平成24年8月7日(火)、新鳥取県史編さん専門部会(現代)では、鳥取県への学童疎開の実態を知るために兵庫県神戸市で資料調査及び聞き取り調査をしました。
資料調査は、鳥取県の八頭郡旧西郷村(現鳥取市河原町)と佐治村(現鳥取市佐治町)に学童疎開した、本山(もとやま)第二国民学校の資料が保存されている神戸市立本山第二小学校(神戸市東灘区)で実施しました。
ここでは『学童疎開ニ関スル綴』、『学校日誌』などを閲覧し、写真撮影しました。
神戸市立本山第二小学校の様子。
校長室に保管される綴類を調査する現代部会の石田委員。
聞き取り調査は、本山第二国民学校の元教員で佐治村への学童疎開を引率した野田文枝氏(神戸市中央区)からお話を伺いました。疎開に至る経緯や疎開先への移動ルート、疎開先での生活などを聞き取りました。
今回の調査の成果は平成25年度刊行予定の鳥取県史ブックレット『鳥取県の学童疎開(仮)』の中で紹介する予定ですので、御期待ください。
野田氏から聞き取り調査をする石田委員の様子。写真の奥が学童疎開を引率した野田文枝氏。手前は野田氏の妹の澪子氏。
また今回の調査に御協力いただいた神戸市立本山第二小学校の皆様、野田文枝様、澪子様に感謝申し上げます。
県史編さん室