防災・危機管理情報

開催場所

鳥取県庁第2庁舎教育委員室

出席委員

  • 委員長 山田 修平
  • 委員 今出 コズエ
  • 委員 上山 弘子
  • 委員 岩田 慎介
  • 委員 中島  諒人
  • 委員(教育長) 中永 廣樹 

開催日時

平成21年8月18日(火) 10時00分~11時10分

議事

(1)議案

【議案第1号】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県立高等学校募集生徒数について
【議案第2号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県立学校管理規則の一部改正について
【議案第3号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県立学校教職員人事異動公募制度の実施について
【議案第4号】 公開 ≪資料 PDF≫
文化財の県指定等について
【議案第5号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県教育審議会生涯学習分科会臨時委員兼社会教育委員について

(2)報告事項

【報告事項ア】 非公開 
平成21年度優良PTA文部科学大臣表彰について
【報告事項イ】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県教育審議会生涯学習分科会臨時委員及び鳥取県社会教育委員の辞職について
【報告事項ウ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度全国小・中学校不登校児童生徒の状況について
【報告事項エ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県立高等学校入学者選抜検査内容及び推薦入学者選抜募集人員について
【報告事項オ】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取市佐治町辰巳峠から見つかった国内最古のヒラタドロムシ科昆虫の化石について
【報告事項カ】 公開 ≪資料 PDF≫
第33回全国高等学校総合文化祭三重大会の結果について
【報告事項キ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験(第二次選考試験)選考基準の公表について

(3)協議事項

【協議事項1】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県情報公開条例の趣旨、解釈及び運用基準の改正案について


※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。

議事録

1.開会

(委員長)
  平成21年8月の定例教育委員会を始めます。よろしくお願いします。それでは、教育総務課長から日程説明をお願いします。

2.日程説明

(教育総務課長)
 それではお手元の日程をご覧いただきたいと思います。本日は、教育長からの一般報告、それに続きまして、議案第1号、平成22年度鳥取県立高等学校募集生徒数について他4件。それから、報告事項ア、平成21年度優良PTA文部科学大臣表彰について、他5件。それから、協議事項が1件、鳥取県情報公開条例の趣旨、解釈及び運用基準の改正案についてであります。以上でございます。

(委員長)
 では、教育長から一般報告をお願いします。

3.一般報告

(教育長)
 一般報告を申し上げます。7月28日以降です。

 7月29日、全国高等学校総合体育大会の応援に行きました。米子松蔭高校の女子ソフトボールと、米子工業高校の男子バレーを見に行きました。松蔭高校の女子ソフトは、優勝候補の大阪の羽衣学園と対戦して、終盤まで勝っていたんですけど、9回の裏に逆転されてしまって、惜しくも負けてしまいましたが、よく本当に頑張っていました。

 それから、7月30日、鳥取城北高校の野球部が県大会で優勝したので、その報告に来られました。甲子園の結果はご覧になったとおりです。主将やバッテリー2人が来ましたけど、非常に礼儀正しく、素直で、とっても良い印象でした。やはり強くなるには、素直なところがいるのかなと、私は考えました。

 それから、8月3日、鳥取県の道徳教育研究大会、これは道徳教育研究会と、県教育委員会とが共催で行います。鳥取県で開催したんですけれども、文部科学省の教科調査官を経験されたような方が5、6人ぐらいいらっしゃるような、全国的な大会です。鳥取県の道徳教育の水準の高さを示すと思いますけども、400人位の方が県内外からお集まりいただいたというところです。私も記念講演を聞かせていただいて勉強しました。

 それから、8月3日、船上山少年自然の家主催の夏休みに「キッズアドベンチャー」という企画があったんですけれども、全体で6泊7日で、子どもたちが34人ほど参加しました。隠岐島からフェリーに乗って境港に下りて、リアカーを引いて船上山まで歩くというかなり激しいものです。その途中、激励に行きました。6人1班で6班に分かれて、大学生がフォローしてくれたりするんですけども、親は手を出してはいけません。子ども達は時々涙も流しながら、それでも頑張ってやっていました。だいたい、1日当たり12、3キロずつ歩きながら、日吉津や名和、香取にテントを張って泊まりながら行きます。

 それから8月4日、農業大学校の場所を借りまして、高校の枠を取り払った夏休みの勉強合宿を、県教育委員会主催で行いました。53人の生徒と22人の先生が参加しました。先生も生徒も切磋琢磨して、かなりレベルの高い問題を解いたりしながら、3泊4日で行いました。とても良い合宿だったと思います。またやりたいと生徒が言っていました。

 それから8月6日、市町村教育委員会教育委員の研修会を、県教育委員会が行うことになっていますので、陰山英男さんを講師に迎えて行いました。校長先生も入ってくださったり、県議会の常任委員の方も入られたりして、250人ぐらいが講演を聞かれました。その後は、分科会でいろんな研究協議をしたところであります。

 それから8月7日、日独スポーツ少年団の交流がありました。これは、国レベルで協定を結んでいまして、ドイツから全体で120人ばかりのスポーツ少年団の方が日本に来られる中の9名を鳥取県が受け入れるというところでありました。武道についてかなり関心が強くて、県立武道館で、柔道とか剣道とかそんな体験もされていました。日本は自然も綺麗だし、落ち着いているし、とても感心しておられました。

