メンテナンスのため、6月26日(日) 8時45分~12時45分(予定)の間に、約10分程度閲覧できない状態が、約3回発生します。
詳細は、管理者からのお知らせをご覧ください。

知事定例記者会見(2022年2月17日)

令和4年2月17日(木)午後1時~
 災害対策本部室(第2庁舎3階)

(報告事項)


(質疑事項)

  

録画配信 知事記者会見動画(約70分) ※MPEG4形式

  • 2月17日記者会見資料(PDF) 
  • ※定例記者会見時点での資料となります。

      

    1 降雪に伴う県内の状況 

    ●知事

     皆様、こんにちは。本日も聴覚障がい者の[方が唇の動きを]見て[話の内容が]分かるという観点からマスクを外し、距離をとって会見をさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。今、断続的に県内で雪が降り続いている状況であります。これから明日の明け方までこの雪が降り続くと思われます。昨晩、10時ごろの状況では、島根県からこう県の西部のほうに入ってくるような雪が中心としてありましたけれども、明け方前ぐらいからは日本海を流れておりましたJPCZ[日本海寒帯気団収束帯]、これが南下をしてきまして、県東部を中心に倉吉[市]も含めて降っている、そういう意味で東部と倉吉[市]に警報が出されている状況が続いております。

     まだ、これ、雪が降り続きますけれども、智頭[町]が今、急に積雪量が増えてきておりまして、31センチに急増しているところであります。大山町は今、198センチ、ここ鳥取市も20センチといったような、今、降雪状況でありますが、今のところ道路の閉鎖等の被害は発生していないわけでありますが、航空機につきましては一部休航となりましたり、学校のほうも40校、今、閉校しているという状況があります。ぜひ県民の皆様には今しばらく御注意をいただき、天気予報、交通状況などよく御覧をいただきまして対応していただけるとありがたいと思います。

     





    2 鳥取県令和4年度当初予算案 

    ●知事

     今、鳥取県、[令和4年度]当初予算の編成作業を終わりました。それで、来週の火曜日(2月22日)からいよいよ2月の[定例]県議会が開催をされることになります。私ども鳥取県議会、それから知事職併せまして任期満了を迎える最後の当初予算ということになります。考え方としては[新型]コロナを乗り越えて、そして、コロナ後を見据えたような、そういう未来を開く予算を作る、そういう意味で積極的な予算編成をさせていただいたところでございます。テーマといたしましては、健康や命を守り抜こうということ、それから、コロナ後へ向けた産業や経済、そして社会、ふるさと、こうしたものをこれから築き上げていこう、あるいは、安心・安全やエコライフといったこれからのテーマ、鳥取らしさというものを求めていこうというものであります。

     概略はこのような4つの柱、今、申し上げたものでございまして、公共事業では507億円、これは前年比でも増でありますし、また、[令和3年]11月の補正[予算]を入れますと730億円ということでありまして、これも対前年で増ということになりました。今回、そうした意味で、コロナを越えるというテーマでさせていただいた予算編成でございますが、3,640億567万5,000円ということであります。364005675ということでありますが、この400のところを、これをよんひゃくと読んでいただければと思うんですけれども、「見ろよ(364)飛躍(00)、コロナ後(5675)」と読めるわけであります。見ろよ飛躍、コロナ後、我々の思いを予算の中に込めさせていただきました。

     



    3 財政誘導目標達成に道筋 

    ●知事

     小話はここまででございますが、それから、財政健全化でありますけれども、4年間を通じまして、私ども財政をいい状態で次の期へ引き渡すということを県民の皆様に約束してきたわけであります。

     そういう意味で財政調整型基金、つまり貯金ですね、家計の貯金が標[準]財[政]規模、いわば収入の1割程度は置いておきましょうということですね。それは達成できた当初予算となりました。それから、借金の残高、実質的な[県債]残高であります。これ、ちょっと複雑な計算をしますが、臨在債(臨時財政対策債)と言われる交付税措置のある起債を引いたり、そのほかの起債もその交付税分を引いたりというようなことの作業をしますと3,526億円、これが実質的な残高であります。これが県内総生産3,708億よりの2割よりも低いということになります。県内総生産は、これは推計を置くわけでありますが、国のほうでやっている推計よりも固めに下がるところはきっちり下げて、上がるほうは2分の1しか上げないという、そういう手法で推計を置いていまして、固めに見積もった上で3,708億円ということでありましたので、それもクリアできる見込みとなりました。

     また、プライマリーバランス、いわば家計でいう黒字か赤字かということでありますが、これも25億円の黒字ということで、財政誘導目標の達成を果たし、次の期へと送ることができる、そういう予算をこのたびの県議会のほうに提出をさせていただこうと、議会と話し合おうということにいたしているところであります。

     

     

     





    4  新型コロナ第6波の感染状況 

    ●知事

     

     さて、喫緊の課題はやはり新型コロナ、オミクロン株による流行でございます。今、世上、言われているオミクロン株のこの第6波はピークアウト(頂点に達すること)をしたというのはすごく違和感があります。これ、恐らく全国の話で、一部の大都市のデータが積み上がると大きくなるんですが、そうしたところの自然の趨勢に任せていた場合、落ち加減だということなんだろうと思うんですけども、昨日の全国の発表を見ていただいてもそうですが、過去最多というところは地方部ではやっぱり出ているわけですね。つまり、感染状況、あまりそんなによくなっているっていう感覚で全国押しなべて見てしまうと非常に誤りであったり、それによって警戒心が過度に解かれてしまうことは非常に危険です。

     例えば、東京[都]や大阪[府]とか、やはりいろんな話が出てきます。感染は抑えられたという言葉も出てくるんですが、それ、すごい高い水準で抑えられているわけでありまして、この鳥取[県]は全国で島根[県]と並んで最もウイルス密度の低いところでありますから、そういうところからすると、とてもとてもそうしたところと盛んにこう交流をしたりというような状況ではまだない。それで、厄介なのは、それぞれの感染状況が違うことでありまして、はっきり申し上げて、本県は今、リバウンドに入りました。そういうふうに考えていただいたほうがいいと思います。

     この理由ですね、これ、緑が西部であります。それから、中部がこのオレンジ、それから、青が東部であります。それで、見てお分かりいただけるように、この1月の末頃、米子市を中心として[新規陽性者数が]急速に増えました。これ、西部だけで147[名]までいったこともあります。それで、そういうような状況がございまして、これが一旦はこれ、収まってきます。何をやったかというと、メッセージを出しまして、県民の皆様に御協力いただこうと、それで、その御協力もあり下がってきた。それから、当時、学校等の子どもたちの感染が主流でありました。それで、それを抑えるような様々な方策を取りました。

