防災・危機管理情報


  
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2016年11月8日

現代部会は、紙の博物館(高知県いの町)にて資料調査を行いました。

 現代部会は10月19日・20日の両日、高知県いの町紙の博物館で、戦前戦後の製紙業に関する小路位三郎(こうじいさぶろう)関係資料の調査を行いました。小路氏は明治41年旧伊野町の出身で、高知工業学校卒業後、昭和4年に土佐紙業組合立製紙試験場に技手として指導業務に就き、生涯にわたって製紙技術の開発と業界振興に努めた人物です。  
 和紙をめぐる鳥取県と高知県との関係は古く、明治20年に吉井源太(よしいげんた)が巡回教師として来県したのを皮切りに、新谷出来太郎(しんたにできたろう)、井上和水(いのうえわすい)らが高知の製紙技術を鳥取県に導入しました。昭和12年から15年にかけては、後に日本手漉き紙工業組合聯合会の理事となる森澤武馬(もりさわたけま)氏も鳥取県製紙試験場で地方商工技師を務めています。  
 森澤氏の後に本県に技師として赴任したのが小路位三郎氏で、昭和16年から30年まで鳥取県商工奨励館(のちに工業指導所、現鳥取県工業試験場)に勤務し、昭和22年からは県工業試験場長を務めました。戦後和紙産業が衰退傾向のなか、和紙を文化財として保護することを模索しつづけました。(以上、参考「いの町紙の博物館開館30周年記念収蔵品展-小路位三郎コレクションを中心に-」平成28年3月発行)  
 いの町紙の博物館が所蔵する小路位三郎コレクションのうち、鳥取県時代のもので特筆すべきは、鳥取県地方工業化委員会関係書類、風船爆弾の製造に関するもの、戦後の鳥取県輸出和紙研究会に関するもの、鳥取県商工奨励館の図面など、いずれも貴重な資料を撮影させていただきました。お忙しいなか展示案内をしていただいた別役館長様、資料解説をしていただいた池様には、この場をお借りして御礼申し上げます。

小山委員による資料調査の様子の写真
小山委員による資料調査の様子

県史編さん室

公文書館 2016/11/08 in 県史編さん室,調査

2016年10月25日

「歴史資料の保全に関する緊急アピール」が発表されました。

 今回の鳥取県中部を中心とする地震に関して、鳥取地域史研究会と山陰歴史資料ネットワークが連名で資料の保全についての緊急アピールが発表されました。

公文書館 2016/10/25 in 県史編さん室,公文書担当

2016年10月19日

平成28年度 第2回考古部会を開催しました。

 平成28年10月18日(火)、第2回考古部会を開催しました。  

 会議では、今年度の事業の進捗について報告するとともに、平成29年度事業の進め方や資料編刊行後の事業のあり方などについて協議しました。

考古部会での協議の様子の写真
考古部会での協議の様子

県史編さん室

公文書館 2016/10/19 in 会議など,県史編さん室,考古

2016年10月17日

民俗部会がはこた人形・土天神など郷土玩具調査を行いました。

 民俗部会は、10月13日と14日の2日間、鳥取県の郷土玩具の資料調査を日本玩具博物館で行いました。  

 今回の調査は、新鳥取県史編さん調査委員の関本明子氏(倉吉博物館学芸員)が担当しました。  日本玩具博物館は、地元倉吉にもあまり残っていない戦前のはこた人形(倉吉市)と土天神(県中西部)を所蔵しており、重要資料として調査しました。
 
 これらの調査の成果は、平成30年度刊行予定の『新鳥取県史 民俗2 民具編』に反映させたいと思います。  御協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

