• 漁期 9~2月(サゴシ(サワラ幼魚)は5~8月)
  • 漁獲物 サワラ、ハマチ
  • 漁場 美保湾内の人工礁・天然礁付近を中心に淀江沖~中山沖
  • 漁具の構造  漁具は、釣竿とビシである。釣竿は、竹竿6メートルで、魚が掛かったときのショックを和らげるため、ゴムチューブを取り付ける。ビシは、釣針、ちもと、釣糸、撚り戻し等からなる。幹糸はナイロン60号50メートルにグミ鉛3匁を20センチ間隔に装着し、その次に、同様に25メートルにグミ鉛1~1.5匁を装着し、全長75メートルとする。なお、水温が低下する時期になると深所へ移動するので、幹糸上部のグミ鉛に4匁を使用し、時に下部を50メートル、全長100メートルとする場合もある。チモトは、ナイロン30号、18号及び16号を各5尋、計15尋とする。
  • 漁法 餌は、生餌あるいは擬餌針を使用する。生餌は、鮮度のいい全長30センチ程度のサンマの魚体内に、図のように、ステンレスの針金20番を連結した釣針を2本又は1本装着し、頭部をステンレスの針金26番でしばり、それを冷凍する。釣針は、ステンレス製ひき縄針20号及び17号である。擬餌針は、弓角9~11センチを使用する。
    操業は、夜明けに漁場に着くように出港し、昼過ぎまで行う。漁場に到着すると、魚の遊泳水深を意識しながら、竿を両舷から一本づつ出し、通常、4~4.5ノットで曳く。魚が掛かると、竿がしなりさらにゴムチューブが伸びる。魚が掛かった幹糸を船尾中央の「縄釣機」を使って巻き揚げ、その間、もう一方の漁具に魚が掛かった場合、そちらは手でたぐり寄せる。
  

餌のサンマへの針の付け方
餌のサンマに針を付けた写真

漁法
 操業図

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