような情報発信をさせていただこうと思っております。
まず、今月末頃全戸に配布される県政だよりに「キン肉マン」を特別な表紙として掲載をさせていただきます。
2点目に、「キン肉マン」の砂像の展示を砂の美術館で展示してまいります。
3点目に、鳥取和牛のプレゼントキャンペーンとして、「キン肉マン」の公式Xでツイートしていただくと、それに対して当たるようなキャンペーンを実施してまいります。
既に1月12日から、深夜になりますけれどもTBS系列、鳥取では山陰放送で放送されておりますので、引き続き観光に来られる方もいらっしゃるかと思っております。観光誘客のために、4つ目として、鳥取県産品が当たるようなSNSのキャンペーン、「鳥取県に来てください」キャンペーンを実施したいと考えております。
今後も食パラダイス推進課や広報課と協力しながら、観光誘客を図れるよう連携してまいりたいと考えております。
◎安田委員長
ただいままでの説明について、質疑等はございますか。よろしいですか。
次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございませんか。
●岩谷まんが王国官房課長補佐
お手元に2枚ほどチラシを置かせていただいております。1枚目が「MAGNA
AWARD SHOW」というものでございます。例年開催しておりますとっとり国際マンガコンテストの表彰式に当たるところを、マンガアワードSHOWと称して、声優さんを招いて、一つのショー仕立てで開催しております。今年も国際マンガコンテストに国内外を含め840作品、海外は24の国と地域からと数多くの募集をいただきまして、そちらを表彰させていただいております。表彰結果をこのアワードSHOWの中で発表するほか、声優さんのアテレコショーというものも楽しんでいただけたらと思いますので、2月15日、ぜひ鳥取市民会館のほうへお越しいただけたらと思います。
続きまして、もう1枚、水木しげる生誕祭、こちらも例年開催しております、水木しげる先生の生誕をお祝いするイベントになります。例年ホールイベントが中心だったのですけれども、今年は3月8日、9日にわたりまして、2日間、境港市でのイベント開催を予定しております。
裏面に詳細が載っておりますけれども、これまでのホールイベントに加えて、境港市内で水木しげるロード、水木しげる記念館を中心にイベントを開催しております。これまでの妖怪パレードでありますとか、「ゲゲゲの鬼太郎」の特別上映会というものも計画しております。
こういったところで、ホールイベントの申込みを今月末まで募集しておりますが、現時点でかなりの募集をいただいておりまして、800名に対し、実質1,900人分の応募をいただいているような状況になっております。今後も募集を重ねてまいりますので、ぜひ生誕祭のほうも全国の方に来ていただけたらと思っております。
◎安田委員長
ただいまの説明について、質疑等はございますか。
水木しげる生誕祭ということで、毎年全国から非常に熱心なファンの方々が来てくださって、知事のコスプレも年々激しくなっていかれて、今年はどうされるのかなと思うのですけれども、観光誘客という面でもこれは相当効果があると私は思っています。2日間にしていただいたのは、またこれはよかったのではないかなと思いますので、引き続きしっかり応援していきますので、頑張ってください。
ほかにございませんか。
意見が尽きたようですので、輝く鳥取創造本部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は11時とさせていただきます。
午前10時54分 休憩
午前11時00分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、危機管理部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
また、このたび、委員会室の音響設備等の更新に伴い、執行部のマイクがワイヤレスの赤外線ハンドマイクに更新されておりますが、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発言しないときは必ず電源をお切りくださいますようお願いいたします。
それでは、報告14、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第33報)、木本原子力安全対策課長の説明を求めます。
●木本原子力安全対策課長
危機管理部資料2ページの島根原発の安全対策等の状況について御報告いたします。前回12月の報告から進展のあったものを中心に説明いたします。