     それで、鳥取県はよその県と全く違うんですが、ここで実はピークアウトしたわけです。それで、これで落っこったわけでありまして、西部のところも順調に落ちてきたと、それで、東部は大体こう横ばいで行ったり来たり、我々の戦略は一進一退です。出てきたウイルスを追いかけて囲い込んで、それでまたそれを引き下げることを繰り返していくうちに、このオミクロン株が行き過ぎないかなというのが我々の戦略なんですが、そういうような形で東部も頑張ってこられたということですし、西部も今、落ち着きを取り戻しつつあったというところです。それで、一時的に中部が大きくなりかけましたが、これ、今、囲い込んでおります。

     それで、急速に今、ここはしぼんできているということなんですが、この東部、東部についてはこのように昨日は76名まで増えました。ちょうどこの辺りですか、西部で言うと、この81名があったりとか、こういうような状況のところ、それで、ここから見ていただくとぐんぐんぐんと上がるわけです。それで、これは何が起こるかというと、市中感染が広がりまして、その市中感染に伴ってどんどんと感染が感染を呼ぶという、急拡大状況、感染爆発に近い状況を生みかけたわけです。それで、記者会見でも申し上げましたが、ぜひ県民の皆さんと一緒にもう一度元に戻そうと。それで、この声をお聞き届けいただきまして一度元に戻ったんですけれども、今、何が起きているかです。ここが連休なんですね。連休の後に増えているんです。

     それで、実際今の感染、東部で起こっているようなもの見ますと、グループで感染拡大地域へ行って帰ってくる、例えばこういうようなことが集団的な感染につながっているのではないかという事例があったりします。それで、やはり連休中、人が動いている、そういうことがありまして、それで、そういうような要素が恐らく背景にあって、急に東部だけ、ぐんぐんと伸びたという状況です。それで、また、西部も今、不安定ながら少しずつ増やしてきているという状況がありまして、今、この西部についてもクラスターを次々追いかけては今、何とか囲い込もうとしているということです。

     それで、典型的に現れるのがこの感染経路不明者の数でございますけれども、西部はこういうふうに不明者の数がぐっと上がりました。この山の大きかったときですね。つまり市中感染が恐らく大分あったということです。それで、それが落ち着いてきた最近の状況だったんですが、今また伸びかけようとしていると、それで、また東部のほうにつきましては、この市中感染と思われるものが上向いてきてしまっていると。それで、つまりちょうど当時、米子等が中心となりまして感染が急拡大したこの頃の状況と同じような状況が起こっておりまして、非常に注意を要する段階に来ていると思います。

     それで、これ連休明けから、実は鳥取[市]の[深澤義彦]市長さんとは毎晩毎朝のように電話で連絡を取り合っているんですけども、これは鳥取市保健所が持っていますから、あちらのほう権限もいろいろあるもんで、いろいろと話し合っておりますが、もう今日、急遽対策本部を開いて、市民の皆さんに呼びかけようというように考えているところでございます。これが最近のこと、状況ですね。御覧いただきますと、これ年齢別です。それで、非常にこの今回のオミクロンの特徴はこのように青、子どもたちの感染が多いという傾向、これはあんまり変わらないわけでありますが、今、このオレンジとか赤、この高齢者のところがきゅーっと伸びてきていると、それでいて、つい最近のこの連休明けの頃では20代、30代とか40代、50代といったこうミドル層のところも取り戻してきているんですね。

     それで、行き来をすることなど、いろんな活発な動きをする、そういうことが実はこの1月の頭ぐらいに若い層を中心にしてありました。それで、全国にこのオミクロン株が散っていって、それで、各地に流行の急拡大を示したところですが、それと同じような状況が今、連休明けのところで起きかけているのかもしれません。それからこれがクラスターの状況です。それで、青が学校だとか保育所でございまして、相変わらずこれが多いです。主流であります。しかし、それ以外のクラスターも増えてきて多様化してきていると、どちらかというとこの1月の頃の振り出しに戻り始めているのかもしれません。それで、特に注意しなければいけないのはこの高齢者に入ったクラスター、これが目立つようになってきているということですね。これ本県も他の地域と同じように増えてきていると。

     これは学校の感染の状況であります。学校感染から家庭内を通じまして例えば児童福祉施設に行き、また家庭内へ、こういう連鎖が広がっていきます。それで、最近の例でこれ両方とも書いてあるんですが、その最近の例のその1つとして、家庭内感染が機縁になりまして、それで、高齢者施設に職員としてこのウイルスが伝えられてしまったと、それで、そこから訪問支援員のほうに、こう訪問支援の事業所のほうへこう移っていくと、それで、高齢者も巻き込むっていうふうな、例えばこういうようなタイプ、お分かりいただけると思うんですが、高齢者施設は結構最近厳重に囲っていますが、こういうふうに家庭内などを通じて職員等がブリッジ(橋渡し)して入っていってしまうと。それで、この辺が厄介なんですね。それで、以前であればそういうことはあんまり起きなかったんですけども、オミクロン株の場合は結構そういうことが起こりやすくなっている、それは家庭内感染が圧倒的に多いからです。それで、それが機縁となりまして、こういうように高齢者の感染も呼んでいると、それで、もちろん家庭内にも高齢者いらっしゃいますので、それでの高齢者の感染も呼んでいると、それで、この辺が非常に厄介なところであります。

     それで、本県でも、ですから、中等症以上などが広がっていますけれども、そうした中で高齢者の入院者が増えてきているという実情があり、これ全国そうだと思います。重症者は今、鳥取県内いないんですけれども、重症病床を使っている方が5名いらっしゃいます。やはり御高齢などで他の疾患などもあり、そういう処遇をするのがいいだろうということをやっているわけですね。






    5 オミクロン株感染急拡大防止緊急対策  

    ●知事

     それで、今、まだこれ、鳥取市と協議中でありまして、また後ほどきちんとお話をさせていただきたいと思いますが、昨日から鳥取市長とも話をしているんですが、鳥取市と鳥取県で合同チームをつくろうと、今のこの、のっぴきならない状況というのはやはり保健所の機能を守ることも必要ですし、それをパワーアップしないととても迎え撃てないかもしれないと。

     それで、鳥取市の保健所本当に頑張っています。寝る間も惜しんで頑張っておられて、それを我々も応援したい、それで、鳥取市側のほうでも、じゃあ、そういうことやりましょうということでありまして、鳥取市、鳥取県の合同チームを早速つくろうということで、ゆうべから、まずはうちのチームも向こうに導入させていただいています。それで、それと併せまして、そのほかの人員体制につきましても県から市への応援を今、オファーをさせていただいておりまして、一緒にこれは全県的な課題なので取り組んでいこうというふうに考えております。また、鳥取市さんと鳥取県とで共同でのメッセージ、市民の皆さんへのお願いということもやっていく必要があるんではないかと思っております。