写真1
(写真1)日本玩具博物館の様子


写真2
(写真2)日本玩具博物館の展示室の様子


写真3
(写真3)日本玩具博物館所蔵のはこた人形

県史編さん室

公文書館 2016/10/17 in 県史編さん室,調査

2016年10月17日

平成28年度 第2回 現代部会を開催しました。

 平成28年10月8日(土)、第2回現代部会を開催しました。  

 会議では、今後刊行予定の「政治行政編」「社会経済文化編」の調査対象資料などについて協議しました。

現代部会での協議の様子の写真
現代部会での協議の様子

県史編さん室

公文書館 2016/10/17 in 会議など,県史編さん室

2016年9月30日

平成28年度 第2回 近世部会を開催しました。

 平成28年9月27日(火)、第2回近世部会・史料検討会を開催しました。  

 会議では、29年度刊行予定の『因幡編』、30年度刊行予定の『地誌編』のスケジュールなどを協議し、史料検討会では、『因幡編』へ掲載する史料の選定を行いました。

写真1
(写真1)近世部会での協議の様子


写真2
(写真2)パソコンの画像資料と文書目録から史料選定をする委員

県史編さん室

公文書館 2016/09/30 in 会議など,県史編さん室,調査

2016年9月12日

近世部会が愛媛県大洲市立図書館で資料調査を行いました。

 近世部会では、9月6・7日の両日、大洲市立図書館(愛媛県大洲市東若宮)で資料調査を行いました。 

 大洲は伊予の小京都と呼ばれる城下町で、大洲藩加藤家の初代貞泰(さだやす)は、入封前の慶長15年から元和3年(1610~1617)まで米子を治めていました。大洲への転封に伴い多くの家臣団も移住したため、米子と大洲の方言は似通っていると言われています。
 
 また、米子・大洲ともに、江戸時代の著名な学者中江藤樹(なかえとうじゅ)が過ごした地であるなど、意外な共通点があります。  

 今回の調査では、米子時代の加藤貞泰と所縁の深い清洞寺(せいとうじ)という寺院に関する資料の写真撮影を行いました。  

 今後は、平成30年度刊行予定の『新鳥取県史資料編 近世7 編纂物(仮)』への掲載に向けて、解読・検討を進めていきたいと思います。御協力いただいた皆様にあつく御礼申し上げます。

大洲市立図書館の写真
大洲市立図書館

県史編さん室

公文書館 2016/09/12 in 県史編さん室,調査

2016年8月16日

民俗部会は「木地師・塗師関係資料」の調査を行いました。

 民俗部会は、7月29から31日の3日間、江府町歴史民俗資料館及び鳥取県立博物館、倉吉博物館にて木地師(きじし)・塗師(ぬし)関係資料の調査を行いました。
 
 調査は、平成28年度から新鳥取県史編さん調査委員になっていただいた木地師に関する研究者である木村裕樹氏(龍谷大学講師)が中心となり実施しました。
 
 江府町歴史民俗資料館では塗師が椀を磨くことに使用した「足回し下地ろくろ」、鳥取県立博物館では木地師が使用した手挽き轆轤(ろくろ)、倉吉博物館では手挽きを足踏みに改造したと思われる轆轤などを調査しました。  

 これらの調査の成果は、平成30年度刊行予定の『新鳥取県史 民俗2 民具編』に反映させたいと思います。御協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

写真1
(写真1)江府町歴史民俗資料館における調査の様子


写真2
(写真2)鳥取県立博物館における調査の様子


写真3
(写真3)倉吉博物館の関本学芸員と意見交換する木村調査委員

県史編さん室

公文書館 2016/08/16 in 県史編さん室,調査

2016年7月13日

平成28年度 第1回 鳥取県新鳥取県史編さん委員会を開催しました。

 平成28年7月11日(月)、第1回鳥取県新鳥取県史編さん委員会を実施しました。
 
 公文書館会議室で行われた委員会には、8名の委員に御出席いただき、平成27年度の各部会事業の実施状況について報告を行った後、平成28年度事業等について協議しました。

編さん委員会の協議の様子
編さん委員会での協議の様子

県史編さん室

公文書館 2016/07/13 in 会議など,県史編さん室

2016年7月13日

平成28年度 第1回 近代部会を開催しました。

 平成28年7月10日(日)、第1回近代部会を公文書館会議室で開催しました。
 
 会議では、平成27年度事業の実施状況を報告した後、平成28年度事業及び資料編『近代5 行政2 経済社会文化』刊行に向けた作業スケジュール等について協議しました。

近代部会での協議の様子の写真
近代部会での協議の様子

県史編さん室

公文書館 2016/07/13 in 会議など,県史編さん室

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