島根原子力発電所2号機ですけれども、1月10日から、約13年ぶりの営業運転を開始しています。昨年10月28日の燃料装荷以降、県は、安全を厳しく監視、確認する特別な監視体制を取ってきましたけれども、今後も安全協定に基づき厳重に安全を監視してまいります。
(2)の特重施設等の設置についてですけれども、平成28年4月に中国電力から設置に係る事前報告を受けまして、その年の6月に意見を留保し、審査合格後に改めて回答するとしていたものです。昨年10月23日に審査に合格したことから、顧問、住民、米子市、境港市の意見を聞きまして、前回12月17日の県議会意見、常任委員会での委員からの意見を踏まえまして、12月19日に中国電力への意見回答と、12月25日に国への要望を行っています。
中国電力への回答ですけれども、4ページの添付1に掲載しています。こちら、前回常任委員会で報告した内容のものを中国電力に意見回答しています。中国電力からは、県からの意見を真摯に受け止めて、安全安心につながる最大限の努力を継続していくとし、改めて文書で回答するというふうにしています。
また、6ページ以降の国への要望ですけれども、原子力規制委員会、内閣府、経産省に対して、それぞれ添付2から添付4に示したものを要望しています。こちらにつきましても、前回の常任委員会で報告した内容のものを報告しております。
片山原子力規制庁長官からは、特重施設は、今後も審査があることから、厳重に対応することや、住民への分かりやすい説明に努めること、新規制基準により新たに設置された設備等の要員の操作について、現地の検査官にしっかりと確認させること、厳しい財政状況ではあるけれども、交付金の財源を確保する旨の発言がございました。
内閣府の中田副大臣からは、原子力防災対策に係る費用の予算についてしっかり対応することや、周辺や立地の財源格差に懸念を持っておられること、また、経産省の加藤政務官からは、安全最優先を大前提として、万が一の事故の発生やテロ対策にしっかり対応すること、避難道路の整備や地域振興に協力するよう、事業者を指導する旨の発言があったところでございます。
◎安田委員長
続いて、報告15、令和6年鳥取県消防防災航空隊の活動状況について、黒見消防防災課長の説明を求めます。
●黒見消防防災課長
資料の11ページをお願いいたします。令和6年1月から12月の1年間の消防防災航空隊の活動状況について御報告させていただきます。
鳥取県では、消防防災ヘリコプターだいせんを運航しており、救急、救助、消火活動等行っております。
航空隊の隊員は各消防局から派遣された8名で構成されており、うち3名が救急救命士の資格を持っております。鳥取県では、救急出動の際は、常に救急救命士の隊員が搭乗することとしているため、救命処置を継続して行いながら搬送することができ、地上の救急隊と円滑な引継ぎが可能となっております。
また、運航は、民間企業に委託しており、安全性の確保を目的として、令和4年度から操縦士を2名とする体制となっております。
令和6年の活動ですが、能登半島地震では、防災ヘリだいせんは耐空検査中であったため、隊員が石川県の小松空港に出動し、ヘリベースでの支援を行いました。
令和6年のだいせんの運行件数は、緊急運航93件、通常運航162件と、いずれも令和5年より増えております。これは、12ページの上部に記載させていただいておりますが、ヘリの運航休止期間が前年より短くなり、活動できる日数が多かったことによるものです。
12ページに活動状況の写真を載せております。
引き続き、航空隊では、迅速な救助活動を行うため、計画的に訓練を重ね、県民の皆様の安全安心を確保するため、安全運航に取り組んでまいります。
◎安田委員長
ただいまの説明について、質疑等はございませんか。
次に、その他ですが、危機管理部について、執行部、委員の方で何かございませんか。
意見がないようですので、危機管理部については以上で終わりたいと思います。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前11時06分 休憩
午前11時08分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、地域社会振興部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
また、このたび、委員会室の音響設備等の更新に伴い、執行部のマイクがワイヤレスの赤外線ハンドマイクに更新されておりますが、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発言しないときは必ず電源をお切りいただきますようお願いいたします。