 最後にもう1つ8月7日です。倉吉東高校が毎年主催しています、国際高校生フォーラムがありました。挨拶をして、ちょっと話を聞いたりしましたけれども、イギリスから1校、韓国から1校、それから、国内から7校の高校が参加して、米子東高校も今年から入りました。かなりレベルの高い話をしていまして、世界のこれからの経済のあり方について、今日的な閉塞感のある経済をどうするのかについて、色々と本を読んで勉強していて、議論をするんです。英語を使って発表したりしますので、とてもレベルの高いものでして、700人ぐらいの生徒が聞いていました。以上です。

(委員長)
 それでは、議題に入りますけれども、本日の署名委員は今出委員と上山委員にお願いします。それでは、議案第1号、お願いします。



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4.会議録

○議案第1号 平成22年度鳥取県立高等学校募集生徒数について(公開)

(高等学校課長)
 議案第1号、平成22年度鳥取県立高等学校募集生徒数についてお諮りいたします。1ページ、2ページをご覧ください。全日制、定時制、通信制課程の募集生徒数ですけども、平成22年度の変更点は、鳥取商業高校の商業学科が1学級減になりますので、募集定員が228人から190人になったという点です。以上です。

(委員長)
 ご質問、ご意見ありませんか。よろしいですか。では、議案第2号をお願いいたします。
 

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○議案第2号 鳥取県立学校管理規則の一部改正について(公開)

(高等学校課長)
 続きまして、議案第2号、鳥取県立学校管理規則の一部改正についてお諮りいたします。1ページをお開きください。先ほどの議案1号が、平成22年度の募集生徒数になりますから、1学年分の生徒数でありますが、議案2号は収容定員でありますので、1年から3年まで全ての生徒数ということになります。1ページにお示ししておりますように、改正後に「廃止」とありますけれども、この「廃止」といいますのは、平成20年度から学級減をしましたので、平成22年度には学級減が終わり、廃止になりますのでそういう表示をしております。また、先ほども申しましたように、鳥取商業高校の商業学科は、1年生が1学級減になりますし、それから、鳥取中央育英高校、それから米子南高校は、平成21年度から学科改編で学級減しています。そういう形で順次反映されてるということであります。こういう変化を管理規則としてまとめたものが改正前と改正後の2ページの表です。このように4月1日から変更したいと思っています。以上です。

(委員長)
 よろしいですか。ではご提案のとおりとします。では、議案第3号お願いします。

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○議案第3号 鳥取県立学校教職員人事異動公募制度の実施について(公開)

(高等学校課長)
 議案第3号、鳥取県立学校教職員人事異動公募制度の実施についてお諮りいたします。1ページをご覧ください。この公募制度は、平成11年度から実施をしております。3番の過年度の状況ですが、平成19年度は4校が公募実施に手を挙げましたけども、応募職員としては0人でありました。20年度は5校が公募実施して、2名の応募があり、2名とも公募校に異動しました。21年度は10校が公募実施しまして、3名から応募があり3名とも公募実施校へ異動しました。増えました1つ理由として4番にありますように、20年度末から県立高校に加えて、特別支援学校にも実施校を拡大したことがあります。実際、平成21年度、応募者の異動先は米子西高等学校、白兎養護学校、皆生養護学校でありました。そういうふうなことが2、3ページに載っております。また、今年度末人事におきまして、2番にあります日程のように進めていきたいと考えております。
 異動した学校の校長先生に聞きますと、自分が面接した職員が応募した結果、異動となって配置され、学校経営に非常に大きく貢献しているとういことで、来年度も実施するようにしております。以上です。

(委員長)
 ご意見、ご質問ありましたらお願いします。
(教育長)
 内容的には昨年度と同じですか。
(高等学校課長)
  内容的には同じです。
(委員長)
 予定としては何校くらいを想定していますか。
(高等学校課長)
 もう少し広げて行きたいとは思っております。やはり、学校長の学校経営の戦略上大切だと思っておりますので、学校長にその意義を理解いただきたいと思っております。
(委員長)
 よろしいですね。では、原案どおり了承したいと思います。では、議案第4号お願いします。
 

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○議案第4号 文化財の県指定等について(公開)

