鳥取療育園のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
鳥取療育園(以下、当園)は鳥取県東部の一市四町(鳥取市、岩美町、八頭町、若桜町、智頭町)にお住まいで、発達に心配のあるお子さんや障がいのあるお子さんの相談や支援を行っている県立機関です。45年以上の歴史を持つ組織であり、そのミッションは「肢体不自由児及び発達に遅れのある児童に対して、日常生活動作の訓練、指導、相談等必要な療育サービスを提供することによって、それぞれの児童の適性に応じた育ちを支援する」ことです。組織は総務担当、通園担当、外来担当、地域支援担当の四部門から構成されます。
令和7年4月1日からわたしたちは正式に、一元化児童発達支援センター「きらり」として生まれ変わりました。これは昨年4月の改正児童福祉法(*1)施行に伴う障がい児支援体制の整備に基づくものです。サービス内容はこれまで同様に、発達外来、装具外来、各種リハビリテーションの診療部門に加えて、肢体不自由児、医療的ケア児と発達障がい児に対する児童発達支援事業、障がい児等地域療育支援事業、そしてアウトリーチサービスである保育所等訪問支援事業(虹)です。とくに、「中核拠点型児童発達支援センター」を目指してその責務(スペシャリティ、スーパーバイズ、インクルージョン、コンサルテーション)を果たすべく、あらゆる点でTransformation(変容・変質・変換)して参ります。
支援の入り口は、地域支援担当部門が主に受けもちます。保護者や保育所幼稚園や学校等からのご相談に乗り、子育ての困り感について複数の専門スタッフが丁寧にお話を伺います。今年度、外来診療は常勤医師1名と非常勤医師8名の体制で毎日の診療にあたります。初診のご希望は、インターネットでご相談を受け付けています。詳しくは、下記に紹介する当園ホームページ(HP)のサイト(*2)をご覧下さい。お子さまのことで何か気になる場合や、少しでもお悩みがあるときは、どうぞお気軽にHPやお電話でご相談ください。
通園事業は5クラス(めろん、ばなな、りんご、さくらんぼ、エルマー)の運営を行います。お子さまの行動や発達の特徴を踏まえてクラス設定を図る予定です。本年度支援プログラム(*3)にあるように、各クラスを利用されるお子さまの「健康・生活」、「運動・感覚」、「認知・行動」、「言語・コミュニケーション」、「人間関係・社会性」の5領域に注目した支援を行います。また家族支援や地域連携の視点も加えます。医療職(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士、心理療法士)と福祉職(保育士、児童指導員)、事務職等のさまざまな職種が一丸となって直接支援と間接支援を行う点が当園の特徴です。間接支援では「虹」の機能を高めて、地域の療育スキルレベル向上を目指すスーパーバイズを行います。
当園では次代を担う大切なお子さま一人ひとりの育ちを応援するため、ご家族と手を携えて全力を尽くすつもりです。リハビリテーションスタッフはもちろんのこと、事務方職員も含めて、短期的、長期的な視点を持ってお子さまとご家族に真剣に向き合います。いわば、“日本で一番優れた”児童発達支援サービスを目指します。そして、ご家族を含めてお子さま一人ひとりに対して人権に配慮したサービスが行われているかどうか、職員全体で絶えず検証していくつもりです。
県民の皆様におかれましては、わたしどもが提供するサービスに対して忌憚のないご意見を賜りますよう、お願い申し上げます。いただいたメッセージを大切にして、体制整備やその充実に一層努めて参りたいと存じます。そして、当園各事業の展開にあたり、多くの施設、機関の皆様からのご支援が必要になろうかと存じます。ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
「選ばれる鳥取県」を目指して、未来ある子どもたちの姿を皆で作り、育み、そして守るために取り組んでいきましょう。
令和7年4月1日
鳥取県立鳥取療育園 園長 稲垣 真澄
参考HP
*1 改正児童福祉法:
https://www.mhlw.go.jp/content/000991032.pdf
*2 鳥取療育園~初診の方はこちらから:
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1353045.htm#itemid1353045
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