令和8年9月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨
これより、本議会に提案いたしました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
本議会に提案いたしましたのは、
予算関係 3件
条例関係 2件
その他の案件 4件 の 合計9件でございます。
それでは、議案第1号 令和8年度鳥取県一般会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。
第一に、「災害への対応強化」についてであります。
この度の熊本地震や千葉豪雨はじめ秋雨前線のもたらした大雨により被災された皆様に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。本県でも農業被害等があり、現在復旧に着手したところであります。こうした近時の災害の実情に鑑み、家庭向けガス警報器の設置支援、避難所となる県立学校体育館の空調設置、アンダーパスにおける冠水対策などを速やかに実行するとともに、熊本県や氷川町のふるさと納税業務代行、災害対策で消化した予備費回復など機動的に被災地支援等を推し進めてまいります。
また、今夏の猛暑の経験を活かし白ねぎ暑熱対策強化に乗り出すほか、県中部で拡大しているジャンボタニシの緊急防除、クマ対策強化のための電気柵貸出や放任果樹伐採、マツ枯れ被害木伐倒駆除など、着実に進めてまいります。
第二に、「賃上げ・価格適正化・物価高対策」についてであります。
1,090円への最低賃金引上げ答申を受け、賃上げを進める事業所に対する生産性向上に向けた設備投資支援等を拡充し、全社的な賃上げが難しい中小企業の支援メニューも新設することといたします。
また、価格転嫁の課題・要因等を分析し関係機関と適正取引推進を図るとともに、専門家伴走支援やノウハウの横展開など、価格適正化の環境整備を進めてまいります。
更に、原油・原材料価格の高止まりに対応し、地域経済変動対策資金融資枠を120億円に拡大するほか、農業団体等による集出荷コスト低減支援、沿岸漁業者に対する発泡スチロールでの出荷助成など新たに乗り出すとともに、省エネ性能の高いエアコン・冷蔵庫の購入支援をスタートし、家庭の負担軽減とCO2削減を推進してまいります。
第三に、「地域の安心推進」についてであります。
鳥取県ドクターヘリの運航や機体・資機材整備を支援し、安定運航体制の確立を図るとともに、県立厚生病院における母子同室病床や個室整備等を行い、県中部で安心して産み育てることができる体制を構築してまいります。
また、特殊詐欺被害から高齢者を守るため防犯機能付き電話機の購入支援を行うほか、高校生等からの意見も伺い、安全な自転車走行環境整備のための計画策定に着手します。
あわせて、献血運動推進全国大会のレガシーを引き継ぎ、「広めよう!届けよう!献血フェスタ」を開催するとともに、献血推進ネットワークを組織し、若者を軸に新たな献血推進運動を展開します。
第四に、「活力あるふるさとづくり」についてであります。
AIの普及・進化を踏まえ、AIロボティクス産業の拠点化を進めるため、県内事業者や学術機関等による「AIロボティクス開発プロジェクト」を立ち上げ、技術開発や市場参入を力強く推進してまいりますとともに、人材育成、伴走支援等を積極的に展開し「AX先行地域」を目指してまいります。
また、来年のワールドマスターズゲームズに向け、選手受入れ枠を拡大し運営体制強化や県民活動支援を行うほか、念願のNCR指定実現を機に「鳥取うみなみロードゲートウェイ施設」を整備し国内外へのプロモーションを強化するとともに、「大山まきばみるくの里」の駐車場等を整備し、リニューアル以降深刻化している渋滞解消を図ってまいります。
これらの事業費を計上いたしました結果、今回の補正予算は28億2千万円余となり、補正後の予算総額は4,100億2千万円余となるものであります。
また、補正予算以外の主な議案といたしまして、議案第5号 鳥取県児童福祉施設に関する条例等の改正につきましては、こども性暴力防止法の施行に伴い、性暴力から児童等を保護するため、施設職員の犯罪事実確認や研修などの措置を義務付けようとするものであります。
以上、本議会に提案いたしました諸議案につきまして、御説明申し上げました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。