県では、5月31日より当面の間、警戒監視体制を強化しています。
〔発射されたミサイルについて〕
・北朝鮮は本日6時28分頃、北朝鮮西岸の東倉里(トンチャンリ)付近から、1発の弾道ミサイルの可能性があるものを、南方向に向けて発射したが、6時35分頃、黄海上空で消失したものと推定。また、この発射は、北朝鮮が予告した期間内で、予告した方向に発射したものであるが、黄海上空で消失し、宇宙空間への何らかの物体の投入はされていないものと推定している。詳細については現在国において分析中。
・国営朝鮮中央通信は、失敗と報じた。
〔政府の対応〕
・Jアラートを活用して国民への情報提供を行った。その後、領域への落下や上空通過の可能性がないことが確認されたため、Jアラートによる避難の呼びかけを解除。付近を航行する航空機や船舶への情報提供を行った。
・官邸危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」において、関係省庁からの情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、対応について協議した。更に、国家安全保障会議を開催し、情報の集約及び対応について協議を行った。
・北朝鮮に対して厳重に抗議し、強く非難した。
・防衛省は、引き続き破壊措置命令及び警戒監視体制を維持。
◆官房長官記者会見(5月31日午前)
〔県の対応〕
・6時31分、ミサイル発射情報を受信。直ちに知事報告、知事から対応指示。漁船等の安否確認を開始。メールで庁内の情報共有。
・7時43分、鳥取県関係の安否確認を完了
・8時35分、知事コメント発表
・10時00分、情報連絡会議を開催
5月31日のミサイル発射事案への対応について
〔今後の政府の対応〕
・国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、米国や韓国等の関係国とも緊密に連携し、情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表する。
〔今後の県の対応〕
・情報収集・提供に万全を期すため、当直に加え要員の早朝配備による勤務体制強化を継続(北朝鮮が予告した期間(~6月11日)を目途)
・県ホームページや報道機関・市町村を通じた情報提供を継続して実施