がん治療担当医師一覧

病名 医師名
食道がん 建部 茂
(外科)
柳谷 淳志
(消化器内科)
尾﨑 知博
(外科)
胃がん 建部 茂
(外科)
田中 究
(消化器内科)
尾﨑 知博
(外科)
大腸がん 柳谷 淳志
(消化器内科)

肝がん 遠藤 財範
(外科)
岡本 敏明
(消化器内科)

膵・胆がん 遠藤 財範
(外科)
前田 和範
(消化器内科)

肺がん 前田 啓之
(呼吸器乳腺内分泌外科)
澄川 崇
(呼吸器内科)
上田 康仁
(呼吸器内科)
松岡 祐樹
(呼吸器乳腺内分泌外科)


乳がん 前田 啓之
(呼吸器乳腺内分泌外科)

甲状腺がん 前田 啓之
(呼吸器乳腺内分泌外科)


前立腺がん 村岡 邦康
(泌尿器科)


膀胱がん 村岡 邦康
(泌尿器科)


腎臓・腎盂/尿管がん 村岡 邦康
(泌尿器科)


精巣がん 村岡 邦康
(泌尿器科)


子宮・卵巣がん

咽頭・喉頭がん 松田 英賢
(耳鼻いんこう科)


口腔がん 木谷 憲典
(歯科口腔外科)


脳腫瘍 田渕 貞治
(脳神経外科)
吉岡 裕樹
(脳神経外科)

皮膚がん
軟部腫瘍
再建手術
坂井 重信
(形成外科)
坂井 香
(形成外科)

白血病・
悪性リンパ腫・
骨髄腫
田中 孝幸
(血液内科)
小村 裕美
(血液内科)
放射線治療 中村 一彦
(放射線科)


治療体制について

外科

医師名 尾﨑 知博
主な取り組み(1) 胃がん(胃外科・腹腔鏡手術・ロボット手術)
からだにやさしい腹腔鏡手術は、術後早期回復のみならず、がん治療成績の向上にも繋がるといわれています。当院では早期がんのみならず進行がんにおいても低侵襲手術を積極的に行っています。腹腔鏡手術の質や安全性がさらに高まるダヴィンチ手術も2019年から導入しており、より良好な治療成績を得ています。
主な取り組み(2) 胃がん(集学的治療)
高度進行胃がんにおいては残念ながら、手術単独では治療成績の向上には限界があります。このため、化学療法と手術を組み合わせて、治療改善のチャンスをはかっていきます。術前化学療法では、腫瘍を縮小させることで、手術の安全性確保・完全切除率向上・臓器機能温存・予後改善が期待できます。また術後補助化学療法では、Stage2、3 に対し再発予防効果が示されています。さらに根治切除不能症例であっても、化学療法が奏効した場合にConversion Surgeryを行うことで根治できる可能性があります。
主な取り組み(3) 胃がん(胃切除後障害への対応)
胃切除後は、胃の容量低下や機能低下によって体重減少など様々な症状が生じます。当院では、栄養サポートチームなど多職種で積極的に関わり、QOL改善に努めています。また、温存出来る胃は可能な限り残し、噴門形成など機能低下を抑える術式を積極的に手がけています。
主な取り組み(4) 胃GIST(LECS:腹腔鏡・内視鏡合同手術)
GISTなど胃管腔内へ進展する腫瘍に対して、腹腔鏡手術単独では、管腔外から正確に部位を把握することが困難で、過剰な胃壁切除や胃変形をきたすことがありました。LECSは、内科医による胃カメラでの管腔内の胃壁切除を併用することで、過剰な切除を避けるために考案された手術です。外科医も内科医も十分なLECS経験を有しており、最近では十二指腸腺腫などにおいても適応を拡げています。

