自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2021年9月17日

ヘビ 対 カエル

 2020年9月23日の記事で、ヘビがカエルを運んでいるところを紹介しました。この時は、ヘビがカエルを捕まえた後だったので、両者の間にどんな格闘があったのか観察出来ませんでした。

ヘビ

 今回は、写真のヘビ(ジムグリ)とカエルの格闘を観察できたので紹介します。
 
 ヘビは、はじめは土の中に潜ったりしていてゆっくり地面を這っていました。すると、次の瞬間、ヘビが高速で前進しました。よく見ると、ヘビの前にはカエルが1匹いました。
 
 カエルは、地面を蹴って1m近くも飛んで力の限り逃げ回っていて、ヘビは高速で追いかけますが、カエルが逃げ切りました。
 
 今回驚いたのが、カエルの逃げるスピードが速く、ヘビは早々にあきらめたことでした。両者の格闘を見る前は、ヘビはカエルを簡単に捕まえるものと想像していたのですが、じっくり観察すると想像とは違う結果になりました。
 
 このように動物のなにげない行動をじっくり観察するのはおもしろくて、飽きることがありません。

主な参考文献
・山溪ハンディ図鑑10 日本のカメ・トカゲ・ヘビ 富田京一/著 松橋利光/写真 山と渓谷社 2007年

中部総合事務所環境建築局 2021/09/17



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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