|
会議の概要
午前11時9分 開会
◎入江委員長
それでは、ただいまから、農林水産商工常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
なお、今回の常任委員会は、執行部の入替えを行うこととし、最初に付託議案の審査を行い、執行部の入替えの後、報告事項について、初めに農林水産部、次に商工労働部及び企業局の順で行うものといたします。
労働委員会は、付託議案等がないため、省略をしたいと思います。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、語堂委員と市谷委員にお願いいたします。
それでは、ただいまから、本委員会に付託されました議案について、審査を行います。
付託議案は、日程に記載の5議案であります。
これから、付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いいたします。
それでは、質疑のある方の挙手を求めます。(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑がないようでありますので、次に、付託議案に対する討論を行っていただきます。
○市谷委員
討論を行います。
議案第4号、令和7年度鳥取県営電気事業会計補正予算(第1号)です。
佐治発電所エレベータ保守点検業務委託の債務負担行為は、必要な予算であることから、議案第4号に賛成です。
次に、議案第7号、鳥取県手数料徴収条例等の一部を改正する条例です。魚類の疫病の検査の廃止と新設による手数料の設定は、実態に合わせた対応であること、また、企業局の日野川工業用水道は、もともと料金が安く、老朽化対策に必要な建設費を工面するため料金を引き上げるのは致し方ないことから、議案第7号に賛成です。
次に、議案第1号、令和7年度鳥取県一般会計補正予算(第6号)です。本委員会所管の事業は、ハローワークや若者サポートステーション、中小家畜試験場の管理運営費の債務負担行為、持ち回り開催の日本植物園協会大会開催負担金等は特に問題ありませんが、本来この補正予算は、物価高の下でも県民が安心して年越しできるようにする役割があるのに、そうした県独自の取組や予算が一切ありません。非常に不十分であることから、議案第1号に反対です。
そして、その物価高対策として出てきたのが、国補正予算を受けた議案第18号、令和7年度鳥取県一般会計補正予算(第8号)と議案第19号、鳥取県基金条例の一部を改正する条例です。
本来、県民や県内事業者に広く行き渡らせ、かつ緊急経済対策ですから、即効性が求められると思いますが、商工労働部関係では、予算94億円のうち23億円、4分の1が来年度への繰越し、農林水産部関係に至っては、予算44億円のうち42億円、約9割が来年度への繰越しと、緊急経済対策だと銘打っているのに即効性があまりになさ過ぎると思います。
また、事業内容は、商工労働部では、物価高に対応した電気代、トラックのタイヤへの支援はよいと思います。しかし、産業未来共創事業の補助金は、基本的には3,000万円超えの規模の大きな投資のみの補助金で、やはり中小、小規模事業者は使いにくいと思います。
また、賃上げでは、鳥取県の実質賃金は、令和2年度を100とした場合、8割程度で、これは先ほど質疑でも聞いたのですが、やはり物価高に賃金追いついていない実情はお認めになりました。多くの県内事業者に賃上げ支援すべきだと思います。
しかし、今回増額する、県の設備投資などを前提とした賃上げの支援は、利用が増えたとよく言われ、どれぐらいかなと思ったら、500円ぐらいで、1万8,000社のうち数パーセント、1割にも届いておらず、やはり賃上げ直接支援が必要だと思いますが、どんなに国からお金が来ても県はやらない。産業未来共創基金は、36億円に25億円を積み増し61億円にもなりますが、賃上げ支援には使わない。物価高騰、米国関税対応、企業支援基金も、34億円も新たに積むのに、これも賃上げ支援には使えない。商工労働部の予算は、94億円のうち59億円、6割は基金の積立てに回ってしまいます。これで県経済がよくなるでしょうか。
また、農林水産部関係では、和子牛価格やキノコ生産、畜産酪農の餌代支援や所得補塡、また、ツキノワグマ総合対策推進事業はいいし、充実はまた必要だとは思いますが、これらは必要な事業だと思います。しかし、米価高騰の原因となった米の増産や国土保全のためには、耕作する農地を増やすこと。そのためには、現在後継者がいない農家が7割。地域計画では約半分が、担い手がいない状況で、その克服が急がれて、大小多様な農家がやはり農業が続けられるように、農協さんがやっていると言われた。行政としても所得保障や担い手育成の支援の充実が急がれていたと思います。この農業農村整備事業の農地の大区画化、効果があったとおっしゃったのですが、現状はこれまでやってきて担い手が半分いない農地があるということですから、この増額だけでいいのかと。これでは駄目ではないかと思います。
