人権学習講師派遣事業

令和5年度

【男女共同参画に関する学習会】倉吉市立上北条小学校

令和5年7月4日(火)、倉吉市立上北条小学校6年生を対象に、男女共同参画社会に関する学習会が行われました。この学習会は、男女共同参画の視点を踏まえた学習やジェンダー平等にむけた学習をとおして、自らの意思で自分らしく生きる力を育むことをねらいとして実施されています。

当日は、男女共同参画センター(よりん彩)から河本さんをゲストティーチャーに迎えて授業が行われ、児童たちの中にある「男の子・女の子らしさ」について考えることをとおして、固定的な性別役割分担意識や一人一人のもつ「自分らしさ」を尊重することについて理解を深めました。児童たちは、お互いの意見を尊重し合いながら積極的に学習に取り組んでおり、とても充実した学習会となりました。

 

<学習会の様子>

   

なお、当課では、先生方の男女共同参画に関する意識向上を図るため、ジェンダー自己点検表を作成していますので、校内人権ミニ研修会等でご活用ください。

 → 性にかかわらず誰もが自分の能力を発揮できるために

 

また、男女共同参画センター(よりん彩)でも、アンコンシャス・バイアスへの理解を深める啓発ツールを作成していますので、併せてご活用ください。

 →「アンコンシャス・バイアスって何?」啓発ツール

  

令和4年度

【拉致問題人権学習会】伯耆町立岸本中学校

令和4年11月19日(土)に、伯耆町立岸本中学校にて、「人権学習講師派遣事業」を活用した「拉致問題人権学習会」が行われました。当日は、岸本中学校全校生徒と保護者が体育館に集まり、拉致問題について学習しました。

内容:(1)人権について(鳥取県教育委員会事務局人権教育課)

     (2)拉致問題啓発DVD アニメ「めぐみ」視聴

     (3)拉致問題の概要説明(鳥取県総務部人権局人権・同和対策課)

     (4)講演「拉致被害者の人権、家族の思い」

        講師:松本 孟さん(米子市出身の拉致被害者 松本京子さんの兄)

 <講演会の様子>

参加された生徒及び保護者の方々は、熱心に「人権」と「拉致問題」について学習していました。生徒の振り返りの一部を紹介します。

●アニメを視聴して、最初にペアで話した食べ物や住居、その他のたくさんの人権が無い生活はとても苦しく辛く、こわいものだと感じました。拉致された方が一番苦しんでいるのだろうけれど、その家族の気持ちになるととても辛かったです。他の人の人権を奪う行動をする人はなんでそんなことをするのか、許せませんでした。まわりの人の人権を絶対に否定しないように生きていきたいです。

●今まで拉致被害者の問題について知りませんでした。でも、松本さんの講演会を聞いて意識が変わりました。こんなに身近な問題だったという事実に驚きました。自分の幸福がいきなり奪われて、まったく知らない所で生活することを考えると、拉致された方々が一刻も早く帰国してほしいという気持ちになりました。

●拉致問題は人権を侵害する大きな問題だと感じました。一人だけではこの問題は解決できないかもしれないけど、国が動くことで解決の糸口をつかむことができるとも思いました。なかなかすぐには解決しないので、難しく苦しい問題だとも思いました。一人だけでは解決できないけど、一人ひとりの力がなければ輪が広がっていかないし、国も動かないので、一人ひとりの取組で解決に向かっていかなければならないと思いました。

●今まで拉致被害のことをずっと遠くに感じていた問題でしたが、実際は、この鳥取県内でも発生していて、今もまだ解決していなくて、救助を待っていたり、帰りを待っていたりする人がいることを知ってとても驚きました。そして、自分自身が拉致問題をどこか勘違いしていたように、まだまだ知らないことや知ったつもりになっているだけのことがたくさんあるのかなと思ったので、すべてを知ることは難しいと思うけれど、学習していきたいと思いました。今日の講演会をとおして大切なことを考えられました。ありがとうございました。

【障がい者スポーツ】車いすバスケットボール体験教室(灘手小)

令和4年11月7日(月)に、倉吉市立灘手小学校で、障がい者スポーツ(車いすバスケットボール)体験教室が行われました。

まずはじめに、講師の福永さんからユニバーサルデザインについてのお話を聞きました。「障がいって何だろう?」「心のユニバーサルデザインって何だろう?」と児童に問いかけられました。この後、児童は車いすバスケットボールを体験する中で、その回答を自分なりに考えていきました。

最後の感想で、ある児童が「車いすバスケを体験して、車いすの人にとって車いすが大切な足であることがよくわかりました」と伝えてくれました。

学習会終了後は、みんなで車いすの片づけを手伝いました。

この後、この学習会は総合的な学習の時間に繋がっていきます。

講演会 リレー競争

ゲーム 片付け

【障がい者スポーツ】ボッチャ体験教室(浜村小)