内科

医師名 田中 究、柳谷 淳志、前田 和範、岡本 敏明、岩本 拓、岡田 智之
専門分野 食道・胃・大腸がん、肝臓がん、胆道がん、膵臓がんの薬物療法
主な取り組み 消化器領域の悪性腫瘍に対し、治療ガイドラインや最新の知見を取り入れ、抗がん剤、分子標的治療薬などをそれぞれ単独または併用して薬物療法を行っています。がんの種類や状態によっては、放射線治療と併用して行う場合もあります。肝臓がんについては、ラジオ波焼灼療法(RFA)や肝動脈化学塞栓療法(TACE)なども取り入れ治療を行っています。胆道がん、膵がんなどによる悪性胆道狭窄に対する内視鏡的ステント留置術も積極的に行っています。
患者さんへのメッセージ がんの薬物療法は進歩が早く、新しい薬剤が次々と開発されており、以前からある抗がん剤だけでなく、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害剤なども導入されています。治療は複雑化していますが、治療内容や起こりうる副作用を分かりやすく説明し、納得して治療を受けて頂きたいと思います。がんに伴う痛みや不安などについては、院内の緩和ケアチームと連携し、皆さんが安心して治療が継続できるよう努めています。
医師名 田中 究、柳谷 淳志、前田 和範、岡本 敏明、岩本 拓、岡田 智之
専門分野 食道がん、胃がん、大腸がんの内視鏡治療
主な取り組み 当院では消化器がんの早期の病気で、粘膜の局所切除によりがんの根治が期待できる病変については、最先端の内視鏡治療である内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行っています。
患者さんへのメッセージ 早期の食道がん、胃がん、大腸がんで、リンパ節転移の可能性がなく、局所の粘膜切除で根治が期待できる病変があります(粘膜内にとどまる病変)。通常の内視鏡的粘膜切除(EMR)で切除が難しい病変(大きな病変、線維化や瘢痕病変)であっても、ESDであればきれいに治療が可能です。内視鏡で治療ができれば体への負担も少ないため、当院ではそのような病変に対してはESDの適応を積極的に検討するようにしています。
医師名 田中 孝幸、小村 裕美
専門分野 造血器腫瘍(白血病・リンパ腫・骨髄腫など)の治療
主な取り組み 常に最新の情報を収集することに努め、造血器腫瘍に対する化学療法・造血細胞移植(自家移植・血縁者間同種移植・非血縁者間同種移植・臍帯移植)を行うとともに、骨髄バンクドナーの幹細胞採取にも協力しています。
患者さんへの
メッセージ
造血器腫瘍には化学療法が非常に有効な疾患があります。また造血細胞移植にて完治が望める疾患もあります。私たちは、個々の患者さんの病状・年齢・希望等を考慮し、十分に話し合いを行った上で、最適と思われる治療を行うことを心がけています。

呼吸器乳腺内分泌外科

医師名 前田 啓之、松岡 祐樹
専門分野 肺がん(対象となる領域:呼吸器外科・胸腔鏡手術・縦隔手術)
主な取り組み 地域がん診療連携拠点病院として、呼吸器内科、放射線科と連携した集学的診療を行うことができます。対象となる疾患としては肺がん、転移性肺腫瘍、気胸、縦隔腫瘍などです。早期肺がんでは胸腔鏡を用いた低侵襲手術を積極的に行っており、進行肺がんにおいても心臓血管外科医と連携して拡大手術を行うことができます。
医師名 前田 啓之
専門分野 乳がん
主な取り組み 地域がん診療連携拠点病院として、外科医、腫瘍内科医、放射線科医、看護師、薬剤師、臨床心理士、緩和ケアチームなどによるブレストケアチーム活動を行っています。全身療法としての薬物療法は、外来治療室を中心に医療安全と快適さを重視しながら施行しています。局所療法としての手術は縮小手術としての温存術、センチネルリンパ節生検を積極的に施行し、整容性も考慮した治療を行っています。精神的・肉体的不安や苦痛をともに乗り越えられるようにチームによるサポート体制を充実させています。
医師名 前田 啓之
専門分野 甲状腺がん
主な取り組み 甲状腺がんは悪性度や進行度が比較的穏やかながんですが、10mm未満の微小がんの状態を超えると手術療法を行う必要があります。整容性を考慮した手術のほか、進行がんに対して心臓血管外科・耳鼻科と連携した手術や、術後・再発時に放射線内用療法も行っています。

