衛生的に食肉処理するためには、まず、搬入された家畜が清潔なことが必要です。糞便等が体表についていると、解体時に枝肉が汚染される危険性があります。
生産者、搬入業者の方々には、食肉衛生への第一歩であることを意識をしていただければと思います。
検査所では、搬入された家畜の体表の糞便付着状況をチェックし、結果を生産者団体などにお知らせしています。
出荷前、牛で概ね3か月、豚で2か月前からの治療歴と投薬歴のと畜検査申請書への記載をお願いしています。それらの不備がある場合、と畜できないことがあります。
と畜場は多数の農場から生きた動物が運ばれてくる特別な場所です。伝染病の予防・拡大の防止のため、と畜場への出入りの際には必ず車両の消毒をしましょう。
注射針の残留の可能性がある場合には耳刻等でチェックし、出荷時に印をして、確実にと畜業者にお知らせください。
一部の不適切な管理によって、消費者が不安になるような事態は避けなくてはなりません。 ご協力お願いします。