木山 真大(生活環境部 緑豊かな自然課/平成17年度採用)

中堅職員

中堅職員からのメッセージ

職員メッセージ動画

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 https://youtu.be/YsOSpeTp0EU

 

中堅1

これまでの経歴

 平成17年4月~ 生活環境部 公園自然課
 平成20年4月~ 生活環境部 食肉衛生検査所
 平成24年4月~ 中部総合事務所生活環境局 環境・循環推進課
 平成26年4月~ 西部総合事務所福祉保健局 健康支援課
 平成29年4月~ 西部総合事務所生活環境局 生活安全課
 令和 3年4月~ 現所属

 

 

 

 

現在の業務内容

 野生の鳥獣に関わる仕事をしています。例えば、山奥での生息域が拡大しているシカの捕獲の推進や、ケガや病気をした野生鳥獣の保護、豚熱や鳥インフルエンザといった野生動物の感染症に関することを主に担当しています。

 

 

仕事のやりがい

 一般的な獣医師の仕事というと、動物病院などでの動物の治療だと思いますが、それらの仕事は基本的に、動物あるいはその飼い主に対し、1対1で行っていくものです。
 それに対して、県職員としての獣医師の仕事は、広い意味での県民の方であったり、動物、施設といったように、1対1ではなくて県全体に対して対応していくということが、一番大きな違いだと思います。
 また、実際に仕事を行っていく上では、動物の診療であれば、内科学とか外科学とか動物に直接かかわる分野の知識が必要となります。
 一方で県職員の場合は、所属を異動しながら様々な分野の業務を行っていくため、動物を診療するための知識が求められる業務もあれば、この他にも、例えば公衆衛生学や家畜衛生学の知識が求められる業務もあって、大学で学んだ幅広い分野の知識を活かしながら仕事ができるので、非常にやりがいを感じています。

 

 

印象に残った出来事

 インパクトのあった出来事ですが、野生のツキノワグマが誤ってイノシシの罠に掛かってしまったので、そのクマを麻酔で眠らせて、保護して山奥に帰すといったような、普通だとできないような経験をすることがありました。
 また、総合事務所の時ですが、収容した犬や猫を、必要に応じて病気の治療をした上で、引き取りを希望される新しい飼い主さんに譲渡するという仕事をしていました。県のイベントや町中などで譲渡した飼い主さんと再会することがあって、飼い主さんの方から「その節はありがとうございました」と声をかけてくださったり、引き取った犬や猫の近況を楽しそうに話していただいたこともあって、その時はとてもうれしい気持ちになりました。

 

 

県職員の魅力

 今の業務でいうと、豚熱や鳥インフルエンザのほか、新型コロナウイルスへの対応に関わる業務など、その時代の最新かつ重要な課題に対応していく機会を与えられます。そういった中で、獣医師としての専門的な知識を求められます。その中で、中心的な役割を任せてもらえる機会も数多くあるので、非常に高いモチベーションで仕事していくことができるという点が、魅力的な部分ではないかなと思います。
 プライベートな面でいえば、仕事と休みのON・OFFがしっかりしていることがあげられます。休む時はしっかり休んで、自分のことだけでなく、家族や地域の活動に時間を充てるという方も多いと思います。

 

 

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現場を任される責任

 特に地方機関の場合、現場で対応するときには、必ずしも定められたルールがそのままには当てはまらない場面もたくさんあります。通常公務員は、業務を行う上で自分自身の判断だけではなく、組織としての判断が求められます。一方で我々のような技術系職員の現場になると、その場で即断即決して対応しなければならない場面も多くあります。例えば食肉衛生検査所でのエピソードだと、「検査したその牛や豚の肉が食用として使えるか、使えないか」ということを、組織ではなくて、その現場で自分自身の判断で決断をします。そういう意味では自分の判断を多く求められる機会が多いので、責任とやりがいがある仕事だと思います。

 

 

これからの目標

 県職員はどうしても異動が伴いますので、長年仕事をしていても、常に新しい知識を求められますし、経験も次々と増えてきます。そういった意味では、どんどん自分から新たな知識や経験を追求していくことが必要ですし、自分自身のスキルを高めていくことは常に目標でもあります。
 それに、後輩職員も増えてきていますので、私が経験してきたものや積み重ねてきた知識をしっかり伝えて、県職員の中で活躍する獣医師を増やしていきたいということも、目標の一つになっています。
 後輩に対しては、自分もそうだったんですが、学生時代での学びっていうのはやっぱり実際の経験とは違うので、一番は現場に出た時に困らないように、自分が困ったことは伝えるようにして、「これはやったらいけない」「これをやったら危険」といったことをまずは伝えるようにしています。

 

 

中堅職員5

 

 

 

 

  

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