(文化財課長)
 議案第4号、文化財の県指定等についてでございます。以前に諮問しておりました案件につきまして、7月31日に開催されました鳥取県文化財保護審議会で、指定することについて答申があったものでございます。次のページをお願いします。1つ目でございますけども、平成7年に県史跡として指定されております淀江町の上淀廃寺跡から出土しました、菩薩頭部、神将などの壁画と塑像、瓦、明確に確認できる173点と、その他の破片、これは残欠と申しますが、寺のものでございます。全体として壁画片が6,284点、塑像点が3,844点、瓦・土器類コンテナ1,300箱以上ということでございます。今回、指定されます遺物は、平成2年から5年に発掘調査で発掘されたものを主としまして、後は、数は少ないですけども、試掘等においても遺物等が出されておりますので、そちらも平成16年度までに発掘されたものが含まれております。現在、淀江町の歴史民俗資料館で保存されております。今回、指定します出土壁画、塑像等の意義でございますけども、7世紀代の人為壁画としましては、法隆寺本尊壁画が現存するのみでございます。発掘事例としましては、同じく、法隆寺の若草伽藍がありますが、上淀廃寺は破片数の多さとそのまとまりにおいて群を抜いておりまして、山陰地方における仏教文化の導入と生活を示す資料として学術的価値が非常に高いというものでございます。
 続きまして、2つ目でございます。木造狛犬(阿形)でございます。こちらは現在、三朝町の三佛寺に宝物殿に展示しております。高さが77.7cm、長さ47.3cm、幅18.0cmでございまして、残念ながら顔の部分が欠損しております。製作年代は平安時代後期の12世紀前半と考えられております。使用材を年輪年代測定法というものがございますけども、それで調べたところ、伐採面が1099年という数値が出ております。特徴としましては、全体的に狛犬というのはがっちりした形なんですけれども、こちらは小ぶりな頭部に細身の体つきであるということ、それから正面の写真で見て分かるように、上体を起こして、後肢を前方に伸ばして、前肢の内側に接するように置くというような類例のない姿勢を取っております。それから、背後の写真を見ていただきますと、束状に表されたたてがみを、前肢付け根近くまで長く伸ばしていることも珍しいというようなことで、狛犬というのは、もじゃもじゃとした髪の毛なんですけど、そういうストレートのヘアというのは平安時代にさかのぼる狛犬の古例としては大変貴重なものであり、総じて繊細な作風が評価されたというところでございます。
 続きまして、3つ目は有形民俗文化財の内容変更でございます。倉吉市にございます長谷寺の絵馬群の内、1枚の絵馬の指定名称が実際のものと異なっていることが判明したということで、変更するものでございます。写真を見ていただきましたら、右上に描かれております名称が、現物は、西国33所図でありますけども、登録は四国33所図と間違われて登録になっておりますので、四国を西国に変更するものでございます。指定されました昭和45年の調査書の段階から、四国となっておりました。高い所に隔離されておりますし、薄暗く見えにくいこともございますので、間違えられたものと思います。以上でございます。

(委員長)
 ご質問等ございましたらお願いします。では、よろしいですか。では、議案の第5号と報告事項のアは、人事に関する案件ですので、非公開としたいと思いますが、よろしゅうございますか。じゃあ、そのようにさせていただきます。議案第5号お願いします。
  

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○議案第5号 鳥取県教育審議会生涯学習分科会臨時委員兼社会教育委員について(非公開)
○報告事項ア 平成21年度優良PTA文部科学大臣表彰について(非公開)


○報告事項イ 鳥取県教育審議会生涯学習分科会臨時委員及び鳥取県社会教育委員の辞職について(公開)

(教育企画室長)
 報告事項イ、鳥取県教育審議会生涯学習分科会臨時委員及び鳥取県社会教育委員の辞職についてご報告させていただきます。先般辞職されました倉吉市立小鴨小学校の土海校長が、審議会の委員等兼ねておられましたので、本人の方から7月28日付で辞職届が出されました。これにつきまして、教育長の臨時代理により辞職を決定させていただきましたので、この度、教育長の委任等に関する規則により報告させていただくものでございます。また、後任につきまして、候補者等、次回の委員協議会で対応させていただきたいと思います、よろしくお願いいたします。

(委員長)
 では、報告事項ウ、お願いします。

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○報告事項ウ 平成20年度全国小・中学校不登校児童生徒の状況について(公開)

(小中学校課長)
 報告事項ウ、平成20年度全国小・中学校不登校児童生徒の状況についてでございます。裏面を見ていただけますでしょうか。先回、県教育委員会の集計の数値をご報告したところですが、8月6日に文部科学省が速報値を公表しましたので、それに基づいて資料を作成しているものです。不登校児童生徒のグラフを見ていただきますと、まず、小学校、中学校とも全国はやや減っております。それから、本県におきましても、中学校で前年度458人であったものが432人。それから、小学校で146人であったものが132人と、これも減少しています。下の割合の推移をみていただきますと、中学校におきましては、全国平均よりも0.4ポイント近く下回っております。それから、小学校につきましては、出現率は下がったものの、まだ全国平均よりは0.08ポイントほど高い状況にございます。
 それから先回、委員から、不登校児童生徒が特定の学校に偏っているっていうようなことがあるのかというお尋ねがございました。これにつきましては、地域や学校に確かに差はありますけれども、年度によって違いがあったり、それから、そもそも小学校につきましては、例えば、不登校が多い学校と言いましても学校で5名前後ぐらいが多いところで、後が、1人、2人であったり、ゼロであったりという学校が多いので、なかなか特定の学校に偏っているのか特定しにくいというものがあります。それから、中学校におきましては、ここ数年間を見れば多いというのはあります。ただ、児童生徒数からして実数は多く目立つんですけれども、出現率からするとなかなか特定の学校が必ずしも目立つということではないところもあります。
 ただ、最近、減少傾向にあって成果を上げている学校もございまして、そのようなところをよく分析しながら出現率が多い学校の参考にしていきたいと考えております。具体例で申しますと、鳥取市の東中学校がここ3、4年の間に非常に不登校の数が減りました。数値で言いますと、平成17年度に40人であったものが平成20年度には11人まで減っています。これにつきましては、細かな分析ではないんですが、学校が取り組んで発表をされたことからしますと、まずは中学校だけの取組ではなくて、地域で一緒にいろんなことをやっておられる。地域と言いましても、保護者、あるいはその地域の方々というだけじゃなくて、小学校も巻き込んで、4小・中学校の校区内での取り組みを工夫されています。それから、その1つの例としましては、例えば中学校の先生が、小学校5、6年生の出前授業にかなり出かけておられて、小・中の連携というものを非常に重視しておられますし、それから不登校の基になる欠席について非常に敏感になろうということで、学校の先生達が徹底してチームを組みながら、簡単に欠席を今日は病気で誰々さんはお休みということで流すだけじゃなくて、それを毎日意識しながら、知らないうちに長くなっていたということにならないように行動に移すということを念頭におきながら、日々計画に取り組んでおられるということが特徴ではないかと思います。以上でございます。