     それで、あと、先ほど申しましたように、鳥取市では今回過去最多を記録するような伸び方ということでありますが、県全体でいきますと、これ明らかにいわゆるリバウンドが起こってるわけでありまして、県民の皆様には東[部]中[部]西[部]を問わず、このリバウンドへの警戒をぜひお願いを申し上げたいと思います。連休を契機としたリバウンドが起こりまして、今後、感染が急上昇すると、その瀬戸際の今状況であります。マスクを着用する、あるいは換気を徹底をする、さらには密を避ける、距離を取る、こうした今では当たり前になっている感染予防の習慣というのはオミクロン株でも有効です。ですから、それを徹底をしていただきたいと。徹底した感染予防を行って、対策をパワーアップしてください。これによって御自身、それから大切な方々を守ることができます。今、オミクロン株によってリバウンドがこの県内で起きている、そういう非常に瀬戸際の切迫した状況になり始めていますので、ぜひその辺を御理解いただきたいというふうに思います。

     





    6 宿泊療養施設の拡充 

    ●知事

     

     そしてこのような方々が、だんだん陽性者が増えてくる段階が今後も続くと思われます。そういう意味で、このたび3月4日の日からもう1施設、100室増やしまして、560室体制の宿泊療養施設といたしたいと思います。具体的には東部のほうに施設を1つ増やすということです。







    7 高齢者入院支援プログラム 

    ●知事

     それから先ほど申しました高齢者の方々の入院を支援するプログラム、これを本格実施をさせていただきます。高齢者の方が高齢者施設におられて罹患をしたということになった場合、これ入院をされます。それで高齢者の方はいろんなケアが必要でありますので、看護師さんなどのそうした、言わば手間、それから労力が必要になるんですね。通常の若い方々で、割とオミクロン株でけろっとしている方とは大分様相が違います。ですから、そういうところを応援をしてほしいということが病院のほうでも声がございまして、1つにはここを卒業されるというか、コロナが一応回復をしたと認められたときは別の病院、後方支援病院のほうに行くというような仕組みがございますし、それからこれ鳥取県として今まで調整をしてきたわけでありますが、看護協会と私どもとで協定を結んでおりまして、それで、この病院を出て退院をされるときに、高齢者施設でどういうふうに対応をしていいかということがいろいろ難しいです、実務上。ですから、そのための助言や指導をこの看護師の皆さんにも応援をしていただいてやっていこうと。

     それから病院同士で応援をしていただく、そういうものも看護協会のほうで調整をしていただく。それでそういう応援派遣のようなお金ですね、こういうものは鳥取県のほうで負担をさせていただくと。このようにして高齢者の入院の支援をしていこうと。それで、病床はまだまだ余裕はありますけれども、やはりお一人お一人の負担感というのはございますので、そうしたものを緩和するためにこういう入院支援プログラムをさせていただきます。

     


     





    8 院内感染対策の強化・徹底 

    ●知事

     また、残念ながらこのたび院内感染の初発令が出ました。これを契機に専門家の先生にも診ていただいて、医師会の方々なども加えてコロナ院内感染緊急対策会議を今週開きました。それでポイントなどをまとめまして、例えばさっきの感染例ですね、職員の皆さん、あるいは取引業者などがウイルスを持ち込まないようにする対策とか、あるいは防護具の使い方とかですね、それからゾーニングなど、こうしたものを注意すべきポイントとして周知徹底しましょうと。また、県のほうの予算で医療機関の皆様のPCR検査、これは今月いっぱいは無料でできるように助成制度を適用させていただくことにいたしました。それで県庁のほうに緊急応援専門職員を配置をさせていただきました。

     これ実際に院内感染が起こったときの初動対応を行ったり、こういういろんな注意すべきポイントなどの研修プログラムなど、こうしたことをやっていこうと。また、新型コロナ院内感染緊急対策チーム、これをこのたび設置をさせていただきまして、専門家の先生方と一緒になって個別の御相談に応じたり、それから実地で助言をさせていただいたりなどを進めることといたします。

     






    9 オミクロン株から子どもたちを守る感染防止策 

    ●知事

     

     また、オミクロン株の特徴として子どもたちの感染が目立つ、これ全国の状況であります。それで、これにつきまして、ちょっといろんな誤解を招いているような感じがありまして、本県としてはもう一度整理をさせていただこうと、あえてするものであります。もともとこれ、何か[全国]知事会が2歳以上と言ったように言われているんですが、実は全然そうじゃないんです。それで[全国]知事会が申し上げていたのは、幼稚園は、実はマスクをつけなさいというふうに先生方に指導されてるんですね。ですから、幼稚園は割とマスクしてるんです。ただ、保育園はマスクをつけなくてもいいと厚生労働省が指導しているんです。

     それでこれが今回のオミクロン株で子どもの間で感染が広がるもんですから、この保育園での感染が目立つようになってしまったと、これはやっぱり矛盾じゃないですかと。それで一時的にでも、そのマスクの着用ということを厚[生]労[働]省考えるべきですよと言ったのが我々の主張でございましたが、それがどっかで2歳以上の話の、2歳と絡まってしまったと。それで、2歳につけろということは一言も我々言ってないんです。それでそのことが、ただ2歳と言ったと言わんばかりの今、世の中の誤解になっていまして、これが今度現場に波及してしまいまして、現場が、じゃあ、2歳につけるにはどうしようかと右往左往してるってなことになってきているわけです。

     それでもう一度、これやっぱりもう一度元に戻さなきゃいけない。少なくとも鳥取県内ではそうした誤解に基づく混乱がないようにしなければいけないということで、幼稚園と同じように保育所でも3歳以上児は可能であればマスク着用してくださいと、これが本来ですよと。それで2歳の子は着用が難しければつけなくてもいいですよと、これはっきり申し上げます。そんなこと我々求めてないんです。それで2歳未満児はつけない、これは、実は私も[後藤茂之]厚[生]労[働]大臣にも申し上げましたが、(2歳)未満児みたいな小っちゃな子はまず無理でしょうと、期待可能性がない。それでここは厚労省の方針の中でも2歳未満児はつけませんということになってますが、あの辺は確かに[全国]知事会でも申し上げたこともあります。

     しかし、それ[2歳]以上全部つけなさいということは決して言ってないので、その辺はやはり我々としても、ちょっと非常に戸惑っている、困惑しているというのが実情です。したがいまして、こういうことで3歳以上の子は幼稚園と同様にマスクをつけるということをぜひ考えてみてくださいと。2歳児ももちろんつけてもらえるなら、そのほうが子どもたちを守ることになります。それで保護者も安心ですし、先生方も正直保育園の管理非常に今、難しくて、すぐにクラスターが起こるもんですから。ですから、先生方もそういうのは、できるならやってもらったらいいんですけれども、これにこだわるものでは決してないということですね。