それから、以前、国がTPP対策として出してきた競争力強化事業も増額になっていますが、例えば担い手確保・経営強化支援事業は、全国競争になっていて、ポイント制で、より収益性が高い事業しか国が認めないため、昨年は、鳥取県は1つも採択されず、実績ゼロでした。何とか採択されるようにとも言っておられましたが、大体この事業は、半分は大きな借金しなければならない事業です。小さい農家も使えますよとおっしゃったのですが、そんな大きな借金を小さな農家はリスクが高くて使えないと思います。
それから、産地生産基盤パワーアップ事業は、昨年からの繰越9,700万円のうち700万円しか使われず、手も挙がっているともおっしゃったのですが、これ使われるのかなと。国もちゃんと認めくれるのかなとか、使われるのかなと、これで緊急経済対策になるのかとも思いました。
また、漁業者物価高騰対策事業(漁業経営体ステップアップ事業)は、赤碕漁協さんが言っておられるように、今、魚が捕れない。何とか遊漁船収入でしのいでいる。だけど、この事業は、半分以上、漁業収入がないと使えない。魚が捕れない実態に合っていないのに要件緩和しないということでは、やはり使えなくて漁業者が廃業してしまうのではないかと私は心配しました。
以上の理由から、議案第18号と議案第19号に反対です。
◎入江委員長
その他、討論はありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
採決については、反対討論のあった議案と、それ以外の議案とに分けて採決することにしてよろしいか、お諮りします。よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
それでは、本委員会に付託されました議案のうち、議案第1号、議案第18号、議案第19号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成多数であります。したがいまして、議案第1号、議案第18号、議案第19号は、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第4号、議案第7号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、議案第4号、議案第7号は、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
以上で、付託案件の審査は終了いたしました。
なお、委員長報告の作成・内容につきましては、委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
それでは、執行部の職員の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は入替え後としたいと思います。
午前11時19分 休憩
午前11時21分 再開
◎入江委員長
再開します。
農林水産部の報告事項に移ります。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
質疑等については、説明終了後に一括して行うことといたします。
まず、報告1、米の価格動向について、内海生産振興課長の説明を求めます。
●内海生産振興課長
2ページをお願いします。
米の価格動向についてです。
全国の状況と県内の状況について、報告します。
まず、全国の状況です。毎週、農林水産省が発表している米の価格については、12月1日の週で、平均価格が税込み5キロで4,321円であり、前週から14円低下しましたが、9月以降、5キロで4,000円を上回る水準で推移しています。銘柄米については、前週に比べ82円低下し、4,469円となっています。
2の県内小売店への調査結果ですが、定期的に県内の店舗に聞き取り調査や書面での調査を行っており、その結果になります。
まず、調査を行っている10店舗においては、在庫は十分に確保されていました。令和7年産の県産コシヒカリについては、前回の報告と同じく、もともと県産米の取扱いを行っていない1店舗を除く9店舗全てで販売が行われており、価格も、前回同様、5キロ税込みで4,500円から5,378円となっています。
ほとんどの店舗で令和7年産米の新米の販売に切り替わっていますが、新米の売れ行きは芳しくなく、特価商品として販売しているところも見られました。
