令和7年6月25日(水)から27日(金)まで鳥取市立北中学校の2年生が職場体験学習に取り組みました。
以下、北中の福田・村岡が報告します。
1日目は、公文書の簡単な手入れをしました。錆びたホッチキスの針を取ったりするのが大変でした。

(写真1)公文書の手入れをする様子
2日目は、明治期の史料の修復をしました。難しい作業だったけど、完成できて良かったです。

(写真2)史料を修復する様子
3日目は、自分の生まれた年の年表を作りました。自分の生まれた年の出来事を知って面白かったです。
(写真3)年表を作る様子
緊張したけれど3日間作業を進められて良かったです。どの仕事も楽しくできて、特に公文書の手入れと明治期の史料の修復が楽しかったです。
4月に県史編さん室が立ち上がってから初めてとなる第1回鳥取県史編さん会議を、令和7年6月20日(金)に、公文書館会議室で開催しました。
委員のみなさん4名全員に御出席いただき、通史現代編の刊行に向けて、編さん体制や執筆項目などさまざまな内容を話し合い、白熱した議論は3時間に及びました。
これから何年もかかる大変困難な業務ですが、何とか動き始めることができました。編さん室スタッフ一同も一緒に頑張りますので、温かくお見守りください。

(写真1)岸本会長

(写真2)多田副会長

(写真3)佐々木委員

(写真4)西村委員

(写真5)編さん会議の様子
新鳥取県史を学ぶ講座「『鳥取県写真史』を執筆して」を、令和7年6月15日(日)にとりぎん文化会館で開催しました。講師は『鳥取県写真史』(鳥取県史ブックレット25)の著者、竹氏倫子(たけうじともこ)さんです。
会場周辺が多くのイベントで混雑する中、58名の参加者が熱心に講演に聴き入りました。
植田正治や塩谷定好などの鳥取県が生んだ著名な写真家の技や鑑賞ポイントにとどまらず、鳥取の写真界に大きな貢献をした金居商店の新発見資料から、県内小中学生の作品づくりにまで話題が及び、鳥取県の写真の歴史の広さと深さを感じさせるお話しでした。
講演終盤にはすべての質問に丁寧にお答えいただいただけでなく、遅くまで会場に残って多くの方と会話を交わされ、聴講者のみなさんも大満足の講演会でした。竹氏様、ありがとうございました。

(写真1)公文書館長の挨拶とブックレット第25巻の紹介の様子

(写真2)わかりやすい解説が好評でした

(写真3)ブックレット見本を並べて紹介しました。
講演終了後には、ブックレットを多数お買い上げいただきました。
令和7年6月12日(木)、本格的な梅雨シーズンを前に、鳥取県立公文書館では、大水による浸水被害に備えるため、鳥取県立図書館と合同で、館内に水が浸入するのを防ぐ止水板の取扱の説明と実践訓練を実施しました。
実際に止水板を普段収納している場所から両館の出入口まで運び、設置するための手順を確認しました。
設置するには大人数での対応が必要で、最初はなかなか思うようにできない場合もありましたが、いざという時に貴重な歴史資料等を守るための有意義な訓練になったと思います。

(写真1)皆で止水版を取り出します

(写真2)説明を聞きます

(写真3)実際に取り付けてみます

(写真4)取付完了の様子

(写真5)取付後の様子(公文書館職員通用口)