自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2018年10月26日

季節の移り変わり

 二十四節気の1つ霜降(そうこう)を過ぎ、朝夕は肌寒く感じるようになりました。10月下旬、北栄町の田園地帯で秋の渡り途中のノビタキを見かけました。天神川ではマガモなどの冬鳥の姿を見かけるようになり、野鳥の姿から秋の深まりを感じます。

 さて10月下旬、打吹山の登山道で木の幹にひっついた可愛らしいセミの抜け殻の集団を見かけました。

セミの抜け殻
打吹山 セミの抜け殻の集団

 抜け殻は、丸い形で大きさは2cm弱と小さく、泥がついています。

ニイニイゼミの幼虫の抜け殻

 これは、ニイニイゼミの幼虫の抜け殻です。夏に土の中から出て羽化していった名残を見ると、猛暑だった今年の夏に無事に成虫になったニイニイゼミの力強さを感じます。

 夏から秋へ、秋から冬へと季節が移り変わる中で、自然の動植物の姿から季節の移ろいを感じることができるのは、自然豊かな鳥取県の魅力だと思います。

<主な参考文献>
・日本産幼虫図鑑 青木典司 他/著 学習研究社 2005年
・セミと仲間の図鑑 伊藤ふくお/著 トンボ出版 2014年

中部総合事務所環境建築局 2018/10/26 in 県立自然公園,野鳥



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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