今後の価格動向については、4店舗が「変わらない」、4店舗で「下がる」、2店舗が「不明」と回答されています。
◎入江委員長
続いて、報告2、県内で発生した高病原性鳥インフルエンザの防疫対応の状況について、前田家畜防疫課長の説明を求めます。
●前田家畜防疫課長
資料の3ページをお願いします。
県内で発生した高病原性鳥インフルエンザの防疫対応の状況について、御報告します。12月9日に御報告した内容を次点修正しました。
発生概要は、資料のとおり、12月2日に米子市の肉用鶏農場、約7万4,000羽の鶏舎で発生し、12月4日には全鶏殺処分を終了し、清掃、消毒を終え、12月6日の正午に防疫措置が完了しました。
本県の対応状況ですが、資料修正が間に合わず申し訳ございません。
昨日17日、半径3キロメートルの清浄性確認検査4農場及び3キロから10キロの搬出制限解除検査5農場の検査を終了し、午後5時に搬出制限を解除しました。それに伴い、通行量の少ない半径10キロ付近の消毒ポイント2か所を縮小しました。
今後のスケジュールとしては、2回目の農場消毒が12月15日になったため、7日後の12月22日に農場消毒3回目を実施し、その間に農場に異常がなければ、予定どおり12月28日午前0時に全ての制限を解除し、消毒ポイントは運営終了します。解除後1週間は、制限した9農場については、監視を継続する予定です。
今後の対応については、資料のとおり、発生農場の対応を続けていくことにしています。県内農場については、各農場の防鳥ネット、壁の穴の再点検など、農場の自己点検結果が返ってきており、それに基づいて、家畜保健衛生所が、現在、立入り確認し、指導を行っているところです。
発生時の備えとしては、今後の発生時、使用した消耗品を中心に、備えておいたほうがよいと思われたセルつき動力噴霧機など、新しく整備しました。
最後に、今シーズンの全国における高病原性鳥インフルエンザの発生状況ですが、隣県の兵庫県姫路市採卵鶏農場24万羽で、16日9時に高病原性鳥インフルエンザが確定し、国内7例目の発生となりました。本県との疫学関連はありませんでした。本県も、兵庫県の疑いの段階で、県内農場に鶏舎周囲の消石灰の再度の散布や通報の徹底などを注意喚起し、17日、対策本部会議を開催し、引き続き、防疫体制等の体制を確認しました。
◎入江委員長
続いて、報告3、「食パラダイス鳥取県」の推進に向けた取組について、田中食パラダイス推進課長の説明を求めます。
●田中食パラダイス推進課長
4ページを御覧ください。
11月から12月にかけて食パラダイス鳥取県の推進に係るPRイベント等を行いましたので、その概要について、御報告申し上げます。
1を御覧ください。県産農林水産物を主原料とした加工食品などのレベルアップと販路開拓の促進を目的として、今年で18回目となる「食パラダイス鳥取県」特産品コンクールを実施しました。今回の総合グランプリは、(4)にあります、有限会社サンパック様、「贅沢王秋梨ジュース180ml」でした。こちらは、規格外の王秋梨をふんだんに使用して、すっきりとした甘さが特徴の100%果汁のジュースとなります。そのほか、カニ飯のもと、生はちみつ食べ比べセット、ロールケーキ、サツマイモのリキュールといった趣向を凝らした商品を、たくさん御出品いただきまして受賞されました。
今後は、ラジオや新聞、県政テレビなどで紹介するほか、特設コーナーを設けまして展示販売を実施します。鳥取での販売は先週行われまして、中部では1月18日、道の駅ほうじょうで、西部では1月24日、アスパルで販売する予定としています。
2を御覧ください。首都圏等とっとりジビエレストランフェア2025として、ミシュランガイドの星付レストランなど10店舗で、とっとりジビエメニューを楽しんでいただけるレストランフェアを11月17日から30日の2週間開催しました。今年度の新しい取組としましては、大阪・関西万博で農林水産省のブースでのジビエ出展を機に、関西圏における鳥取ジビエの認知度向上を図りたいということで、初めて大阪のレストラン2店舗に加えまして、首都圏と合わせまして計10店舗でフェアを開催しました。
シェフからは、今回のフェアを通じて、とっとりジビエの品質のよさを知ることができたという御感想をいただいています。
併せまして、フェアの一環として、10月の29・30日に、フェア参加店舗のシェフお二人、東京日本橋にありますフランス料理店La paixの松本シェフ、それから、鳥取でお生まれになった、大阪で複数店舗を展開されていますフランス料理のお店lumièreの唐渡シェフにも鳥取県を御訪問いただきました。鳥獣被害防止対策に取り組む集落や、解体施設などを御視察いただくとともに、併せまして、鳥取いなばのジビエ推進協議会と県が共催した「とっとりジビエレストランフェス」にも御参加いただきました。その内容を、料理専門雑誌で、1月6日に発売される「料理王国(2月号)」に掲載します。鳥取県のジビエを浸透させるよう、引き続き、取り組んでまいります。
