両生類のカエルツボカビ症

平成18年12月に、ペットとして飼育されているカエルから、日本で初めてツボカビ症が確認されました。
ツボカビ症が野外に拡大すると、日本の両生類が絶滅することが心配されます。

正しい知識を持って、感染の拡大を防ぎましょう。

カエルツボカビ症とは

病原体

真菌(カエルツボカビ)

 

感染動物

両生類(カエル、サンショウウオ、イモリ)

※ヒトを含む哺乳類・鳥類・は虫類・魚類には感染しません。

 

感染経路

カエルツボカビに感染した両生類及びカエルツボカビに汚染された水

※動物に寄生していなくても、野外で7週間程度生き続けることもあります。

症状

元気・食欲低下、縮こまった姿勢、開口など

発症から数週間で死に至る(致死率90%以上)
※症状が出ない場合があります。

 

治療

ツボカビ症は治療可能です。動物病院に御相談ください。

 

影響

ツボカビ症は、既に発生している海外の地域において、両生類が劇的に減少した要因の一つと考えられています。万が一野外で発生し、カエル等の両生類が激減した場合、両生類を捕食する動物の減少や、逆に捕食される昆虫の増加といった直接的な影響だけではなく、害虫による農作物被害の増加など間接的な影響も考えられ、自然生態系に非常に大きな影響が生じる可能性があります。

お願い

逃がさないでください。

飼育している両生類を、絶対に野外に逃がさないでください。
飼育用の水や器具にも気をつけましょう

感染が疑われる場合、飼育用の水や器具は必ず消毒しましょう。

絶対に、飼育用の水を下水道や野外にそのまま流さないでください。

※以下のホームページで、消毒方法が示されています。
(塩素系消毒薬や熱湯などで消毒できます。)
≫カエルツボカビとラナウイルスの滅菌法(表5)(環境省 外部リンク)

 

死体は埋めないでください。

 飼育している両生類が死んだ場合、飛散しないようビニール袋で包むなどして、焼却される方法で処分してください。飼育用の水も含め、絶対に庭などに埋めたり、そのまま捨てたりしないでください。

異常を発見したら、御連絡ください。

飼育している両生類の様子がおかしい場合、又は野外で両生類の大量死等の異常を発見した場合は、下記問合せ先に御連絡ください。

  

お問い合わせ先

自然共生課自然環境保全担当
【電話】0857-26-7872
  

レッドデータブック

県自然環境保全地域

その他野生動植物の捕獲等を禁止する法令、条例等

お問い合わせ先

自然共生課自然環境保全担当
 【電話】0857-26-7978
  

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