柳澤 甚平(西部総合事務所 日野振興センター 日野振興局 農林業振興課/平成24年度採用)

中堅職員

 

 

中堅職員からのメッセージ

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これまでの経歴

 平成24年4月~ 日野総合事務所農林局 林業振興課
 平成26年4月~ 中部総合事務所農林局 林業振興課
 平成30年4月~ 生活環境部 緑豊かな自然課
 令和 3年4月~ 現所属

 

現在の業務内容

 森林には、災害や水害の防止、水質浄化や渇水の防止などの公益的機能があり、この機能が損なわれると、災害の発生や周辺住民の生活環境の悪化につながります。
 この公益的機能の発揮が特に期待される森林を保安林として指定し、適正に管理するとともに、必要に応じて部分的に解除する業務を行っています。
 また、保安林以外の森林においても開発行為によってこの公益的機能が損なわれるのを防ぐため、開発計画の許認可手続きや、実際に認可した開発(工事)が、計画通り進んでいるかどうかの指導監督を行う業務も行っています。

 


仕事のやりがい

 小さなころから自然が好きだったので、将来は、自然や森林を守る仕事に就きたいと考えていました。森林での開発を規制するという仕事をする中で、「森林を守っている」という実感があり、とてもやりがいを感じています。

 

 

印象に残った出来事

 中部総合事務所で仕事をしていたとき、とある保安林が知らないうちに開発されてしまっていた出来事がありました。最初はびっくりしたのですが、当時の上司と一緒に土地の所有者の方に事情をご説明して話を進めていくうちに、改めて保安林の大切さを分かってくださって、最終的には植林までしてくださいました。丁寧に仕事をすることの大切さを実感したことと、私たちの仕事に対して正面から向き合ってくださり、ご対応いただいたことへの感動は忘れられません。

 

 

県職員の魅力

 異動があるので、県内で東・中・西部と様々な土地・現場に出向くことができます。それぞれの現場ならではの経験ができたり、多くの知識を得ることができるので、自分自身のスキルアップに繋がっているなと感じます。それに、それぞれの地域の事業者の皆さんや森林組合といった関係者の方との新しい出会いも多くあります。仕事だけでなく、プライベートでも、例えばその土地ならではの隠れた美味しい名店を見つけたりするのも楽しみの一つです。
 また、県職員には、家庭や自分の生活を大事にすることができる環境や制度が整っています。例えば子育て期には、子どもの世話をするために必要な時間に対する休暇制度等が充実していて、実際に、私自身も3ヶ月程度の育児休業を取得予定です。ほかにも有給休暇は時間単位での取得が可能なため、ワークライフバランスの観点からも、とても魅力的な職業だと感じています。

 

 

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本庁(緑豊かな自然課)での勤務

 中国自然歩道の修繕や改修を担当したので、多くの観光地に出向きました。例えば鳥取砂丘では、方言を使った注意プレートを設置したり、砂丘に車が乗り入れないようにするための車止めを設置する仕事もして、マスコミに取り上げられることもありました。実際に、砂丘を訪れた方が、方言が使ってある注意プレートに注目して話をしながら歩いている様子を見たときは、嬉しくて達成感がありました。
 このように、県職員をしていると様々な仕事に携わるチャンスがあって、私のように、いわゆる林業とはちょっと離れた仕事を経験できた、ということも県職員ならではだと思います。

 

 

心掛けていること

 「自分1人だけで仕事を進めない」ということです。雑談の中からアイデアが閃くこともあるので、周りの職員とのコミュニケーションは大切にしています。そのためには、居心地の良い職場でなければなりませんので、後輩の職員には、自分から積極的に話しかけるようにしています。

 

 

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これからの目標

 今後の林業振興の仕事は、戦後に植林されたスギやヒノキの利活用がこれからさらに盛んになっていくと同時に、あわせて環境の保全もますます重要になっていきます。そのような中で、森林組合をはじめとする関係者の皆さまとwin-winの関係を築きながら、お互いが気持ちよく仕事ができる環境づくりを通じて、県産材のより一層の普及に挑戦していきたいと思います。

 

 

 

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