市町村名 |
三朝町 |
事業名 |
地域インターネット導入促進事業 |
実施年度 |
平成11年度 |
事業費 |
31,983千円 |
事業の概要 |
本町では、過疎化・高齢化に加え、少子化問題が深刻化し、教育環境のみならず、地域の将来像が見通せない状況にある。町の中心である役場(標高35メートル)から最も離れた集落まで約20キロメートル、標高500メートルを超える集落もあり、地域間における生活環境の格差が広がり、大きな行政課題となっている。
本システムは、行政サービスの一部を地理的、時間的制約を緩和し、多くの町民がそのメリットを享受しできることを目指す。具体的には、双方向性のある行政ホームページを開設し、各家庭や公共施設から文化施設や体育施設の利用やイベントの参加申込み、育児相談や行政相談、更には町民との対話を支援する会議室等を設け、住民にとって役立つ窓口として機能するシステムを構築するものである。
導入設備は、役場内にある既存のサーバーに加え、Webサーバーとリモートアクセスサーバーを設置するとともに、窓口となる公共施設には、タッチパネル型やディスクトップ型の端末を配置し、住民が利用しやすいように工夫する。また、役場内会議室及び文化ホールにLAN配線をすることにより、インターネットを活用した町民活動を促進するとともに、災害時等有事の際における情報の収集・発信端末として機能させることとする。
(1) 地域格差、時間差のない行政窓口の開設
現行の行政サービスへの享受は、時間的に制約されるものが多く、勤労者や山間部で生活する者にとっては、必ずしも利用しやすいものではない。家庭や地域の公共施設が直接窓口となることで住民のコミュニティー活動の活性化が図られる。 また、本システムを行政相談の窓口として開放することで、町民からの相談事、苦情、要望などを受け入れる可能性が高まり、行政と町民の対話を活発化させ、住民の考えが今まで以上に行政運営に反映される。
(2) 町民の情報化に対する意識改革
紙や電話等を使った情報伝達の手法を見直し、必要な情報にいつでもアクセスできるインターネットの活用を促進し、情報環境の優れたまちづくりに向けて住民意識の高揚を促すなかで、豊かな自然環境のなかで意欲的に生活できる人材を育成することにより、次代を担う若者たちの定住意欲に結びつく
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備考 |
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