5ページの3を御覧ください。
皆様のお手元にお配りさせていただいています、カニグルメの赤い冊子ですが、こちら、鳥取県が蟹取県として実施している観光誘客キャンペーン「ウェルカニキャンペーン」と連動しまして、県内でカニが楽しめる飲食店をまとめた内容となっています。こちらをビジネスホテルとか空港とか観光情報発信施設に配布しまして、鳥取のグルメを発信してまいります。
4を御覧ください。
まず、(1)です。この12月から来年2月までの3か月間、ANA国際線ファーストクラス日本発欧米路線の機内食で星空舞が提供されています。国際線に採用される米は、年に4銘柄のみですが、採用に当たっては、かねてから、羽田空港での星空舞提供などに御尽力いただいていました、米子にありますANAあきんど株式会社山陰支店のお力添えをいただき、御推薦いただいて採用につながったところです。
(2)を御覧ください。例年実施している星空舞を使用したおにぎりの販売を、先ほどの国際線ファーストクラス機内食採用の時期と併せまして、羽田空港第2ターミナル、ANA FESTA羽田60番ゲートフード店において、12月2日から21日までの期間期限で実施しています。こちら、お店の店内を星空舞仕様に装飾しまして、星空舞と食パラダイス鳥取県のPRを行ってまいります。
以上、今後も機会を捉え、関係団体と連携を図りながら食パラダイス鳥取県の魅力を発信し、誘客につなげてまいります。
◎入江委員長
報告4、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略します。
それでは、ただいままでの説明について、質疑はございますか。
○市谷委員
3ページの鳥インフルのことです。まだ終わっていないとは思いますが、対応お疲れさまでした。
それで、結局、どういうふうに入り込んだのか、原因は分かったのだろうかと。テレビで見る限りでは、この鳥の建物が、何か入り込みやすいような構造になっていないだろうかと思ったり、原因が見えてくれば、鳥小屋をどう改善するのかということにもつながってくると思うのです。原因から見えてきたものも、再発というか、またならないように、どう対応するのかを考える必要があるのかなと思います。
それから、検査が翌日になったのが気になっていまして、鳥取家畜保健衛生所には、たしかPCR検査器か何か、最近できたかと思うのですが、鳥取家畜保健衛生所にはPCR検査がないのでしょうか。特に西部は渡り鳥が多いところだと思うので、西部家畜保健衛生所に、すぐ検査できるものがないのであれば、PCR検査をできるような体制をつくったほうがいいのではないかと思うのです。あればいいですが。
それから、かなり埋立てしているのですが、あの後の管理はされるのでしょうか。しみ出ないように、袋に入れたり覆ったりという状況ですが、ただ、日にちがたっていくと、どうなるのかなと思ったりしました。埋めた後の管理はどうなっているのか。それから、あれだけ大量に埋めたら、もしも今度また発生した場合には、また別の場所に埋立てしないといけなくなって、その別の埋立て場所がちゃんと確保されているのかを確認したいです。
●寺坂畜産振興局長
鶏舎の状況と、家畜保健衛生所の検査のことと、埋却地の管理のこと、3点お尋ねあったと思います。
まず、鶏舎のことについてです。12月2日に農林水産省の、疫学調査チームが現地に入りまして、周辺の環境、鶏舎の状況、管理状況ということで調査を行っています。その調査で、これが原因だというのは分かっていません。今までの例でも、これが原因というのが確定された例というのはなかなか難しいのですが、委員がおっしゃったとおり、まず周辺には池とかがあって、野鳥の飛来があったこととか、鶏舎に張ってある防鳥ネットに穴が見つかったとか、壁にちょっと隙間があったとか、そういった状況が確認されています。こういったことについては、当該農場以外含めまして、県内の78農場、今、点検と補修ということで、指示を出して対応しているところです。