令和4年10月5日(水)に、鳥取市立浜村小学校で、障がい者スポーツ(ボッチャ)体験教室が行われました。この体験教室は、障がいの有無にかかわらず誰もがスポーツの素晴らしさやパラスポーツ競技の魅力を感じることにより、人と人とのコミュニケーション、相手の立場に立った行動を身に付けるなど、共生社会の実現へ向けた児童の人権意識の向上を目的としているものです。

当日は、鳥取県ボッチャ協会の方々から説明を聞き、その後、グループに分かれてボッチャ体験を行いました。児童は、お互いに声をかけあいながら作戦を立てたり、励まし合ったりするなど、お互いを尊重し合う雰囲気の中で、楽しそうにボッチャ体験を行っていました。最後には、とちぎ国体に出場された上野柊斗選手と代表児童がボッチャ対決を行い、白熱した戦いが繰り広げられました。

また、体験教室が実施された体育館の壁面には、児童が事前学習で取り組んだボッチャについての調べ学習の成果が掲示されていました。県ボッチャ協会の方々もそのまとめた内容や表現についてとても褒めておられました。このような事前学習もあり、当日の体験教室はとても充実したものとなりました。

 

学習活動2

学習活動4

【男女共同参画】性に関わらず誰もが活躍できる社会づくりに関する学習会(上灘小)

令和4年7月5日(火)倉吉市立上灘小学校で、男女共同参画社会に係る学習会が行われました。

この学習会は、若い世代がこれからのライフプランを考える一助となるよう、女性の少ない職種に就かれている女性を講師としてお招きし、現在の仕事内容とその魅力、女性の視点から見た職場環境等についてお話ししていただくものです。

上灘小では1級建築士の方とタクシードライバーの方をお招きし、この仕事を選んだきっかけや、やりがい、家族のことなど色々なお話しをしていただきました。児童は、メモをとりながら熱心に話を聞き、質問タイムにはたくさんの質問が出され、充実した学習会になりました。

学習の様子1 学習の様子2

学習会の様子3 学習の様子3 

  

令和3年度

ユニバーサルデザイン出前授業

令和4年1月19日(水)箕蚊屋小学校でユニバーサルデザイン(UD)についての学習が行われました。当日は、新型コロナウイルス感染症の対策を十分に行い、学年全体での学習ではなく、各クラスごとに学習をするように変更して実施しました。講師の山根さんのお話で、身近なところにもたくさんのUDがあることが分かりました。次に、カラーUDについて考えました。色の見え方も人によって違うので、色使いに心遣いをすることの大切さを知りました。また、心のUDについても考えました。一人ひとりが互いを理解し合い、優しさや思いやりをもって行動することの大切さに気付いたことと思います。山根さんの話の後には、実際にUDグッズに触れて体験できる時間がありました。色覚特性を体験できる眼鏡もあり、色の使い方によって見え方が全然違うことに気付き、驚いていました。カラーUDの大切さを自分事として考えることができたことでしょう。4年生の児童は今回の学習を通して、「めざせハートフルタウン箕蚊屋」を達成するためのたくさんのヒントを得たことと思います。これからの学習が楽しみです。

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【性的マイノリティの人権学習会】

令和3年11月2日(火)浦安小学校で、12日(金)住吉小学校で、15日(月)溝口小学校で、Like myselfの前田良さんを講師として人権教育講演会が行われました。浦安小学校はオンラインでの開催、住吉小学校、溝口小学校はお招きしての開催でした。 前田さんは、ご自身の経験から「自分らしく生きる」ことはどういうことなのかを考え、ありのままを生きることができるようになったこと、「いろいろな悩みを抱えている人のために何かできないか」と考え、今の活動していることなどたくさんの話をしてくださいました。「世の中に性について悩んでいる人がいることを知ってください。そして、できれば、気付き、できることからでいいので行動に移してみてください。」とメッセージを伝えられました。

〈講演会の様子〉

話を聞く児童1 話を聞く児童2

【ボッチャ体験教室】米子市立彦名小学校

 令和3年10月8日(金)彦名小学校で、ボッチャ体験教室が実施されました。児童たちは、同じチームの仲間と作戦を立てながら協力して競技を行っていました。パラスポーツを通じて、インクルーシブ社会の実現に向けて大切なことを学ぶことができたました。

※ボッチャという競技は、年齢や障がいのあるなしにかかわらず、すべての人が一緒に、そして競い合えるスポーツです。東京パラリンピックでは、脳性まひなどの障がいが軽いクラスで、日本のキャプテン杉村英孝選手が金メダルを獲得しました。