それでは、報告16、ちいわかになろうや!教育プログラム・教材作成研究会報告書について、松﨑市町村課長の説明を求めます。
●松﨑市町村課長
資料2ページをお願いいたします。小中学校における主権者教育を推進するためのプログラム、教材を作る研究会を行っておりましたところ、年末に研究会より提言がありまして、報告書がまとまりましたので、その概要を御報告いたします。
1が研究会の概要でございます。もともと昨年度行っておりました政治参画研究会におきまして、小中学校の早い段階での主権者教育や選挙体験の重要性、また、学校ごとの主権者教育の質、量の一定の水準の確保といった提言を受けて、今回、全県下で行えるようなプログラム、教材作成を研究会において検討したところでございます。
委員、また開催状況につきましては、記載のとおりでございます。
検討結果につきましては、2の部分でございます。ちいわか総選挙と称しました全県的な模擬選挙の実施について提言がなされました。県内の小学校6年生、中学校3年生を対象にオンライン投票を実施して、県の施設の愛称であったり県の施策等について決定するための投票を行います。そして、実際に投票した結果に基づきまして、県の何らかの愛称であったり、施策等に反映し、自分たちの投票が実際に反映されたということを実感してもらうといった教育プログラム案が提言されました。
教材案につきましては、投票所入場券と題しましたA3見開き資料としてつけさせていただいております。内容につきましては、シンプルなものになっておりますが、選挙の内容、選挙とは何か、好きなものを選ぼう、意見交換をしよう、投票しようといった流れの資料となっております。実際には各自児童生徒が持っているタブレットを活用しまして、動画などで説明をしたり、投票する内容の説明などを行うこととしております。
なお、研究会の留意事項として、実際の学校の現場は授業が多く大変な状況にもあるので、教材や教育プログラムについては分かりやすいもの、活用しやすいものといった意見がございました。
最後、3の今後の予定でございますけれども、実際に学校に受け入れていただけるように、県選管と共に現在、市町村教育委員会等への説明、調整を進めているところでございます。また、社会科などの既存の主権者教育と合わせながら、引き続き政治参加意識の向上を図ることとしております。
◎安田委員長
続いて、報告17、「伸びのびトークin南部町」の開催結果について及び報告18、令和6年度県政モニタリング事業の実施結果について、中島県民課長の説明を求めます。
●中島県民課長
資料の3ページをお願いします。12月22日に開催しました伸びのびトークin南部町の開催結果につきまして御報告いたします。
「若者とともに進める地域づくり」をテーマに、南部町の地域活性化に取り組む団体の皆様と意見交換を行いました。
主な意見につきましては資料に記載のとおりですが、高校生による高齢者のスマホ教室や小・中学生の居場所づくりなど、地域の団体やボランティアが一緒に行っている活動の紹介や、自分たちが楽しむために行っている活動がいつしか地域を盛り上げる活動につながっているといった、地域内外での交流や取組について意見をいただきました。知事からは、これからの時代は若い方々の活動から開かれるべきであり、応援させていただくといったコメントがありました。いただいた意見につきましては、関係所属に共有し、県施策等への反映を検討していきます。
続きまして、4ページの県政モニタリング事業です。今年度は、とっとり弥生の王国の取組、遺跡の価値や特性を生かした今後の継続的なブランド価値向上策などをテーマに、公募により決定しました5名の県政モニターと3回にわたって意見交換をしながら、課題整理や改善策の検討を行っていただきました。
モニターの皆様に整理していただいた課題を資料に記載しておりますが、主なものといたしまして、全国の著名な遺跡に比べ、県内の弥生時代遺跡の知名度が低い。各展示施設はきれいに整備されているが、他県の展示施設との差別化を図る必要がある。とっとり弥生の王国の取組が十分に広がっていないのではないかといった御意見が上げられました。
その改善策として、とっとり弥生の王国という名称、フレーズを、パンフレットや案内看板等に徹底的に掲載することで、イメージづくりやブランドづくりを強化していく。それから、学校の授業など野外学習や遠足などに取り入れて、地域で盛り上げていくなどの御提案をいただいたところでございます。
いただいた事業アイデアや提案につきましては、担当課と共有いたしまして、今後の事業実施や予算への反映を検討してまいります。
◎安田委員長