     それから保育施設で最近こうクラスターが続いたもんですから、緊急点検をいたしまして、例えば早朝だとか、延長保育のときにクラスをまとめるというようなことは、あまり過度にやりますと、これが感染の広がり、異年齢間、別のクラスへの広がりにつながるので、こういうものは今ちょっと控えられたらどうですかとか。それから、特にマスクの着用が難しいクラス、未満児みたいなとこですね、こういうところはそういう可能性はないというか、無理なので、それは例えばディスタンスをできるだけ取るように工夫するとか、小まめな消毒だとか、換気だとか、こういうものをやはりやるべきでしょうと。それで、こういうようなことなどを改めて徹底をさせていただくことにいたしたものでございます。

     

     





    10 新型コロナワクチンの小児接種スタート 

    ●知事

     それから新型コロナワクチンの小児ワクチン接種がスタートをすることになりました。御報告を申し上げれば、東部は麒麟のまち[広域連携]で広域でやると、県境も越えてもやると。中部は1市4町で普通のワクチンのときと同じようにやると。さらに西部につきましては、米子[市]と西部町村会、ただ、境港[市]は単独でやりますというようなことでございます。これで、今、調整をしているところでございまして、いよいよ3月4日から中旬には全市町村での接種が開始されるめどが立ちました。

     それでワクチンの供給につきましても、このたび内示がございまして、ここに記載のようなことで[小児用ワクチンが]2万7,000人分来るということが分かりました。これで対象人口の4分の3以上ということになります。ある町でワクチン打ちますかと親御さんにアンケートを取ると、半分ぐらいの方が打ちますみたいな、今状況なんだそうです。ですから、かなりの量は、今、確保できるんじゃないかと思いますので、打たれる方は、ぜひ、日程を見て小児科さんなどと相談をしながら受けていただければと思います。ただ、ワクチンを打っていないということでいじめの対象になるようなことは決してないように、大人たちも含めて御配慮いただきたいと思います。

     







    11 追加接種の加速化に向けた取組 

    ●知事

     それから3回目の追加接種であります。これは、今、県内は13.5%が全人口当たり接種ということになりまして全国で6番目まで、今、順位を上げてきたところであります。巻きを入れているところでございますが、前回お話したモデルナワクチンコンシェルジュというのを設けて、ここにいろいろと御相談を今いただいてるところでして、例えばこういうところで振り分けをしたりして、個別接種だとか、市町村接種だとかいろいろやると。それで1つは職域接種ですね、これからはこれが1つのキーになってくると思いますが、本県では自衛隊さんの美保基地を皮切りにしまして、2月の末からこの職域接種もスタートするということになります。そのうち、鳥取型職域共同プロジェクトという県も関わるプロジェクトをやります。ここは一般の方も受け付けますので、ぜひまた御活用いただければと思います。それから県営の大規模接種センターにつきまして、ここから下が例えば日本海新聞社のところでは12日、13日、26日、27日と、こういうようなことを追加セットをさせていただきました。それで、ぜひ月末から新規予約を開始をしますので、従来の7会場のものと併せて、さらにこれらも御利用いただければというふうに思います。

     それでモデルナのワクチンを打つということの余りがでないように、今、高齢者はもちろんですけど、エッセンシャルワーカーもかなり呼びかけまして、今その接種が今順調に進んでいるということであります。それで高齢者の方への接種券の送付は、本県は完了しました。ですから、お早めにぜひ最寄りのところで予約をしていただくなりして、接種をしていただければと思います。

     


     





    12 本県へのワクチン配分・供給状況 

    ●知事

     これが本県へのワクチンの配分・供給情報ということでありますが、ファイザーとモデルナ5月分までこのたび内示が来ました。これで2回目接種完了者以上のワクチンが手元にできるということになります。ただ、順次入ってきますので、どうしてもすぐにこれ全部使えるわけではないので、そういう意味での調整は必要なんですけれども、一応5月までの形ではめどは整ったところということだと思っています。





    13 県内経済・産業のコロナ禍からの本格回復・発展を推進 

    ●知事

     予算の関係に、若干言及させていただきますが、そうしたコロナから立ち上がっていく、そういう予算につきまして、融資では期日一括返済型の資金というものをこのたび作ろうということです。これは5年間、返済はいらないということですね、一括して償還してもらうと。1.8%の利率というようなことを金融機関とも相談しまして、ゼロゼロ融資の後継として考えようというものであります。ちなみにこの無利子無保証の融資、鳥取県は県の単独も含めましてかなり融資をしておりまして、現在申込みベースで1999億円までいきました。そういう意味でかつてない規模での融資になっています。

     この後、後継としてこういうことをやって、これからソフトランディングさせていこうという趣旨です。また、産業成長応援補助金の予算を倍増したり、それから国内に帰ってきたいという、コロナもございまして、そういう企業さんも現実に出てきて相談も始まりました。それでそうした方々企業さん向けのこの補助金を優遇するということで鳥取県内への呼び込みにあたればと思っております。また、事業承継推進モデル構築ということでございまして、例えば商工会連合会のほうでやられる事業というのは、事業承継が必要な後継者がないというこの企業さん、これを県の独自調査で調べました。よく出る調査、民間の調査でサンプル数が少ないんですね。それで本県のはしっかりある程度の数で調べたところ、後継者がいないというそういう企業さんは56、57%ぐらいのレベルであります。その中で個人経営のところは66%が後継者がないという回答でありました。ですから、ちょっと世間に出ている数字よりも実態はもう少し低いかもしれません。

     でも、重要なのは、その66%という個人の企業さんが多いのが、実は中山間地などでございまして、ですから中山間地だと、例えば岩美町も66%が後継者いない、日南町は7割超えるということになります。ですから、商工会議所などでなくて、商工会連合会のほうでのモデル事業ってことですね。プッシュ型でやってみようということを一つ考えたり、また、例えばこういうお店があるんだけどなというのを、これは民間と連携をしまして、ここ後継ぎしませんかというような売り出し方で企業型で入っていただくというようなこともやってみようということです。また、あと、もちろんコロナの対策ということでの感染対策ということにも取り組もうということです。

     





    14 鳥取型MaaSで地域交通新時代へ 

    ●知事

     それからMaaSでありますが、これもいろいろございますけれども、1つは[MaaS]コンソーシアム[多様な事業者で構成する官民連携型組織]を作って全県的に取り組んでいこうということですが、例えば、JR・若鉄・日交若桜線共通パスというのは、これは今、関係者と今、話合いをしているんですが、若桜谷のほうと例えば鳥取とを通勤すると。そういう方々がJRと若鉄に乗ってもいいですし、日交のバスで通ってもいいですよと。それで、どっち使ってもいい、そういうパスを作ると。それでこれは我々としても支援をさせていただく実証事業ということをやってみて、それで今、自動車を使っている人をむしろこういう公共交通のほうに誘導できないか、お客さんを増やせないかというようなことを目論んでいるものであります。あるいはこれ路線バスなどでの二次元コードによるキャッシュレス決済とか、こうしたことなどに、今、取り組もうということです。


     

     