それから、確定検査です。まず、鳥インフルエンザは、農場で簡易検査を行います。これは、人間でもやる、のどの粘液とかを取って、ぐじゅぐじゅとやって、線が出る簡易的な検査です。これは、農場とか、あるいは家畜保健所に持ち帰って、もう一回やったりとかということがあって、即日出る検査です。PCR検査は、非常に感度が高く、遺伝子を検出する検査です。現在、鳥取県では、倉吉家畜保健衛生所の病性鑑定室があり、県下で発生したものについては、そこに集めて専任のスタッフ・職員が検査しています。個別の家畜保健衛生所でやるのではなく、1か所でまとめて、専任の担当がやるという体制を取っています。運んで検査するので、現地でやるのと時間的には変わらないと思います。遺伝子検査ですので、少し時間が必要になってくることを御理解いただきたいと思います。
それから、埋却地は、埋却の後、例えば野生の動物が掘り返したりすることを防ぐために、今、周囲に高張力線の柵を設けまして、電気柵になっていますが、物理的にも非常に強固なものです。それで、荒らされない対応を、それから、周辺の環境については、定期的に水質の検査を行うことを決めていますので、そういったことで確認していく予定にしています。
それと、埋却地の確保については、当該農場が広大なところを確保しています。
○市谷委員
検査器の検査のことです。鳥取家畜保健衛生所には何か整備されたのかなと思ったですが、それは簡易的なもの。
●寺坂畜産振興局長
PCR検査は、鳥取家畜保健衛生所は、今のところはまだ、そういう整備はしていません。
○市谷委員
中部まで運ぶのに、どっちからでも行けるのかもしれないのですが、やはり検査できる体制を。人も要ることなので、そんな簡単なことではないかもしれません。簡易検査はそこでもできるということですが、大事な産業だと思うので、やはりそれぞれの地域で検査ができたり、分析もすぐできるように。
結構、人間の新型コロナのときにも、検査機器というかPCR検査が割と大事で、むしろ農林部が持っていたものを活用させてもらったりみたいなのでやって、でも、感染由来をちゃんと分析できる手もあると思うので、家畜保健衛生所にはPCR検査機器を置いたほうがいいかなと。検討してほしいと思いました。要望しておきます。
○前田委員
1点。6ページの工事請負契約の関係ですが、変更理由に、ICT活用工事の必要経費の追加とあります。そもそも当初の契約の中には、このICT活用工事は念頭になかったのか。どういう関係で、必要経費の追加が変更契約の内容になったのかを教えてください。
●栃本農業振興局長
すみません。担当課長が入っていませんので、確認して報告させてください。
◎入江委員長
皆さんに、後日報告ということで、ペーパーでお願いします。
○村上委員
鳥インフルの件で、民間派遣会社が、328名、非常にお世話になっていますが、どういう団体か教えていただきたい。
あと、米の関係で、JAとか卸が、こういう売れ行きが芳しくないことに対して、何か動きを把握していたら教えてください。
●前田家畜防疫課長
民間団体のところですが、作業は、人材派遣会社でお願いしていまして、消毒ポイントは、警備業の民間会社にお願いしています。会社は、阪急交通社と人材派遣会社です。
○村上委員
県外の派遣会社が県内の対応をされているということですね。
●前田家畜防疫課長
はい、そうです。
●内海生産振興課長
米の売れ行きの関係で、JAや卸の声を聞いているか、動向を把握しているかについてだと思いますが、我々としても、卸売、米卸さんからもいろいろ情報を収集しているところです。ただ、教えていただくレベルにはなります。
やはり卸さんとしても高い値段で今年は仕入れているので、高い値段でスーパーとかに買ってもらわないといけないということで苦しい状況は続いているようです。
ただ、その末端の売れ行きがなかなかというところもありますので、いずれにしても、どこかの段階で価格については見直しが必要だと考えているところが多いと聞いていますが、その時期がいつぐらいになるかは、各会社の判断であるので、我々としては、そこまでは把握できていないところです。
◎入江委員長
そのほかはございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
そうしますと、次に、その他でありますが、農林水産部に関して、執行部、委員の方で何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようでありますので、農林水産部につきましては、以上で終わります。
暫時休憩をいたします。再開は入替え後としたいと思います。
午前11時44分 休憩
午前11時47分 再開
◎入江委員長
再開します。
引き続き、商工労働部及び企業局の報告事項に移ります。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
まず、商工労働部から、報告5、「持続的な賃上げ・生産性向上支援補助金」事務における個人情報の流出について、河野企業支援課長の説明を求めます。
●河野企業支援課長
