春を迎え間もなく新年度。進学や就職など、新生活の始まりに心躍る思いの方も多いと思います。何かとせわしない時期、新年度への準備はお済みでしょうか？
とりわけ、お子さんの小学校入学を迎えるご家庭にとって、ランドセル選び・購入は一大イベントでしょう。最近では、昔より機能性が充実し、カラーバリエーションも豊富となった商品ラインアップの中から、気に入ったランドセルを選ぶ『ラン活』が一段と活発になっているとのこと。
実際、総務省が行っている「家計調査」によると、ランドセルが含まれる「通学用かばん」の平均購入価格はここ10年で７割近く上昇しており、高級志向化がうかがえます。
また、もう一つのトレンドは早期化で、購入時期が年々早くなっているのです。前述の「家計調査」によれば、グラフのとおり約10年前は入学半年前の10月から１月頃に購入されるケースが中心でしたが、最近（令和２～４年度）では１年前の５月から８月までに購入されるケースが主流となっています。今の時期に『ラン活』をされている方は、実は令和７年度の入学準備中かもしれませんね。
一生に一度のランドセル選び。じっくり余裕を持った『ラン活』で、お子さんにとってお気に入りのランドセルが見つかり、元気に登校する姿を見られるとうれしいですね。
本ページは、令和６年３月１９日付「日本海新聞」掲載の同題コラム（鳥取県総務部統計課執筆）からの再録です。