2019年1月24日

2019年1月23日 沖底(網代、賀露)若松葉がに漁が始まりました

1月20日から若松葉がに(脱皮6か月以内の雄のズワイガニ)漁が解禁となりました。今漁期はズワイガニの漁獲量規制のため、水揚げを半数以下に抑えての操業となります。
本日が、網代、賀露ともに若松葉がにの2回目の水揚げですが、初水揚げの1月21日は、漁協の販売職員が驚くくらい非常に高い単価で競られたとの話でした。
賀露の漁業者からは、少量ながらでもカニ漁期中は、カニを切らさないように努力するとの話ですので、どのように水揚げしていくか注目していきたいと思います。

【網代】
地元船6隻が上場しました。
昨年12月に竣工した新造船も若松葉がにを水揚げしていました。
若松葉がに(脱皮6か月以内の雄のズワイガニ) 
若松葉がに(脱皮6か月以内の雄のズワイガニ)1番 若松葉がに(脱皮6か月以内の雄のズワイガニ)4番

アカガレイは、やっと網代のお得意漁場の産卵待機場に当たる海域で、入網したようで、少し安心しました。しかし、漁場形成が遅く、漁獲も伸び悩んでおり、資源状況が悪化している感がヒシヒシと感じられます。
海況が悪く、操業が短かったこともあり、ノロゲンゲ(どぎ)も並んでいました。
アカガレイ ノロゲンゲ(どぎ)

左がクロザコエビ(もさえび、本もさ)で右がトゲザコエビ(がらもさ)です。
殻の縁がハート柄のほうが「がらもさ」です。
クロザコエビ(もさえび) トゲザコエビ(がらもさ)

そのほか、少量ですが、松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ)やホッコクアカエビ等が揚がっていました。
松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ) ホッコクアカエビ(あかえび、甘えび)


【賀露】
地元船5隻全船が入港しました。海況が悪く、出荷物が少ないこともあり、入港時間が遅く、接岸しているところが見えました。
漁獲の主体は、若松葉がにとアカガレイでした。
賀露の沖合底びき網漁船 セリの様子
若松葉がに(脱皮6か月以内の雄のズワイガニ) 松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ)

1隻だけ航海が長い船があり、その船は、アカムツ(のどぐろ)を多く水揚げしていました。1番から7規格とサイズも選り取り見取りで、良い値段が付きそうな感じでした。
アカムツ(のどぐろ) アカムツ(のどぐろ)1番

アカガレイは、網代に比べ小型のものが出荷されていました。
隣の画像は、鳥取で「けんさき」と呼ばれるヤリイカです。ちなみに、標準和名でのケンサキイカは「白いか」と呼ばれています(ややこしい)。
アカガレイ ヤリイカ(けんさき)

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