商工労働部資料の2ページをお願いします。
「持続的な賃上げ・生産性向上支援補助金」事務における個人情報の流出について、御報告します。
当課が行う賃上げ支援の補助金の事務におきまして、1,495名分の個人情報を含むデータファイルを誤って送付し、県内企業1件、商工団体1件の計2件に個人情報が流出しました。当該ファイルは、事案が起きたその日中に削除され、新たな漏えいのおそれは解消されています。また、2次被害については、現在のところ確認されていません。
今後このようなことがないよう、再発防止策を講じて、個人情報の適切な管理に努めてまいります。
2の事案の概要を御覧ください。
12月8日月曜日の午前11時頃に、補助金事務を担当する派遣職員が県内企業1社に対し、補助金申請の追加資料を依頼する際に、誤って個人情報を含むデータファイルを添付したメールをお送りしてしまいました。同日の11時40分頃に、その企業さんが、日頃、経営支援を受けている商工団体の担当者に対して、県から送られてきたメールを転送しました。午後1時半に、商工団体から県に対して、個人情報がついたファイルがメールで送られてきたとの連絡が入り、事案が発覚したものです。
このたびの事故の発生の原因ですが、外部へのメールの送信時に、添付ファイルの内容を職員同士でダブルチェックするという機能が当課で十分に徹底されていませんでした。また、今回、当課の業務において、表計算のエクセルファイルを作成する際に、別の派遣先所属で仕事に従事していた際に使用していたエクセルのファイルを加工しました。その加工したファイルに個人情報が残っていたことに気づいていなかったことが、原因となっています。
流出した情報の内容ですが、職員が前に従事していた部署で税務の事務を行っていまして、税務事務上で扱う1,495名分の個人情報になります。納税者の方の情報になりまして、氏名、住所、生年月日、整理番号。この整理番号というのは、Aさんだったら1番、Bさんだったら2番といった管理番号です。それから、申告の方法、紙で申告されたか電子で申告されたか、また、令和6年の所得の種類で、営業・農業・不動産とありますが、例えば営業所得があれば1番、農業所得があれば2番といった、その所得の種類。それから決算書の有無、決算書があったか、なかったかという情報です。所得の具体的な金額やマイナンバーといったものは入っていません。
対応の状況です。12月8日の1時半に事案が発覚した後、直ちに企業さん、商工団体に対して、個人情報を含むデータのファイル、メールそのものを削除するよう電話で依頼しています。また、同日夕方に当課の職員が現地を訪問しまして、パソコン上でデータファイルが削除されていることを目で確認しています。
12月12日金曜日に、個人情報が流出された1,495名に対して、県から本件を謝罪するとともに、経緯、状況を説明するおわび状をお送りしています。情報流出があった場合、被害者の皆さん全員に謝罪することになっているのですが、このたびは電話番号やメールアドレスが分からないために、分かっている住所と氏名を基に、おわび状をお送りしています。
具体的な被害報告ですが、本日時点まで、具体的な被害の報告は受けていません。おわび状を受け取られた方から問合せの電話を約50件いただいています。
再発防止策です。課内職員を対象に、個人情報保護に係る研修を、以前も今年度に入って一度行っているのですが、改めて、今、行っている最中で、週明けには全職員への研修が完了する予定です。また、派遣元企業に対しても、このたびの事案、改めて共有しまして、派遣職員に対する事案の共有と、個人情報の保護の徹底をお伝えしています。また、外部へメールでデータを送る際には、宛先に加えて、本文とか添付ファイルの内容について、複数名の職員で確認した上で送信することを徹底しています。
このたびは、皆様に大変御迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした。
◎入江委員長
続いて、企業局から、報告6、公用車管理の不適正事案の発生について、山根経営企画課長の説明を求めます。
●山根経営企画課長
企業局資料の2ページをお願いします。
企業局が保有・管理する公用車について、車検及び自賠責保険の有効期間が満了していたにもかかわらず運行していた事案が発生しましたので、その状況について、御報告をします。
有効期限切れしたまま運行していた車両は、職員が出張する際の移動に使用していた乗用車で、有効期限は、車検が令和7年1月22日、自賠責保険が令和7年2月21日午前12時まででしたが、車両管理担当者が有効期限の確認を怠り、所属職員が車検切れを認識しないまま対象車両を使用したものです。
