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いただき

 油揚げに生米やゴボウなどを詰め、だし汁で炊きあげる「いただき」。

いただき作りの様子 別名「ののこめし」とも呼ばれる鳥取県西部の郷土料理は、弓浜半島から始まったといわれる。
 不思議なその名は、形が大山に似ているため「頂(いただき)」と呼んだ、形が似ていることから綿を入れた「布(ぬの)子(こ)はんてん」が転(てん)訛(か)し「ののこめし」となった-など諸説ある。
 作りおきが利き、腹持ちがよいのが特徴。農家が小腹を満たす料理だったが、次第に祭りなどハレの日に作られるようになった。
 にぎわいの中、老若男女が懐かしい味に舌鼓を打ったのだろう。
 米子市石井で加工品などを製造する「ふきのとうの会」(小村のり子代表)は「地域の食文化を残したい」と3年前からいただきを作り始めた。
 地域のイベントなどで販売し、伝統の継承に励む。
 「今の人に食べやすいよう油揚げの厚さなどを工夫した」(小村さん)と言うように、伝統料理をアレンジして現代に生かすのがモットーだ。
 具材も鶏肉、シイタケなど好みで選べるだけに、それぞれの家庭の味に挑戦してみても面白い。
  

レシピ

いただき【材料】
米     220グラム
油揚げ  8枚
ゴボウ   30グラム
ニンジン  20グラム
(調味料)
だし汁   3カップ
だし昆布 15センチ
砂糖    大さじ11/2
酒     大さじ2
しょうゆ  大さじ21/2
※昆布でとっただし汁の中に砂糖、酒、しょうゆを混ぜておく

【作り方】
(1)米は洗って1時間くらい水につけ、ざるにあげておく
(2)ゴボウはささがき、ニンジンは1.5センチくらいの千切りにする
(3)油揚げは一辺に切り目を入れ、熱湯をかけ油抜きをする
(4)米と具(ゴボウ、ニンジン)を混ぜ合わせ、8等分にして油揚げに詰める。平らにならし、切り口をつまようじでとめる
(5)炊飯器の底にだしに使った昆布をしき、(4)を並べて調味料を加えて炊く。10~20分間蒸らして出来上がり

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