続いて、報告19、令和6年度鳥取県文化功労賞・文化奨励賞受賞者の決定について、片山文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。
●片山文化振興監兼文化政策課長
資料の5ページをお願いいたします。県では、優れた芸術文化活動により功績のあった方に文化功労賞を、それから、おおむね40歳程度までの方で、将来性が期待される方に文化奨励賞をそれぞれお贈りしておりまして、6年度の表彰者がこのたび決定いたしましたので、御報告するものであります。
まず、文化功労賞でありますが、文芸(短歌)の北尾勲様、それから、書道の森田尾山様、このお二方をこのたび文化功労賞受賞者として表彰することといたしました。
文化奨励賞につきましては、工芸、漆芸家ですけれども、浅井康宏様、それから音楽、指揮者であります井田勝大様、このお二人を文化奨励賞の受賞者として決定したところでございます。
それぞれ功績等につきましては記載のとおりでありますが、表彰式を来月10日に行いまして、特に、文化功労賞受賞者の方につきましては、その功績を紹介する巡回展を2月28日の倉吉博物館を皮切りに県内3か所で行うこととしております。後ろのほうにそれの関係のチラシをつけておりますので、また御覧いただきまして、お近くの会場に足を運んでいただければ幸いでございます。よろしくお願いいたします。
◎安田委員長
続いて、報告20、鳥取県立美術館の開館記念展等について、住友美術館副館長の説明を求めます。
●住友美術館副館長
それでは、資料の6ページをお願いします。鳥取県立美術館の開館記念展等について御報告いたします。
県立美術館は3月30日の開館に向けまして、開館記念展の「アート・オブ・ザ・リアル」の告知を順次行うとともに、オープニングイベントの開催準備などを進めているところです。また、アート・ラーニング・ラボの取組として、県内の小学校4年生を対象としたミュージアム・スタート・バスの実施に向けた取組も進めているところです。
まず、1の開館記念式典、オープニングイベント等ですが、開館の2日前の3月28日には、開館記念式典、内覧会などを行うこととしております。委員の皆さんには間もなく案内状を送らせていただく予定ですが、開館記念式典は午前10時から、内覧会は午前11時から行う予定で進めております。そして、開館の前日の3月29日には、パレード、野外音楽祭などを行うこととしております。詳細につきましては、パンフレットをお配りしておりますので、後ほど御覧いただきたいというふうに思います。
続いて、2番目の企画展のラインナップということで、開館初年度の企画展の一覧を記載しております。開館時は「アート・オブ・ザ・リアル」、夏休みには「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」など5つの企画展を開館初年度は開催することとしております。「アート・オブ・ザ・リアル」につきましては、これもチラシをお配りしておりますので、また御覧いただきたいというふうに思います。
3番目のアート・ラーニング・ラボの取組ということで、ミュージアム・スタート・バスは、県内の小学4年生を美術館に全員招待して、対話鑑賞等していただくこととしておりますが、学校からの申込み状況は記載のとおりとなっております。
最後に、朝鑑賞のシンポジウムについてです。学校で朝の10分間、先生がファシリテーターとなって対話鑑賞を行う朝鑑賞の取組を進めているところですが、記載のとおり、2月23日にシンポジウムを開催することとしております。
◎安田委員長
続いて、報告21、淀江産業廃棄物管理型最終処分場の安全監視に係る専門家について、小寺産業廃棄物処理施設審査課長の説明を求めます。
●小寺産業廃棄物処理施設審査課長
資料7ページをお願いします。淀江産業廃棄物管理型最終処分場の長期にわたる処分場の安全性を確保するため、専門的知識を有する者として、鳥取県淀江産業廃棄物管理型最終処分場安全監視顧問を委嘱しましたので、報告いたします。
1番の顧問に指導、助言を求める事項としましては、処分場の建設であったり、維持管理、埋立管理などに関することです。
顧問の人選につきましては、最終処分場に異常が生じた際に影響を生じる可能性が高いと考えられる水質や地下水の知見を有する者であったり、設置許可に係る審査においてお世話になりました審査専門委員から、今後の設置、運営に係る留意事項の意見をいただいていますので、それらの対応も考慮しまして、審査専門委員からも選定しております。
具体的な顧問につきましては、3番に記載しております。審査専門委員からの選出として、大阪大学の乾教授、国立環境研究所の遠藤廃棄物・資源循環研究室長の2名。そして、明星大学の宮脇教授の以上3名に顧問を委嘱いたしました。