    15 CO2吸収能力に優れた「エリートツリー」供給の加速化 

    ●知事

     それから、これからの脱炭素社会ということを考えたときに、CO2の吸収量がいいものに植え替えていくと。こういうものをエリートツリーというふうに言います。このエリートツリー、本県なかなかというか、日本海側ではこのエリートツリーというのはなかなか造れないんですね。これは樹種の問題があります。そこで大手の企業さん、日本製紙さんと実はこのたびタイアップしようという話がまとまりまして、日本製紙さんのほうで種子を提供していただいて、そういうエリートツリーの苗木を県のほうの種苗組合で生産をするというパターンを考えてやっていこうと。

     それでこれによりまして、最初は日本製紙のほうで供給していただけるので、使える時期が令和7年度からと、4年ほど前倒しをすることができますし、皆伐再造林の計画ともこれ結び付けていくことができるのではないか。こんな予算を1,700万[円]ほど組んでおります。

     




    16 ウニ駆除・養殖による鳥取の豊かな海の再生 

    ●知事

     それから、いわゆる磯焼けと言われるような現象、藻がなくなってしまうと。あれ、ムラサキウニが食べてしまうんですね。それで地球温暖化の影響かなんかよく分からないんですが、そうした被害が県内の広範囲に発生をしております。それで、これを集中駆除しようと。それからこのムラサキウニ、実は鳥取県は食べないです、あんまり。それで、ムラサキウニを食べるようにしようと。それで、取ったものはまだ売り物にならないようなものですので、それを少し餌をやって大きくするわけですね、畜養すると。それで、その上で販売をするというようなことを事象研究してみようと。それから日本財団さんに、今、申請中なんですけれども、子どもたちに海の豊かさを知ってもらう意味で、こういう海の水産資源という課題にも向き合っていただこうということも考えたりしています。


     






    17 新しい働き方の推進 

    ●知事

     それから我々としてはコロナ後、新しい住まい方、働き方として、例えば二地域居住のようなことだとか、あるいはプチ移住ということもあると思います。こちらで副業していただいて、少なくとも一定期間こちらで住んでいただくと。こういう方々が関係人口となり、リピーターとなっていただいたり、もしかすると本当にこっちに住もうという人も出てくるかもしれません。いずれにせよ、人材が都会でしか得られない人材がこちらで得られるということだと思うんですね。

     実は先般、[日本]経[済]団[体]連[合会]のほうと協議をしたときに、片野坂[真哉]会長が鳥取の例を実はその場で紹介されていましたけれども、モデル例として、今、客室乗務員さんだとか、あるいは観光のプロデューサーだとか、そうした方々に来ていただいているわけですね。それで、金井塚[千秋]さんが、今、来ておられるんですけども、非常に向こうでの評判がいいのと、それから県のほうで県立ハローワークがございまして、ここで丁寧にあっせんをするということがまた使いやすさにつながっているんだと思いますが、このたび、2名様が来月日本海テレビジョンを勤務先とした兼業に入られるということが決まりました。私どものウェルカニアンバサダーになっていただこうということを考えているわけでございますが、実はこれ以外にも今、複数協議が進行中でございまして、まだ増えると思います。そんなような意味で、鳥取のこの住まい方の可能性がこうした全日空さんとのコラボレーションで、今、広がりつつあるということです。

     

     






    18 特急「やくも」(381系)の国鉄色リバイバル運転とのタイアップ

    ●知事

     それから昨日、JR[西日本]の長谷川[一明]社長が発表されましたやくもの新車両273系に切り替えていくというものでございます。それで、それと併せて現行の走っているのが381系というものなんですけれども、鉄道ファンの皆様にとっては、昔ながらの振り子電車っていうのはもうここしか残ってないと。伯備線しかないんですね、今。やくもしかないと、それでラストランが今度は迫ってくるということになるわけです。再来年から車両の更新が行われるようになると。

     ですから、そのラストランも迫っているので昔の国鉄色にこれを塗り替えると、それでこの際、また、このやくもにもう1回乗ってみようという人を増やそうということを、JRさんと実はお話合いをさせていただいて、JRさんも御協力いただくことでこのたび長谷川社長も御発表になったということです。したがいまして、私どもも、鳥取の鳥鉄の旅創造事業っていうものでこのプロジェクトを応援しようじゃないかと、それで、国鉄色のやくもに乗られて県内に泊るというツアーを造成して、そのときはオリジナルグッズというのをプレゼントするとか、それからやくも利用された県内の宿泊者の方にもこういう限定的なノベルティっていうか、このやくもにちなんだ商品などを、あるいは県産品を想定しようと、こんなようなことをやったり、また、オープニングセレモニーをされるというふうに伺っていますが、そのときも私どもも参加させていただいて盛り上げていこうというふうに考えているところでございます。

     






    19 「鉄腕アトム」とコラボしたNFTトレーディングカード 

    ●知事


     最後に、これ先方からの持ち込まれた企画という感じでもあるんですけども、鉄腕アトムがカードになりましてトレーディングカードを作っておられるんですが、その中に御当地のトレーディングカードというそういうのをやろうと、それで初めて鳥取県のことを取り上げようということになりました。それで先方も、売上金の一部は観光振興に寄付しますよというようなお話もありがたいことにいただいております。それで、これ単なるこうトレーディングカードだけでなくて、それをバーチャルの世界でこれを遊べるようにしようという構想があるそうでございまして、私ども、これについてのコラボをしてSNSを使ったキャンペーンだとか、それからメタバースの中で観光地のアピールをするとか、そうしたコラボ事業を、展開をさせていただこうというふうに考えております。





    20 今後のイベントなど 

    ●知事

     これから2月、3月と議会がございますが、その期間もいろんな本県のイベントや進展もございます。今月の20日には中海テレビさんが中心になりまして、5Gの実証実験を境港で行うことになります。また、3月の1日の日には東郷湖羽合臨海公園でドッグラン、これを本格実施させていただこうと、提供することにしよう考えておりますし、また、キリン公園におきまして、これ東郷湖羽合の一角でありますが、そこで新遊具をお披露目をさせていただきます。3月29日にはこれ日本財団さんや国会議員の方々と一緒になりまして、鳥取でこども家庭庁を目指す、そうしたシンポジウム、イベントをやろうということになりました。これについては、我々も、今、取り組んでいるヤングケアラーの問題など、そうした課題にも話合いの輪を広げていこうというように考えております。

     いよいよ年度末が先々見えてくる状況でございますけども、ぜひ新しい年度、先ほどコロナを乗り越えるというテーマとさせていただきましたが、新しい予算を持って力強いテイクオフになるように県政挙げて頑張ってまいりたいと思います。私のほうから以上です。

     






    21 第6波のピーク越えに対する見解  

    ○朝日新聞 東孝司 記者

     はい、ありがとうございました。それでは各社質問をお願いします。


    ○時事通信 竹原伸 記者

     すいません。時事通信の竹原でございます。会見に関してですが、昨日、厚労省のアドバイザリーボードがコロナの第6波ピ-クを越えたということで、2月上旬にはピークを越えたということで、見解を示されましたが、振り返って知事はどう見ていらっしゃいますでしょうか。


