初めに館長から挨拶。これから1週間の職場体験が始まります。生徒たちも緊張感でいっぱいの様子でした。

まず初めに、館内全体を見て回りました。その後、地学分野および植物分野の資料の説明や展示方法、標本の整理について体験しました。専用器具を使って植物標本を台紙に貼る作業は、その植物の特徴が観察できるようにバランスよく配置するのをがんばりました。


2日目は人文分野の体験を実施しました。まずは収蔵している写真パネルを地域ごとに分類して整理しました。古文書修復作業を見学した後、古いポスターやチラシの台帳整理を行いました。
最後は巻物・掛け軸の扱い方を学び、初代藩主光仲や15代将軍徳川慶喜の書などを見学しました。


3日目は美術分野の作業。ポスターを使ったポチ袋作りや発送作業を行いました。


【教育普及分野】
最終日の午前は、教育普及分野の「博物館PRチラシ」作成を行いました。この3日間で知ったあるいは感じた博物館の魅力について、中学校単位でチームに分かれて、それぞれの視点で工夫を凝らして作成しました。


【総務分野】
午後は総務分野として、総合受付・企画展受付・ミュージアムショップの3カ所に分かれて、それぞれ業務を体験しました。一般のお客さんへの対応では少し緊張した様子でした。


【生徒の感想】
4日間の職場体験を終えて、「いろいろな仕事があることがわかった」「楽しく体験ができた」「職場の雰囲気がよかったので、気持ちよく体験ができた」などの感想がありました。
【博物館より】
博物館での職場体験は、上記のとおり日替わりで人文・自然・美術分野、教育普及、総務の仕事を体験していただきました。
日々代わる仕事で、生徒たちも大変そうでしたが、緊張しながらも積極的に取り組んでいただけました。初日の不安そうな顔つきも、終了時には笑顔がこぼれていました。
博物館の中でも職種によっていろいろな仕事があることがわかっていただけたと思います。この体験を今後の職業選択の一つとして心に残しておいていただければと思います。