(委員長)
 ご質問ございませんか。
(委員)
 今、東中の良い例を聞かせてもらいましたけれども、結局、取り組みの結果、数はこうだといいきれないと思うんですけれども、この取り組みの実態が他の学校にどのように知れるかということは大事なことだと思うんです。成果を上げている学校の状況を多くの人に訴えて、本気に教員がなっていたということだと思います。急激に数が減るということは難しいと思います。ただ、先生達が、学校が成果が上がったことを参考にして、自分達の足りないところを補いながら取り組んでほしいと思います。それから、今のは県内の話でしたけれども、全国的にみた時、生徒指導の本なんかについていると思うんですけれど、そういう、明らかな例が広がっていくような勉強の仕方を現場がしていかれたら、また検討の仕方が変わってくるんじゃないかなと思います。
(教育長)
 今、委員がおっしゃったことに近いんですけれども、私も高等学校で不登校の子ども達の担任をしたり、カウンセリングをしていたときに感じたのが、子ども達は自分に自信がないんです。家の中でも自分の役割を通して自信というか、存在感というのが非常に弱い子が結構多かったんです。そういう意味で、不登校的な症状を出した子ども達に対して学校の中でスクールカウンセラーを始めとして、皆で手立てをしていくというのも1つ大事なことだから、それをやるんですけれども、対処療法的なことじゃなくて、もっと根本的な日頃から家族の中の役割をちゃんと与えて自信を持たせたり、達成感を持つとか、そういうもっと人間の根っこの深い部分を併せてやるという意味で、さっきの東中学校が校区内の子ども達全部ひっくるめて、いろんな取り組みをしているということはとても大事だと思うんです。今、委員さんがおっしゃったことも含めて、もう少し我々としても発信をしていきたいと思うんですけれども、議会でも、いつでもこの問題が出てくると、スクールカウンセラーをもっと配置して採用したらどうだということばかり議論されてしまって終わるということになるので、そんなことも考えてみたいと。また、市町村教育長の会などで話してみたいと思っています。
(教育長)
 それからもう1つ、先日、日本海新聞に小学校の出現率が全国10位だと大きく出していましたよね。だけど0.08%というコンマの話ですよね。順位をつけると凄く全国的に高いんだという感じになりますけれども、それがひっかかっています。それから、中学校が平成10年度、11年度に出現率全国1位だったんですが、今ずっと下がってきていまして、下に分析をしてあって全国平均より低い数値で推移していると書いてあるんですけれども、こう書くと全国平均とほとんど変わらないような感じがするんです。しかし、かなり皆さん努力をされて下がってきていて、確か低い方から10位以内には入っていると思うんです。一番高かったのが、低い方から10番以内に入ってきているので、かなり学校も努力されたということがあって、その辺をちゃんと訴えていかないと、悪い時だけいつも言われて、良くなっていることは全然報じられないというのを残念に思っています。
(委員)
 数に影響されることが非常に大きいので、今、教育長がおっしゃったように、内容について、特にアピールして、学校の自立や地域の取り組み、努力を評価していただきたいです。
(教育長)
 そうですね。
(委員長)
 ちょっと違う視点ですが、鳥取県はデータが少ないと思うんですけれども、全国で中高一貫校や小中一貫校の出現率のデータはないですか。一貫校が出現率多いのか、少ないのか、一貫校の効果があるのかないのか分かれば面白いですね。
(小中学校課長)
 見た覚えはないんですけれども、ちょっとそういうものがあるかどうか調べてみたいと思います。
(委員長)
 今後考えるときにはそういうものも必要になるんですよ。そういうことがプラスになっているのかどうかということが。ですから、鳥取県の場合は、母数が少ないので1人が与えるパーセンテージが大きく、それで上下動が激しいので、あまり数字に右往左往しない方がいいと思います。他にいかがでしょうか。では次、報告事項エお願いします。

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○報告事項エ 平成22年度鳥取県立高等学校入学者選抜検査内容及び推薦入学者選抜募集人員について(公開)