<児童の感想(一部抜粋)>

・私はスポーツでも障がい者だからできないとか決めつけずに、だれにでも親切にしたり、だれにでもやさしくしたいです。

・みんなが楽しめるという事で、障がい者でも障がい者じゃなくても平等にできることがボッチャの良いところ、魅力だなと思いました。今後は、下学年にボッチャを教えたいです。

・交流できてよかった。すごく楽しかった。教えてあげたい!と思って、帰ったらお母さんに「こんなに楽しいとは思わなかった。お母さんもできるスポーツだったよ!」と教えてあげました。

・ボッチャをして、はじめて3人グループでかったので、協力したりすることもとっても大切なのかなと思いました。

・自分たちがもっとボッチャのことを知って、もっといろんな人たちに広めていって、ボッチャは、すごい楽しいパラリンピックのスポーツで、いろいろな広いはんいの人達ができるスポーツだということをみんなに知ってもらって、福祉社会や共生ができる社会などを作っていきたいと思いました。

<体験教室の様子>

 様子1 様子2

 様子3 様子4

【性的マイノリティの人権学習会】岩美町立岩美中学校

 令和3年10月21日(木)岩美中学校で、講師に一般社団法人ELLY代表理事の山口颯一さんをお招きして人権教育講演会が行われました。山口さんは、多様な性のあり方を考えることを通して、「誰もが安心して過ごせる環境をつくろう」「相談できる関係をつくろう」というメッセージを生徒に伝えられました。生徒たちはそれをしっかりと受け止め、「違い=個性」と認められるようにしたいと感想を伝えていました。

<講演会の様子>

 講演会の様子

【障がい者スポーツ(車椅子バスケットボール)体験教室】県立智頭農林高等学校

平成30年12月13日(木)智頭農林高校で「人権学習講師派遣事業」を活用した人権教育LHRが行われました。初めに講師からスライドを使った障がい者理解について講義がありました。その後、実際に車椅子に乗って車椅子の操作を練習し、操作に少し慣れてから車椅子バスケの試合を体験しました。初めのうちはぎこちない動きでしたが、時間が進むにつれ上手に車椅子を操る生徒の姿が見られました。スポーツを通して障がい者理解を深め、人と人とのコミュニケーションや相手の立場に立った行動を身に付けるための大変有意義な時間になりました。
 2020年東京パラリンピックへの関心も高まり、さらに身近に感じる機会になりました。
<生徒の感想>
・操作が難しかったけど楽しかった。
・中学校のときに体験した普通の車椅子より動きやすかったし、激しくて落ちそうになったけど落ちなかった。
・車椅子はもっと重くて動きにくいと思っていたけど、動きやすかった。
・電車などで、身体障がい者のマークや周りに身体が不自由な人がいないか気にしないといけないと思った。 
・困っている人がいたら勇気を出して声をかけて、自分ができることがあれば手伝いたい。
<学習の様子>
 授業の様子1 授業の様子2

 授業の様子3 授業の様子4

 授業の様子5 授業の様子6 

【拉致問題人権学習会】大山町立中山小学校 

平成29年9月13日(水)中山小学校で、総合的な学習の時間に「人を人として大切にする学習~拉致問題から学ぼう~」と題し、「人権学習講師派遣事業」を活用した「拉致問題人権学習会」が行われました。
  児童たちは熱心にメモを取りながら「人権」と「拉致問題」について学習していました。
対象:6年生児童とその保護者
内容:(1)人権について(鳥取県教育委員会事務局人権教育課職員)
   (2)拉致問題啓発DVD アニメ「めぐみ」視聴
   (3)拉致問題の概要説明(鳥取県総務部人権局人権・同和対策課職員)
   (4)講演「拉致被害者の人権、家族の思い」
       講師:松本 孟さん(米子市出身の拉致被害者 松本京子さんの兄)
 <学習の様子> 
  授業の様子1 授業の様子2

 授業の様子3 授業の様子4

【デートDV予防学習会】県立鳥取工業高等学校 

平成30年1月12日(金)に鳥取工業高校で、2年生を対象に「人権学習講師派遣事業」を活用した「デートDV(交際中の男女間の暴力)」予防学習が行われました。生徒たちは、クイズやロールプレイを交えながらの講義を熱心に聞き入っていました。
 デートDVの未然防止には、デートDVについての理解と認識を深めることが重要です。また、若いうちにデートDVの問題について学ぶことは、将来のドメスティック・バイオレンス(DV)の予防にもつながります。
<学習の様子>
 授業の様子1 授業の様子2

 授業の様子3 授業の様子4

  

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