自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2019年7月22日

ハイイロチョッキリ

 7月中旬、琴浦町内の中国自然歩道の階段を補修していると、道具箱の上に昆虫がとまっているのを見つけました。

 

道具箱の上に乗った昆虫

道具箱の上にとまった昆虫

 この昆虫は、オトシブミ科のハイイロチョッキリです。背中に灰色の毛が生えていて、頭部から伸びる黒い棒のようなものが特徴的です。これは吻(ふん)と呼ばれる口が突き出したもので、コナラの実(どんぐり)に穴を開けて産卵することで知られています。

 ハイイロチョッキリは、私の写真撮影にしばらく協力してくれ、その後どこかに飛んでいきました。ハイイロチョッキリのとてもかわいらしい姿に癒されました。


<主な参考文献> 
・原色日本甲虫図鑑 (4) 林匡夫、木元新作、森本桂/著 保育社 1984年
・くらべてわかる昆虫 永幡嘉之/著 山と渓谷社 2017年

 

 

中部総合事務所環境建築局 2019/07/22



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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