4番の今後の対応ですが、顧問から意見を聴取し、監視・指導計画を策定する予定としております。
最後に参考に記載しておりますが、令和6年12月中旬から下旬にかけて地元6自治会に対して、設置許可に係る審査の経過等について説明を行いました。
◎安田委員長
続いて、報告22、令和6年度鳥取県男女共同参画意識調査の結果について、安養寺女性応援課長の説明を求めます。
●安養寺女性応援課長
資料8ページ、令和6年度鳥取県男女共同参画意識調査の結果を御覧ください。
男女共同参画に関する県民意識について把握し、今後の男女共同参画・女性応援施策の基礎資料とするため、令和6年7月1日を基準日として調査を行いました。
調査概要は、資料記載のとおりです。この調査は、昭和57年度より行っており、通例、男女共同参画に関する計画と女性活躍推進計画策定の前年度に行っているものです。
結果概要としましては、男女平等に関する意識に関する問いに対しては、分野別に男女平等であると回答した割合は前回より全て増加、学校教育のほうはおおむね4人に3人が男女平等であるを選択している一方、その他の分野は半数以下で、男性優遇が多数という結果でした。
家庭生活に関する意識、考え方の問いに関しては、家庭での家事・育児・介護といった役割は女性のほうは自分、男性は配偶者とする回答が前回と比較して減少しましたが、依然、女性に偏っているという意識が多数でありました。
あと、性別によって男女の役割を決める考え方の問いにつきましては、男性は外で働き、女性は家庭を守るという考え方について、以下、グラフをつけているのですけれども、反対が68.5%と賛成を大きく上回りました。
また、女性が働き続けるために必要なことへの問いにつきましては、女性が結婚、出産、育児、介護を理由に退職せず、働き続けるためには、家庭、それから職場の理解、それからサービスや制度などの充実が必要とする回答が多数でした。
あと、政策企画、それから方針決定過程への女性参画が少ないことにつきましては、男性優位の組織運営、それから女性の家事等負担が大きいとする回答が多く、女性参画促進に向けて必要なこととして、男性は男女比を設定した制度を、それから女性は家事等の負担偏重の解消や両立支援体制の充実などを重視している傾向があるといった結果になりました。
このほか、調査結果につきましては、別添につけております報告書のほうを御確認いただければと思います。
あと、今後の対応としましては、これまでの取組状況、それから当該データを活用しながら、男女共同参画の現状、課題の整理を行い、鳥取県性にかかわりなく誰もが共同参画できる社会づくり計画、それから、鳥取県女性活躍推進計画の次期計画策定に取り組んでまいりたいと考えております。
◎安田委員長
続いて、報告23、県内文化財の新規国登録について、中森文化財局長兼文化財課長の説明を求めます。
●中森文化財局長兼文化財課長
9ページを御覧ください。県内文化財の新規国登録について、昨年、令和6年12月20日に開催されました国の文化審議会におきまして、県内1件の庭園を国の名勝として登録するように文部科学大臣に答申されましたので、御報告いたします。
このたび、新規に登録の答申をいただきましたのは、倉吉市にあります丸井氏庭園です。倉吉市の中心市街地に位置する町屋の庭園でして、南北に細長い短冊状の敷地の北側に主屋と茶室、南側に離れと土蔵が建ち、それらに囲まれた庭園となっております。
この庭園は、昭和初期に神戸の庭師である巽武之助によって造られたというふうに伝えられておりまして、現在までその姿がよく残っており、造園文化の発展に寄与した意義深い事例というふうに評価を得ております。
◎安田委員長
ただいままでの説明について、質疑等はございませんか。
○川部委員
今の説明の丸井氏庭園なのですけれども、これは登録されたら何か国からお金が出て、整備等がさらにできるとかというようなことがあるのですか。
●中森文化財局長兼文化財課長
整備に直接的な補助金というのは制度としてはありませんで、設計業務に関してだけあります。
○川部委員
あと、環翠園も巽武之助だったと思いますけれども、倉吉市内にほかにも巽武之助が手がけた庭園が何か所かあったかなと思うのですけれども、その辺の情報はどんな感じなのでしょうか。
●中森文化財局長兼文化財課長
おっしゃるとおり、小川氏の環翠園が既に県の指定にさせていただいております。ほかに倉吉市内ですと、西仲町にあります山里酒店であるとか、津田茶舗であるとか、昨年度指定をさせていただきました三朝町の岩崎旅館などございます。