歯科口腔外科

医師名 木谷 憲典
専門分野 口腔がん(舌がん、上下歯肉がん、頬粘膜がん、口底がん、口唇がん)
主な取り組み 口腔がんに対して診断および治療を行います。主に手術を中心とした治療を行います。
手術においては腫瘍切除及び頸部郭清、再建が必要であれば自家における有茎皮弁再建や形成外科と連携し遊離皮弁再建などを行います。必要な場合は術後補助療法として放射線治療および化学療法を他科と連携を取りながら行います。
患者さんへの
メッセージ
口腔がんの早期がんは早期に治療すれば治るがんですが、進行すると5年生存率が50%と低く、治癒しても重い機能障害が残ることがあります。
そのため口腔がんは早期発見と早期治療が重要です。
口腔がんは自分で見つけることのできるがんでセルフチェックが重要です。
口の中の粘膜に赤や白色の病変はないか、潰瘍や、しこりや腫瘤がないかなどチェックして異常があればお近くの医療機関に相談し、診断がつかない場合や治療が必要な場合は当科へ紹介していただいてください。

脳神経外科

医師名 田渕 貞治、吉岡 裕樹
専門分野 原発性悪性脳腫瘍、転移性脳腫瘍
主な取り組み 悪性脳腫瘍に対して、診断から手術、術後補助療法(放射線治療、化学療法)まで集学的治療を行います。手術には原則全例で、術中ナビゲーションを用い、また症例によっては術中電気生理学的モニタリングも併用し、神経脱落症状の回避に努めています。
当科では、従来型開頭手術に加え、低侵襲な神経内視鏡による脳腫瘍摘出術(生検術を含む)や、脳腫瘍に合併する水頭症に対する脳室開窓術も行っています。

形成外科

医師名 坂井 重信、坂井 香
専門分野 皮膚がん(基底細胞がん、有棘細胞がん、日光角化症、ボーエン病、悪性黒色腫、乳房外パジェット病など)
軟部腫瘍、再建外科
主な取り組み がん治療一般の基礎的知識を深め、各種のがんの診断と治療の基本原則を理解し、そのうえで皮膚がん、軟部腫瘍、組織欠損の再建を形成外科的手術手技、手術器械を用いて行っています。特に、マイクロサージャリーは遊離皮弁による舌の再建、遊離腸管移植、乳房再建などのがん組織切除後の組織欠損の再建に応用されています。
患者さんへの
メッセージ
皮膚がんは悪性黒色腫や進行したがん以外転移することはほとんどありません。皮膚がんの手術は安全かつ完全にがんを切除し、そのあとの変形を最小限にすることが求められます。単純な切除縫合を除き、従来から切除後の欠損は皮膚移植により行われていますが、移植部位の陥凹変形や周囲組織との色調の違いが生じます。これらを回避するために一部の皮膚がんを除き、がん切除後の再建は形成外科的手術手技を用いた有茎皮弁あるいは遊離皮弁による再建を行っています。日本形成外科学会では「ほくろ」に代表される小さな腫瘍から皮膚がんまでの皮膚腫瘍の治療を専門に行う「皮膚腫瘍外科分野指導医」の認定医制度により皮膚外科医としての精度管理を行っています。

放射線科

医師名 中村 一彦
主な取り組み がんの診断と、放射線治療およびIVR(画像下治療)によるがんの治療
患者さんへの
メッセージ
当院における放射線治療とIVRを担当させていただいております。高精度放射線治療装置ならびに画像下治療に特化したIVR-CT/Angioシステム(IVR-CT)によって、学会認定専門医が精度の高い治療を提供させていただきます。

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