(高等学校課長)
 報告事項エ、来年度の高校入試選抜検査内容及び推薦入学者選抜募員人員についてご報告いたします。1ページをお開きください。先程の議案第1号で、募集生徒数を決定していただきました。推薦入学者選抜のところで、募集人員(人以内)と書いてありますのが今回ご報告するものであります。それから、真ん中より右は、一般入学者選抜の試験内容でございます。変更点だけを申し上げます。鳥取商業高校の商業学科、1学級減になりましたので、それに連動しまして推薦入試の募集人員も102人から85人に減っております。募集定員に占める率は変わっておりません。続きまして、岩美高校になりますが、岩美高校は一般選抜におきまして、調査書の合計評定と学力検査の合計得点の割合をこれまで240対250としておりましたけれども、195対250にしました。つまり、調査書の比重を下げて学力の方に重点をおいたということです。八頭高校になりますが、普通科体育コースの40人うちこれまで32人、80%の推薦を受けておりましたけれども、来年度からは50%の20人にするということでございます。やはり、80%は多すぎるということで半分になるということでございます。それから、併せまして八頭高校でありますけれども、一般入試で同じく体育コースになりますが、従来面接のみの試験だったものを面接と実技を行うようにしております。陸上、ホッケー、女子バレーボール、柔道、男子剣道、サッカー、硬式野球の7種目プラス運動による検査の8種類の中から1つ選んで検査してもらうことになっております。2ページは、変更はございません。3ページでございますが、米子西高校は、320人の募集生徒数のうち、従来30人を推薦入試としておりましたけれども、今年から10人増やしまして40人としたいということであります。入ってくる生徒の目的意思が明確で学校に良い方向にいっているということで、従来、推薦の枠が9.4%でありましたものが、12.5%に増えるというふうになりました。それから、最後に、日野高校でございますが、推薦入試におきまして、これまで音楽希望者を含めた口頭試問でしたけれども、口頭試問を面接に変えるということでしています。今回は、広い視点で面接にあたってほしいという形だということでございます。以上でございます。

(委員長)
 ご質問等ありますか。
(委員)
 これはもう参考までに教えていただきたいんですが、例えば、境高等学校は推薦が90人ですが、これは学校が決めることなんですか。
(高等学校課長)
 そうですね。学校が50%の枠内で判断されて何%だと決めることができます。事前にこちらに協議しますけれども。
(委員)
 それまでは、学校で決められるわけですね。
(高等学校課長)
 そうです。50%の範囲内で学校で決めます。
(委員)
 そうすると、さっき言われた米子西高等学校が増加になりました推移というのはどういったことですか。これも、学校の願いがかなり占めているということですか。
(高等学校課長)
 学校の願いそのものでございます。
(委員)
 学校としては、推薦入試の入学者は意識も高く頑張るのでそちらの比重を重くするということですか。私、推薦入学に課題があるのではないかという話も聞いたことがあるんですが、そういうことはどう捉えたらいいですか。
(高等学校課長)
 学校によります。例えば推薦入試の全体に占める割合が50%近い学校と、20%前後というところがありますね。基本的にその学校の考えというのがあると思います。大体20%ぐらいが多いというところで、集まってくる生徒はよく伸びていると思っています。特に、部活動でも全体活動でもある程度リーダーシップを取っています。ただ、その割合が多くなってしまいますと、少し問題になるところもありますので、どれだけの数を申請するのかというところが、学校の一つの方法、鍵だと思います。
(委員)
 重ねて、コースを減らす場合は学校が決めるんですか。専門高校の境港総合技術高等学校なんかは減になっていて、海洋学科、食品学科、いろいろありますけども。この辺の決め方は学校ですか。
(高等学校課長)
 どこの学校を減らすかということは、こちらが決めさせていただくわけですけれども、そのあと推薦を何人減らすというのは学校の話です。
(教育長)
 今は学校の意向を非常に大事にしていますので、こちらが無理やり変更するというのは、余程内容的に問題がある時以外はそんなにしません。
(委員長)
 今、ご説明があったように、推薦の良さというのが当然あるんですけど、あえて、推薦ゼロという高校もいっぱいあります。それは、それですか。
(教育長)
 それは、学校の考え方です。こちらとしてはやったらどうですかということは、学校に伝えているんですけども、学校の方針としてどうしても一般試験でやりたいと言われる鳥取西高なんかがあります。
(委員)
 調査書は、何点満点なんですか。
(高等学校課長)
 例えば、主要5教科を5点にして、それを2倍にして、5点×5教科の2倍で50点とか、3倍にするか、4倍にするかで実際決まってきますし、それから同じく5教科以外の科目についても、その5点×4教科出来ますね。それを4倍にするか、6倍にするか、8倍にするかというふうな形で合計点が130点満点になるのか、195点満点になるのか決まります。ですから、比重を下げたいところは、少し乗じる倍率を小さくするなどして学校で決めています。
(委員長)
 よろしいですか。それでは、次へ進みましょうか。報告事項オお願いします。

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○報告事項オ 鳥取市佐治町辰巳峠から見つかった国内最古のヒラタドロムシ科昆虫の化石について(公開)

