• 近年、鳥取東部ではヒラメ資源の減少などにより、アカイカ(ソデイカ)釣りなど他種漁業へ移行するなど、着業隻数が減少している。以下は主に境港地区での事例を紹介する。
    漁船

  • 漁期 5月~翌年2月(東部海域は6月~翌年3月)
  • 漁獲物 ヒラメ、メイタガレイ、クルマエビなど
  • 漁場 阿弥陀川正北以西の美保湾及び地蔵崎沖合 水深15~80メートルが主漁場
  • 漁具の構造  漁具は、ひき綱、桁、両袖網及び袋網からなっている。ひき綱は、ワイヤー(14ミリメートル)を使用し、50メートルごとに撚りとりで区切られており、全体で400メートルを装備している。桁は、FRP製で10メートルのものを使用している。図のように網地を配置し上縁に浮子綱15ミリメートル(P.P)下縁に沈子綱として4分チェーンを配し、チェーンの上に5分程度のロープを隙間なく巻き付け、網口には80センチメートル間隔で5個程度の取り付ける。沈子には主にチェーンを使用する。底質、水深等漁場の状況及び対象魚種によって一様でなく、数種類の漁具を有するのが普通である。
    漁網
    漁網の詳細漁網の写真

    漁網の模型の写真
    漁法

    漁法 投網は、まず袋網から始め、手木の部分をストッパーで一時止め、桁の両端を順次取付け送り出す。ひき綱は所定の位置まで延ばし、船尾に取り付けているフックに固定し、曳網を開始する。1回の曳網時間は約3時間である。揚網は投網作業の概ね逆順で行う。

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