○川部委員
今後、今上げられたような庭園も同じような登録みたいな話には動くのですか。
●中森文化財局長兼文化財課長
まだちょっと具体的にほかのものをどうするかというところまでは至っておりませんが、昨年度末に県内の全県的な庭園調査を悉皆的に実施いたしまして、それを基にこれから評価をしていきたいというふうに考えております。
○川部委員
分かりました。
○東田委員
文化功労賞、文化奨励賞の受賞者について、先日、新聞発表をしておられましたよね。この鳥取県の文化功労賞というのはすごく権威のある表彰だと思うのですが、ある文芸評論家の方から受賞の方々の紹介があまりにも内容が乏しいという指摘があったのでお伝えします。活動歴みたいなのが新聞記事に記載されていないというか、本当に簡単な紹介だということだったので、やはり権威のある表彰なので、もっと活動のどういう実績があって、どういう活動があって、この方は文化功労を受けるのだということを新聞でプレス発表したほうがいいという意見がありました。
ですから、今度の授賞式の後の紹介の中で、プレス発表のときにはその実績をきちっと紹介してあげるのが丁寧な対応かなと思うということを私は聞いたものですから、今、お伝えさせていただきます。
●片山文化振興監兼文化政策課長
新聞報道が簡単ではないかということだろうと思います。プレスへの資料提供については、どこまで新聞社が書いてくれるかというところまではなかなかコントロールできないところではありますが、確かに功績を紹介するということは大事なことだと思います。プレスへの資料の出し方について、もう一工夫できるところがあれば、来年以降は考えてみたいと思いますし、また、功績の御紹介ということにつきましては、先ほども申し上げたとおり、県内の巡回展をやるとか、それからあとは表彰のときにはもう一度プレスの皆さんにも詳しい資料をお渡ししようと思いますので、そういったところでカバーできればなと考えております。
また、今の御指摘を踏まえまして、来年度以降、最初のこの決定の資料提供のやり方を考えてみたいと思います。ありがとうございます。
○東田委員
モニタリング事業のところで、とっとり弥生の王国の取組についていろいろとやっておられるのですけれども、青谷上寺朗はすごく大活躍しておられるのですけれども、弟分の青谷来渡君の活躍が少ないと私は思うのですよ。資料にもマスコットキャラクターの活用展開を拡充しという具合に指摘があるのですけれども、もっとこの来渡君を活躍させて、2人が力合わせて鳥取県を盛り上げていく必要があるという気がしておりますので、今後、来渡の活躍をどのように考えておられるか、お聞かせ願いたいです。
●中森文化財局長兼文化財課長
御指摘ありがとうございます。確かに上寺朗に比べると、まだ浸透度は低いかなということは感じておりますので、来渡につきましても、例えば上寺朗同様に他県のほうにミュージアムキャラバンという形で出張に行ってもらったりとか、昨年も愛知の朝日遺跡に一度出張に行ってお披露目はしたりしてきておりますけれども、引き続き次年度以降もそういった形で広く見ていただくとともに、違った形で広く活用していきたいというふうには考えております。
また、3体目も年度末にはできてきますので、それも併せて進めていきたいというふうに思います。
○東田委員
長男ばかりではなくて、次男も三男もかわいがってやってください。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○前住委員
2ページのちいわかになろうや!教育プログラムの教材作成ですけれども、本当に学校現場がどれだけ受け入れてくれるかというのが心配しているところなのですけれども、多分、今の時期に来年度のカリキュラムとかの検証をされていると思うので、そこに何とか入れてもらえるようなことになればというふうに思っております。
また、この事業をせっかくやられたので、成果をどういうふうに検証していかれるおつもりなのかという、2点お願いします。
●松﨑市町村課長
まず、学校現場に対しましては、現在、選挙管理委員会、市町村課、県の教育委員会と共に、各市町村の教育委員会、また教育局、あとは学校の校長先生の会合とかもありますので、そういったところで実施いただくように説明に回っているところでございます。
また、プログラム自体も学校現場で受け入れられやすいように、学習進度や確保できる時間に応じて、1コマから3コマまで対応できるようなバリエーションも含めて有効利用させていただいているところですので、そういった面も含めてしっかりと学校現場で受け入れられるように我々も頑張っていきたいと思っています。
