昭和27年(1952)年4月17日午後2時55分頃、鳥取市吉方の市営動源温泉付近から出火し、フェーン現象による強い南風の影響で火は瞬く間に燃え広がり、旧市街地の3分の2を焼き尽くしました。鎮火したのは、火災発生から約12時間後の翌18日午前3時ごろのことでした。
この大火による被害は、死者2人、負傷者3,966人、り災者数は2万4千人に上りました。焼失建物は個人家屋5,228戸、公共造営物・会社銀行等510棟で、被害総額は193億2,639万円(推定)に上るなど、戦後では国内最大級の火災となりました。

(鳥取県立公文書館所蔵)