活動日誌

  

2011年12月27日

倉吉博物館で稲扱千刃調査を実施

 新鳥取県史編さん専門部会(民俗)では、平成23年12月22日(木)に倉吉博物館(倉吉市仲ノ町)が所蔵する稲扱千刃(いなこきせんば)の調査を実施しました。
 倉吉で生産された稲扱千刃は「伯州倉吉千刃」と呼ばれました。倉吉の千刃は優秀な鍛冶職人が、上質な鉄、優れた技術で生産し、修理や古い千刃の下取りをするなどアフターサービスも優れていたため、全国で多く使用されました。この鳥取県で生産され全国に流通した倉吉の千刃を詳細に調査するため、これを多数所蔵する倉吉博物館と連携して調査を実施しています。

稲扱千刃の調査を担当する倉吉博物館の関本明子学芸員の写真
(写真1)稲扱千刃の調査をする倉吉博物館の関本明子学芸員
稲扱千刃を担当する新鳥取県史編さん調査委員になっていただいています

関本学芸員が台木、刃の幅や厚みなど細かく採寸する様子の写真
(写真2)資料写真を撮影し、台木、刃の長さ、幅や厚みなど細かく採寸します

倉吉博物館の収蔵庫に収められる稲扱千刃の様子の写真
(写真3)倉吉博物館の収蔵庫には所狭しと稲扱千刃などが収められています

県史編さん室

公文書館 2011/12/27 in 県史編さん室,調査

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