防災・危機管理情報


劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)は、溶血性レンサ球菌(いわゆる溶連菌)によって引き起こされる感染症です。
溶連菌は一般的には急性咽頭炎などを引き起こす細菌ですが、稀に多臓器不全など重篤な症状を引き起こし、ショック症状から死に至ることもあるものとして劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)が知られています。

  

劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の県内の発生状況について New!

現在までの県内発生状況の詳細は以下のとおりです(2024年12月2日時点)。

  

  

劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)について

近年、劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者数は全国的に増加し、その理由については必ずしも明らかではありませんが、経年的な増加傾向に加え、COVID-19の対策緩和以降、様々な呼吸器感染症が増加する中で、溶連菌咽頭炎の患者数が増加したことも原因の一つである可能性があると考えられます。

【感染経路】
・創傷感染(本人が気づかないほど小さな皮膚の傷からの侵入)
・飛沫感染
・接触感染
※大半は感染経路が不明

【症状】
初発症状:咽頭痛、発熱、消化管症状、全身倦怠感、低血圧、筋痛

後発症状:局所的な腫れや発赤と痛み、循環不全、呼吸不全、多臓器不全、ショック症状
場合によっては、死に至ることもある

【予防】
手指衛生、咳エチケット、傷口の清潔な処置等


劇症型溶血性レンサ球菌感染症について(国立感染症研究所HPへ)

劇症型溶血性レンサ球菌感染症について(厚生労働省HPへ)

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について(感染症情報センター内)

  

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