クマの秋の出没にはブナやミズナラ等の堅果類の豊凶が影響していると言われており、県は毎年、堅果類(ドングリ類)の豊凶調査を行っています。
ドングリ類の豊凶調査報告(令和7年9月13日時点中間報告)とツキノワグマ出没注意喚起
9月13日時点で県内27箇所の調査を終えた結果は、ブナは凶作の見込み、ミズナラは大豊作、コナラ、クリは例年並の結果でした。
秋季は冬眠に備えて餌を求め、人里にクマが下りてくるおそれがあり、12月中旬頃まではクマと遭遇する危険性が高くなりますので、特に注意が必要です。
クマは冬眠前の秋に餌を求めて活発に活動し、人里近くにも出没します。
人身被害を防ぐには、遭遇しないことが重要です。
キノコ狩りやハイキングなどで山へ出かける際には、ラジオやクマ鈴を活用して人間の存在をクマに知らせましょう。
クマによる人身被害防止のポイント(不意な遭遇を避ける、誘引物を除去する)
- 山林近くではクマが活発に行動する早朝や夕方の一人での外出(散歩等)は避ける。
- 鈴やラジオで音を出しながら行動する。(クマが人の接近を察知して人を避けます。)
- 柿や栗の収穫は早めに。利用しないものは早めに取り除くか、伐採しましょう。
- 食材や生ゴミを屋外に置かない・捨てない。
- 柿等の果樹園には電気柵を適切に設置する。
- クマと出会った場合は、慌てず、ゆっくり後退してその場を去る。大声を出したり走ったりすと、かえってクマを興奮させることにもなります。落ち着いて、刺激しないようにしましょう。
- 住居や道路周辺にクマが潜みやすいヤブがある場合は、刈り取って、見通しを良くしましょう。
※人里、山の中に関わらず、クマを目撃したり、痕跡(足跡等)を発見したら、最寄りの市役所・役場か警察にお知らせください。出没情報を共有し、人身被害がおこらないようにするために必要です。
県内のツキノワグマの目撃・痕跡情報の位置図です。
出没地域にお出かけの際は、クマに出会わないための対策を心がけてください。
※マップ左上のボタンを押すと、過去の情報も選んで表示させることができます。
※わなの設置場所が分かると危険なため、捕獲の位置情報は公開していません。
鳥取県データ連携基盤 クマ出没情報 (パソコン表示のみ)
県内のツキノワグマの目撃・痕跡情報(日時・場所等)です。 令和7年度は9月19日時点
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令和元年以降の県内のクマの出没件数(月別)の推移(表・グラフ)です。
県内のクマの出没件数(月別)推移 (pdf:44KB) (R7年3月31日時点)