令和7年度は、鳥取市の西中学校、中ノ郷中学校の学生を受け入れ、歴史・民俗分野、自然史分野、総務に関する業務を体験しました。
副館長による初日のオリエンテーションの様子
1日目の歴史・民俗分野
歴史・民俗分野では、古文書の取り扱い方や石造物の調査方法について学芸員から教わったり、和綴じノートづくりを体験しました。

2日目の体験・自然史分野
午前中は自然史分野の企画展の準備をお手伝いいただきました。展示室は展覧会によってレイアウトを変更するため、図面に合わせて支柱を立て、壁を取り付けていく会場設営の作業を体験しました。

午後は植物担当の学芸員から指導を受け、アルソミトラ(ウリ科のつる植物)の空飛ぶ種子や、クルクル回転しながら落下するニワウルシの種子のモデルを作製。本物の形状をよく観察しながら紙や発泡スチロールでモデルを作製し、実際に飛ばしてみました。同じ飛び方になったかな?。

3日目の体験・総務に関する業務
ミュージアムショップでの昆虫展関連商品の値札貼りや総合受付、そのほか総務の仕事も体験しました。


職場体験学習を終えて/博物館より
令和7年度の職場体験学習(キャリア体験活動)には、鳥取市内2校の中学校から合計4人の生徒さんに、博物館の仕事を3日間体験していただきました。
体験初日のオリエンテーションでは、当館の沿革や使命、取組んでいる業務などについて説明し、様々な職種の職員が協力して館の運営をしていることを伝えました。
3日間はあっという間だったですが、鳥取県の歴史や自然に関する作業体験や、エントランスでの受付員業務などを体験してもらいました。
最終日には、生徒さんから「普段できない体験がたくさんできて面白かった。」と言ってもらえたので、こちらからは、「将来の仕事を決めるのはもう少し先になると思うが、ここ(博物館)には、こういう仕事があることも覚えておいて欲しい。」と伝えました。