    ●知事

     それは計算上超えたような計算になるということだと思うんですが、実態としては尾身[茂]会長もおっしゃっていますけども、富士山型というか、なだらかに落ちていく公算が高いんではないかと言われます。沖縄県もそうであったというふうに振り返られるわけですね、このピークアウトという言葉に世間がものすごく反応していますけど、これで一気にもうオミクロンがいなくなったかというと、実はそうでなくて山ほど世間に残っているということです。ですから、しばらくは注意が必要だというメッセージも本来であれば併せて、そういう専門家の皆様も注意深く出されるべきではないかと思います。

     どうしても終わった感が出ますと、多分この連休中もそうだったと思うんですが、どうしても行動抑制で普通やっているような予防の意識から離れてしまいますと、あっという間にオミクロンの場合は感染してしまいますし、広がってしまうということがあります。ですから、全国各地見てもそれぞれの地域で行きつ、戻りつの一進一退というのが恐らく本当のところではないかと思います。ですから、そうした分析ということは間違っているとは申し上げませんけども、ただ、そのメッセージの発し方には御注意が必要なのではないかと思っています。

     

     





    22 鳥取市とのオミクロン株対策合同チーム 

    ○日本海新聞 竹久祐樹 記者

     日本海新聞竹久と申します。今日の会見について、ちょっとまずお伺いしますが、今まさに協議中というお話もありましたが、鳥取市との合同チームなんですけれども、これ、具体的に、この後の対策本部会議でも取材をさせていただきますが、具体的にどういったことをこの合同チームでなさろうとされているのか教えていただければと思います。


    ●知事

     実は、非常にちょっと厄介な状況でありますのは、こういうようにクラスターがすごく分かりやすいんですけども、今までは多分、学校とか子どもたちの世界をある程度抑えれば、米子[市]なんかはそういう目論見で、飲食店ではありませんよ、そうした子どもたちの感染が地域とキャッチボールをして広がってるんですよというふうに申し上げました。あのときはそういう見立てができたわけです。ですから、そこの対策をきっちり強化しましたら山が急に下っていったわけですね。それで今回はどうかというと、先ほど申しましたように、この連休中(2月11日~2月13日)にいろいろと人が動いたりしたことによって、多様なクラスター状況、感染状況が生まれてきていて、もうこれが決め手っていうのが、まだはっきり見えないとこなんですね。ただ、そうは言っても、とにかく走りながらでも、片方で分析をし、片方で聞き取りをし、そしてクラスター対策をやったり、あるいはPCR検査で御家族を守るとか、そういうことを進めていかなきゃいけません。

     そういう意味で、かなり負担が鳥取市保健所さんにたまっているんではないかと。そういう意味で私どもも、我々のノウハウもございますので、鳥取市のそうした疫学調査などを中心とした部分に、こちらの専門家を張りつけましてそれで合同チームにしてはどうかというものであります。また、これ以外にも、今、[深澤義彦鳥取]市長さんとも今朝もお話をしましたけれども、何らか、県のほうで例えば人的支援、こういうことをやってくれとか、あるいは例えば検査とか、何か一定の領域は県のほうで肩代わりできないかとか、いろいろおありでしたら、それは喜んで応じようというふうに考えます。つまり、今、東部の、特に鳥取市の局所的な問題のように見えますが、これ、どんどん広がりますので、全県の課題としてやっぱり我々もきっちりこの急上昇を抑えていく必要があるのではないかと思っております。

     

     





    23 県東部での感染状況 

    ○日本海新聞 濱田匡史 記者

     すいません。日本海新聞の濱田です。関連してお伺いします。鳥取市で今、増え始めているというお話の中で、東部ですね、東部ではグループが感染拡大地域に行って陽性になってしまった例というのも見られますというお話ありました。それで、実際に3連休の初日には、金曜日ですか、既に鳥取市保健所が発表した、要は木曜日の検査分ですけども、感染不明経路の割合がすごく多くなっていた印象があります。ひょっとすると、その西部で感染が拡大していたので少しは気の緩みがあって京阪神を中心とした感染拡大地域に入っていたのが多かったのではないかと思うんですけど、それの見立てで分かっていることがあれば教えてください。


    ●知事

     そこはまだ正直、お一人お一人の行動パターン、それがどうつながるかの解明は進んでおりません。ですが、手探りながらもやはり我々として対策を打っていかなければいけません。したがいまして、共同でそのメカニズムの解明も含めて当たっていこうということに踏み切らせていただいたものであります。その感染経路不明というのはこういう状況でございまして、我々も注視をしていました。実は鳥取市でも感染経路不明者というのは、その前も実は上がっていたりしました。

     それで、ただ、これ、一進一退の感じがあったんですが、これがこの後また急に上がってきたんですね。それがこの連休(2月11日~2月13日)明けのタイミングです。それで、これは同じことが実は米子市でも今見られています。ただ、米子[市]の場合は結構ほかのクラスターも見えている状況がございまして、今後のちょっと展開は我々も舵取りができるかどうかギリギリまでやろうと思っているんですけども、東部の場合はかなりそれが急速に増えてきた感がありまして、保健所的には非常に困難な今、状況に入りつつあるということであります。
     






    24 島根原子力発電所の安全協定改定の見通しと再稼働同意の可能性 

    ○日本海新聞 竹久祐樹 記者

     ちょっと会見の内容とは異なりますが、昨日も質問させていただきましたが、中国電力島根原発の関係について再度お伺いをします。昨日、松江市の市長の、おとといでしたかね、市長同意という話もありましたけれども、島根県側は鳥取県1県2市の意見が出揃ってからこの再稼動に向けた判断をすることになるんだろうと思いますが、島根県側はですね、それで、宿題となっている中電側からの安全協定、鳥取県の改訂に関する返答の見通しと、それから来週、県議会開会しますが、この2月定例会で議会のほうで再稼動への議会側の判断が示されれば、県として早ければ春までにこの同意をするような可能性があるのかどうかお聞かせください。


    ●知事

     今日現在ではまだどういう、再稼動についての判断のスケジュールということは、正直まだ設計図が描けません。ただ、島根県さんが我々1県2市を待っておられるということは、ちょっと私はちょっとよく分からないんですけど、ただ、覚書で我々の意見を聞くというふうに島根県知事と鳥取県、あと境港[市]、米子[市]も入っていたと思いますが、そいうい覚書がございまして、それのことかと思いますが、そういう意味で我々の動きというのを先方は見ておられるのは間違いないと思います。それで、その再稼動の判断のスケジュールはまだ設計図描けない状況でありますけれども、進展が若干ありましたのは、今日、中国電力から改定協議を行いたいと、協議会を開催したいという申し入れがございまして、今日の午前中に米子市、境港市と相談をして、明日(2月18日)、その改訂協議会の開催を行うことといたしました。

