A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、飛沫、接触、経口から感染し、発熱と咽頭炎、扁桃炎、発疹等の症状がみられる細菌感染症です。いずれの年齢でも発症しますが、特に小児の症例が多いです。感染症発生動向調査のデータによると、冬季および春から初夏にかけての2つの流行のピークが認められます。
ワクチンなどの特別な予防法はありません。感染を防ぐには、患者との濃厚接触を避け、手洗いやうがいなどの一般的な予防法を励行することです。
日頃から、外から帰った後、食事の前、トイレの後などに、流水と石けんでしっかり手を洗うよう心がけましょう。また、症状があるときには、周囲に感染を広げないためにマスクを着用し、早めに医療機関を受診しましょう。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について(国立感染症研究所HP)