防災・危機管理情報


 鳥取県の沖合海域では、漁業関係法令により漁業者や遊漁者が遵守すべきルールが定められ、適正な漁場の利用が図られています。

 境港水産事務所に所属する漁業取締船「はやぶさ」は、これらの漁場における漁業秩序の維持と水産資源の保護を目的とし、法令に則った取締活動を行っています。

はやぶさ全景

  

「はやぶさ」の業務について

取締業務

はやぶさでは次のような取締業務を行っています。

海面における取締業務

鳥取県の海面における鳥取県漁業調整規則等に基づく取締、及び漁業権の設定してある海域における水産動植物(あわびやさざえ等)の密漁の取締、並びに漁業関係法令の周知、啓発

内水面における取締業務

県内の河川や池等における鳥取県漁業調整規則等に基づく取締、及び漁業関係法令の周知、啓発

漁期前及び漁期後検査

鳥取県漁業調整規則に基づく操業期間開始前、及び終了後における漁業者に対する直接指導等

はやぶさの運航に関する業務

運航

はやぶさには6名(甲板部3名、機関部3名)の乗組員が乗船し、操船、機関運転、出入港作業、取締機材の運用等を行っています。

当直

 長時間の航海では当直による輪番体制をとっています。なお、はやぶさには機関制御室が無いため、船橋において機関当直を行っています。

船内生活

一般的な食事時間を跨ぐ出港の際には、レトルト食品などの軽食を交代で取っています。なお、船内の居室は個室となっています。

船体保守整備

滞りない取締業務を実現するために、乗組員により日常的に点検整備を実施しています。乗組員による整備が不可能である船底部の塗装や主機関の整備、法令に基づく定期的な検査工事に関しては、ドック(造船所)に入渠し整備工事を実施しています。

その他

遊漁船への立入検査

遊漁船業の適正化に関する法律に基づき、対象船舶への立入検査を実施しています。

海面利用状況調査

近年増加している遊漁船のトラブルを受け、令和6年度からは遊漁船業安全管理推進事業による「海面利用状況調査」を実施しています。

事務作業

はやぶさに関する事務手続き(燃料油に関する手続き、ドックに関する手続き、各関係機関への報告・申請等)は乗組員が行っています。

勤務形態

通常は日中に鳥取県沖合の取締を行い、漁場形成状況に応じて夜間の取締を行っています。また、海面における取締の他に沿岸部等の陸上からの取締も実施しています。


「はやぶさ」の特徴及び主要目

特徴

  • 減揺装置による悪天候下での安定航行に加え、2機の主機関と軽量化された船体による時速67キロメートル以上での高速航行の実現
  • 高い作業性を有するフラットな甲板設計
  • 夜間における機能的な取締を可能とする近赤外線機能付き海上監視カメラシステムの装備
  • 鳥取県の特産品である20世紀梨を彷彿させるグリーンの船体塗装

主要目

船舶所有者 鳥取県
船籍港 鳥取市
係留地 境港市
船種資格 第三種漁船
建造場所 ジャパンマリンユナイテッド株式会社横浜事業所
進水年月日 令和2年9月10日
総トン数 72トン
全長×幅×深さ 30.1メートル×5.7メートル×2.8メートル
機関 ディーゼル機関 2機
連続最大出力 1,763キロワット/2,373回転毎分×2
燃料搭載量 13キロリットル
航海速力 36ノット(67キロメートル毎時)以上
航続距離 532海里
乗組員数 6名

 

 はやぶさパンフレット画像

  はやぶさパンフレット (pdf:397KB)

 
  

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鳥取県境港水産事務所

電話

0859-42-3167

ファクシミリ

0859-42-3169

E-mail

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