(博物館長)
  報告事項オ、鳥取市佐治町辰巳峠から見つかった国内最古のヒラタドロムシ科昆虫の化石についてということでご説明させていただきます。はぐっていただいて裏でございますけども、既に記者発表等をさせてもらっていまして、マスコミ報道されたところでございます。辰巳峠からヒラタドロムシ科昆虫の化石約5mmということで、虫眼鏡で見ないと分からないような虫なんですけれども、それが発見されました。国内で2例目ということで、1例目は長崎県で1983年に発見されたもので、それは約180万年前のものだそうですけれども、今回発見されたものは辰巳峠の岩石ということですので、約650万年前から550万年前のものだということです。下の方にありますヒラタドロムシ科というのはどういうものか少しばかり書いておりますけれども、元々、幼虫は円形あるいは楕円形ということで水の中にいるということだそうです。石の裏など、ひっくり返してみると石にペタッとひっ付いているのがこの幼虫だそうです。成虫になれば、そこにあるような形になるということで、基本的には河川の水の汚れを判定する指標昆虫ということで、元々ヒラタドロムシというのは、ある程度汚れたところにいるのが学説です。ところが、このヒメマルヒラタドロムシというのは、それよりももう少し上流の、ある程度きれいな水の中に生息するとされております。発見の経緯ですけれども、博物館に収納をしておりました辰巳峠産の岩石をずっと調査、手入れしておりますけれども、その過程の中で、ホシザキグリーンの林研究員とうちの学芸員との共同調査、研究によって確認、発見されたということでございます。約550万年前には日本にいた、鳥取にいたという直接的な証拠ということで、昆虫の進化を考える上でとても貴重なものです。併せて、辰巳峠自体が植物の化石が出るということでこれまで有名だったわけですけれども、昆虫等の化石が産出する場所としての辰巳峠の価値の再認識ということでございます。展示につきましては、8月7日から博物館の自然の常設展示コーナー入口に展示しているところです。以上です。

(委員長)
 いかがでしょうか。
(教育長)
 質問ですけれども、ここではこういうものを掘り起こしてもいいんですか。
(博物館長)
 資料にも書いてありますけれども、平成14年に辰巳峠自体が天然記念物に指定されておりますので、許可なくそこから掘ったり、持って帰ったりすれば罰せられるということになります。あくまでも、うちが今回発見したものは、平成14年指定以前にそこから掘り出したものを、今、整備を進めていましてその過程で出てきたものでございます。
(委員)
 ホシザキグリーン財団というのは何なんですか。
(博物館長)
 調査員の林さんはヒラタドロムシの研究者として、国内でも指折りの有名な方ということで、この方に相談したわけですけれども、その方の所属がホシザキグリーン財団となるということです。
(委員長)
 よろしいですか。では、次へ行きます、報告事項カお願いします。

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○報告事項カ 第33回全国高等学校総合文化祭三重大会の結果について(公開)

(高等学校課長)
 報告事項カ、全国高等学校総合文化祭三重大会の結果を報告させていただきます、次のページをお開きください。今年の全国高等学校総合文化祭は7月29日から8月2日まで三重県内で行われました。県内から19部門中、18部門359名が参加をしました。成績でありますが、そこの5部門におきまして賞をいただいております。際だったのは、新聞部門の最優秀賞をとりました鳥取中央育英高校でありまして、第1位を12年連続で受賞しました。放送部門の鳥取東高校の中村さんの優秀賞をとっておりまして、これも全国ではトップになります。その他、例年の写真、書道に加えまして、今年は、将棋で団体女子も入賞しているということでございます。下の参考をご覧いただきますと、過去3年間、それぞれ3部門ずつしか入賞しておりませんけれども、今年度は、一気に5部門まで入賞したということで、報告は以上でございます。

(委員)
 県内全部の高校から総合文化祭には出場するんですか。
(高等学校課長)
 はい。大体、文化部があるところは出ておりまして、県内での予選を通して、全国に出場するということです。
(委員)
 この19部門中参加がないのは演劇だけですね。
(委員)
 演劇部はありますよね。
(委員)
 東部大会、中部大会、西部大会があって、そこから県大会はあるんですか。
(高等学校課長)
 あります。中国大会にも出ております。
(教育長)
 確か、中国大会で予選を通らないといけないんです。そこを通らないと出場権が与えられないです。
(高等学校課長)
 出たんだけども通過しなかったということで。県内から、最初からエントリーしてないということではありません。
(委員長)
 では、報告事項キをお願いします。

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○報告事項キ 平成22年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験(第二次選考試験)選考基準の公表について(公開)

