研修トピックス

2023年7月10日

子どもの育ちと学びをつなぐために~新規採用幼稚園・幼保連携型認定こども園教員研修4より~

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7月4日(火)に、新規採用幼稚園・幼保連携型認定こども園教員研修(研修番号4)を実施しました。今回のテーマは「小学校教育の理解と連携・接続」です。

米子市には、子どもの成長過程全体を切れ目なく支援するために、教育と福祉が一体となった子ども総本部という組織があります。また、昨年度、長期社会体験研修として保育所で研修をされた方があり、それぞれに取組や実践を発表していただきました。そして、入学したばかりの1年生が学校生活を送る様子の動画を視聴し、その中から「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を見取り、共有する演習を入れながら学ぶ研修としました。

幼児教育では、育みたい資質・能力として、「知識及び技能の基礎」「思考力、判断力、表現力等の基礎」「学びに向かう力、人間性等」の3つが示されています。学校教育で育成をめざす資質・能力の基礎ということになりますが、大きく違うところは、到達目標ではなく、方向目標であるということです。また、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」として10の姿が示されています。これは、3つの資質・能力が育っていくと、あらわれてくる姿であり、その一つ一つを取り出して指導したり評価をするものではありません。

学校教育と幼児教育では異なることもたくさんありますが、子どもの育ちと学びをつなぐために、それぞれのよさを尊重しながら連携することが重要です。園では、一人一人の発達に必要な体験が得られるような状況をつくったり、必要な支援を行ったりして、幼児期の教育における成果を小学校へ確実につなぐことです。小学校では、幼児期において自発的な活動としての遊びをとおして育まれてきたことが各教科等の学習に円滑に接続されるよう、指導の工夫を行うことです。そして、それらを互いの指導法の改善につなぐことが大切です。

鳥取県教育委員会では、「鳥取県架け橋期のカリキュラムの検討・開発のポイント」や「幼保小接続リーフレット」を作成しています。御参照ください。

 


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