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「DNAR(Do Not Attempt Resuscitation)」とは、疾病の末期において、救命の可能性がない患者の心肺停止時に心肺蘇生を試みないという、医師から出される事前指示のことです。
心肺蘇生の有効性と予測される結果や合併症について患者や代理判断者に十分に説明し、理解と合意を得ることを前提とします。
患者の意思が確認できず、かつ、代理判断者不在、連絡がつかない等「身寄りのない患者の人生の最終段階における医療・ケア決定プロセス手順書」(鳥取県立厚生病院 策定 令和元年7月)に定める場合には、患者にとっての最善の利益とQOL、医学的妥当性、社会的妥当性等を考慮し、多職種から構成される医療・ケアチームによって評価し、「身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」(2019年5月「医療現場における成年後見制度への理解及び病院が身元保証人に求める役割等の実態把握に関する研究」班)を参考に判断します。