     具体的には明日の10時からだったと思います。私は出席しないんですけれども、職員が出席をさせていただきます。我々が昨日もいろんな話をしていますので、先方も反応されたのかもしれませんし、詳細はよく分かりません。また、どういう内容の打ち返しをされるのか、それも分かりませんが、我々としてはその内容、返される返答の内容に注目させていただきたいと思います。それで、その後の話ですね、そこから先の話、その後、我々として、これはもう議会に一旦お話をしようというような動きであれば、それはまた議会のほうに御説明ということを急遽お願いすることになろうかと思いますし、また、空の解答だったらというような、あまり考えたくないようなことであればもう一回、いつ開くのというような話をしなければいけないかもしれません。ちょっと明日になってみないとそこは分からない、設計図が描けないということです。
     





    25 ANAからの出向者が本県にもたらした効果と今後の展開 

    ○読売新聞 安恒勇気 記者

     読売新聞の安恒です。今度また県内でANAの客室乗務員、人材を受け入れるということなんですけれども、今まで県でも木村さんと金井塚さんを受け入れられましたけれども、木村さんと金井塚の働きっぷりというか、それとあと県にもたらしている効果とか、何かそういうの見えて出てきている部分っていうのがあればというのと、あと、この日本海テレビに出向するということは、どういう展開になりそうかという知事の期待みたいなんで、聞かしていただければなと思います。


    ●知事

     これについてはその就職先のほうに聞いていただいたほうがいいのかもしれません。ただ、前半のほうにつきましては、木村[みゆき]さんについては観光の専門家として私ども迎え入れをさせていただきまして、例えば木村さんの人脈を生かしてそれで旅行商品を開発をされました。それはハイエンド商品ですね。どちらかというと所得の高い人たち向けの商品、それで、それを倉吉[市]の庭園のお披露目を兼ねた、そういうレストランでの食事なども含めてされたりしまして、非常に実は評判よかったです。こういうようなことなど県内各地の観光素材、それを磨き上げていただいたり、また、おもてなしのアドバイスを県民の皆様にいろんな形でしていただいたりいたしまして、実はそろそろ任期が来るかなと思うんですが、感謝の気持ちでいっぱいであります。

     また、金井塚[千秋]さんも本当に空を飛ぶことと、鳥取県庁で働くこと両立させて大変に生活も変わって大変だと思うんですが、非常に元気にお仕事をしていただいていまして、ここに若干書かさせてもいただきましたけれども、こういうとっとりdiaryという、こういうページであちこち行かれて、それでそのときの発見だとかそういうものを日記風に出していただいたりして、観光の宣伝やあるいは鳥取の移住定住のそういう宣伝をしていただいているなというふうに思っております。非常にそういう意味でなかなか我々では得がたい、地元で得がたい人材なもんですから、金井塚さんの場合は本来語学も堪能でいらっしゃいますので、海外も含めた発信、これからまだ任期もございますので、していただけるんではないかと思っています。


    ○読売新聞 安恒勇気 記者

     いいですか。それに関連して、やっぱりANAといったら県内の東京との航空便の便数の維持とか、増便、減便とかに関わると思うんですけれども、こんだけ受け入れてると言ったら、言い方悪いですけれども、何か例えばこれに関連して、会社側から、何かこういうことしているから維持したりとか、そういうそれに関する感触みたいのってあったりしますか。


    ●知事

     それはありません。申し訳ないですけど、ありませんが、ただ、私たちの気持ちとしては、鳥取県は2つ空港があって、両方ともANAさんの飛んでおられる空港でありまして、特に関東方面等、あるいは世界からということになりますと、ANAさんとのタイアップというのは絶対に必要だと。それで、今、経営的に厳しいんだろうと我々思っています。ですからこういうときに、言わば我々なりの支援をさせていただくことが、我々の地域の誠意ではないかというふうに思っております。ただし、下心がないかといったらうそでございますけども、ただ、そういう気持ちで純粋に、今こうした人材の受入れということをさせていただいています。
     

     




    26 県東部への強い新型コロナ対策の考え 

    ○山陰放送 日野彰紀 記者

     BSSの日野です。コロナについての話に戻りますけれども、今の東部の状況がピークに至る前の西部に似ているんではないかというようなお話でありました。それで、そのころ西部では外出自粛の呼びかけであるとか、あるいはその学校での何らかの対応が必要ではないかというようなことを呼びかけてこられたと思うんでけれども、今日、今、示されたところでは県民への呼びかけといったようなところにとどまっていますけれども、そういった西部でやったような強い対策をお考えではないですか。


    ●知事

     今、鳥取市側と協議をしていますが、[深澤義彦]鳥取市長さんのほうからは、そうした一定の行動の抑制ということも、県のツールを使っても呼びかけてもらいたいと。こういう御要請もございます。共同でやることだと思いますので、今、その内容を詰めているところでございます。
     



     

    27 新型コロナワクチンの小児接種 

    ○毎日新聞 野原寛史 記者

     毎日新聞の野原です。子どものワクチンの件でお伺いします。3月4日から始まるということですけども、これまで12歳以上に関しては県のほうでかなりワクチン接種のPRというのを去年やっておりました。それで子どもは今回の幼い子どもたちは、ちょっとまた状況は違うとは思いますけれども、十分なPRをしなければ恐らく接種率っていうのは上がってこないと思いますけども、県として今どのようにお考えでしょうか。また、あと、大体対象人口の77%接種可能な量を確保したということですけども、県としてどのくらい接種率を見込んでいらっしゃるんでしょか。


    ●知事

     これは非常に難しいところで、実は先日、全国知事会でコロナ対策を話合いましたけれども、私も実は冒頭の話の中で申し上げたわけでありますが、非常に今スタンスが取りにくいという悩みがあります。と申しますのも、政府のほうのスタンスがいま一つ伝えにくいんですね。政府の厚生科学分科会、審議会ですかね、何かそうした専門のとこで議論をされて結論得られたということでございますけども、その内容というのは[子どもの接種について]努力義務ではないと、しかしながら勧奨対象であると、こういうことでありましてこれを分かりやすく住民にどう伝えたらいいのかっていうのが非常に難しいんですね。ですから、我々もどういうふうに住民の皆さんにアプローチしたらいいのかっていうのはなかなか分かりにくいと。実は国の制度では勧奨対象というのは接種券を送るということです。ですから、接種券を送るということで接種のお気持ちがあれば受けてくださいねということを地方自治体側でお示しをするということであり、そこの中にいろんなパンフレットなり、何といいますか、説明書きがございますのでそういうところでということだと思います。それで我々としてはできるだけ国のほうで正確な情報なり、材料を出していただいて、それ、私たちもそれをPRさせていただきたいというふうに思っております。

