鳥取県立中央病院長
 鳥取県立中央病院は、1949年に設立されました。当初184床、8診療科でスタートしましたが、現在では518床34診療科、10センターを擁する鳥取県東部圏域の基幹病院として発展しております。当院の理念は、「質の高い医療を提供し、患者の生命と健康を守ります」であり、その実現のために高度急性期医療を推進し、体に優しい治療や検査を充実させています。具体的には、患者に優しく、地域で必要とされる病院、働きやすい職場を目指しています。
 このために、ロボット手術(ダヴィンチ)を2台導入し、その適応を泌尿器科、外科、呼吸器外科に加え婦人科に広げるとともに、山陰初の新しいがん放射線治療(放射線同位元素ルタテラ内服)等、より患者に優しい治療を追及しております。また、水頭症外来、助産師外来、感染症・総合内科外来を新たに開設しております。本年度、心臓カテーテル(TAVI)も開始いたします。
 これらの医療を支えるために、院内にシミュレーションセンター、消化器内視鏡や内視鏡治療、超音波検査等のトレーニングシミュレーター、新生児用の気道管理トレーナー等も充実させ、院内のみならず、院外の多くの医療従事者(医師、研修医、看護師、技師等)に広く研修の場を提供しています。
 今後、他医療機関との連携、本院のさらなる機能強化を行い、より質の高い医療を提供することで、鳥取県の医療の質向上に貢献し、県民の皆様から頼りにされる病院、愛される病院を目指していきたいと考えています。


院長  千酌 浩樹


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