判明した経緯と対応については記載のとおりですが、任意保険の更新手続の際に判明しました。直ちに当該車両の使用を中止するとともに、そのほかの車両についても有効期限を確認しましたが、有効期限が経過している車両は、ほかにはありませんでした。また、このことが判明した12月3日に、鳥取県警察に対しまして、車検及び自賠責保険切れの公用車を運行していた事実の報告を行っています。
なお、有効期限切れ期間中の運行における事故及び違反はありませんでした。
再発防止策ですが、運行前点検を厳格に励行し、自動車検査証及び自賠責保険証明書の有効期限確認を確実に行い、運転日誌に使用の都度、確認結果を記載するよう職員の指導を徹底しました。公用車の鍵に、車検の満了日を記載したタグを取りつけていますし、公用車のダッシュボードの目につきやすい場所に、車両の満了日が分かるシールを貼付しました。担当者に限らず、所属内での情報共有を図るよう、車両管理を現在のファイルからデータベースへと変更をしまして、有効期限や車検・点検時期などのスケジュールの管理が見える化できるよう進めているところです。
こうした事態を今後二度と起こさないよう、公用車の管理を徹底しまして、再発防止に全力で取り組んでまいります。
このたびは大変申し訳ありませんでした。
◎入江委員長
それでは、ただいままでの説明について、質疑はありませんか。
○伊藤委員
企業局の公用車の管理だけれども、夏頃かな、県庁で各課一斉に公用車の点検があったと思う。そのときには企業局の点検はなかったのだ。
●山根経営企画課長
企業局は、公用車は独自で管理していまして、これまで紙ベースで管理していましたが、再発防止策にも書かせていただいたようにデータベース化して、いつ車検が来るのかが誰にでも分かるように、今、改善を図っているところです。
○伊藤委員
一斉点検はなかったの。
●山根経営企画課長
一斉点検といいますと。
○伊藤委員
県のほかの部署なんかも。
●山根経営企画課長
企業局は、知事部局とは、独立した組織でして。
○伊藤委員
ああ、なかったのだ。
●山根経営企画課長
案内はありませんでした。
○伊藤委員
そうか。それが大きな災いだった。
○市谷委員
賃上げの関係の補助金流出です。大体この経済対策関係で、補助金の実務がうわっと増えて、いつも大体、派遣の職員の方を雇ってやっていて、危なっかしい。要するに、外の人、派遣の職員の方にやってもらうのですよね。県庁の職員でやるのは大変かもしれないのですが、やはり派遣の方、派遣会社にお願いすると情報管理がなかなか大変かなと思いますので、補助金実務を派遣職員とか派遣会社に頼むというのは、ありようは考えたほうがいいのではないかなと思います。
それから、もう一つ。この派遣の職員さんがデータを持ったまま別の部署に行って、そのエクセルファイルを使ったとなると、部署が替わったり辞めるときには一旦そのデータを消去してもらうとか、どのパソコンを使っているのか、よく分からないですが、契約終わりましたというときに消去しないと。残っていると、結局、個人情報を持ったままになってしまうことがあるので、そこら辺のことをちゃんとしたほうがいいのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
●河野企業支援課長
賃上げ補助金の件です。まず1点目、派遣の職員の方がという話がありました。派遣職員を派遣してもらって、県庁の企業支援課の中に机を置いて、パソコンを付与して作業をしていただいています。指揮命令は、県から、こういうやり方でしてくれということでやっていまして、完全にどっか外の部署に、別のところに皆さんがいてということではありません。
それで、たくさんの情報を処理するということで、今回でしたら、サンプルとして送ったエクセルの中に個人情報がついていたということですが、例えば、そもそもサンプルをメールで送らなくてもいい仕組みとか、そういうところから考えないといけないかなと我々も思っています。
2点目のデータを持ったままというお話なのです。派遣所属が替われば、パソコン本体は変わるのですが、IDとパスワードで県庁のネットワークにログインすると、その個人だけが見える場所があって、そこにファイルが残っていた。そもそも前所属で個人のファイルをパソコンに落として作業すること自体、本来やってはいけないことになっていたと聞いています。やり方は違うのですが、まず、前所属で個人情報は残していませんよねと確認して、その上で、今回、企業支援課に来て作業を始めるときにも、うちのほうで、前の所属のデータは残っていませんよねと確認をしておけば、こうしたことは防げたのかなと考えているところです。
○伊藤委員