また、その後どうつなげていくかというところでございますけれども、まずは来年度、実際に投票いただいた結果をきちんと生徒、児童にフィードバックをして、皆さんが投票してくれたから、実際に名称であったり、施策の方向性が変わっていったのだよということをしっかり伝えていければなというふうに考えています。また、その成果を受けて、その次の年度になれば、例えば、皆さんの先輩方によってこういったものが決まっていったのだよと。今度は新しい小6、中3の君たちがこの県を決めていく、変えていく、こういったものをしっかり訴え続けていきたいなというふうに考えております。
○前住委員
本当に教育委員会との連携が必要だと思いますので、頑張ってもらいたいと思います。よろしくお願いします。
◎安田委員長
ほかにございますか。
私から8ページの男女共同参画意識調査ですけれども、ぱっと見て、これはとても大きな変革が起きているのではないかなと、まだ読み込んでいないのですけれども感じました。別紙の資料を見させていただくと、回答者の属性のところに年代別があって、御高齢の方の比率が大変高い中で、これだけ大きな意識改革が起きてきているのかと。これを基に今後のことを考えていくと、この大きな改革の波がこれからも停滞することはないと、進捗していくだろうと思うのです。だから、その先を考えていかなくてはいけないと思うのですけれども、その辺りについて、安養寺課長、どう思われていますか。
●安養寺女性応援課長
御質問いただきました件につきましては、この結果概要を踏まえまして、令和8年度から計画が実行できるように、来年度計画策定に向けて進んでいきたいと思っております。男女共同参画審議会や女星活躍とっとり会議とか、そういったところにこの結果概要を持ち込みまして、課題解決についていろんな団体に諮りまして、いただいた皆さんの意見を次の計画や政策にも反映させて、どんどん男女共同参画を進めていければと思っております。
◎安田委員長
男女共同参画という言葉はありながらも、県庁には女性応援課という、男性はもうここにないのですよね。このままいくと、今度は男性応援課をつくらなければいけない社会が来るのではないかと私は思っているのです。若い人たち、安養寺課長と僕はほぼ同世代ですけれども、僕らの世代はもう女性を低く見るとか、女性は家庭にいなくてはいけないなんて考えは毛頭ないし、私の周りを見渡したとき専業主婦なんていないのですよ。社会で皆さん活躍されているのですよね。だから、もっと若い、10個、20個、30個下の年齢の社会に出ておられる人たちの中で、意識や、そもそもの考え方が変わってくる社会を見据えて今後を考えていかないと、本当に男性救援課とか、男性を救わなくてはいけないとか、そういう方向になっていくのではないかと私は危惧しているのですけれども、部長、どう思われますか。
●盛田地域社会振興部長
御意見ありがとうございます。おっしゃるとおり、この調査結果を見ますと、確かに大きな変化だなというふうに我々も思っているところでございます。性的役割意識を変えるには、今、ちょうどいい時期なのかもしれませんので、来年度以降に向けて、先ほどの計画の話もありますし、事業の中でアンコンシャスバイアス、そういうふうなことも意識変化を起こすような取組というものを考えていきたいと思います。
◎安田委員長
本当に行政にとってすごく難しい課題で、方向性を示すことも正直難しいのではないかと思うのです。ただ、やはりどちらにしても行き過ぎた世界はよろしくないと思っていますので、そこのいい塩梅でどう保っていくか、真ん中に寄せていくかというところですよね。そこがこれからの指針として重要ではないかと思いますので、皆さん、本当に難しい問題に、課題に当たっておられると思いますけれども、国等の方向も見定めながら、しっかりやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
ほかよろしいでしょうか。
次に、その他ですが、地域社会振興部について、執行部、委員の方で何かございませんか。
●盛田地域社会振興部長
すみません。ちょっと今日、スポーツ課のほうが来ていないので、御報告です。
鳥取城北高校出身の横綱・照ノ富士のほうが、先般、引退を表明されました。それを受けて、照ノ富士関の偉業、そういうものを県庁のロビーのほうで展示したいというふうに思っております。期間は1月27日から2月10日までというふうなことで、お時間の都合がつけば、ぜひとも御覧いただければと思います。
◎安田委員長
では、ぜひ皆さん、見てください。
ほかにございませんか。
意見が尽きたようですので、地域社会振興部については以上で終わりにしたいと思います。
午前11時41分 閉会
|