近年夏場を中心に、全国及び鳥取県内において腸管出血性大腸菌感染症の発生が増加傾向にあります。
今年、鳥取県では西部地区を中心に発生が多く、5月末時点ですでに発生件数が20件を超えています。
従来、腸管出血性大腸菌O157,O26,O111等が多く検出されてきましたが、今年は腸管出血性大腸菌O103の検出も増えています。
これから気温も上昇し発生も多くなるため、食品の十分な加熱、トイレの消毒、手洗いの徹底等を心がけましょう。(2026年5月末現在)




【腸管出血性大腸菌とは】
腸管出血性大腸菌は、ベロ毒素を産生する大腸菌を病原体とする感染症です。
国内では、病原体に汚染された給食や仕出し弁当、十分に加熱されていない牛肉の喫食により、大規模な集団感染事例も報告されていおり、発生時期は夏季に多い傾向にあります。
国内で検出される血清型として、O157がもっとも多く、O26やO111が多く検出されています。
【感染経路】
・経口感染
・接触感染
【症状】
腹痛、水様便、血便等が見られます。
重症化すると、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの合併症を引き起こすこともあるため注意が必要です。
【予防】
食品の十分な加熱、食品の調理後の速やかな摂取、手洗いの徹底が有効です。
承認されたワクチンはありません。
腸管出血性大腸菌Q&A(厚生労働省)
腸管出血性大腸菌感染症(国立健康危機管理研究機構)
腸管出血性大腸菌感染症(詳細版)(国立健康危機管理研究機構)