第178号(H30.11.15)


  とっとり教育メルマガ-第178号 平成30年11月15日(木)


 鳥取県教育委員会  https://www.pref.tottori.lg.jp/kyouiku


●心とからだ いきいきキャンペーン●
      ~はじめよう!明日につながる生活リズム~

【キャンペーンの6つの柱】
・しっかり朝食を食べよう  ・じっくり本を読もう  ・外で元気に遊ぼう
・たっぷり寝よう ・長時間テレビを見るのはやめよう ・服装を整えよう
https://www.pref.tottori.lg.jp/ikiiki/


【内容】
 
 1 巻頭コラム     ◎教育委員会 坂本 トヨ子
 2 県教委メッセージ ◎鳥取県立博物館
 3 イベント情報


  1 巻頭コラム     ◎教育委員会 坂本 トヨ子


 
 先日、展覧会に出かけることがあり、受付で「65歳以上は入場無料です」と笑顔
で言われ「ありがとうございます、年をとって良かった」と挨拶しながら、これ
を機に私は高齢者として気持ちの切り替えが必要なことを実感しました。
 年を取る際の心構えとして新聞やテレビの情報、そして読む本も老後に関する内
容が多くなり、「ピンピンコロリ」を目標に学んでいるのですが、様々な方法を
試みるなか、何よりも身近で内容の濃い「手引書」が有ることに気づいたのです。
 それはこれまで10年近くの間、教育基本法に基づき鳥取県の教育委員会で議論
して作成されてきた「鳥取県教育振興基本計画」です。
 いざ自分が高齢者の仲間入りをさせて頂き、気持ちの整理に取り掛かりますと、
生涯教育の視点からも「生き方」に対する大切な内容が盛り込まれております。

 
趣旨 「本計画は、中長期的に取り組むべき本県の教育課題や目指すべき姿の
共通認識とその実現に向けた取り組みの方向を示すもので、今後の鳥取県教育の
基本姿勢となるものであり、本計画をもとに県民一人ひとりが自分の役割を認識
し社会全体で計画を推進していくことを目指しています」。

「自立して生きる力」「豊かな心と健やかな体」「社会の中で支え合う力」「ふ
るさと鳥取県に誇りを持ち未来を創造する力」。

 
 これから鳥取県に暮らして良い人生を送る為の「生き方」を高齢者全体で学ば
せて頂きたいと思います。
 鳥取県の人口の約3割が65歳以上とのこと、「平均寿命」は年々伸びながらも、
「健康寿命」をさらに伸ばす必要に迫られており、これは私だけでなく社会的に
高齢者やご家族、ご近所の方にも共通の課題です。
 鳥取県教育振興基本計画は学校の教育現場では勿論ですが、生涯教育としても
県民の皆さんの意識に向けて有効活用されるべきで、ホームページをご覧になら
れない方の為に紙媒体で広める方法も喜ばれるのではないでしょうか。
 今後益々発達する、数字によるデータや人工知能には無い「感覚」というもの
は、持続可能な鳥取県特有の資源です。経験豊富で頼れる年長者が活き活きと暮
らす生き様は、若者にもふるさとで働くモチベーションを上げるお手本となるこ
とでしょう。
 5年に一度改正され、毎年アクションプランの策定で県民の意見も反映される
教育振興基本計画ですが、高齢者も身近に触れることが出来る教材として有効活
用されることを今後も期待しております。


  2 県教委メッセージ ◎鳥取県立博物館


 
 1986年、鳥取県と河北省は当時梨の生産がそれぞれ国内一位という縁で友好交
流を開始しました。その後、1998年に鳥取県立博物館と河北博物院の両館は友好
交流館の協定を締結し、以降20年間にわたり、職員を相互に派遣し、交流10周年
には当館で「万里の長城写真パネル展」を開催するなど、文化・芸術分野におい
て着実な交流を重ねてきました。
 このたび両館の交流20周年を記念して、県立博物館を会場に河北省が誇る伝統
工芸「武強年画(ぶきょうねんが)」、「蔚県剪紙(いけんせんし)」、「唐山
影絵芝居(とうざんかげえしばい)」(いずれも河北博物院所蔵)を展示紹介す
る「河北省の伝統工芸」(会期:2018年11月23日から12月24日)を開催します。
 展示する「武強年画」とは、河北省武強県で制作される春節(しゅんせつ)
(旧正月)や慶事に飾る厄除けや招福を祈る版画のことです。また、「蔚県剪紙」
とは、河北省蔚県で生産される切り絵細工で、こちらも春節などで屋内を飾る祝
いの民工芸品です。「唐山影絵芝居」は、河北省唐山市で行われるロバ皮を使っ
た人形芝居です。
 本展は、河北省の歴史文化の奥深さを広く県民に知っていただく絶好の機会と
なるとともに、鳥取県と河北省の文化交流の架け橋となればと思います。
 また、企画展「ミュージアムとの創造的対話02空間と創造」とテーマ展「生
誕100年山本兼文展」も同時開催します。ご来館のうえ、ぜひお楽しみください。


