鳥取砂丘レンジャー日記

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2011年12月4日

厳しい寒さの冬は間近

鳥取砂丘の冬は、強い北東の季節風が吹き荒れ砂嵐の毎日が続きます。
この厳しい環境に耐えしのいで春を待つ生き物・植物たちが沢山います。
厳しいと言っても文字では表現しきれないので、冬を耐えしのいだ”木”を写真で紹介します。

下の写真は長年の間、砂丘を見続けた「ニセアカシア」の木ですが、枝は南西方向に偏っており北西の季節風の強さが感じられます。
ニセアカシア

更に、木の幹を見ると北西側は表面の樹皮が無く芯の部分が露出しています。
これは北西からの強い飛砂によりダメージを受けたものと考えられます。
樹皮の無いニセアカシア

最近の一週間の強風による飛砂で下の写真の様なダメージを受けた木もあります。
飛砂の影響

一週間前は幹全体が左半分の黒ポイ色で覆われていましたが、右半分は北西からの飛砂により表面が削り取られた状態となりました。
これが、長年続くと上の写真の様に樹皮が無くなってしまうのですね。

厳しい冬がやってきます、冬の厳しさを体感するのも砂丘の形成を理解するのに必要と考えます。
皆様も、天気予報を見て鳥取県東部に強風注意報が発令された時に一度体感して下さい。
但し、想像以上の厳しさであり完全防備の服装でお願いします。

(赤レンジャー)

砂丘事務所 2011/12/04

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