商工労働部全体だけではなく、やはり県庁全体の話だけれども、やはりデータベースを扱う部署については、派遣会社の力を借りないといけません。やはり最初のときに、その扱いについて、しっかりと口頭で指導というか、学んでもらうことと、それから、やはり一番気をつけないといけないのは、今あるデータを加工して作業するときには、エクセルにしてもワードにしても、前の文章が残っていたり、変な文章が添付されていたりと、特に加工は特に気つけていないと、そういう事態が起きるということをしっかり確認し合うというかな、やはりそれはしっかりと指導してください。
●池田商工労働部長
このたびの事案、不幸中の幸いで2次被害が出てないということはありますが、非常に憂慮すべきと思っています。先ほども、派遣職員の話がありましたが、当然、派遣職員といえども、個人情報の扱いはもちろん県職員と同じように徹底してやるべきものです。丸投げではなくて、あくまで県の同じフロアの中でやっていることなので、派遣自体がそもそも不適切ということはないと思うのです。ただ、今回の事案、そもそも我々のできることは、我々の扱う個人情報をしっかり徹底することと、それを当然水際で食い止めるという、ダブルチェック、そういうところをしっかりやるというところはあるのですが、やはり個人の方が、前所属がたまたま県の別の部署だった。そこにアクセスできたとか、いろいろなレアな事態も重なった上で今回の事態にもなっているので、商工労働部だけの問題というより、県の総務部やデジタル局とともに、こういった事案が二度と起こらない方策を考えていかなくてはいけないかなと思っています。そこはよく相談してみたいと思います。
○伊藤委員
検討してください。
○市谷委員
今の件ですが、その派遣職員もデータベースにつながれるということなのですか。
●河野企業支援課長
仕事に必要なデータベースにつながったりとかできますが、当然そのデータベース自体のアクセス権は管理していたりしますし、ほかの部署に行ったときに、ほかの部署のハードディスクが見えるとかいうことではないです。今回の場合は、個人のエリアに保存していたと聞いていますので、そこかなと。
◎入江委員長
課長、今の話はちょっと違うのではないかな。派遣で来ている人がそこにアクセスできるのかという話。
○市谷委員
大体立ち上げのところぐらいは県でちゃんとやったらと思う。
●池田商工労働部長
今回の事案、税を取り扱っているということなので、もともと多分、派遣職員の方であっても、当然、個人情報の取扱いについては、県職員と全く同じ注意義務は出るのですが、個人情報にアクセスできる。
県のデータベース上、個々人のアクセス権に応じて個人のメールが保存できる部分があるのですね。それは本来、その仕事が終われば遮断するのが当然ですが、今回の場合、同じ県の中で、税の仕事からこちらに移ってきたことで、個人がたまたまアクセスできる状況にあったのだと理解しています。
○村上委員
ミスは起こるのですが、起こっていけない類いのミスだと思うのですね。商工労働部がどうこういう話では基本的になくて、税の個人情報を持ち出されているわけですから、本来は税務系総務部として非常に憂慮すべきだと思うのです。対応も再発防止策も非常に不十分だと見ているのですが、総務部は、これは当然把握していて、その辺は総務部も含めて対応でいいのですよね。再発防止がこれだけということはないですよね。
●池田商工労働部長
ええ、今回の案件は、もちろん総務部もデジタル局も含めて情報は共有しています。今回この委員会で出た指摘事項や課題等を踏まえて、関係部局で話し合って、対応策を早急に詰めたいと思います。
◎入江委員長
そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、次に、閉会中の調査事項について、お諮りをいたします。
本委員会所管に係る商工業及び農林水産業の振興対策、その他の主要事業につきまして、閉会中もこれを継続調査すること、その旨を議長に申し出ることに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
次に、その他でありますが、執行部、委員の方で何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようでありますので、委員の皆様に御連絡いたします。
次回の常任委員会は、来年1月21日水曜日午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いいたします。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員会を閉会いたします。
午後0時7分 閉会
|