     1つは特に基礎疾患のある子についてはぜひ打っていただいたほうがいいと思います。これは専門家も異論のないところであります。そのほかのお子さんにつきましてはいろいろワクチンについての考え方もありますし、特に子どもさんの場合は重症化の比率がそんなに高くないということもあって、そこはどういうふうに考えられるかっていうのは選択に委ねられるところがあると思うんですね。それでその辺の我々としての例えばワクチンはこういう効用がありますよとか、そういうような正確な情報をできるだけ出すということはあると思うんですが、とにかく受けてくださいっていうことは努力義務でないと国が決めてしまったもんですから、書きにくくなったといういこともありまして、どこの自治体もちょっと今、困っているっていうか悩んでいるところです。


    ○毎日新聞 野原寛史 記者

     その解決のために今後どういった行動をお考えでしょうか。


    ●知事

     これはこの間も[全国]知事会でも話合いましたし、それを多分週明けくらいだと思いますが、今日も[金子恭之]総務大臣と話す機会がありますので、そうした場などで我々の考え方は申し上げたいと思います。これ、実はかなり多くの知事さんが同じこと言っていますんで、知事会のコンセンサスのような話だと思っています。ただ、その一方で我々として得ている情報は丁寧に県のホームページですとか、あるいはいずれチラシを配るという機会もあるかもしれませんので、そういうときに準備をしていきたいと思います。残念ながらちょっと材料が、そこがつい最近、努力義務ではないと決まりましたので、ちょっと今、集めにくいというか、つくりにくくなっているという状況ですね。
     

    28 子どものマスク着用 

    ○日本海新聞 濱田匡史 記者

     知事、すいません。日本海新聞濱田です。マスクの着用ですね、子どものマスク着用についてちょっとお伺いします。マスク着用の、知事がおっしゃっている趣旨っていうのは我々理解しておりますし、今回ネットを中心に必要以上にその炎上みたいな形になりましたけども、多分その背景には、なかなか小さい子どもが自分の気持ちとか状態を十分に大人に説明ができないという、その意思伝達が難しいところで線引きをしてマスクを着用するのに親のほうが不安を感じてしまっているところがあるのかなと思うんですけども、今回その県の今日出された資料によりますと、どの年齢においても本人の調子が悪い場合は無理して着用させる必要はないっていう文言を入れています。ただ、これだけでは多分なかなか初めて子育てする親御さんとか判断が難しいのかと思うんですけど、例えば県のほうでガイドラインというと大げさかもしれないですけど、こういった場合には無理に着用させる必要はないよねとかいう分かりやすい何かその簡単なパンフレットみたいなものっていうか、指標みたいなものをおつくりになるようなお考えってありますか。


    ●知事

     これがすごくシンプルに実は中でも話し合ってみたんですけども、書かせていただきました。要は幼稚園等、幼稚園で実はマスク今までもつけているんです。それで、幼稚園と同じような年齢の子どもたちはそれは恐らく大方はできるはずです。もちろんできない子はつける必要がないと。大体2歳児がどうもイシュー[論点]になっちゃったんですね。これとっても不思議な現象でして、2歳児につけろというキャンペーンは誰も張ってないんですけども、そういう1つの偶像がつくられてしまって2歳児にマスクをつけるとはどうのこうのっていう話になってしまったと。それで、ここは我々もともと意図しておりませんので、もともとはそんな幼稚園でもつけているわけでもございませんから、この辺は無理につけなくてもいいですよという整理をさせていただいたほうがすっきりするんではないかということです。

     ただ、もちろん、マスクは用意させていただいて我々不織[布]マスクも配っていますし、親御さんによってはやっぱりほんとに保育園は、今うつりやすいので保育園に行くときにつけられるお子さんはつけたいということもあるでしょうし、その辺を選択をしていただければいいのではないかと思います。今回ちょっとこれで考え方をまとめさせていただいて、園なり、あるいは世間に向けて我々の考え方は、さっきパンフレットでお話がありましたが、マスクだけでパンフレットを作る必要は多分ないと思いますので、保育園での過ごし方のような形でこういうどうやってお子さんを守るか、御家庭向けや保育園向けを念頭に置いて整理をさせていただきたいと思います。
     

     

    29 岡山市の虐待事件を受けて県として取り組むこと 

    ○日本海新聞 竹久祐樹 記者

     ちょっとこれも会見の内容と異なりなすが、ちょっと全国的に大きなニュースになりましたのでお伺いをします。岡山市で、昨年の9月に当時5歳の女児が鍋の中に立たせ続けられて、母親と交際相手の男が逮捕されるという事件がありました。それで、児童相談所はこの接触開始から、保護者の12回ほど面会をしていたんですけれども、報道によりますと、結果として事件を防げなかったということで、それで、全国的に見てもこの虐待の相談件数というのは増えているんですが、一方で児童福祉司の数などは思うように増えてなくて、この人手不足を含めた児童相談所の体制の整備っていうのは課題になっているんだろうと思います。

     それで鳥取県新年度の当初予算案でも送迎バスのドライブレコーダーの設置補助なんかも盛り込まれていたりして、子どもを守るための予算、積極的に計上されていますし、子育て・人材局をはじめ、執行部の皆さんには敬意を表するところですが、今回のような事件を受けて、県として何か取り組もうとされていること、あるいは取り組まなければならないと知事御自身思われていることがあればお聞かせいただければと思います。


    ●知事

     今回の岡山[市]での事件につきましては心から御冥福をお祈り申し上げたいと思いますし、こういう残念な事件がないように社会全体で我々子どもを守る力というのをしっかりと育んでいかなければならないのだというふうに思います。実は岡山さんはどうされているかちょっと我々詳細分からないんですが、鳥取県でも、過去にもこういう事案というか、似たようないろんなケースがございまして、それでそういうたびにいろんな議論をしてきました。それで本県は介入24時間というルールが完全に確立していまして、早めに介入をしていくということ。それから今度またアドボカシー[子どもの意見表明をサポート]を全国で初めて導入しようと考えているんですが、そういう対象の子どもたちを守る、これは児童相談所が行き過ぎないようにということも含めて、そういう制度を立ち上げようとか、実は年々工夫をしてきています。

     それで全国ではかなり児童相談所の職員減らしてきていますが、本県はそこ職員減らさずに守ってきている県、珍しい県です。それでそういう中で、ちょっと米子[市]で事件があったことがございまして、これ別に亡くなったとかそういうことではないんですけども、むしろ人を増やすような体制を、これ2、3年前ですか取ったこともございます。これからも臨機応変にこういう事象、この後多分分析がされると思うんですね。それでどの辺にどうというシステム上の課題があるのか、それを我々も他山の石として参考にさせていただき、児童相談所が全うな機能が果たせるように鳥取県としても努力してまいりたいと思います。


    ◯朝日新聞 東孝司 記者

     各社、質問よろしいでしょうか。はい、では会見終わります。知事ありがとうございました。


    ●知事

     どうも、ありがとうございました。
     

      

     ※広報課編集
      [ ]については、広報課で補足説明しています。

    Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000