手づくりの「作業マット」紹介

 ジョイント栽培では作業動線が単純になった一方、交配、摘果、袋かけ等の一連の作業において、慣行栽培に比べ上向き作業が続くため、首がひどく痛む、体調不良になったといった声が多く聞かれます。また、このような作業負担が続くと作業スピードも下がってくる可能性も示唆されます。市販のアルミ台がありますが、作業面と身長との高さが合わない、持ち運びの回数が多いといった状況にあります。

 こういった課題に対応するため以前は「らくらくマット」という作業マットが販売されていましたが、現在は販売されていません。そこで、手作りで身長と棚の高さを合わせることが出来、持ち運びを少なくして効率的に作業できることを目的とした手作りの「作業マット」を紹介します。

 この「作業マット」の特徴は、乗る面が広く、昇降の回数が少なくなること、移動歩数も減り、背伸びをする回数やぐらつきが少ないことです。

 手作りの「作業マット」の材質は、スタイロフォームという軽い素材を使用しており、持ち運びも楽に出来ます。足の負担を軽減するため、ラバーマットというクッション素材を表面に貼り付けてみるのもお薦めです。

 作り方はとても簡単。スタイロフォームを好みの大きさにカットし、強力接着剤で貼り合わせ、ドリル等で穴を開けてパイプ等を差し込むだけです。

 御自身の果樹園の棚の高さと身長に合わせ、マットの高さや広さは好みに応じて作成してください。材料はすべてホームセンター等で揃えることが出来ます。いかに楽に早く出来るか、その一助となれば幸いです。

作り方はこちらです→(htm:3KB) (pdf:511KB)

 

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