トリカブトによる食中毒

早春から初夏にかけて、山菜採りを楽しむ人々が多く見られます。

このたび、北海道で山菜のニリンソウの若葉とトリカブトの芽生え時期の葉を間違えたと思われる食中毒が発生し、喫食した3名のうち2名の方が亡くなっています。

このように、トリカブトは有毒ですので、下記のことに注意しトリカブトによる食中毒を防止しましょう。
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トリカブトの芽生え

nirin
ニリンソウ
(厚生労働省ホームページより)

【トリカブトについて】

トリカブト(キンポウゲ目キンポウゲ科トリカブト属、日本各地に分布)

◆有毒部位 葉など全草

◆有毒成分 アコニチン系アルカロイド

◆中毒症状 口唇や舌のしびれに始まり、手足のしびれ、嘔吐、腹痛、下痢、不整脈、血圧低下などをおこし、けいれん、呼吸不全に至って死亡することもある。

【トリカブト、ニリンソウの見分け方】

◆トリカブトの茎は一般に直立あるいは斜めになり、つる性のものある。ニリンソウの茎はほとんど立ち上がらない。

◆トリカブトの花は一般に紫色で、ニリンソウは春に白い花をつける。

◆トリカブトの地下部は、紡錘形の塊根があるが、ニリンソウの根茎は横にはっている。

 *判断に迷ったときは、採取や食べたりはしないでください。

詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。

  

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