  3 イベント情報


 鳥取県教育委員会等が主催する、親子で楽しめるイベント等を紹介します。
多くの方のご参加をお待ちしています。

【県立生涯学習センター(県民ふれあい会館)】
●生涯学習公開講座「こころの健康セミナー」マイナス思考と上手につきあう
認知療法入門
~こころの健康を保つとっておきの秘訣~
★要申込★
悪く考えてしまうクセを柔軟な考えに変える技法【認知療法】をわかりやすく
お伝えします。こころの健康を保つだけでなく、こころの健康を回復すること
まで助けてくれるエクササイズ、認知療法を一緒に体験してみましょう。
(とっとり県民カレッジ連携講座)
日時:12月14日(金)午後1時~午後2時30分(受付:午前12時30分~)
講師:竹田伸也(たけだしんや)氏
     (鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学専攻准教授)
受講料:無料
会場定員:120名
申込方法:窓口・電話・FAX・メールのいずれかでお申し込みください。
申込期限:当日受付可(ただし、満席の場合はお断りすることもありますので、
お早目にお申し込みください。)
※手話通訳、要約筆記、託児をご希望の方は、11月27日(火)までにお申し込み
ください。
〔会場・主催・申込・問合せ先〕
県立生涯学習センター(県民ふれあい会館)
〒680-0846 鳥取市扇町21番地
電話 0857-21-2331
FAX 0857-21-2267
E-mail manabi@fureaikaikan.jp

【鳥取県教育支援センター「ハートフルスペース」】
●「ハートフルスペース」主催 子どもの育ちを支える研修会
 鳥取県教育支援センター「ハートフルスペース」は、義務教育修了後の不登校
(傾向)やひきこもりの心配がある青少年の学校復帰や社会参加を支援する教育
 支援センターです。
ハートフルスペースでは「次への一歩を踏み出す支援」を行っていますが、その
ためには、子どもたちの「自己肯定感を高める」関わりが大切だと感じています。
子どもたちが自信を持ち、自分自身で問題を解決していく力を高め、自分らしく
自分の人生を歩んでいくことができるよう、保護者、支援者が一緒になって自己
肯定感を高める子どもへの関わりのポイントを学びたいと考えました。研修会へ
のご参加をお待ちしています。

内容:講演「自己肯定感を高める関わり」
<講師> 森田 直樹 先生(キッズカウンセリング代表)
1日3つのリソース(子どものよさ・資源)をコンプリメント
(伝えて気づかせること)する「3分間子育て運動」を全国各地で実践されています。            
日時:平成30年12月8日(土)10時00分~12時00分(受付9時30分~)
場所:倉吉未来中心 セミナールーム3(倉吉市駄経寺町212番地5)
対象者:県内教育支援センター・フリースクールの保護者・職員、
各学校の保護者・職員、支援関係者等
申込・お問合せ:鳥取県教育員会事務局いじめ・不登校総合対策センター
               教育相談担当
電話 0857-28-2322    
※詳しくは、「ハートフルスペース」のホームぺージをご覧ください。
https://www.pref.tottori.lg.jp/ijimefutoukou/

 


編集後記


11月7日は立冬でしたね。初めて冬の気配が感じられる日とされています。過ご
しやすい秋から一変、寒さの厳しい冬へと季節はようようと佇まいを変えていき
ます。
冬至にはカボチャを食べるのは有名。季節の行事には行事食がつきものです。
立冬には決まった食べ物の指定はありませんが、一部地域では冬瓜を食べる習
慣があるようです。実はこの冬瓜は夏が旬の夏野菜なのですが“冬まで日持ち
する”という意味から冬瓜と名付けられたそうです。温かいお吸い物やあんか
け等に良く合い、ビタミンCがたっぷり含まれているので風邪予防にぴったりな
野菜なのかもしれません。
一年を通して最も体調を崩しやすい時期でもあります。十分な休息と栄養を摂
り、冬を乗り越えるために体調をしっかり整えたいものです。

さて、県教育員会が年5回発行しています教育だより「とっとり夢ひろば!」
では現在より良い紙面づくりの為にウェブアンケートを実施しています。
皆様からお寄せいただいた貴重なご意見は今後の夢ひろば発行や県教育委員会
の広報活動の参考にさせて頂きます。
皆様から発せられた「言葉」の一つ一つが子どもたちの未来や明るい豊かな社
会に生かされます。
ご協力をよろしくお願いいたします。

↓教育だより「夢ひろば!」に関するアンケートご協力のお願い
https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=64216

※PC又はスマートフォン対応。フューチャーフォン(ガラケー)には対応して
いません。
※アンケートは1~2分程度でご回答いただける簡単な内容です。

鳥取県教育委員会事務局教育総務課
電話 0857-26-7926
FAX 0857-26-8185


平成30年7月6日から8日にかけて降り続いた豪雨による被害にあわれた方々には
心よりお見舞い申し上げます。

「平成30年7月豪雨」により被災された児童生徒への入学支度支給について
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1133929.htm#itemid1133929

「平成30年7月豪雨」に被害にかかる奨学金の対応について
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1132907.htm#itemid1132907


 鳥取県の教育情報を発信する広報誌「教育だより「とっとり夢ひろば!」」を
発行しています。ぜひご覧ください。

https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=64216


 このメールマガジンは、鳥取県教育委員会が推進する「心とからだ いきいき
キャンペーン」が一層定着することと、さらに多くの方に知っていただくことを
目指して発行しています。
内容を充実したものとするため、ぜひ取組状況等お寄せいただきたく
お願いいたします。

ご意見・ご感想をお待ちしています。
鳥取県教育委員会事務局教育総務課総務企画担当 kyouikusoumu@pref.tottori.lg.jp

バックナンバー https://www.pref.tottori.lg.jp/115319.htm

配信停止はこちらから https://www.pref.tottori.lg.jp/115548.htm

  

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