2018年12月13日

2018年12月12日 沖底(網代)

この日は網代港地方卸売市場で、アカガレイの市場調査と魚体購入および松葉がに(雄のズワイガニ)を行いました。

この日は、境港からの陸送(親がに:雌のズワイガニのみ)が1隻と、地元船1隻の水揚げと隻数は少なかったです。ただ、水揚げ船1隻がアカガレイは全規格を漁獲しており、松葉がにも大型中心に水揚げされており、テンションが上がったこともあり、2時間半ほど測定しました。

ちなみに、この日は、この後海況が悪くなる予報でしたが、好水揚げだった水揚船は、勢いのままに、すぐに出港されていました。そのため、漁場は聞けませんでしたが、漁獲物の感じから、青谷沖水深300-600mあたりで深場中心で操業していたと思います。
水揚げ状況 沖底船の出港

アカガレイは標準体長30cm弱の5番を中心に、170箱程度水揚げしていました。
多くのメスは、卵巣が発達し、腹腔内までせり出してきていました。まさに旬を迎えたアカガレイ、この時期は価格が高いですが、大きく卵を持った魚を是非ご賞味ください。間違いなく美味しいです。
アカガレイ1番と半端 本日の漁獲の中心の5番規格のアカガレイ

松葉がには、大きく足の長い見栄えのするカニが多かったです。
先週の協議の結果、今週からズワイガニの漁獲規制を強化しました。この情報と消費ニーズの向上から、急に単価が上がっています。
松葉がに2番 松葉がに6番

親がには、境港からの陸送船による上場が大半でした。
親がに(雌のズワイガニ) 

【おまけ】
沿岸のイカ釣漁船は、スルメイカ(バラサイズ主体で40入等あり)を中心に、白いか(ブドウイカ)、赤いか(ソデイカ)を漁獲していました。また、小型のスルメイカをエサに、マダイやヒラマサ、ブリを釣っていました。
1隻は、漁火に集まってきたマルソウダをタモですくったそうで、試しに1箱出荷したとのこと。
スルメイカ(40入) 白いか(ブドウイカ)を墨袋除去した「鳥取墨なし白イカ白輝星」
ソデイカ(赤いか)とマダイ 手前がヒラマサ、奥がブリ

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