(高等学校課長)
 報告事項キ、鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験の二次試験の選考基準の公表についてご説明いたします。次のページをおはぐりください。この一次試験の時にもご報告させていただきましたけれども、今年の2月定例教育委員会におきまして、平成22年度の採用試験から、そこにあります1から6までお示しするような観点で改善を加えていくということで決めておりますが、その中で(2)番の採用選考基準の公表ということで、第二次試験の基準を結果を公表しようということでございます。公表期日は2番にあります8月19日にホームページに載せたいと思っております。載せます内容は、次のページにあります横書きのものになります。今回、二次試験におきましては、試験項目としまして、学習指導案作成としまして高等学校教諭、児童生徒への模擬指導等が全校種・職種、それから、面接試験で集団、個人、これも全校種・職種、それから適性検査も全校種・職種というふうになっています。
この2番目の児童生徒への模擬指導等でありますけれども、それにつきましては、教科の観点としまして、実際に授業とか、指導とかそういうことを想定して、模擬的な授業を行うんですけれども、まずマル2番の教育に対する情熱・教員としての使命感とか、マル3番の豊かな人間性をベースにして、マル1番の教育の専門家としての指導力はどこまで発揮できるのかっていうところを見たいと考えています。それから、面接試験におきましては、集団面接、個人面接、これは第一次試験と同じ観点でございますが、ただ、このたび二次試験になりましたので、そういう観点、あるいは評価の主な着眼点も参考にしながら、もっと質問に趣向を凝らしまして、受験者の姿を浮き彫りにしていきたい。その上で評価したいと思っております。適性検査は判定参考資料として添付をしようと思います。配点でございますが、満点ですが、基本的に全校種で600点を満点としています。模擬指導等が高校については250点、高校は、指導案が優先ですけども、集団面接、個人面接も大体350点から360点という具合にします。判定が決まったらA~Eの5段階で総合評価するということになります。以上です。

(委員)
 模擬指導ですけど、これは、実際にやってみてということですね。
(高等学校課長)
 はい。授業等です。教育の指導もありましょうし、その他もあります。
(委員)
 生徒は誰がなるんですか。
(高等学校課長)
 生徒は、受験者ですね。
(委員長)
 よろしいですね。では、報告事項は以上ですので、協議事項1お願いいたします。

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○協議事項1 鳥取県情報公開条例の趣旨、解釈及び運用基準の改正案について(公開)

(小中学校課長)
  協議事項1、鳥取県情報公開条例の趣旨、解釈及び運用基準の改正案についてでございます。そこに資料1ページ目に示しておりますが、まず第9条第2項第7号関係につきましては、赤字で加えたり、それから、2重線で消しているものはこれまでのものを新たに全国学力・学習状況調査の方に適用するために、非常に基本的な部分ですので、これは機械的に必要な部分を加えたり不要なものを削ったりといったようなことであります。その下の第18条の2、これが新たに加わったところでございます。全国学力・学習状況調査結果の使用にあたっての配慮関係でございます。それを読ませていただきます。まず、「第1 趣旨 本条は第4条(適正使用)の特則として、全国学力調査情報の開示を受けたものの配慮を定めたものである。第2 解釈・運用、1 「この条例の目的及び第4条の規定の趣旨を踏まえ」とは、第1条に定める「県民参加による開かれた公正な県政の推進に資する」という条例の目的及び第4条に定める「公文書の開示を請求しようとするものが、それによって得た情報を、この条例の目的に則し適正に使用しなければならない」という開示請求者の責務を踏まえるということである。2  「成長段階にある児童等の心情に配慮し」とは、安易な順位付けや誤った序列意識などにより、成長段階にある児童生徒が劣等感や優越感を抱くなど精神的なマイナスの影響が生じないよう教育上の配慮をするということである。3 「特定の学校又は学級が識別される」とは、学校・学級名を明示する場合のほか、他の情報と組み合わせることにより特定の学校・学級が識別される場合も含む。4 「学校の序列化、過度の競争等が生じることのないよう」とは、安易に学校を順位付けすることや必要以上に学校間の競争を招くことのないようということである。」というふうに新設した部分がこのように案として考えています。ご意見等いただければと思います。

(委員長)
 今のご説明は3ページの平成20年12月に改正になったものの運用にあたっての説明ですね。
(小中学校課長)
 はい。
(教育長)
 今おっしゃったように3ページの方にはこの条例の条文そのものがありますけれども、それを解釈したり、運用する上での1つの基準が以前から定めてありますので、県としてまとめてありますので、今回、申請されたものについて、新たに解釈とか、運用の基準を定めたいんですけれども、要するに非常に抽象的な当たり前のことだけ言っているので、以前我々が考えていたホームページなり、インターネットで順位をつけて具体に載せないといったようなことは実際に書いてないんですよね。あまりそういう具体に書かなくても、責務とか、使用上の配慮がいるとか書いてあれば、社会的な常識をもってある程度の強い力が働くんじゃないかという感じで、具体的なものは抜いているつもりです。
(委員長)
 これは、政策法務室と議論してお作りになったんですよね。
(小中学校課長)
 はい。調整をしながらです。今、教育長が申し上げましたように、具体的な例を書かないという1つとしては、配慮を書き足すと、今、想定できない時代の流れや社会情勢で生まれてくることもございますし、一旦文字にしてしまうとそれだけはいけなくて、あとは良いのかというような誤解を受けかねないところもありますし、なかなか全てをそういった例を列挙することは不可能ではないかという判断もございます。
(委員)
 第18条の2の第2の解釈の3番の「「特定の学校又は学級が識別される」とは、学校・学級名を明示する場合のほか、他の情報と組み合わせることにより」っていうのがあって、この他の情報と組み合わせることによりというのは、要するにその人の意図とは関係のないところで他の人が出した情報と組み合わされることによってという可能性もあるっていうことになるんですか。
(小中学校課長)
 そうですね。
(委員)
 ここで曖昧な感じが出てくるのがひっかかっているんですよね。自分は配慮をしたのに結果的に他の人の情報と組み合わされることでもって、問題じゃないかということになり得るわけなんですよね。
(小中学校課長)
 既に周知の事実としても公になっている情報があったとして、その情報等を組み合わされれば当然使用されるっていうことが想定されるような場合に、こういう場合が起きてくると考えられますね。
(委員)
 どういうことを想定していらっしゃるのか、私も分かりきれないところがあったものですから。
(委員長)
 色んな場合がありそうですよね。
(委員)
 事実であればね。ちょっとここは変に意識的に作用しちゃうかなという気もするんですけどもね。1つだけ気になりました。
(教育長)
 市町村の中で学校が1つしかない、学級も1つしかないという時なんかはそれに当たるんじゃないですか。
(次長)
 だから、東部のA校とか書いて学校名を伏せたつもりなんだけど、東部だったら分からなかったものが、西部で、例えば日吉津村っていうところの小学校は1つしかないのでこれは学校名が書いてあるのと一緒ですので、そういうようなことが一番想定されます。
(教育長)
 その辺のことですよね。
(委員)
 そういうことであれば、他の情報と組み合わせるという言い方でなくても、それは事実上学校名を載せるっていうことになることですよね。もっと別の言い方の方が良いと思います。
(次長)
 この解釈については、去年、条例の一連のいきさつがあったので、クローズアップされたものがありますけど、元々は行政の職員も3、4年で交代していったり、それから一般県民で情報に慣れていない人が条文に初めて接したりということで、当たり前のようなことなんだけど、条例は少し噛み砕いて書くという意味合いのもので、ここの解釈の指針自体の解釈に広げるというようなことじゃ意味がないので、そこのところは政策法務室とか県民室の方も、条文の解釈の書きぶりとして他の条文で解説をしているのと同じような書きぶりにしたということだと思います。今、委員がおっしゃったようなことがこの委員会で出たというのは、これを改正するのは県民室に伝えたいと思います。
(委員長)
 どういう想定がされるかですね。
(次長)
 ここは条文の1字1句まで固めるというような意味ではなくて、向こうとすり合わせて作った案についてご意見を聞くということで、協議事項にしているのはそういう意味になっております。
(委員長)
 これはどういう日程になってくるんですか。
(次長)
 本日の委員会が終わりましたら、定型的ですけれども教育委員会から県民室長宛ての依頼を出しまして、それを受けて知事部局が総務部長通知として、通常の決裁の手順を踏んで改正の運用化について部長名で通知します。それが早ければ今週中ぐらいになるのかなと思っております。ただ、議会の常任委員会がありますので、そこの議会のご意見も少しお聞きして、そういうのも全体的に見た上で、決裁手続きかなと。通常でしたら内部で淡々とやればいいことなんですけど、やはりこれは去年からの経緯がありますので、議会にも十分説明した上でということで考えています。説明にあたっては総務部と教育委員会の連名で議会の方に説明するということです。
(教育長)
 常任委員会は21日で、文科省が今年度分の全国学力・学習状況調査の結果を公表しますので、それに間に合うようにしないといけないと思います。
(小中学校課長)
 補足でお願いいたします。5ページについですが。「全国学力・学習状況調査結果の開示を受けた方へ」ということで、実際に開示請求をされた方に開示を行った時に、このような形でお願いの文面を付けるということの案でございます。下の太枠で囲ったゴシックのところですが、学校を序列化したり、順位付けしたりして、安易に公開し、又は他人に提供しないこと。それから2番目として、学校の序列化が容認できる形で、安易に公開し、又は他人に提供しないこと、ということで、こういったものを付け加えるということで案を付けています。
(次長)
 実は、こういうことで考えてはいたんですが、これは県民室と協議をしまして、さっきの条文に具体例を書かないのと、同じようなことなんですけれども、この程度のものを例えば出すことで、どういう意味があるかということから、逆にこのことで開示を受けた方が過剰になるんじゃないかということもありまして、条文に基本的には配慮のことが書いてあるので、これはあえて出すまでもないじゃないかという意見が非常に強くて、案としてお示ししていますけども、基本的に必要ないじゃないかという考えです。
(教育長)
 いちいち条文に付加するような具体的なもので出してあるというのは強すぎますね。
(次長)
 さきほど、議会で説明した上で判断ということを言いましたけども、総務部としては、この運用解釈の指針というのは、事務的に淡々と進めるものなので、議会に対してはこういったようなものを出しましたということで、21日当日にでも出して、議会には結果を説明するということですので、最初に言いましたように今週中に出す予定です。
(委員長)
 主にこの第18条の2のあたりだということで。よろしいですか。では、5ページについては、もう必要ないですね。それでは、教育委員会は以上で終わることにしまして、次回は9月3日10時開催です。教育委員会としては、以上でおわります。
                          閉会11時10分

  

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